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みちのくコカ・コーラボトリング

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みちのくコカ・コーラボトリング 株式会社
MICHINOKU Coca-Cola Bottling Co., Ltd.
ロゴ
種類 株式会社
市場情報 非上場
略称 みちのくコカ
本社所在地 日本の旗 日本
028-3621
岩手県紫波郡矢巾町広宮沢1-279
設立 1962年11月6日
業種 食料品
法人番号 4400001003957 ウィキデータを編集
事業内容 コカ・コーラ社製品の製造・販売
代表者 代表取締役社長 谷村邦久
資本金 4億8000万円
売上高 499億円(2005年実績)
従業員数 1,080名
(2006年6月現在)
主要株主 谷村家
外部リンク http://www.michinoku.ccbc.co.jp/
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みちのくコカ・コーラボトリング株式会社は、コカ・コーラ商品を販売する会社(ボトラー)のうち青森県秋田県岩手県北東北3県を担当する会社である。本社は岩手県紫波郡矢巾町

岩手県を代表する企業一族、谷村家(同じグループに新興製作所谷村電気精機みちのくキャンティーンなどがある)が大株主。以前は国際興業も株主で、グループ会社だった。

なお、宮城県山形県福島県仙台コカ・コーラボトリングの管轄となる。

沿革

  • 1962年11月 - 盛岡市に北斗飲料株式会社設立。
  • 1963年4月 - 営業所3拠点、4ルート・8台の車両で営業開始。工場未設のため仙台コカ・コーラボトリング等他ボトラーから商品の供給を受ける。
  • 1965年
    • 10月 - 商号を北斗コカ・コーラボトリングに変更、花巻市城内6-6に移転。
    • 12月 - 本社敷地内の岩手工場竣工。自社製造開始。
  • 1966年8月 - 商号をみちのくコカ・コーラボトリングに変更。
  • 1970年3月 - 青森工場竣工。製造開始。
  • 1972年5月 - 秋田工場竣工。製造開始。
  • 1975年7月 - ジョージアコーヒー発売。
  • 1977年3月 - コカ・コーラリットルサイズ(1リットル)リターナブルびん導入。秋田工場で製造開始。
  • 1983年6月 - コカ・コーラ1.5リットルPETボトル発売。三国コカ・コーラボトリング仕入れ。
  • 1984年3月 - カナダドライ製品の製造販売権を獲得。
  • 1986年5月 - 花巻工場竣工。250ml炭酸缶ライン稼動開始。
  • 1987年2月 - 花巻工場にジョージアコーヒー缶ライン増設。
  • 1988年
    • 4月 - みちのくキャンティーン社設立。
    • 9月 - 岩手工場製造終了。
    • 11月 - 青森工場にPETライン(炭酸)増設。
    • 12月 - 秋田工場にPETライン(非炭酸)増設(後に炭酸も増設)。
  • 1989年6月 - ワンウェイびんのコカ・コーラミディ500発売。青森工場で製造開始。
  • 1994年7月 - 国際興業が株式を取得しグループの一員に(2010年頃グループ離脱)。
  • 1995年6月 - 青森工場にレトルト缶ライン増設。
  • 2002年4月 - 花巻工場の既存缶ラインに一部増設する形でボトル缶生産ライン稼動開始。東北・北海道にボトル缶製品の供給開始。
  • 2002年 - 本社新社屋完成。移転(岩手県紫波郡矢巾町)。
  • 2009年 - 青森工場でコカ・コーラ500mlPETボトル製品の生産を開始。
  • 2012年
    • 9月 - 「ファンタ アップル 250g缶」「ファンタ ゴールデングレープ 250g缶」がみちのくコカ・コーラ設立50周年記念限定商品として期間限定で復活(2013年3月まで)。
    • 10月 - 「ジョージア グランデ 190g缶」がみちのくコカ・コーラ設立50周年記念限定商品として期間限定で復活(2013年4月まで)[1]
  • 2014年

2015年現在製品を製造している工場

括弧内は製品につけられる製造工場記号。

  • 花巻工場(H→MHA)
    1986年に完成したみちのく社初のキャンニング(缶詰)ラインを持つ工場で、当時の最新鋭の設備を有した。この工場が建設されるまでは埼玉に本社があるサツキコカ・コーラキャンニング(後に三国コカ・コーラボトリング)より缶製品の供給を受けていた。現在は缶製品(炭酸・非炭酸・コーヒーショート及びロング缶)、ボトル缶製品(炭酸、非炭酸)を製造。
  • 秋田工場(AK→MAK)
    コカ・コーラ ゼロ/ゼロフリー、コカ・コーラ オレンジ(2014年10月 - 11月までの完全限定品)、コカ・コーラ ライフを含むコカ・コーラの各種PET(500ml、および850ml、1.0L、1.5L、2.0L)製品[2]、およびコカ・コーラ、HI-Cオレンジの各種リターナブルびん(いずれも200ml)製品、ファンタ、スプライト、カナダドライ(ジンジャーエールのみ)等の炭酸系の大型PET(いずれも1.5L)製品、ミニッツメイド Qoo(非炭酸)の大型PET(1.5Lのみ)製品、ベジータベータ(現在は1LのPET製品のみ存在)を製造[3]。このうち、コカ・コーラ、およびHI-Cオレンジの各種リターナブルびん製品、ベジータベータは自社以外にも自社生産をやめた北海道コカ・コーラボトリングや仙台コカ・コーラボトリング(ベジータベータは除く)にも供給。

かつて製品を製造していた工場

  • 岩手工場-旧本社敷地内 (1988年閉鎖)
    リターナブルびん製品の他、スーパー300等ワンウェイびん製品を製造していた。
  • 青森工場(AO→MAO) (2014年閉鎖)
    かつては他工場同様にリターナブルびん製品を製造していたが、晩年はコカ・コーラ及びコカ・コーラ ゼロの500mlPET製品、リアルゴールド等の小びん製品、コカ・コーラの季節限定ボトル等のワンウェイびん製品、ジョージアコーヒーの一部、紅茶花伝爽健美茶等の抽出・レトルト処理の必要な缶製品、ディスペンサー用のシロップタンク製品等を製造していた。2014年3月に生産を終了。

  1. ^ ただしジョージアのロゴデザインは現行のロゴデザイン(2009年1月より順次採用)が用いられているため復刻商品に含まれない。
  2. ^ ただしゼロフリーは1.5LのPET製品のみ製造。
  3. ^ かつてはコカ・コーラの500ml、および1.0Lのリターナブルびん製品、ファンタ(主にグレープ)、スプライト等の炭酸系の各種リターナブルびん(200ml、および500ml、1.0L)製品、HI-Cオレンジ、煌(ファン)等の非炭酸系の各種リターナブルびん製品、アクエリアス、爽健美茶等の非炭酸系の大型PET製品も製造していた。

外部リンク