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PRIDE.33

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PRIDE.33 "THE SECOND COMING"
イベント詳細
シリーズ PRIDE(ナンバーシリーズ)
主催 DSE
開催年月日 2007年2月24日
開催地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
ネバダ州ラスベガス
会場 トーマス&マック・センター
開始時刻 午後6時(PT
試合数 全9試合
放送局 スカイパーフェクTV!
入場者数 12,911人[1]
入場収益 2,033,098USドル[1]
イベント時系列
PRIDE 男祭り 2006 -FUMETSU- PRIDE.33 "THE SECOND COMING" PRIDE.34

PRIDE.33 "THE SECOND COMING"(プライド・サーティースリー "ザ・セカンドカミング")は、日本総合格闘技イベント「PRIDE」の大会の一つ。2007年2月24日アメリカ合衆国ネバダ州ラスベガストーマス&マック・センターで開催された。

大会概要

本大会ではジェームス・リートラビス・ビューソクジュマック・ダンジグマイク・ルソーニック・ディアスの6名がPRIDEに初参戦を果たした。トラビス・ビューとの対戦が予定されていた中村和裕は練習中の負傷(左膝外側半月板損傷)により、欠場となった[2]

第2試合のフランク・トリッグ三崎和雄を除いてはいずれの試合もKOまたは一本による決着となった。今大会がPRIDEデビュー戦となるPRIDE初のネイティブアフリカンの選手であるソクジュアントニオ・ホジェリオ・ノゲイラを試合開始23秒でKOし、白星デビューを果たした。

セミファイナルではPRIDEライト級王者五味隆典ニック・ディアスがノンタイトル戦で対戦し、試合は壮絶な殴り合いの末、五味の戦意喪失によるレフリーストップ負け。試合後の検査でディアスが禁止薬物(マリファナ)を使用していたことが発覚し、ネバダ州アスレチック・コミッションの裁定により、無効試合となった[3]

メインイベントではウェルター級王者として二冠を目指すダン・ヘンダーソンが、殴り合いの末にミドル級王者ヴァンダレイ・シウバを左フックでKO。シウバがミドル級創設以来5年余りに渡って保持してきたミドル級王座が移動し、ダンが母国アメリカの地でPRIDE初の二冠王者となる。

ルールの変更

本大会はネバダ州アスレチック・コミッションの管理の下に行われたため、従来のPRIDEルールではなく、同コミッションの認可した統一総合格闘技ルールが適用された。そのため、試合時間は5分3Rとなり、また選手の体重差にかかわらず、グラウンド状態の相手の頭部への蹴りによる攻撃(サッカーボールキック、踏みつけ、がぶりからの膝等)は全て禁止となった。なお、頭部への肘打ちは従来のPRIDEルール通り禁止とされた。当該ルールはPRIDE.32においても同様に適用された。

試合結果

第1試合 ライト級ワンマッチ 5分3R
ノルウェーの旗 ヨアキム・ハンセン vs. アメリカ合衆国の旗 ジェイソン・アイルランド ×
3R 2:33 腕ひしぎ十字固め
第2試合 ウェルター級ワンマッチ 5分3R
アメリカ合衆国の旗 フランク・トリッグ vs. 日本の旗 三崎和雄 ×
3R終了 判定3-0
第3試合 ミドル級ワンマッチ 5分3R
アメリカ合衆国の旗 ジェームス・リー vs. アメリカ合衆国の旗 トラビス・ビュー ×
1R 0:39 フロントチョーク
第4試合 ミドル級ワンマッチ 5分3R
カメルーンの旗 ソクジュ vs. ブラジルの旗 アントニオ・ホジェリオ・ノゲイラ ×
1R 0:23 TKO(レフェリーストップ:左フック)
第5試合 ライト級ワンマッチ 5分3R
日本の旗 桜井"マッハ"速人 vs. アメリカ合衆国の旗 マック・ダンジグ ×
2R 4:01 TKO(レフェリーストップ:右フック)
第6試合 ヘビー級ワンマッチ 5分3R
ロシアの旗 セルゲイ・ハリトーノフ vs. アメリカ合衆国の旗 マイク・ルソー ×
1R 3:46 腕ひしぎ十字固め
第7試合 ミドル級ワンマッチ 5分3R
ブラジルの旗 マウリシオ・ショーグン vs. オランダの旗 アリスター・オーフレイム ×
1R 3:27 TKO(レフェリーストップ:パウンド
第8試合 セミファイナル ライト級ワンマッチ 5分3R
日本の旗 五味隆典 vs. アメリカ合衆国の旗 ニック・ディアス
ノーコンテスト
※後にディアスの薬物使用が発覚し、ネバダ州アスレチック・コミッションの裁定により、「ノーコンテスト」に変更された[3]
第9試合 メインイベント PRIDEミドル級タイトルマッチ 5分5R
アメリカ合衆国の旗 ダン・ヘンダーソン vs. ブラジルの旗 ヴァンダレイ・シウバ ×
3R 2:08 TKO(レフェリーストップ:左フック→パウンド
ヘンダーソンが第2代PRIDEミドル級王者となる。

脚注

  1. ^ a b Ivan Trembow PRIDE 33 ATTENDANCE BREAKDOWN MMA WEEKLY 2007年2月28日
  2. ^ 中村負傷欠場。ハリトーノフが出場 バウトレビュー 2007年2月21日
  3. ^ a b NSAC Changes Diaz Win to No-Decision SHERDOG 2007年4月10日

関連項目

外部リンク