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中央軍管区

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  中央軍管区の領域

中央軍管区(ちゅうおうぐんかんく、ロシア語:Центральный военный округ)は、ロシア連邦軍の国土中央部における軍管区。 大統領令No.1144[1]に基づき、従来の沿ヴォルガ=ウラル軍管区シベリア軍管区の南東部の一部を除く大部分を統合して2010年10月21日に発足した。司令部はエカテリンブルクに所在する。 統合運用化の一環として作戦・戦略司令部(OSK)としての資格が与えられており、域内の陸空軍部隊を軍管区司令官が指揮する権限を持つ。また、域内の準軍事組織(内務省の国内軍、連邦保安庁の国境警備隊など)に対しても指揮権は及ぶ。
中央軍管区はロシア中央部の29の連邦構成主体にまたがり、その面積は706万平方kmに及ぶ(ロシアの国土のおよそ40%)。また、同管区内に居住する人口は5490万人(同39%)である。

編成[2]

地上兵力

第2親衛諸兵科連合軍(司令部:サマラ

第41諸兵科連合軍(司令部:ノヴォシビルスク

  • 第32自動車化歩兵旅団(ノヴォシビルスク州ノヴォシビルスク)
  • 第35親衛自動車化歩兵旅団(アルタイ地方アレイスク)
  • 第74自動車化歩兵旅団(ケメロヴォ州ユルガ)
  • 第103武器装備修理保管基地(ノヴォシビルスク州シロヴォ。旧第84自動車化歩兵旅団)
  • 第104武器装備修理保管基地(アルタイ地方アレイスク。旧第85自動車化歩兵旅団)
  • 第61防空ロケット旅団(アルタイ地方ビイスク)

軍管区直轄部隊

  • 第3特殊任務旅団(サマラ州トリヤッティ)
  • 第92ロケット旅団(ペンゼンスク州カメンカ)
  • 第119ロケット旅団(スヴェルドロフスク州エランスキィ)
  • 第385砲兵旅団(ペルミ地方ズヴェズドヌィ-1)
  • 第950ロケット砲兵旅団(ブズルク)

空挺軍(指揮権は最高司令部に帰属)

航空兵力

司令官

ウラジーミル・チルキン中将(2010年12月13日-)

脚注

  1. ^ УКАЗ Президента РФ от 20.09.2010 N 1144 "О ВОЕННО - АДМИНИСТРАТИВНОМ ДЕЛЕНИИ РОССИЙСКОЙ ФЕДЕРАЦИИ" <http://graph.document.kremlin.ru/page.aspx?1;1298267>
  2. ^ Стратегические обьединения нового облика вооруженных сил России, АРСЕНАЛ, No.5 2010, стр.25-26.いずれも2010年9月時点での編成である