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FC神楽しまね

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FC神楽しまね
原語表記 FC神楽しまね
呼称 松江シティFC
愛称 M.C.F.C
クラブカラー   黄、 
創設年 2011年
所属リーグ 中国サッカーリーグ
ホームタウン 島根県松江市
ホームスタジアム 松江市営陸上競技場
松江市営補助競技場
運営法人 特定非営利活動法人 松江シティスポーツクラブ
代表者 中路修
監督 片山博義(監督代行)
公式サイト 公式サイト
テンプレート(ノート)サッカークラブPJ
松江シティスポーツクラブ
MATSUE City Sports Club
国籍 日本の旗 日本
格付 特定非営利活動法人
法人番号 4280001007467 ウィキデータを編集
専門分野 教育系 (スポーツ)
設立日 2012年1月16日
代表者 中路修
活動地域 島根県松江市
主な事業 サッカークラブ運営、スポーツ振興
郵便番号 690-0015
事務所 島根県松江市魚町83
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FC神楽しまね(まつえシティフットボールクラブ、英語: MATSUE City football club)は、島根県松江市を本拠地とするサッカークラブ。中国サッカーリーグに所属している。

概要

島根県松江市をホームタウンとする社会人サッカークラブ。2011年度より島根県サッカー協会松江支部による人的補助を受ける形での運営組織の新規立ち上げと合わせ、中国リーグに所属していたヴォラドール松江を母体とした新クラブとして松江シティフットボールクラブが立ち上がる。

松江市の総合運動公園内にある、JFAフットボールセンター認定の松江補助競技場[1]を拠点にサッカーを中心とした総合スポーツクラブ創設の中心チームとして活動し、その先に将来的構想としてJリーグへの加盟を目指している

松江市内などの子ども向けサッカースクールのコーチとして選手を派遣したり、地域イベントへの参加なども行っている。また一時期、島根県社会人サッカーリーグ1部のSC松江と兄弟チームとして協力関係を結んでいたことがあった[2]

ホームスタジアムは前述のように松江補助競技場だが、松江市営陸上競技場も併用する他、島根県立浜山公園陸上競技場出雲市)や明石緑が丘公園サッカー場(雲南市)などをホームスタジアムとして利用したこともある。

二度にわたる改称を経て

チーム名をそれまでの「松江RMクラブ(友の会)」から「ヴォラドール松江[3] 」と改称した2008年2009年島根県社会人サッカーリーグ1部で優勝。2009年中国地域県リーグ決勝大会で準優勝の好成績を収めて中国リーグに昇格。中国リーグ昇格初年度となる2010年度は序盤から快進撃を続けて、一時は優勝争いにも絡むなどして最終的に3位の成績を残した。

2011年は、現在の「松江シティフットボールクラブ」として、前述のような方法による運営組織の強化一新による新たなスタートを切るものの、前年からの戦力的な上積みが出来なかったことに加えて、新任のコーチによる戦術の徹底に時間を要したことなどによりシーズン序盤から苦しみ、一時は上昇の気配を見せたものの、終盤失速するなどしてリーグ戦では前年を上回る成績を残せなかった(最終的には7位)。また、中国地区予選を突破したことにより全国社会人サッカー選手権大会にも出場したが、FC岐阜SECOND(岐阜県)に敗れ、1回戦にて敗退した。

Jリーグ参入に向けて

2012年1月16日に新たなチーム運営法人としてNPO法人松江シティスポーツクラブが設立され、今後のチーム運営を行うことが発表された。また2月1日には、監督としてA級ライセンスを保持している小川秀樹が就任することが発表された[4]。更に、3月には運営法人設立発表の記者会見を開き、その中で2020年までにJリーグ2部に参入したいとする目標を明らかにした[5][6]

2012年デッツォーラ島根を破って初めて天皇杯島根県代表の座を得た。初出場の天皇杯1回戦では山口県代表の徳山大学に0-3で敗退するも、会場となった島根県立浜山公園陸上競技場には1,700名を超える観客が集まり、注目度の高さを窺わせた。中国サッカーリーグではデッツォーラ島根、ファジアーノ岡山ネクストに次ぐ3位となった。獲得した勝ち点38は前身のチームを含めて過去最多勝ち点となった。

2013年、中国サッカーリーグは4位に終わった。3位のレノファ山口とは勝ち点差が18もあり、不本意なシーズンとなった。また、全国社会人サッカー選手権大会の中国予選では1回戦で廿日市FCにPK戦の末敗れた。天皇杯島根県予選では決勝でデッツォーラ島根に0-1で敗れ、天皇杯への連続出場も叶わなかった。

2014年ガイナーレ鳥取でプレーしていた実信憲明FC岐阜でのプレー経験がある山内智裕FC KAGOSHIMAから入団するなど大幅な補強を敢行した。中国サッカーリーグでは初優勝を果たし、第38回全国地域サッカーリーグ決勝大会出場権を獲得。しかし、天皇杯島根県予選決勝で敗れたデッツォーラ島根にリーグ戦でも敗れたことを理由に9月19日付けで小川秀樹監督を解任した[7]。 第50回全国社会人サッカー選手権大会で、1回戦バンディオンセ加古川に3-2、2回戦でFC KOREAに2-1で勝利、準々決勝でFC大阪に敗れたものの島根県勢初のベスト8に進出した。

クラブ名変遷

  • 松江RMクラブ (-2007[8])
  • ヴォラドール松江(2008-2010)
  • FC神楽しまね (2011-)

戦績

年度 所属 順位 勝点 試合 得点 失点 得失 天皇杯 監督
2006 島根県1部 2位 21 10 6 3 1 24 14 10 県予選敗退 ?
2007 4位 15 10 5 0 5 26 25 1 県予選敗退 ?
2008 1位 38 14 12 2 0 43 10 33 県予選敗退 廣瀬康彦
2009 1位 37 14 12 1 1 58 10 48 県予選敗退
2010 中国 3位 35 18 11 2 5 50 36 14 県予選敗退
2011 7位 18 18 5 3 10 28 37 -9 県予選敗退
2012 3位 38 18 12 2 4 36 25 11 1回戦敗退 小川秀樹(-2014.9)
片山博義(2014.9-)
2013 4位 25 18 7 4 7 39 34 5 県予選敗退
2014 1位 38 18 12 2 4 50 20 30 県予選敗退

タイトル

ユニフォーム

ユニフォームの色
カラー シャツ パンツ ストッキング
FP(1st)
FP(2nd) 白×赤
GK(1st) ピンク ピンク ピンク
GK(2nd) グレー グレー グレー
FP 1st
FP 2nd
GK 1st
GK 2nd

チームカラー

  •   黄、 

ユニフォームスポンサー

掲出箇所 スポンサー名 表記 掲出年 備考
株式会社テクノプロジェクト TPJ テクノプロジェクト 2013-
パンツ

ユニフォームサプライの遍歴

主な所属選手

歴代所属選手

脚注

  1. ^ 通称 S-Pitch。人工芝のフィールドや陸上トラックの他、フットサルコートなどを持つ。照明設備も有し、夜間の試合開催にも対応する。
  2. ^ 2011年の一時期、チームエンブレムの共有や公式サイトの相互リンクをしたりしていたが、現在はどちらも行われていない。
  3. ^ ヴォラドール」とはスペイン語で「トビウオ」(voladore) の意。現在も松江市や周辺区域で実施される少年向けサッカー教室に名前を残している。
  4. ^ 2012年シーズン監督、コーチ決定のお知らせ 松江シティFC公式サイトニュースリリース 2012年2月1日付
  5. ^ 松江シティFCがNPO 島根 読売新聞 2012年3月4日付
  6. ^ 松江からJリーグ目指す 市民に支援募る 島根 朝日新聞デジタル 2012年3月3日付
  7. ^ 監督解任のお知らせ - 松江シティフットボールクラブ
  8. ^ この間、時期は不詳ながら「松江RM友の会」を名乗った時期もある。

外部リンク