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モンスター娘のいる日常

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モンスター娘のいる日常
ジャンル ラブコメファンタジー
漫画
作者 オカヤド
出版社 徳間書店
掲載誌 月刊COMICリュウ
レーベル RYU COMICS
発表号 2012年5月号 -
巻数 既刊8巻(2015年8月現在)
アニメ
原作 オカヤド
監督 吉原達矢
シリーズ構成 ふでやすかずゆき
脚本 ふでやすかずゆき
キャラクターデザイン 砂川貴哉
音楽 manzo堤博明
アニメーション制作 ラルケ×セヴァ
製作 モン娘パートナーズ
放送局 TOKYO MXほか
放送期間 2015年7月 -
テンプレート - ノート
プロジェクト 漫画アニメ
ポータル 漫画アニメ

モンスター娘のいる日常』(モンスターむすめのいるにちじょう)は、オカヤドによる日本漫画作品。『月刊COMICリュウ』(徳間書店)にて2012年5月号[1]より連載されている。略称は「モン娘(もんむす)」。

概要

人外の種族との交流について定めた法律「他種族間交流法」が施行されたことで、他種族が浸透し始めた現代社会を舞台とした漫画作品。

この漫画は、オカヤドが2007年頃からPINKちゃんねるにある半角二次元板のモンスター娘スレに投稿していた成人向け1ページ漫画が基になっている。漫画の人気が高まる中、2011年にはアンソロジーコミックス『けもも』2巻に本作の読み切り版が掲載され、商業誌進出のきっかけとなった。そして2012年に『月刊COMICリュウ』で本作の連載が開始された後、2015年3月にはテレビアニメ化が発表され、同年7月より放映。

あらすじ

政府によって秘匿されていた亜人種の存在が公表され、それと共に制定された「他種族間交流法」に基づいて、他種族との交流が始まった現代日本。ごく普通の青年である来留主公人は、手違いから偶然にラミアの少女をホームステイさせることになった。それをきっかけに彼の家には次々と他種族の少女達がやってきて、生態や文化などの違いに悪戦苦闘しつつも、ほんのりエッチなドタバタ同居生活を繰り広げることになる。

登場人物

来留主家

来留主 公人(くるす きみひと)
声 - 間島淳司
本作の主人公。墨須のミスからなし崩し的に他種族間交流のホストファミリーにされた青年。ミーアが来るまでは特に他種族との接点はなく、テレビなどで見てその存在を知っているという程度だった。しかし他種族に対しても全く差別することなく普通に接し[注 1]、心無い人間による偏見からは身をもって守ろうとする優しい性格の持ち主である。時には、法律の規定で人間に手を出せない他種族に代わって鉄拳制裁を加える熱い一面も見せる[注 2]。そのために、関わった他種族の女性達から次々に好意を持たれている。
彼女たちの積極的かつ人間離れしたアタックや行動に振り回され、時に大怪我を負うこともあるが、それにもめげず彼女たちの面倒を見ている。墨須から他種族間交流法の結婚に関する改正のテストケースについて聞かされてからは、彼なりにそれに前向きに取り組もうとしている。
脚フェチであるらしく、ラクネラと初対面時に彼女の脚部に魅力を感じている。また家事が得意で、ミーアやティオが買った人間用の服のサイズ直しなど裁縫ができるほか、料理はかなり手の込んだものでも作ることができ、食事の支度をほとんど一手に引き受けている[注 3]。そのためもあってか、滅多に怒ることはないが、食べ物を無駄にすることだけは許せないらしい[2](ミーアの場合は、料理の練習であるためか黙認されている)。なお、中学時代はバリバリの中二病だったらしく、今では黒歴史としてその過去を封印している模様。
正確な年齢は不明。ただし、自動車の免許が取れる年齢には達しているとみられる[注 4]。学校や会社に通っている描写はないが、アルバイトはしている模様。家族は他に両親がいるが二人とも海外赴任中で、そのためミーアが来るまでは一軒家の自宅で一人暮らしをしていた。自宅の住所は埼玉県朝霞市紋星町6-6-6[注 5]。なお両親は、自宅が他種族の少女達のホームステイ先になっていることや、勝手に自宅が改装されていることは知らない。
前述の通りちゃんと名前があるのだが、初回に墨須に一度呼ばれたきりで、以後は「だぁりん」、「彼氏さん」等あだ名でしか呼ばれていない。
ミーア
声 - 雨宮天
ラミアの少女。身長(全長)7~8m、バスト86cm(Fカップ)、ウエスト55cm、ヒップ90cm、体重は秘密。
来留主家に最初にやって来た他種族の少女。墨須のミスによって、本来はホストファミリーではなかったはずの公人の元に連れてこられたが、本人の希望でそのままホームステイすることになった。
下半身がであるせいで人間から怖がられることが多かったため、初対面の時から自分を差別せず普通に女の子として接してくれる公人に惹かれ、本来の予定とは異なっていたにも関わらず公人の家でのホームステイを決めた。行動的かつ情熱的な性格で、たとえ禁則事項を破っても、愛があれば何も問題なく乗り越えられると楽観的に考えており、公人に積極的にアタックしてくる。ただし、つい力の加減が効かなくなったり、周囲が見えなくなったりすることも少なくなく、周囲を顧みず振り回した尾で公人やセレアを打ちのめしてしまったり、愛情表現の全身締め上げなどで公人に怪我をさせてしまうことがある。その後、来留主家に次々と他種族の少女が増え、しかもほぼ全員が公人に明確な好意を示しているため、危機感とライバル意識を強めている。蛇らしく狡猾に策を巡らそうとすることもあるが、根が単純で裏表がないためか、今ひとつ狡猾になり切れない。なお、小さい頃は引っ込み思案な性格だったらしい。
やる気はあるが家事が壊滅的に苦手。特に料理に関しては元々蛇の特性から味覚が鈍く、さらにレシピを見てもその通りに作ろうとせず、思い込みで本来は入れないはずの調味料を入れたりするため、元の料理とは似ても似つかぬゲテモノ料理となり、食べた者を失神させたりトイレに直行させたりしている。好物は卵で、そのためもあってかゆで卵だけはまともに作れるらしい。
日本にやってきた真の理由は、ラミア族の風習である「一族の夫」を探すため。しかし公人に出会ってからは、一族ではなく自分ひとりのものにしたいと思うようになっている。
体の構造上、下半身は人間と同じ形の下着を穿くことができず、貼りつける形の特別な下着をつけている。上半身は人間とほぼ同じだが、ブラジャーはあまりつけないらしい。なお、変温性の種族であるため、朝(特に気温の低い日)に弱い。
公人の事は「だぁりん」と呼ぶ。
パピ
声 - 小澤亜李
ハーピーの少女。バスト70cm(Aカップ)、ウエスト51cm、ヒップ75cm、体重31kg、翼開長約4m[注 6]
来留主家にやって来た2人目の他種族の少女。後述の性格が原因でホストファミリーの居場所をすぐに忘れて逃げ出す悪癖があるため、引き取ってくれるホストファミリーが見つからず、墨須によって公人に押しつけられた。その後は時々抜け出して遊びに行くことはあるものの、逃亡はせず来留主家で暮らしている。
覚えたことも三歩歩けばすぐに忘れるほどのトリ頭[注 7]であるため、他種族間交流法も全く理解しておらず、一度理解しようと試みた時には知恵熱で頭から煙を噴いて失神寸前に陥ったほどの勉強嫌いである。また、人目もはばからずに平気で裸になって水浴びするなど、あまり気恥ずかしさが目立たない。反面、天真爛漫で人懐っこく、それほど人見知りをしないフレンドリーな性格をしている。この性格上、面倒見が良いところがあり、スーを気にかけて守ろうとしたり、近所の子供たちの遊び相手となったりしている。なお半身が鳥であるが、鳥肉も気にせず食べられる。動きやすいラフな薄着をしていることが多いが、種族の特性から体温が高めで、羽毛もあるため寒さには強い模様。
小柄な体格と相応の性格面から幼い子供だと思われがちだが、実はミーアやセントレアと同い年。
女しか居ないハーピーの社会で男兄弟に憧れて育ったため、公人のことを兄のようだと言って慕っている。ただし、トリ頭のせいか男兄弟というものを間違えて理解しているふしがあり、実際は異性として好きらしい。隙を見てはあっけらかんと公人にアタックをかけており、ミーアたちの嫉妬を引き起こしている。
実は、住んでいた村に他種族間交流法に基づく留学の話が来たときに一族の中で唯一興味を持ち、何となく皆に黙ったまま村を出て日本にやって来たらしい。そのため、母親がやって来た時は(母親の言動も誤解を招くものだったせいもあり)自分を連れ戻しに来たのだと思い込んでいた。
公人の事は「ご主人」と呼ぶ。トリ頭のため、公人の本名はちゃんと覚えていないらしい。
セントレア・シアヌス
声 - 相川奈都姫
ケンタウロスの少女。バスト103cm(Iカップ)、ウエスト61cm、ヒップ測定不能、体重は秘密。走行時の最高速度は時速60km[注 8]
来留主家にやって来た3人目の他種族の少女。自分が認めた親しい者には「セレア」と呼ばせている。
仕える主を捜し求めて街中を走っていた(本来違法だが、墨須の許可を得ていた)ところ偶然に公人と出会い、ひったくり犯から自分を盾にして怪我を負ってまでかばってくれた公人に感激し主と認め、来留主家にホームステイすることになる。
騎士の家系に育ち、子供の頃から戦士としての教育のみを施されてきたため、基本的には非常に生真面目な性格をしているが、年相応の少女らしい感性も持ち合わせている。しかし、その生い立ち上、しばしば自分の感情を無理に押し殺してしまいがちで、空回りしてしまうこともある。常に剣を所持しているが、銃刀法に関わるため人間の社会では模造刀にしている[注 9]が、膂力は相当に強く、大型種のミーアとメロを2人同時にプールから引き上げたり、倒木をランスのように使った一撃で暴走イノシシを一撃でKOしている。
性格上、ホームステイしている少女たちの中では一番の常識人で、しばしばツッコミ役に回るが、発情期など種族としての本能には逆らえないことがある。何故か日本の漫画やゲームなどに詳しく、その内容を真に受けているため、知識に偏りがある[注 10]。ミーアとは対照的に馬の特性から味覚は人間より鋭いが、野菜しか食べられないため、料理をしてもツナや卵の味見が出来ない。ニンジンが大好物だが、いかにもあからさま過ぎてからかわれるのが嫌で、必死に隠しているらしい。
種族の特性から非常に胸が大きい。バストサイズは本人が恥ずかしがって小さ目に申告しているらしく、実際は公称値よりさらに大きい模様。既製品に合うサイズがないのと、もともとケンタウロスには下着をつける習慣がないこともあり、普段はブラジャーをつけていない[注 11]。たまに水着やブラジャーを着用してもすぐに外れたり千切れたりするなど、胸の大きさを強調するような描写が多い。
実は純血のケンタウロスではなく、人間とケンタウロスのハーフ。もともとは種族のために「当て馬」となる男を探しに日本にやってきた。
名前の由来は、ヤグルマギク属(Centaurea)を英語読みにした「セントーレア」とみられる[注 12]
公人の事は「主殿(あるじどの)」と呼ぶ。
スー
声 - 野村真悠華
少女の形をしたスライム。身長・体型・体重は水を取り入れることで変化できる。
普段は少女の形態をとっているが、本来は不定形であり、人間やクッションや服などの形に自在に変形したり、路上のゴミ箱に擬態したりすることができる。スーという名前はパピがつけたもの。服を着ても濡れてしまうため全裸状態が基本だが、後に公人のおさがりのレインコートと長靴を貰い、外出時はそれを着用するようになった。なおアニメ版では、来栖家の一室に同じレインコートを大量に所持していることになっている[注 13]
周囲の人間の行動を真似ることが得意であり、真似を通じて周囲とのコミュニケーションをとろうとする。最初は殆ど喋れず、コミュニケーションを取ることが困難だったが、次第に人間の言葉を覚えて意思表示ができるようになり、やがて不自由なく人間と会話し意思の疎通ができるようになった。
体が乾燥すると機嫌が悪くなるなど、水分を求める本能があり、時折水に濡れた他のメンバーに襲いかかることがある。しかし、大量の水(プール、川、雨など)に入ると逆に体が溶け出してしまうため命に関わる場合もある。また、寒冷地では体内の水分が凍るため、こちらも危険。
吸収したものによって性格や外見、知能が左右されることがある[注 14]。ミーアの料理や毒を含んだものを食べても死ぬことはない[注 15]が、毒が抜けるまではかなり毒舌な性格になる。なお、体の水分を自力で濾過し、胸から水を分泌させて飲ませることもできる模様[注 16]
他種族間交流法に基づいた留学生ではなく、手段は不明だが密入国してきたものとみられる。そのため、公人と出会った時点では人間社会の常識は全くなかった。本来ならば他種族間交流法によって強制送還されるところであったが、墨須は面倒だということで見て見ぬ振りをしており、そのまま4人目の他種族メンバーとして来留主家で暮らしている。
頭の触角を通じて、接触した相手の感情や記憶などを読み取る事ができる。公人が風邪を引いて寝込んだ際は、無断外出して雨に降られ帰れなくなった自分を助けたために公人が熱を出したことをその記憶から読み取っている[注 17]。また加瀬木がやってきた時はその隠していた意図を読み取って暴露し、パピが金儲けに悪用されるのを防いだ。
公人の事は「マスター」と呼ぶ。
メロウヌ・ローレライ
声 - 山崎はるか
人魚の少女。身長178cm、バスト85cm、ウエスト55cm、ヒップ92cm、体重49kg。
来留主家にやって来た5人目の他種族の少女。愛称はメロ。手違いや成り行きではなく、初めから来留主家でホームステイするために墨須によって連れてこられた(ただし事前に公人の了解は取っていなかった)。下半身が魚で陸上歩行が出来ないため、移動する際は車椅子を使っている。いっぽう、水中では文字通り水を得た魚のように自由自在に泳ぎ回ることができ、ずば抜けたスピードと高い跳躍力を誇る。陸上であっても尾鰭の一撃でパピをKOできるほどで、淑やかな見た目に反して運動能力や筋力はかなり優れているとみられる。ゴスロリ系の服を愛用しており、また後述のレンに対しても喜んで貸したりと着せる方にも興味がある模様。
セントレアを思わず傅かせる程の高貴な雰囲気を醸し出しており、彼女からも高位な立場の人物ではないかと推測されている。実際に水族館を“顔パス”で入場できるなど、世間に広く顔を知られている様子が窺える。
おっとりして天然な反応も多いが、どちらかと言えば常識人の部類に入り、セレアと同様に皆のストッパー役や緩衝材になることが少なくない。ただし、恋愛(特に悲恋)の話となると妄想が暴走して周囲が見えなくなり、突飛な言動に及ぶことがある。
人魚姫を読んで悲恋にあこがれ、公人の愛人でいたいと思っていた(ミーア曰く「悲劇中毒」、ラクネラ曰く「悲恋脳」。ただし、あくまで正妻に次ぐ最初の愛人に拘っており、それ以下の立場では嫌であるらしい)。しかし、公人たちと接していくうちにその考えに違和感を持つようになり、やがて公人に対してはっきりと恋愛感情を示すようになった。
なお、人魚ではあるが魚を食べることには抵抗がない(彼女曰く、「いつも海藻ばかり食べているわけではない」「人間が豚や牛を食べるのと同じ」)。
体の乾燥を防ぐため、皮膚の表面は常に粘液で覆われている。そのため、ブラジャーのかわりに滑り止めのついた特別製の水着をつけている[注 18]。彼女のためにプール付きの防水室が作られたが、MON(後述)のメンバーの休憩に占拠されることもある。
その正体は人魚王国の正統王位継承者で、正式なフルネームは「メロウヌ・ローレライ・ド・ネプチューン[注 19]
公人の事は「だんな様」と呼ぶ。
ラクネラ・アラクネラ
声 - 中村桜
アラクネの女性。身長198cm、バスト92cm(Hカップ)、ウエスト55cm、ヒップ87cm、体重82kg。
他種族間交流法に基づいた正式な留学生だが、下半身が蜘蛛という特殊な外見故に人間から奇異の目で見られることが多く、自分の姿が人間にとって恐怖を呼び起こしやすいことや、やすいことも自覚している[注 20]。最初のホスト先である九菜月一家からも気味悪がられ、「苦難」「試練」扱いされ、更には、加瀬木(後述)にホスト権をあっさり金銭で譲渡されてしまうなど、過去の経緯から、人間と言う種族に不信感を抱いている。加瀬木が公人家のモンスター娘を利用して金儲けを企んだことがきっかけで、そのホストである彼の存在を知るものの、当初はその公人でさえも他の人間同様偽善者と見做し、信用していなかった。しかし、拉致事件を通して徐々に公人に心を開くようになり、墨須との交渉により来留主家に6人目の他種族として迎え入られる。パピが「ラク姉」と呼んだことから、公人も「ラク姉さん」と呼んでいる。
年齢は不明だが、「ラク姉(さん)」という呼び方が示すように大人びたところがあり、セントレアと並んでツッコミ役に回ることが多い。基本的にクールな現実主義者で、偽善的な態度は嫌悪し、しばしば泰然自若とした言動を見せるが、反面、上記の経緯上、時に悲観的・ニヒルな発言をこぼすこともある。一方、巨大な体や特殊能力を持つ他種族の暴力に人が対処できない現実も認識しており、人が警戒心を抱き排他的になることにも一定の理解を示している。また、公人や他種族仲間を守るために必要であれば、冷静に計算した上で自分の力や姿を敢えて利用することもある。糸で遊具を作ってパピとスーの遊び相手になったり、公人の悩みを見抜いてアドバイスを送るなど、面倒見も良い。
上記のように精神年齢が高く、きわめて常識人であるという側面を持ちつつ、同時に快楽主義的で無類のいたずら好きという一面もあり、特に生真面目で堅物のセントレアによくちょっかいをかけて遊んでいる。また、蜘蛛の特性からか、自らの糸で他人を縛ることが好きでかつ得意であり、性格的にもドSの気がある[注 21]。公人を気に入ったのも、最初はSっ気を刺激された部分もあったようだが、元ホスト先の娘の一件などを経て、公人に本気で好意を抱くようになった。
緊縛プレイ以外にも糸を使うことはたいてい得意で、あやとり、糸電話、編み物(その気になれば高速編み物も可能)、釣り、ワイヤーアクションなどを器用にこなすことができる。
水が苦手らしく、風呂はいつもシャワーで済ませて浴槽には入らず、プール(ポルトのスポーツジム)にも同行しなかった(本人は下半身の“書肺”が水につかると窒息すると言うが、呼吸は上半身だけでも可能)。また、温泉ですぐのぼせてしまったり、雪の中では休眠状態に陥りそうになったりするなど、温度の変化にも弱い模様。そもそも出不精なところがあって外出することはあまりなく[注 22]、公人たちが出かける時も家で留守番をしていることが多い。また、糸で縛れない相手(スライムのスー)も苦手だが、スー個人を嫌っている訳ではない。
公人の事は「ハニー」と呼ぶ。
ララ
声 - 加隈亜衣[3]
デュラハンの少女。身長158cm、バスト85cm(Eカップ)、ウエスト54cm、ヒップ84、体重不明。
公人に脅迫状を送った「もう一人のD」。自身を「死神」と名乗り、公人の首を大鎌[注 23]で刈り取ろうとしていた。しかし実際は単なる中二病で、かつ、かなりのドジっ娘である。公人の首を狙っていたのも、「死にそうなのになかなか死なないから」という理由からだった。
重度の中二病であると同時に自分勝手なところがあり、「死にそうな人がいないから」という理由で、ホームステイ先が見つかってもすぐに逃げてしまっていたらしい。しかし、頭部と体とで性格に違いがあるらしく、頭部をうっかり落として体だけになった時には、半べそになって公人に縋ったり、お菓子に無邪気に喜んだりなど、ドジッ娘だが素直という一面が表に出てきていた[注 24]。最終的には中二病自体は治っていないものの騒動を起こしたことを反省し、そのまま来留主家にホームステイすることになった。
普段は中二病的な仰々しいセリフ回しを好み(本人は「義務」だと思っている)尊大な態度を取ることが多いが、実はむしろ気が弱いところがあり、自分の言動が大騒動に発展すると却ってビビってしまい、墨須に叱られると震え上がって何も言えなくなる。そのためか、墨須をはじめとする「他種族間交流コーディネーター」を「組織」と呼んで怖れている。また大仰な言動の割に存在感が薄く、本人はその気がないのに「気配を消している」と思われることがある。
黒づくめの大鎌、甲冑ロングコートを身に着けているが、甲冑は重いので普段は着ようとせず、お気に入りのコートも、夏はどうするか悩んでいる。
本名(本人は「真名」と称する)にコンプレックスがある模様で、墨須に本名を明かされたときには抗議していた。ただし、来留主家に入ってからは普通に「ララ」と呼ばれている。
他のホームステイ仲間の他種族の少女たちとは違い、公人と「結婚」することには興味はないらしい。しかし、公人の死の運命を跳ね除ける力強さや優しさに興味を持っていたり、「死んだら魂は私のもの」と発言するなど、好意のようなものは持っている模様。
公人への呼び名は現時点では不明[注 25]

MON関係者

墨須(すみす)
声 - 小林ゆう
政府の他種族間交流コーディネーターの女性。他種族の留学生の世話や、他種族間交流法違反の取り締まりなどを行っている。MONメンバーの上司にあたり、その出動時には指揮を執る立場にある。仕事中は常に黒のスーツにサングラスという姿である[注 26]。他種族に関する知識が豊富で、よく公人の相談に乗っている。
勤務態度にはいい加減で雑なところがあり、MONの仕事も適当に理由をつけてさぼろうとしている。これは仕事の量がどんどん増えていくのに給料が据え置きのため、余計な仕事を増やしたくないという理由による[注 27]。しかも頻繁に来留主家に食事やコーヒーをたかりに来ており、スーには「タダ飯食らい」と呼ばれている。私生活もズボラで、非番の日はゴミ屋敷と化した自宅を下着姿でうろついている。しかし、決して仕事ができないというわけではないらしく、時には真面目な顔を見せることもある。
公人の事はミーアにならって「だぁりん君」と呼ぶ。
マナコ
声 - 麻倉もも
単眼種(モノアイ)の少女。身長148cm、バスト73cm(Aカップ)、ウエスト54cm、ヒップ75cm、体重33kg。
墨須の部下であり、MONのメンバー。モノアイの超人的な視野と視力を生かし、主に狙撃銃を用いた遠距離からの狙撃を担当しており[注 28]、2km先のターゲットを正確に撃ち抜くほどの優れた射撃技術を持つ。ただ、周囲にグラマラスなスタイルの持ち主が多いため、自身のスレンダーな体型を気にしている[注 29]
MONメンバーの中ではもっとも常識的な人物。真面目で遠慮がちな性格であり、(涙の出やすいモノアイの体質に加えて)かなりの泣き虫で、若干マイナス思考が目立っている。私服の趣味も清楚でおとなしい。モノアイの例に漏れず、初対面の人からは驚かれたり怖がられたりすることが多く、そのコンプレックスからサングラス(大きいのでむしろ“アイシールド”に近い)を着用することがあるが、自身がサングラスが似合わない容姿であることも理解している。
作中に登場する他種族の女性の中では、後述のポルトとともに例外的にHなハプニングに遭うことがない。
公人の事は「彼氏さん」と呼ぶ。モノアイで怖がられることの多い自分を普通に女の子としてまっすぐ見てくれる公人に対して良い感情を持っている。
ティオニシア
声 - 久保ユリカ
鬼人(オーガ)の少女。身長227cm、バスト160cm(Pカップ)、ウエスト72cm、ヒップ119cm、体重は秘密。
墨須の部下であり、MONのメンバー。特注のアーマーとシールドを着込んで人質の救出などを担当する。褐色の肌に真紅の一本角[注 30]、しなやかかつ強靭な筋肉の持ち主で、巨大な特殊バリケードも片腕で持ち上げられるほどの怪力。トップクラスのファッションモデルなみの容貌かつスタイルだが、種族の特徴としてずば抜けて背が高いため、見とれるよりも先に見上げられている。
外見や職業に反しておっとりした可愛らしい性格をしており、(チームの制服にフリルやレースを付けようとするほど)ゆるふわ系のファッションを好むなど、乙女チックな趣味を持ち合わせている。反面、性知識には疎く、天然な反応を見せることがある。その体格から基本的に服は全て特注品であり、収入が服飾費に消えるのが悩み。また、お菓子が大好きで仕事中もよく食べているが、どんなに食べてもスタイルは変わらない。身近な者からは「ティオ」と愛称で呼ばれることを好む。
公人の事は「彼氏ちゃん」、マナコの事は「マナちゃん」、ゾンビーナの事は「ビナちゃん[注 31]」、ドッペルの事は「ペルちゃん」と呼ぶ。細かいことを気にせず、異種族の自分を普通に女の子として見てくれる公人を気に入っている模様。
ゾンビーナ
声 - 持月玲依
リビングデッドの少女。身長161cm(Eカップ)、バスト85cm、ウエスト58cm、ヒップ87cm、体重58kg。
墨須の部下であり、MONのメンバー。自身の不死性を利用してチーム内では切り込み隊長を務める。そのせいか、ゾンビで無ければ確実に死んでいるというような目に遭うことも多い[注 32]。死人であるため生命活動が行われておらず、防腐剤代わりにホルマリンベースの擬似血液を人工心臓で流しており、度々被弾して流れ出ている。そのため自身よりも(ホルマリンは有毒なため)周囲が危険に晒されている。
左目をどこかに置き忘れてしまったため、別の目を移植していて、オッドアイになっている[注 33]。皮膚は破れても移植でごまかす事が出来るため、全身が継ぎはぎだらけ。被弾した際の弾丸も摘出する事を諦めており、そのため体重が本来の数割増しになっている(本人も気にしている)。
姉御肌でサバサバした性格であり、細かいことはあまり気にしないことが多く、縫合が甘くて手が取れていたことにしばらく気づかなかったことがある。
脳が少し傷んでおり、リビングデッド(ゾンビ)らしく欲求には忠実で、銃を握ると見境がなくなる。食い意地(食欲)も相当なもので、「何かを食べている」シーンが多い[注 34]。ただし、一般的なリビングデッドと異なり知性・感情は保たれており、意思の疎通や、銃器などの複雑な機器の操作も問題なく行える。なお、銃は常に“二挺拳銃”で構えている。
物理的かつ、隠れ腐女子である。いつかイベントに参加しようと画策しているらしい。
公人の事は「彼氏クン」と呼ぶ。ゾンビの自分に対しても普通に女の子として接してくれる公人に好感を持っている。
ドッペル
声 - 大西沙織
影人(ドッペルゲンガー)の少女。標準の姿では褐色の肌に長い白髪、黒い白目に黄色い黒目を持つ。身長129cm、バスト64cm(Aカップ)、ウエスト48cm、ヒップ71cm、体重25kg。これは変身によって自由に変動させることができる。
墨須の部下であり、MONのメンバー。自身の能力を用いて人質などに変身する事で犯人を目的の場所まで誘導したり油断させたりし、事件の解決に貢献している。墨須に変装し、彼女のストレス発散に付き合う事もある。伸縮自在、変幻自在の髪を持っており、変身だけでなく日常でも椅子やハンモックになるほど便利なもの。変身した際の服も髪で形成するため基本は全裸で、よく「服を着ろ」と突っ込まれている。ただし、乳首や股間など“大事な部分”は、常に髪でカバーされている。
気まぐれでいたずら好きな性格で、少々辛辣な発言をすることがある。

聞き取れない言語であり、そのため便宜上、知名度の高いドッペルゲンガーを名乗っている。実際のところはシェイプシフター(変身能力者)であるため、彼女が変身した人物と出会っても死ぬことはない(さらに言うと「無貌」、「嘲笑する性格」、「伸縮する触腕」、「漆黒の肌」等の性質から「這い寄る混沌」に近い)。

気まぐれな性格のため単独行動が多いこともあってか、MONメンバーの中では唯一、公人とあまり直接的な接点がない。

その他の他種族

ANM48
他種族だけで構成されたアイドルグループ。作中では主人公達と直接の絡みはないが、他種族との交流を象徴する存在として、時折名前が挙がる。
代表曲は「エブリデイけもみみ」。ティオニシアもアルバムを持っているらしい。
「ANM」の読みは原作とアニメで異なっており、原作では「アニマル」、アニメ第1話では「エーエヌエム」と読んでいる模様。
ポルト
声 - 夏川椎菜
コボルトの少女。身長158cm、バスト86cm(Dカップ)、ウエスト60cm、ヒップ88cm、体重51kg。
他種族向けのスポーツジムを経営するオーナーであり、トレーナーでもある。常に元気でテンションが高い。試験営業中のジムに来た来留主家の面々との経験で、指導よりも体質に合わせた設備環境の充実を実感してジムの改革を宣言し、全国展開を目指している。また、経営以外にも他種族間交流のために地域貢献活動にも積極的に取り組んでおり、公人からは「意識高いなぁ」と感心されている。なお、この活動は後述のペナルティ行為を兼ねていることもある。
一定の社会的信頼も得ている模様で、現時点ではMON以外の他種族で唯一、ホストファミリーの同伴もなく単独で外出が許されており、ルール違反を犯した他種族へのペナルティ実施も任されている。そのペナルティはフィジカル系で、種族によってはかなり過酷である。
作中に登場する他種族の女性の中で、マナコとともに例外的にHなハプニングに遭うことがない。
オーク新境地開拓連盟
声 - 丹沢晃之(リーダー格のオーク)
オーク族の6人で構成された犯罪者集団。
密輸したアサルトライフルで武装し、オークの特殊能力や「他種族間交流法」を悪用して、同人ショップ[注 35]で武装立て籠もり事件を引き起こした。人間社会の警察は手を出せなかったがMONによって制圧され、リーダー格のオークは(ドッペルによる変装という体の)墨須により制裁を加えられた。
D
正体不明の他種族。公人がミーア達と一緒に居るのが許せないらしく、「誰かと結婚したらお前を殺す」と脅迫状を2度に渡り送った。
その正体はドッペルが変身した姿で、なかなか進展しない公人の状況に業を煮やした墨須から依頼されて行ったものだった。ただし、彼女が送った脅迫状は一通目のみであり、二通目の送り主は死にそうな目に遭いながら一向に死なない公人に興味を持ったララである。
ドラコ
声 - 大津愛理[4]
ドラゴニュートの女性。身長163cm、バスト80cm(Bカップ)、ウエスト59cm、ヒップ85cm、体重55kg。
一人称は「ボク」であることに加え、胸が小さく、男性的なファッションをしており、ミーアからはリザードマンの男性と勘違いされた。公人とミーアが一緒にいるのが許せなかったらしく、ミーアを誘拐し襲おうとした(実際には友達になろうとした)が、公人の反撃に遭い失敗に終わった。
種族名のせいで脅迫状の犯人と誤解された一人。脅迫犯ではなかったものの、ホストファミリーを同伴せず無断で外出したためにMONに拘束され、リリス(後述)と共にペナルティを科された。
後に再登場。この時はペナルティの消化中で、ポルトの魚釣り(外来魚、アメリカナマズの駆除)を手伝わされていた。偶然通りかかった公人に襲い掛かったが、一緒にいたスーにより返り討ちに遭った。後日、ミーアに会いに来て公人に文句を言いながら、同行していたリズにナンパした。
ちなみにリリスから同性愛者を疑われた事があり、いちおう否定していたが微妙に否定し切れていない。
キー
声 - 瀬戸麻沙美[5]
ドリアードの少女。身長、バスト、ウエスト、ヒップ、体重すべて不明[注 36]
正規の留学生ではなく、人間によって誘拐され、日本に来たが、仲間からはぐれて弱っているところをパピに見つけられ、森の中に植えてもらう(ただし、パピはそのことをすっかり忘れていた)。「キー」という名前も「木」にちなんでパピがつけたもの。
人間界にやって来た経緯もあって、人間不信に陥っている。不法投棄された栄養剤を吸収したため、巨大化してしまい、公人に危害を加えようとしたが、栄養を全て搾り出され、元の大きさに戻った。ドラコ同様、種族名のせいで脅迫状の犯人と誤解された一人。その後も人間に対する不信感をぬぐい切れていないが、パピやスーのおかげもあってか、公人に対する態度は軟化してきている。
自分の意思に関わらず法的には「密入国」であるため、ホストファミリーがいないものの、元の大きさに戻った後も自らの意思で故郷には戻らず、墨須からもそのまま森での生活を許されている[注 37]
なお、水分や栄養素を母乳のように分泌する性質から、作中では胸を吸われる場面が多い。
リリス
声 - 種崎敦美[6]
デビルの少女。身長120cm、バスト63cm(Aカップ)、ウエスト54cm、ヒップ69cm、体重25kg。
パピと同じで、見た目は子供だが実は大人。イタズラ好きで、セレアに催眠術をかけたが、暴れイノシシに追い掛け回されたあげくラクネラに捕まり、ラクネラをからかったために「大人向けのお仕置き」をされた。その後、ラクネラの「責め」が忘れられなくなってしまった模様。ドラコやキー同様、種族名のせいで脅迫状の犯人と誤解された一人。
なお、本編では“ホストファミリー”について描写がなかったが、単行本の書き下ろしによれば密入国ではなく、ちゃんとホストファミリーのいる留学生のようであり、ドラコ同様無断外出のペナルティを科されていた。それ故にドラコと行動を共にすることが多い。
ミーアの母親
ラミアの女性。バスト89cm(Gカップ)、ウエスト58cm、ヒップ92cm。
本名は不明。ミーアからは「ママ」と呼ばれている[注 38]
ミーアの実の母だが、見た目はミーアに似て非常に若々しい。性格もミーアと同様に情熱的だが、より積極的かつ抜け目ない。服の趣味はかなり扇情的。
来留主家に来訪した際、持ち前の毒術を用いてライバル達を出し抜き、『一族の夫』を確保するために娘のミーアに公人との既成事実を作らせようとしたが、彼の誠実さを知ってからは『一族の夫』にすることを諦めた[注 39]
ミーアの父親は『一族の夫』の一人で、蛇嫌いもあって逃げているらしい。
パピの母親
ハーピーの女性。バスト70cm(Aカップ)、ウエスト51cm、ヒップ71cm。
本名は不明。パピからは「お母さん」と呼ばれている。
なぜかガングロ金髪でギャル風になっており、また髪を長く伸ばしているが、それを除けば外見はパピにそっくり。トリ頭であることもパピと同じであるが、欲望や感情に忠実で性格はパピより激しいところがある。またパピと比べると日本語を上手く話せないため、それが誤解に繋がっていた。人間社会の(性的な)公衆マナーに無頓着な一面もあり、軽く警察沙汰にもなった(最終的には放免された模様)。
パピを故郷に連れ戻そうとして来留主家に来訪したと思われていたが、実際は夫(後述の警察署長)との写真を取り戻しに来ただけであった[注 40]。夫との仲は極めて良好。
セレアの母親
ケンタウロスの女性。バスト110cm(Kカップ)、ウエスト62cm、ヒップ測定不能。
本名は不明。セレアからは「母上」と呼ばれている。
セレアと同じく真面目で堅物な性格。セレアの家系は種族一勇猛な家系であり、彼女自身も槍試合では男女問わずに無敗の女騎士で「槍神」の異名を持つ。
セレアが「当て馬」を探さずに公人を主としたことを知り、衝突した挙句にセレアからの決闘の申し込みを受けて立ったが、最後は公人と力を合わせて戦った彼女を認めた。
実はセレアの実の父は当て馬として用意された男性(人間)で、つまり、セレアは純粋なケンタウロスではなく人間とのハーフである(この事実はセレア自身も知らなかった)。母親は自らの経験から、当て馬を使ってまで強い血統にこだわるケンタウロスの伝統に不満を持っており、セレアからの決闘を受けたのも、その時代遅れの伝統を打破するための説得材料を見極めるためでもあった。
雪緒(ゆきお)
雪女の女性。身長170cm、バスト89cm(Fカップ)、ウエスト57cm、ヒップ86cm、体重58kg。
他種族完全対応の温泉旅館「雪の宿」の女将をつとめている。
雪女の特性上、高温に弱い。また無意識のうちに雪や氷を呼ぶ力がある。外見はほぼ人間の女性と同じだが、女性としては背が高い。表情の変化に乏しく、本人もそれを気にしている。旅館の若旦那に惚れており、いずれは結婚したいと考えている模様[注 41]
女将をつとめることになったのは、この旅館にホームステイで訪れてそのもてなしに感動したことがきっかけ。熱さに弱い雪緒のために若旦那が考案した低温風呂が、他種族対応化の発想の元となった。
もともとは、公式サイトで募集したモン娘4コマに作者のオカヤド自ら投稿した4コマの登場人物。その後、第31話で本編に初登場した。
ルズ・ナインティ
九尾の少女。身長133〜165cm、体重37kg。通常時はバスト63cm(Aカップ)、ウエスト46cm、ヒップ73cm。変身時はバスト90cm(Gカップ)、ウエスト56cm、ヒップ89cm。
日本のテレビアニメの影響で巫女に憧れ、神社にホームステイしている。巫女服は神主にもらった物だけでなく、自分で注文した物も複数持っている。
神社の参拝客や活気を取り戻そうと、自身の変身能力を利用し、空回り気味ながらも様々なアイディアを試していた。もっともそれは、ホストファミリーの神主の作る絶品お稲荷さんが食べられなくなっては困るという理由からであり、食欲以外でも総じて欲望に忠実である。欲望のためには手段を選ばないところがあり、公人やミーアからは「あくどい」「女狐」と思われている。
名前の由来は九尾を単純に英語にした「ナインテイルズ」を引っ繰り返したもの。
キャトル
ミノタウロスの女性。身長231cm、バスト171cm(Qカップ)、ウエスト79cm、ヒップ130cm、体重は秘密(第8巻では「書いたら殺す」と脅されている)。身長ではティオを上回り、バストの大きさでもセントレアの母親をはるかに超えており、作中に登場する他種族の女性の中では最も大柄である。
農業研修のため牧場にホームステイし、酪農を学んでいる。
本来は穏やかな性格であるはずの乳牛種だが、キャトル個人はがさつで喧嘩っぱやく、言葉遣いも気も荒いなど、むしろ闘牛種に近い。牧場主と交際しているものの、その性格からしばしば喧嘩になり、牧場主をボコボコにしている模様。
メリノ
パーンの女性。身長158cm、バスト88cm(Fカップ)、ウエスト59cm、ヒップ85cm、体重48kg。
キャトルと同じく、農業研修で牧場にホームステイしている。
牧場での他種族メンバーの中では比較的常識人で、性格も穏やかであるため、他種族仲間と人間との橋渡しのような立ち位置になることが多い。
奥手で異性との接触にあまり慣れていないらしく、男性に褒められるとすぐに喜んでしまう。農業研修の後輩である人間の男性といい感じになりつつある模様。
トーン&コット
バロメッツの双子の少女。2人ともに身長151cm、バスト73cm(Aカップ)、ウエスト55cm、ヒップ77cm、体重39kg。
キャトル・メリノと共に牧場にホームステイしている。ステイ先の家庭農園を担当。
キャトルやメリノを冷やかしたり、ちょくちょくイタズラをするなど、トリックスター的な立場である。それぞれ頭の角が上向きと下向きだが、どちらがどちらなのかは不明。
農業研修の後輩である人間の男性(メリノの相手と一緒に来た人たち)をパシリにしているらしい。
なお、二人の名前を繋げるとコットン(綿)になる。
リズ
リザード族の少女。身長168cm、バスト81cm(Bカップ)、ウエスト59cm、ヒップ91cm、体重62kg。
民間警備会社TALIOの他種族対応班。
クールに見えて何かとアクション映画に例えるなど空回りしている。車の運転が可能で、第34話では映画のアクションシーン張りにハイエース振り回している描写もある事から純粋なテクニックは高い模様(だが、その後ミスで脱輪させてしまった)。
鬼怒(きぬ)
族の少女。身長192cm、バスト105cm(Jカップ)、ウエスト61cm、ヒップ93cm、体重79kg。
民間警備会社TALIOの他種族対応班。
天然気味で仕事も空回りしている。喋りは体育会系。
サバスチャン&ポチョムキンメ
メロの故郷である人魚王国の、魚人の執事。メロを呼び戻すためにTALIOに依頼する。
サバスチャンは筆頭執事で、ポチョムキンメは執事長。2人揃って、密かにイケメンになることを望んだり、行方不明のメロの救出を公人たちに丸投げしたり、性格は結構勝手。
メロの母親
人魚の女性。
本名は不明。メロからは「お母様」と呼ばれている。
メロの故郷である人魚王国の女王で、全ての権力を握っている。清楚な印象の強い女性だが、頑固であり、メロにもあまり発言の自由を与えない。
オクト
スキュラの女性。
“数々の魔法を用い、人魚の駆け落ちを手引きさせている危険人物”と、一般の噂では評されている。しかし実際は、洞窟の奥でたこ焼き屋を営む一般住人(?)である。大阪弁を話す。
根も葉もない噂をなんとかしてもらおうと、決死の覚悟でメロに面会をし、その後自宅に連れてかえった。
勘違いした輩が来ないよう、洞窟で手下のダイオウイソギンチャクを群生させている。
足の触手や髪の一部の触腕を用いた、触手プレイを得意とする攻めキャラで、同じ攻めキャラのラクネラの緊縛プレイとほぼ互角の戦いを演じ、その後意気投合した。

その他の人間

警官
声 - 高坂篤志
他種族(とくにモンスター娘)が起こす事件や災難に何かと関わる人物。勤務態度は真面目で、他種族相手にも差別や特別扱いを行わない。公人と並ぶ作中屈指の常識人だが、気が弱く、いつもおびえながら職務を全うしつつ、事件に巻き込まれる。
本人には何ら非はないにもかかわらず、ララの首をバラバラ殺人と勘違いして銃を構えたり、直後に暗闇で視界を失ったパピに激突されるなど、損な役回りも多い。
警察署長
声 - 増元拓也
3巻(第12話)のオーク達の騒動時に登場。交流法のためにオーク達に手出しできず、渋々ながら墨須、MONに事態の収拾を委ねた。作中の描写ではMONとの折り合いは良くないようだが、一定の協力関係はある様子。
7巻(表紙カバー下の書き下ろし)でパピの母親の夫[注 42]であることが明かされたが、写真はパピの母と出会った若い頃のため、墨須には気づかれているか微妙。ガングロのギャル系が好み。
加瀬木(かせぎ)
声 - 藤原啓治
金に汚い自称映像監督の犯罪者。ミーアの脱皮殻を口先三寸で引き取ったりパピの産卵シーンを含め、ドキュメントの名目で彼女たちの性的な一面を無修正で撮影し大金を稼ごうとしたが、公人に成敗された。自身の行為を棚上げして映像や奪った物の所有権を主張するなど身勝手な性格で、パピの卵(実は普通の鶏卵)を割った公人を逆恨みし、それでも懲りずに、次の犯罪を企てようとしたが、同居していたラクネラに糸で縛られた。その後の行方は不明。
加瀬木という名前は偽名で、他にも後述のレンには、フリーエージェントの名目で「草井 有三(くさい ゆうぞう)」という偽名を名乗っている。
不良達
声 - 濱野大輝(男)、清水彩香(女)
警官同様、何度か登場している。主に登場しているのは、不良カップル[注 43]や不良カップルの男が中心の不良グループの2組。
犯罪行為や他種族に対する差別的(挑発的)な発言を平気で行っており、その都度最終的には自業自得を受けるように制裁を受けたり、他種族(主にモンスター娘)達によって必ず酷い目[注 44]に遭わされるが、反省する気が無いのか学習能力が無いのか全く懲りていない。
商店街の人々
公人が利用している商店街の店員達。
パピやスーがよく子どもたちの遊び相手になっていることもあり、他種族達には友好的でいずれも公人や警官と同じ偏見を持たない側の人間ではあるのだが、パピやメロを見て魚肉や鶏肉の食品を慌てて隠すなど、他種族の文化に関する理解は今一つ。
九菜月 レン(くなんづき れん)
ラクネラの以前のホストファミリー。ラクネラを金で売ったことを悔いており、再びホストファミリーに戻ろうと、来留主家にやってきた。しかし、他種族との交流を自分たちが成長するための試練や苦難としか考えておらず、他種族のことを人格を持った対等な存在としてきちんと見ていないふしがある。そのため、悪気はないものの言動のピントがズレており[注 45]、最後はそれを見抜いた公人にホストファミリー復帰を断られたものの、断られた理由を理解しないまま泣きながら去っていった。
レンだけでなく両親も同じような性格らしく、自分から面倒な事に関わろうとしながら、精神的に打たれ弱いのですぐ挫けてしまうらしい[注 46]
若旦那
雪緒のホームステイ先の旅館の若旦那。雪緒と交際し、その仲は非常にラブラブ。
外見年齢の幼さがコンプレックスだが、雪緒にはそれがまたイイらしい。
優れたDIY技術の持ち主で、雪緒用の温泉から耐熱スーツまで何でも作り上げる。
神主
ルズのホームステイ先の稲荷神社の神主。稲荷寿司が得意料理。
参拝者の少なさに別に困ってはいないのだが、張り切るルズに合わせてくれている。
式神壱号、弐号、参号
ルズが神社で行った変身ヒロインショーを見てファンになり、そのままショーの押し掛けボランティアとなった一般人3人。
舞台の上で散々な目に遭っているが、ルズとの仲は良好とのこと。
牧場主
キャトル・メリノ・トーン・コットのホームステイ先の牧場主の青年。キャトルと交際中。
イケメンだが軽薄そうな外見のため他人から誤解されやすくパピから第一印象はチャラいと評されたが、キャトル一筋で彼女からの負傷も受け流す穏やかな性格。しかしキャトルの相手より牛の世話にかまける事が多いらしく、それがキャトルには気に入らないようだ。
複数の種族を迎え入れ、恋愛面から負傷等のトラブルも起きるなどある意味、公人と似た者同士でもある。
TALIOの社員
民間警備会社TALIOの社員。リズと鬼怒の仕事上のパートナーでステイ先。空回りする彼女たちに振り回されている。
モヒカンの大男はリズ。イケメンの男は鬼怒と組んでいる。共に恋人ではないが信頼関係は強い。

他種族

本作における「人間以外の半人間的種族」の総称。作品世界では、以前から政府レベルでは存在を認知されていたが、3年前に法整備(後述)とともに一般にも公にされ、人間社会への留学をはじめとする交流政策が始められた。偏見・差別行為・犯罪行為など軋轢も生じているものの、他種族のみで結成されたアイドルグループがデビューしたり、事業展開する者・他種族向けの施設など、文化交流から次第に社会的・経済的交流へと発展しつつある。
他種族の多くは「人間の伝説・想像上の生物(怪物)」とされてきた存在で、その多くが「半人半獣」の形態をとるが、人間はもちろん他種族間でも詳細が知られていない者(スライム)、「種族」として存在しているか不明な者(リビングデッド、ドッペルゲンガー)など様々である。
なお、多くの他種族に共通の性質として、満月の夜は性衝動を含めて活動が活発化する。
ラミア
上半身が人間、腰から下は蛇という種族。蛇の部分が体の7割を占める。
変温動物であり、温度の低い環境下(寒い日、冷水など)では動作が緩慢になる傾向がある。また脱皮をする、ピット器官がある[注 47]、樹木への登攀が得意など、生態は蛇に近い。ただし、上半身は人間と似ており、発汗も見られる。なお、尻尾の先のほうは非常に敏感で、性感帯でもあるらしい。
性質は狡猾、且つ執念深い。食性は肉食中心で、特に卵を好む。
女性しかいない種族であり、繁殖には人間の男性が必要である。連れてきた人間の男性を『一族の夫』として共有する風習を持ち、これ自体は他種族交流法により禁止された[注 48]が、未だに一族の風習として残っている。
また、毒物の扱いに長けている。
ちなみに裸を見られるよりも脱皮を見られる方が恥ずかしいらしい。
アニメ第1種のエンドカードによると、以下の亜種が存在するとのこと。
エキドナ(Echidna)
リザードマンにやや近い種族。ラミアに比べて鱗が生えている部分が広く、腕等にも鱗がある。
出血毒を有する毒牙を持ち、蛇型の下半身にはマムシに似た独特の模様がある。
メリュジーヌ(Melusine)
ドラゴニュートの要素を合わせ持つ種族。背中に生えたドラゴンの翼が特徴だが、長い下半身を浮かせるだけの揚力を得ることはできず、無用の長物と化している。
蛇というより「水蛇」であるため、水辺での生活を好む。
メデューサゴ-ゴン)(Medusa)
髪の毛が蛇になっている種族。その為、髪型を変えられないのが悩みとされる。
伝承に伝わる見た相手を石化させる能力は無いものの、視力が低いせいで目付きが鋭くなってしまい、視線を合わせた相手は身動きが取れなくなってしまう(彼女達に悪気は無い)。
ハーピー
頭と胴体が人間、両腕は翼、足は太ももから下が鱗のある鳥足になっている種族。
人間を足でつかんで飛べるほどの飛行能力を有する。飛行能力に特化したため体は小柄に進化しており、実年齢より幼く見える。
手には親指に相当する部分があるものの、前腕から手にかけてのほとんどが翼になっているため、モノを握ったりすることは構造上苦手である。また鳥と同様に鳥目なため夜は前がよく見えない。記憶力も「3歩歩けば忘れる」ほどに頼りない。
ラミア同様女性しかいない種族であり、繁殖には人間の男性が必要である。多様な遺伝子を確保するために1人の男性の元には長く居られない掟がある(今では形骸化している)。また、本作における本種の繁殖は卵生であり、繁殖活動をしなくても無精卵を産むことがある。なお、ハーピーの卵は人間社会では高額で取引されているらしい(加瀬木は卵だけでも300万円の価値があると踏んでいた)。
ハーピーの女性たちは互いに顔立ちや体格が酷似している(パピと殆ど同じ)上に、群れ(大家族)で行動する、記憶力がおぼつかないなどの理由が重なり、子供の入れ替わり、取り違えが何度も起きていたらしい。ただし当人達はあまり問題視しておらず、パピの母親もあっけらかんと「(パピは)でもまあ私の娘だろ多分」と言っている。
アニメ第2種のエンドカードによると、目玉模様やCDの鳥避けが苦手で、食性は雑食〜肉食。また、以下の亜種が存在するとのこと。
猛禽種(Raptor)
人間とほぼ同じサイズの亜種。食性は完全な肉食。
友好的とされるハーピー族の中では珍しいことにプライドが高く、気難しい。
家禽種(Poultry)
産卵することに特化したハーピーの亜種。ほぼ毎日産卵する。頭頂部のトサカが特徴。
翼が退化している為に飛行能力は無く、陸上種のように俊足なわけでもない。また、非常に臆病(チキンだから)。
なお、品種改良されたというわけではなく、元からこういう種族である。
陸上種(Lndo animal)
地上での生活に適応したハーピー亜種。翼は家禽種以上に退化しているが、逆に身体は人間よりも大きい。
鋭い爪を持つ太く力強い脚により、高速で疾走することが可能。その外見に似合わず、性格は大らか。
ケンタウロス
馬の首部分から人間の上半身が生えたような種族。
主人への忠誠心を重んじる誇り高い戦士である。生涯の主と決めた者しか背中に乗せてはならないという掟があり、ケンタウロスの背中に無理矢理乗ることは重大なハラスメント行為にあたる。
人間よりも大きな子供に大量に授乳する必要があるため、女性のケンタウロスは乳房が大きい[注 49]。また腕の長さは人間と同じであるため体を洗う時は長柄のブラシを使用するとの事。当然服の着脱にも苦労する。一方の男性のケンタウロスは「強い種を残す」という伝統から、筋骨隆々で粗野で乱暴な性格のものが殆どで、強さだけを求める野蛮人に近い(衣類は着用せず、顔も美形とは言えない。公人曰く「ゴリラ」「ドワーフ」)。
種を残すために一夫多妻制を採用しているが、妻のケンタウロスから嫌悪され、夫のケンタウロスも妻一人一人には興味がない。実は人間との間でも子をなす事が出来る。
近年では女性のケンタウロスの好みが草食化し、少子化対策の為に美形の男性を「当て馬」として利用している(ラクネラ曰く「眼前NTR」)。その方法を嫌った若い女性のケンタウロスは、大昔の「高潔な主との主従関係」を夢見て古風な喋り方や立ち振る舞いをしている(所謂カウンターカルチャー)。
体の構造上、肉や魚などの動物質のものを食べることが出来ない。好物はニンジンの他、甘い物。
アニメ第3種のエンドカードで紹介された亜種は以下の3種。
軽量種(競走種)(lightweight)
走ることに特化した種族。
ケンタウロス種にしては乳房が小さく、比較的小柄でスリム、且つ引き締まった体つきをしている。
とにかく走ることを好み、順位や記録にこだわるストイックさを持つ。また、やや気性が荒いが、それは臆病さの裏返しである。
心身共にナイーブで怪我をしやすい為、健康には人一倍気を使っている。
馬乳種(dairy breed)
母乳を分泌することに特化した種族で、他のケンタウロスと比較しても大きな乳房を持つ。
他種のケンタウロスの乳母を担うこともある為、彼らと行動を共にすることが多い。
他のケンタウロスと比べると、腰周り、胴周り、脚周りの肉付きがいいらしい。
性格は大らかで、従順。また、母性本能が強いので小さいものが好き。
重量種(heavyweight)
筋骨隆々とした屈強な体格の持ち主で、ケンタウロス族では最大の種。足も他のケンタウロスとは比べ物にならない程大きい。
全身を甲冑に包んでも問題なく動くことが可能なほどの馬力を持つ。但し、現在は甲冑を着けるようなことはそうそう無い為、その力はもっぱら農耕に用いられる。
体格に反して温厚な性格である。ぼんやりしていることも多く、悪く言えば愚鈍。
スライム
人間社会ではまだ認知されていない他種族。常に水を求める習性があり、水を取り込むと体が大きくなるが、あまり大量の水に浸かると体が溶けてしまう。逆に水を放出することで小さくなることも出来る。なお、水分をためておくメインタンクは胸部であり、一目で体内の水分量がわかる。体の構成がほぼ水分のため、取り込んでいる水分が凍結する寒冷地では凍結する恐れがある。
粘度の高い粘液を常に分泌しており、日常生活においてはこまめに掃除をしないと、滑って危険なほど。
目で見た物を何でも覚え、何でも真似をする。骨や筋肉は無いので、力はそんなに強くない。物をつかんだり水を吸収したりするのは、もっぱら触腕を用いる。
消化できるものなら食品以外でも栄養を摂取できるため人間には有害な物質でも取り込めるが、過剰に摂取すると体格や性格に影響が現れる。
スーのように人型をとるスライムはかなり珍しく、他種族に詳しいらしいセントレアも存在を知らなかった。顔にある口など、便宜上のパーツも備えている(口からの食事や、口呼吸は必要ない)
アニメ第4種のエンドカードによると、最近発見されたモン娘で、学習能力が非常に高い。水のように純粋無垢で、何色にでも染まりどんな形にも変形するとの事。紹介された亜種は以下の4種。
レッドスライム(red slime)
通常のスライムよりも酸性が強い上に体の水分が揮発し、体内の消化液の割合が高くなっている。体は通常のスライムよりも小さめ、性格は攻撃的で言動に酸っぱい発言が目立つ。食べられる物の少ない土地に適応するために、なんでも溶かして吸収する強酸性の体を手に入れたと思われる。
ピンクスライム(pink slime)
花畑などに生息する希少なスライム。花の蜜や柔らかいを食べているため甘い蜜の香りが漂う。花が咲いている時期以外の行動は不明。労せずに栄養のある物が食べられるので非常に能天気で、脳内までお花畑な性格。花という「子孫繁栄」に直結するものを摂取しているために思考もピンク色で年中発情している。
グリーンスライム(green slime)
体内に毒素を持っているスライム。毒の成分の為か発泡しており、周囲にはシャボン玉のような泡が漂う。毒素や毒を持つ生物の多い森林地帯に生息しているためと言われている。ちょくちょく会話に無自覚な毒舌が混じる。水溶性の毒の成分が含まれているためか型の維持が苦手で、完全な人型になれない。
ブラックスライム(black slime)
生息地域が廃棄物などで汚染されてしまったために真っ黒に染まってしまったスライム。元が何色だったかはもう誰にもわからない。社会風刺めいたブラックな発言をよくするが、実際のところ適当に言っているだけで自分の発言の内容はよくわかってない。非常に凶暴で人間を敵視している。
人魚
上半身が人間、下半身が魚という種族。両手の水かきや胴体側面のエラなど、一部上半身にも水生生物の特徴を有している。
保湿のために滑り気のある粘液で全身を覆っている。基本はエラ呼吸だが、エラの湿度が保たれていれば陸上でも呼吸可能で、歩行・移動以外の日常生活にも支障はない。作中の描写によれば水中であれば淡水海水いずれにも適応できるが、塩素消毒された水の中では体調を崩す模様。
魚類とは異なり恒温性であるため、温度の低い環境下でも動作が緩慢にならない。ただし寒冷地では、身体を覆う湿り気の影響で体温が奪われるのが速く、危険である。
文化的には童話の『人魚姫』が広く読み伝えられ、人気が高い。しかしその影響で悲恋、特に他種族との悲恋が流行ってしまい、特に数の多い人間と駆け落ちする人魚が後を絶たず(王族にも人間と駆け落ちした者が存在するほど)、人間との関係が悪化するほどの問題となっている。
アニメ第5種のエンドカードでは主に熱帯の海に生息するとされ、鰭や鱗は熱帯魚のようにカラフルであるとのこと。ここで紹介された亜種は以下の3種。
淡水種(Fresh water class)
定期的に海と川を行き来する人魚。旅の途中にいかなる障害があろうと、それらを乗り越えて行く強靭な精神の持ち主。
体は激しい旅に耐える為に引き締まっており、体色は比較的地味で単調。
鮫系(shark race)
鋭い歯とサメ型の下半身が特徴の人魚。雑食性が多数を占める人魚の中では珍しく、完全に肉食性。
昔は海賊紛いのことも行っていたらしいが、現在ではさすがに自重している。
下半身の骨格が軟骨で構成されている為、非常にデリケート。性格は獰猛且つ攻撃的だが、精神的に打たれ弱いという一面も併せ持つ。
ウナギ系(eel race)
ウナギのように長い下半身を持つ亜種。人魚としては珍しいことに、陸上での行動も得意とする。
体を覆う粘液の量が多い為、普通の衣服を着るのが困難。その粘液を活かしたマッサージ技術が発達しており、粘液中に美容に有効な成分が含まれるとされることもあって人魚の間では人気がある。原作35話にも登場している。
スタミナ豊富で夜が激しいので、常に寝不足気味。
アラクネ
上半身が人間、下半身が蜘蛛という種族。顔面に4つ〜6つの目があるなど、上半身の一部にも蜘蛛の特徴を有している。
手の指には鋭く尖った爪が備わっており、人の皮膚を簡単に切り裂くことができる。呼吸器官は上半身と下半身それぞれに存在している(下半身は蜘蛛の“書肺”)。下半身の蜘蛛の背中にあたる部分には模様があり、これは個人個人で違うらしい。
大型の種族で力も強く、人間を簡単に打ちのめせる。腕力には多少個人差はあるものの、同じく大型のラミアを抱えたままでビルを這い上がることも可能。
特殊能力として蜘蛛と同様に糸を吐くしかし、糸が分泌される場所は、腹部の先端である。人間を絡め取ったり、服やブランコを編んだり、「糸電話」のように壁越しに音を拾うなど、様々な形で応用できる。アラクネの糸も、人間社会では高値で取引されているらしい。
元々狩人のような生活をしている種族の習性故に起床も早く、獲物を捕まえる為の糸を用いた縄使いの腕を向上する努力を惜しまない習慣を持ち、人間のみならず各他種族の体躯に応じた新たな縄技術の開発も惜しまない。また、蜘蛛同様にカフェインを摂取すると酔っぱらってしまう。また、寒冷地では新陳代謝が落ちて休眠状態にも陥る。
アニメ第6種のエンドカードで、紹介されたのは、以下の3種。
小型種(small breeds)
基本的なアラクネに比べて小さめ身体を持つ種族。脚は長くないが、基本種よりも素早く走り回る事ができ、ジャンプも得意である。巣を張らず、歩きながら獲物を探す徘徊性のアラクネである。糸を出すことも出来るが、高所から落ちた時の為の命綱として利用する程度である。
大型種(large breeds)
基本種に比べて遥かに大きく、脚も太いうえに毛で覆われている。性格は非常に獰猛で攻撃的、力も強いうえに毒まで持っているため不用意に接近するのは非常に危険。しかしながら毒性は弱く大した害は無い。基本的に他種族交流法に好意的な種族ではない。交流があったとしても人間に襲いかかるといった問題行動を起こした者が、拘束された時程度らしい。
アシダカ種(long leg breeds)
基本種に比べ細く長い脚を持ち、糸を出さない大型種族 大型種族とは思えない程に素早く走り回り、獲物を捕獲する生粋のハンター。しかし性格は温厚。獲物を確保した後でも、他の獲物を見つけたら確保した獲物を捨ててでも新しい獲物を追うほどに狩猟本能に溢れている。 特に家庭内害虫の駆除には、一切の妥協を許さないため害虫に悩む者たちの間では、敬意を表して「軍曹」と呼ばれている。
単眼種(モノアイ)
一つ目(単眼)の人間型種族。目が一つである以外は人間と大差ない。
その眼球は人間に比べはるかに大きく、瞳孔の大きさや水晶体の厚さも人間の数倍あるため、超人的な視野と視力を持つ。その反面、近くの物の立体視は苦手で、電柱や標識にぶつかったり、3D映像を楽しめなかったりする。
瞳の表面積も大きいため、ゴミ・乾燥・花粉症などに悩まされており、目薬が欠かせない。涙腺も大きいので、乾燥を防ぐためかすぐ涙が出る。
単眼という風貌ゆえ、たいていの他人には(他種族からですら)恐れられることが多い。
アニメ第7種のエンドカードによると、以下の一族と亜種が存在するらしい。
一つ目入道
一般的なモノアイのうち、仏門に入った一族。他人からの視線という雑念から解放され、生真面目でストイック。その超視力は修行をサボってる者を見抜くのに使われる。
サイクロプス
モノアイの中では珍しく体格に恵まれた(特に胸)亜種で、他のモノアイから羨望の眼差しで見られている。その超視力は鉄の温度を正確に見極めるのに使われ、それが独自の卓越した鍛冶技術を確立させている。
バックベアード
モノアイの中でも特に強力な瞳の力を持つ亜種。催眠術、眼光による怯ませ、目から怪光線など何でもござれ。ただし力に反比例して体格は幼く子供扱いされており、それを非常に嫌う。そのためなかば疑心暗鬼になっており、少しでも優しくされると「このロリコンどもめ!!」と一喝して逃げるという。
鬼人(オーガ)
非常に大柄な体格の種族。しなやかな筋肉が収縮された特殊な体つきをしており、比類無き怪力と頑丈さを誇る。
肌は褐色で、角は1本ないし2本、耳は尖っている。角は頭蓋骨と直結しており、非常に敏感。
身長は2m以上、まれに3m近いものもおり、人間と比べてはるかに大きい。
アニメ第9種のエンドカードによると、性格はその巨体に似合わずおおらかで、のんびりした者が多いとのこと。紹介された亜種は以下の3種。
鬼(oni)
赤色ないし青色の珍しい肌の色をしている以外は、ほぼオーガと変わらない亜種。原作34話にも登場している。
身長は2m前後で、オーガ亜種の中では最も小柄(それでも人間よりは大きい)。一説によると赤鬼は涙もろく、青鬼は自己犠牲の精神を持つらしいが、真偽のほどは不明。虎柄の衣服を着用する習慣がある。
トロル(troll)
オーガよりも腕力に優れ、体つきもさらに一回り大きく、平均身長は3m以上。肌は緑褐色、角は1〜2本で太く短く、下あごから伸びた犬歯が目立つ。
男女ともに筋骨隆々でたくましく、前腕が大きく発達している。性格はオーガと同じくおおらかでのんびり屋。人間よりはるかに大きい体格のせいで、着れる服が少なくお洒落できないのが悩み。
ギガンテス(gigantes)
身長10mを越える超大型の亜種で、まさに巨人といったいでたち。
巨体ゆえに、下手に動くと人間を傷つけてしまうため、用がない時は身動きせずに大人しくしている。もはや似合うどころか着用可能な衣服が存在しないので、公序良俗を乱さない程度の衣服を身に着けるので精一杯。
ゾンビ(リビングデッド)
死後、特殊な病原菌など何らかの理由により、肉体活動が停止した状態でこの世に生き続ける者達。つまり元々人間だった者も含まれるが、この世界では他種族として定義されている。
もちろん肉体は死んでいるので、ケガをしても自然治癒できず、血液や心臓なども人造の物に変える必要があり、防腐処理をしなければ腐ってしまう。現在では防腐処理技術などが発達しているため、普通の人間と変わりない生活を送れているようだ。
とはいえ一般社会になじめるかどうかは、脳など肉体各所の腐敗進行度による。
アニメ第8種のエンドカードで紹介された亜種は以下の通り。
アーリーゾンビ
一般的なゾンビのうち、防腐処理技術が不完全だった頃のゾンビの総称。普段は低温に保たれた部屋でのんびりと過ごし、外出も冬の寒い時期にしかできない。脳の状態も若干怪しく、性格は度を超えたのんびり屋で、常に寝起きのようなテンション。
ミイラ(mummy)
砂漠などの乾燥した地域の亜種。その環境の都合上、体が傷む心配は無い。
しかし、肌の潤いをも失ってしまっている為、水分補給の為の長風呂が欠かせなくなってしまった。それ以外では、若い男から精を吸い取ることで美しさを保っているが、これは単なるプラシーボ効果であるとされる。
生前は王族や貴族等の高い地位であった人物が多いため、性格にやや難のある個体が多い。
キョンシー(Jiang shi/Chinese hopping vampire)
主に中国や台湾等のアジア圏に生息(?)するゾンビ亜種。死後硬直の症状がとても強く、身体の関節、特に肘や膝が非常に硬いため、毎朝のストレッチ代わりの太極拳が欠かせない。しかし睡眠中の関節硬化は避けられず、朝方は肘や膝をのばしたままの姿勢で、ぴょんぴょん跳ねながら移動している。
ドッペルゲンガー
影人とも呼ばれる。変幻自在の髪を用い様々なものに姿を変えられる多種族。
正確に言うとシェイプシフター(変身能力者)であり、「自分のドッペルゲンガーを見ると死ぬ」という超常現象としての本来のドッペルゲンガーとは無関係。普段から衣服を身に付けず全裸で生活しているが、それも自分本来の姿ではないので羞恥心は感じないらしい。クトゥルフ神話の「無貌の神」との類似点が多く、かつ謎めいた存在であるため得体が知れない。
コボルト
基本は人間型で、耳、鼻などに犬の特徴を持つ種族。尻尾もあり、頭部・尻尾だけでなく全身にふさふさした体毛が生えている。そのためいわゆる「無駄毛処理」が不可能で、露出の高い水着は着用できない。
嗅覚は人間の数千倍から数万倍ともいわれる[注 50]。聴覚も人間の4倍あり、特に「お散歩」という単語には電光石火の反応速度を見せる。
拳は人間より一回り大きく、手のひらには肉球がある。爪は鋭利だが、日常生活においてはヤスリで滑らかにしてある。尻尾は感情と直結しており、意識的に制御するのが難しい。
乳首は5対あり、女性は一番上が乳房として人間と同じように発達し、残りの4対はお腹の毛並みの中に隠れている。まれに第2乳房まで発達する体質の女性もいる。
種族全体でコバルトの大鉱脈を持っているため資産は潤沢であり、それを元手に様々な経営に乗り出している。
オーク
豚型の種族。他の種族と異なり人間的な要素は少なく「人語を解し二足歩行する豚」のような外見。
嗅覚が鋭く、「1km先の女性の生理の臭い」も嗅ぎ分ける。このため、立て籠もり事件の際には人間の警察は銃を携帯して接近できなかった(しかし何故かゾンビーナのホルマリン臭には気がつかなかった)。
知能も有するが、知性はあまり高くないらしく理性的な思考ができずに乱暴。一方で悪知恵は人間以上だとも言われており、狡猾で残忍、貪欲な性格の種族であるため他の種族から忌み嫌われている。また、人間との混血児は「ハーフオーク」と呼ばれ、オーク社会の中では奴隷のような扱いを受けているらしい[7]
ドラゴニュート
基本的に人間型で、ドラゴンの翼と尻尾が生えている種族。両腕も鱗で覆われている。
ラミア同様変温性で、体温が下がると動作が緩慢になる。翼は大きいが、筋力が弱く面積も狭いので、滑空程度にしか使用できない。
体格は大柄だが、ドラコのように胸の小さい者もいる。
アニメ第10種のエンドカードによると、体のどこかに逆に生えている「逆鱗」が弱点で、そこを刺激されると腰が抜けるとのこと。紹介された亜種は以下の2種。
龍人(ryu-jin)
ドラゴニュートと同じくドラゴンの性質を持っているが、こちらは東洋の龍の形状に近い。頭に鹿のような一対の角と、長い尾を持つが、ドラゴニュートのような翼は持たないため、一見するとリザードマンのようでもある。人間に比べ遥かに長寿で人間の10倍以上の寿命を持つと言われる。逆鱗が弱点なのはドラゴニュートと同じ。
ワイバーン(wyvern)
ドラゴニュートとは違い腕と翼が一体化しているたま十分な翼面積を持っており、飛行が非常に得意。理性的なドラゴニュートや龍人に比べ野生的で、非常に獰猛。しかし形状や生態がハーピーに近いためかやや頭が軽く、簡単に言いくるめる事が出来る。
ドリアード
木と人間が融合したような種族。体毛は1本もなく、かわりに葉っぱが生えている。衣服着用の文化がないため常に全裸。
地面に根を張り、光合成も行うなど、生態は植物に近い。水分、栄養の取り具合で外見年齢が変化し栄養を摂取しすぎると巨大になるが、余分な水分、栄養素は、乳頭から
母乳のように「蜜」として分泌・排泄できる。この蜜には男を惑わせる成分が含まれているとも言われているが、詳細は不明。
非常に長命な種族で、物事を急ぐ必要がないと思っている。その為に無口で他人に対してはつっけんどんな態度をとることが多い。
アニメ第11種のエンドカードで紹介された他の植物系他種族は以下の通り。
アルラウネ
花の特性を強く持つ植物系他種族。種子を残す際の受粉方法が他家受粉のため、他の生物を必要とする。他の他種族とは非常に友好的。人間部分は、植物でいうところの花に相当しており、受粉相手を誘い出すため非常に美しい女性の姿をしている。
マンドラゴラ
マンドレイクとも呼ばれる。植物の根の特性を強く持つ植物系他種族。臆病で人見知り。伝説のように地面から抜いた際に発する悲鳴を聞くと死ぬ、という事は無いが、純粋に悲鳴が大きいため間近で聞いた者は失神してしまう事がある。
デビル
角、翼、尻尾を持つ、伝承どおりの悪魔の姿をした種族。翼はあるが飛ぶことは出来ない。聴覚が優れており催眠術をかけることが出来る。白目の部分が黒いのも特徴。
小柄な種族で、ハーピー同様、成人しても子供に見える。倫理的に問題のある種族の模様で、幼い外見を悪用して交通機関や映画館などを子供料金のままで利用するものが後を絶たないらしい。
デュラハン
頭と胴体が分離する人間型の種族。頭部が結合した状態ではほぼ人間と変わらないが、デビル族同様白目の部分が黒く、肌が青いのが特徴。
首の結合はかなり甘く、激しい運動などで頭が外れてしまうことも多い。分離した首の「切断面」は、脊椎気管がむき出しとなった生々しい有様となっている模様。
結合部から漏れてしまうからか、飲み物などは頭を外した上で食道に直接流し込んで摂取する(ララのみではあるが胴体のみでお菓子を喜んだり、ミーアの料理にKOしたりと舌を介していないが味覚もある模様)。血液の循環などがどのような仕組みになっているのかは、作中でも明らかにされていない。
頭部が外れると胴体は独立した動きを始めるが、感覚などは共有した状態となっている。かなり距離が離れても感覚は繋がっているが、あまり離れすぎると互いの居所を見失う(素直モードのララ曰く落ち着かない)模様。
詩的で難解な言い回しを好み、ドリアード族ほどではないもののコミュニケーションをとるのが難しく、頭と胴体が分離するせいで本物の死神と間違われることも多いらしい。
厳密には死神ではないが、本編では臨死体験の場に姿を現すなど、「死後の世界」との関わりを覗かせる描写もある。
雪女
冷却能力を持つ種族。外見は人間と大差ないが、肌は青白く、体温も0度近い。
周囲の物体の温度を下げる能力を常時発動させており、意識的に力をセーブすれば歩いたあとにスリップ状態の氷の道を造る程度ですむが、気を抜くと辺り一面を氷付けにしてしまう。
髪にある髪飾りは冷気で自働生成され、毎日形が異なる。
九尾
基本は人間型で、耳、鼻などに狐の特徴を持つ種族。ふわふわもふもふな9本の尻尾を持つ。
この9本の尻尾を用いて、様々な姿に変身できる。しかし複雑な洋服などは化けられないため、ドッペルの変身能力には数段劣る。
また、尻尾の毛並みの維持は大変で、ブラッシングには1時間以上かかり、日常生活には何かと支障をきたしている。
ミノタウロス
牛のような角、耳、足、尻尾を持つ、非常に大型な種族。血気盛んな闘牛種と、穏やかな乳牛種とがいる。
乳牛種の乳は非常に大きく、妊娠してなくても母乳を分泌する。この母乳は栄養豊富で、乳幼児に与えるのに適していたり、牛乳アレルギーの人でも飲むことができる。しかも一部マニアからの需要が高く、供給量の少なさからとんでもない高値がつく。
パーン
羊のような角、耳、足、尻尾を持つ種族。羊毛のような体毛におおわれている。
その体毛は羊毛よりも上質で、肌触りが良い。生えるスピードは羊より速く、綺麗に刈り上げても数週間で元通りになる。
また、羊乳が採れる個体も存在する。
バロメッツ
ドリアードなどと同じ植物系の、綿のモンスター。外見がパーンに近いためか、混同されることが多い。
植物系ゆえか、農耕関係をたしなむ。
リザード
ラミアやドラゴニュートと同じ、爬虫類系モンスター。基本的に人間型で、トカゲのような尻尾があり、鱗におおわれている。
ドラゴニュートより陸上生活に適した進化をしており、翼は無く、鱗の量が多く、尻尾は太くて力強い。また尻尾の太さに合わせて、お尻も大きい。
尻尾は歩行の際のバランスとりに使うだけでなく、栄養を貯蓄するための器官でもある。緊急時には自切できるが、栄養失調に陥ってしまう。自切した尻尾はしばらくすれば再生するが、骨までは再生せず、ふたたび自切することもできない。
魚人
人魚と異なり、頭部が魚の種族。8巻時点で、男性のみしか登場していないため、女性の存在については不明。手は人魚同様水掻きがある。

その他用語

他種族間交流法
作中の3年前に成立した法律。それまで政府以外には存在が秘匿されていた人外の種族を、人間社会に受け入れるための法律。この法律に基づいて、他種族との文化交流が行われている。この法律に基づき、それぞれの種族から代表として選ばれた留学生が人間社会に送られてくる。留学生は選ばれたホストファミリーの元で生活する事が前提であり、ホストファミリーの同伴なしでは外出できない。
なお他種族間交流法には、「人間は他種族を傷つけてはならない」および「他種族は人間を傷つけてはならない」という禁則事項が存在する(なお、「傷つける」という言葉には、「キズモノにする=性交渉を行う」という意味も含まれている)。禁則事項に違反した場合、人間は逮捕されて処罰され、他種族は強制送還される。ただし、この禁則事項は、他種族が人間に対して、あるいは人間が他種族に対して、(物理的・肉体的に)傷つけなければ何をしても罪に問われないとも解釈でき[注 51]、その上、他種族が違反した場合、せいぜい強制送還される程度で済んでしまう恐れや[注 52]、逆に取り締まろうとした人間側が禁則事項に違反していると判断されて処罰されてしまう恐れもあり、この問題に対処することが、MONの結成理由の一つとなっている。但し、犯罪者への対応で正当防衛が成立するケースもある[注 53]ものの、基本的に降伏や犯罪行為を中断した時点で手が出せなくなる模様。
上記のように、色々と抜け穴だらけな法律のため改正する動きがあり、その中に「人間他種族間の結婚を許可する」という項目が含まれている[注 54]
なお、留学生の他にコボルトやMONメンバーのように、社会人として仕事をしている他種族もいる。彼女らはホストファミリーを持たず自活している模様で、単独での外出も許されている。また留学生の中にも、雪緒やANM48のように交流の一環として仕事に従事する他種族が出てきている。
MON(原作:モンスターズ・オブ・ア・ニューロゥ/アニメ:モンスターズ・ニューロゥ)
他種族間交流法によって対処できない他種族が引き起こす犯罪行為に対処するため、対応できる他種族で結成された特殊部隊。墨須の部下にあたり、全員が他種族で構成されている。出動する際は、通常はプロテクターなどをつけ武装しているが、単純な監視やデスクワークなど武力行使の想定されない仕事の時は墨須と同様に黒のスーツ姿である[注 55]
他種族間交流法保安局
他種族間交流法に違反する行為を取り締まる特殊部隊[注 56]。MONと同様、墨須の部下にあたるとみられる。MONとともに出動することも少なくないが、こちらの隊員は人間であり、人間側を取り締まるための部隊である模様。

単行本

表紙は第1巻から第7巻まではモンスター娘と公人のツーショットで登場していたが、第8巻ではモンスター娘同士のツーショットで登場している。

巻数 発売日 ISBN 初出(『月刊COMICリュウ』) 表紙キャラ
1 2012年9月13日 ISBN 978-4-19-950306-1 2012年5月号 - 9月号 ミーア
2 2013年2月13日 ISBN 978-4-19-950324-5 2012年10月号 - 2013年2月号 パピ
3 2013年7月13日 ISBN 978-4-19-950347-4 2013年3月号 - 6月号 セントレア
4 2013年11月13日 ISBN 978-4-19-950362-7 2013年7月号 - 10月号 メロ
5 2014年3月13日 ISBN 978-4-19-950386-3 2013年11月号・12月号・2014年2月号・3月号 スー
6 2014年9月13日 ISBN 978-4-19-950412-9 2014年5月号 - 8月号・10月号 ラクネラ[注 57]
7 2015年3月13日 ISBN 978-4-19-950441-9 2014年11月号 - 2015年2月号 ララ[注 58]
8 2015年8月12日 ISBN 978-4-19-950465-5 2015年4月号 - 2015年7月号 ミーアとパピ[注 59]

テレビアニメ

2015年7月よりTOKYO MXサンテレビKBS京都BS11AT-Xにて放送中。

スタッフ

  • 原作 - オカヤド
  • 監督 - 吉原達矢
  • シリーズ構成・脚本 - ふでやすかずゆき
  • キャラクターデザイン・総作画監督 - 砂川貴哉
  • サブキャラクターデザイン・総作画監督 - 赤坂俊士
  • プロップデザイン・キーアニメーター - 坂詰嵩仁
  • 美術監督 - 田邉浩子
  • 美術設定 - 平澤晃弘
  • 色彩設計 - 柳澤久美子
  • 撮影監督 - 塩見和欣
  • 編集 - 坂本雅紀
  • 音響監督 - 森下広人
  • 音楽 - manzo堤博明
  • 音楽プロデューサー - 三上政高
  • 音楽制作 - 東宝
  • チーフプロデューサー - 古澤佳寛、松下俊也、森尻和明
  • プロデューサー - 山中一孝、石山貴大、洞美帆
  • 制作プロデューサー - 比嘉勇二、山崎成人
  • プロデュース - ジェンコ
  • アニメーション制作 - ラルケ×セヴァ
  • 製作 - モン娘パートナーズ

主題歌

オープニングテーマ「最高速 Fall in Love」
作詞・作曲・編曲 - ヒゲドライバー
歌 - ミーア(雨宮天)、パピ(小澤亜李)、セントレア(相川奈都姫)、スー(野村真悠華)、メロ(山崎はるか)、ラクネラ(中村桜
第7話はEDに使用。
エンディングテーマ「Hey!スミス!!」
作詞・作曲・編曲 - ゆよゆっぺ
歌 - 墨須(小林ゆう) with MON[マナコ(麻倉もも)、ティオニシア(久保ユリカ)、ゾンビーナ(持月玲依)、ドッペル(大西沙織)]
第7話はOPに使用。
挿入歌
「エブリデイけもみみ」(第1、3、6話)
作詞 - 中野愛子 / 作曲・編曲 - 果汁100%
歌 - ANM48(相内沙英篠田みなみ千本木彩花泊明日菜新田ひより松田利冴
とらのあなイメージソング「ここだよ。」(第7話)
作詞・作曲 - 桃井はるこ / 編曲 - 小池雅也 / 歌 - UNDER17

各話リスト

話数 サブタイトル 絵コンテ 演出 作画監督
第1種 ラミアのいる日常 吉原達矢 鈴木芳成 内原茂、齋藤千恵
第2種 ハーピーとケンタウロスのいる日常 もりやまゆうじ 鈴木恵理、もりやまゆうじ
第3種 アブない事情な日常 下田正美 野亦則行 内原茂、齋藤千恵
石井ゆみこ、飯飼一幸
もりやまゆうじ
第4種 スライムのいる日常 dojag-a-gen 日下直義
野本正幸
野本正幸
第5種 マーメイドのいる日常 もりやまゆうじ ながはまのりひこ 山崎展義
第6種 脱皮と産卵する日常 きむらしんいちろう 木野目優 もりやまゆうじ、鈴木恵理
第7種 MONとアラクネのいる日常 もりやまゆうじ 飯田薫久 難波聖美、近藤瑠依
第8種 体調不良な日常 きむらしんいちろう 鈴木芳成 千光士海登、鈴木恵理
第9種 脅迫状が来た日常 ほしかわたかふみ ながはまのりひこ 山崎展義
第10種 Dのいる日常 きむらしんいちろう 野亦則行 もりやまゆうじ、飯飼一幸
長谷川哲也
第11種 デュラハンのいる日常 もりやまゆうじ 鈴木芳成 千光士海登、松岡秀明
齋藤千恵、難波聖美
鈴木恵理

放送局

日本国内 テレビ / 放送期間および放送時間
放送期間 放送時間 放送局 対象地域 [8] 備考
2015年7月8日 - 水曜 0:30 - 1:00(火曜深夜) TOKYO MX 東京都
KBS京都 京都府
サンテレビ 兵庫県
AT-X 日本全域 CS放送 / リピート放送あり
2015年7月9日 - 木曜 0:00 - 0:30(水曜深夜) BS11 日本全域 BS放送 / 『ANIME+』枠
日本国内 インターネット / 配信期間および配信時間
放送期間 放送時間 配信元 備考
2015年7月9日 - 木曜 0:30 - 1:00(水曜深夜) ニコニコ生放送
木曜 1:00 更新(水曜深夜) ニコニコチャンネル 第1話無料、第2話・第3話有料、第4話以降1週間無料[注 60]
木曜 12:00 更新 GYAO! 第1話無料、第2話以降1週間無料
バンダイチャンネル 第1話無料、第2話以降有料
有料会員は全話見放題

BD / DVD

発売日 収録話
(オンエア版+完全版)
規格品番
BD初回版 DVD初回版
1 2015年9月16日 第1話 - 第2話 TBR-25291D TDV-25297D
2 2015年10月14日予定 第3話 - 第4話 TBR-25292D TDV-25298D
3 2015年11月18日予定 第5話 - 第6話 TBR-25293D TDV-25299D
4 2015年12月16日予定 第7話 - 第8話 TBR-25294D TDV-25300D
5 2016年1月予定 第9話 - 第10話 TBR-25295D TDV-25301D
6 2016年2月予定 第11話 - 第12話 TBR-25296D TDV-25302D

CD

発売日 タイトル 規格品番
テーマソング
2015年8月19日 オープニング・テーマ「最高速 Fall in Love THCS-60063
2015年8月19日 エンディング・テーマ「Hey!スミス!!」 THCS-60064
キャラクターソング
2015年9月2日 キャラクターソング Vol.1「キスミーだぁりん♡」 ミーア THCS-60070
2015年9月2日 キャラクターソング Vol.2「PAPISM」 パピ THCS-60071
2015年9月2日 キャラクターソング Vol.3「Nobility」 セントレア THCS-60072
2015年9月16日 キャラクターソング Vol.4「あまがさのうた」 スー THCS-60073
2015年9月16日 キャラクターソング Vol.5「moon and mermaid」 メロ THCS-60074
2015年9月16日 キャラクターソング Vol.6「Rachnera Arachnera」 ラクネラ THCS-60075
サウンドトラック
2015年11月18日 オリジナル・サウンドトラック THCS-60081

Webアニメ

2015年7月7日よりニコニコ動画『モン娘チャンネル』でショートアニメ『ほぼ毎日◯◯!生っぽい動画』が配信。月曜から金曜まで25時より24時間限定で配信。土、日曜は2日間限定でその週の増刊号を配信。隠し撮り風の本編は約30秒で、それ以降はボーナストラックとして宣伝画像とボイスメッセージ「羊を数えるおやすみボイス〜モンスター娘の寝かしつけ」になっている。

増刊号第5週より本編終了後に実写映像『ほぼ毎日◯◯!生っぽい動画 24時』を配信。ロケ店は、第5週はAKIHABARAゲーマーズ本店、第6週はアニメイト新宿、第8週はコミックとらのあな秋葉原店B。

8月13日配信動画でオンエア版と本編完全版の比較動画が配信されたが諸事情により非公開となった。

Webラジオ

2015年5月29日から毎週金曜日に音泉にて『モンスター娘たちのいる日常会話』が配信されている。[9]

パーソナリティ
  • 雨宮天(ミーア役) - 第2回(公開録音)、第3回、第7回
  • 小澤亜李(ハピ役) - 第1回、第2回(公開録音)、第8回
  • 相川奈都姫(セントレア役) - 第1回、第2回(公開録音)、第3回、第7回、第8回、第11回
  • 野村真悠華 (スー役) - 第4回、第6回、第9回、第11回
  • 山崎はるか (メロ役) - 第4回、第5回、第9回、第10回
  • 中村桜 (ラクネラ役) - 第2回(公開録音)、第3回、第5回、第6回、第10回
ゲスト

脚注

注釈

  1. ^ 他種族の女性たちからは、親しみを込めて「細かいことは気にしない」「物事の認識がいいかげん」「他人の認識が雑」「他種族も『体の大きい女の子』くらいにしか思ってない」などと言われている。実際、ミーアをはじめとする他種族の少女たちがホームステイすることやそれに伴う大がかりな家の改装など、決して小さくはない出来事に対してもさらりと受け入れて順応しており、細かいことを気にしないところは確かにある模様。
  2. ^ 実は腕っぷしが強い方らしく、不良に首を絞められた時は自力で抜け出しかけており、ミーアを侮辱した不良カップルに鉄拳制裁をお見舞いした際は、手を痛めつつも2人纏めて吹っ飛ばして気絶させている。
  3. ^ 後に、サラダなど野菜ものに関してはセントレアも手伝うようになっている。
  4. ^ 第1巻第9話で、スーを助けるために自動車を運転している。
  5. ^ 墨須が用意したパピの新しい身分証明書に記載されている「ホームステイ先住所」による(第1巻第3話)。ただしアニメ版では「埼玉県」までしか見えていない。紋星町は架空の町。
  6. ^ コミック1巻、裏表紙のカバー下。
  7. ^ 公人に抱えられて移動すると、歩いていないため長い距離を移動しても記憶が持続する模様。
  8. ^ コミック1巻、裏表紙のカバー下。
  9. ^ にもかかわらず、第16話では何故かドアをバラバラに切り刻んでいる。
  10. ^ スライムはゲームでは雑魚中の雑魚だから、スーは弱いと鷹をくくるなど。
  11. ^ 下半身も、体の構造上下着を履けないのでノーパンである。
  12. ^ このCentaureaという属名はケンタウロスが由来である。
  13. ^ TVアニメ「モンスター娘のいる日常」ほぼ毎日◯◯!生っぽい動画
  14. ^ 原作第20話で廃棄された栄養剤の効果で巨大化した時には知能も成長し、かなり知的な会話ができるようになった。また、原作第31話にて温泉で硬水を吸収した時は「お堅い」性格になったり、原作第36話で海で遊んだ時は母なる海の影響か、母のような貫禄(熟女要素)が加わったりしている。
  15. ^ 毒かどうかはわかるため、人間が食べても平気かどうか判断することができる。
  16. ^ アニメ番外編『ほぼ毎日◯◯!生っぽい動画』によれば、コーヒーフィルターで体を濾過することもできるらしい。
  17. ^ これがきっかけで、公人にはっきりと好意を持つようになった模様。
  18. ^ セントレア同様、下半身は体の構造上下着を履けないのでノーパンである。
  19. ^ 「ネプチューン」は、ローマ神話の海神ネプトゥヌス(Neptunus)の英語読み。ギリシア神話のポセイドンに当たる。
  20. ^ 体の構造上、人間を傷つけてしまうことがあり、一度最初のホームステイ先の娘である九菜月レンに怪我を負わせてしまったことがある。それ以降、人間を傷つけてしまわないようにかなり気を遣っている模様。
  21. ^ ただし、子供っぽいパピやスーに対しては縛ってセクハラすることはなく、またリリスに対しても、実は大人であることが判明するまでは「大人のオシオキ」はしておらず、相手はちゃんと選んでいる模様。
  22. ^ これは、自身の姿が人間にどう見えるかを自覚しているからという理由もある模様。
  23. ^ セントレアの剣と違い、本物。ただし、本人は農作業用と言って誤魔化している。全く手入れをしていないため切れ味は無い。
  24. ^ 体だけの時は発声器官と表情がないため、吹き出しに顔文字やハートマークで読者に感情がわかるようにしている。
  25. ^ 首だけの状態で初対面の時に「汝」、その後来留主家に連れて来られた際に「貴様」と呼んでいるが、それ以降は特定の呼び名は使っていない。なお、月刊COMICリュウの作品紹介では「貴様」となっている。
  26. ^ 一度だけ、MONメンバーと同じようなプロテクター姿で他種族間交流法保安局の隊員を率い、好奇の視線を避けてラブホテルに逃げ込んだ公人とミーアを強襲したことがある(第1巻第2話)。
  27. ^ 密入国者であるスーの事を見て見ぬふりをしているのもそのため。
  28. ^ メインの銃器はチェイ・タック M200インターベンション狙撃銃(スコープは使用せず)とみられる。他にも通常のライフルや、MON用カスタムメイドの折りたたみライフル(試作品)を使用することもある。
  29. ^ セレアのバストサイズが実際には申告されている数字よりさらに大きいと知った時は真っ白になっていた(29話)。
  30. ^ アニメ版での角の色は黒。
  31. ^ 初期には「ゾビちゃん」とも呼んでいた。
  32. ^ オークに銃で蜂の巣にされる、転んだティオの下敷きになって全身の骨が折れる、巨大化したスーとキーの崩落に巻き込まれて生き埋めになる、など。
  33. ^ 右目は黄色、移植された左目は緑色。
  34. ^ 隠密行動が原則だった“D”騒動の際も、公人達を差し置いて、真っ先にバーベキューに食らいついていた。
  35. ^ 原作では架空のショップ「リビドー」となっているが、アニメではコミックとらのあなが実名で登場した。
  36. ^ スライムのスーと同様に栄養等の摂取状態で可変するため。
  37. ^ ホストファミリーを見つける気はさらさらないようで、墨須がホストファミリーについての条件等を聞きに森に訪れても無視している。
  38. ^ 公式サイト内でも「ミーアママ」と呼称されている。
  39. ^ ただし本人も公人を気に入ったらしく、自ら夜這いを掛けようとしてミーアと鉢合わせしている。
  40. ^ ガングロ・金髪・ギャルメイクは彼の趣味らしい。
  41. ^ 若旦那の話をする時だけは自然と笑顔になる。ただし自覚がないらしく、それを指摘されると照れと混乱のせいか力が暴走してしまう。
  42. ^ 容姿が似ているハーピー内で、赤子の取り違えが示唆されているため、パピの父親であるかは不明である。
  43. ^ アニメでのクレジットは「チャラ男」と「ガン黒女」。
  44. ^ ミーアと公人が済し崩し的にホテルに居る時にミーアを罵って公人の鉄拳制裁を喰らう(その後墨須の「示談」を受けた)、子供達と遊ぶパピやスーを嘲笑って脇見運転をしてた際にシボレー(後述)に轢かれそうだった子供を助けようとしたスーによって事故に遭う(その上、川に落ちそうになったスーを助ける目的で公人にシボレーを川に落とされた)、セレアにセクハラしようとした際に仲間諸ともラクネラの糸に拘束され、彼女の威嚇で気絶する等。
  45. ^ パピが名前をすぐ忘れる点を「頭の悪さへの試練」、貸してもらったメロの服を「恥ずかしい服装への試練」、セレアの部屋を「獣臭さに耐える試練」などと堂々と言い切っている。
  46. ^ ラクネラ曰く「面倒臭いマゾ」。
  47. ^ 正確には独立したピットではなく、両目に「ピット器官に類似したサーモグラフィ能力」がある。
  48. ^ 他種族による人間の誘拐、暴行、監禁に当たるため。なお、交流法施行前の行為については「お目こぼし」されている。
  49. ^ 体の大きい他種族に共通の傾向であるが、その中でもケンタウロスはずば抜けている。
  50. ^ ポルトは相手の汗の匂いを嗅ぎ分け、ちゃんと運動してるか、トレーニングをサボってないかを見抜く(嗅ぎ抜く?)。
  51. ^ 例えば、暴言等、言葉による精神的な暴力など。
  52. ^ 実際に、オーク新境地開拓連盟のリーダー格のオークは、凶悪犯罪を犯しているにもかかわらず、交流法を盾に強制送還という形で、丁重に自分を故郷へ送り届けろと、無反省な態度をとっている。
  53. ^ 久留主家を訪れた加瀬木たちに対し、犯罪の意図が露見して部下を叩きのめしている。
  54. ^ ただし、同法施行前にも人間・他種族間の婚姻、性交渉は存在した。ラミアやハーピーのように、子孫を残すためには必ず人間の男が必要な種族もあり、ケンタウロスでもセレアのような人間とのハーフが存在する。同法改正の動きも、人間との婚姻が不可欠な種族を救済する側面がある。また、パピの母親のように同法施行前からの関係を継続しているカップルもいる。
  55. ^ マナコとティオは墨須と同じく、きちんとボタンを留めたジャケットにネクタイ、スリット入りのタイトなミニスカート。ゾンビーナはジャケット(ボタンを留めていないこともある)、ノーネクタイの開襟シャツにネックレス、パンツルックと着崩している。ドッペルは髪が衣服となるため基本的に常に全裸であるが、例外的にアニメ版エンディングテーマ「Hey!スミス!!」のジャケット絵では、他のメンバーと同様に黒のスーツ姿を見せている。
  56. ^ アニメ版では、ホストファミリーの家の改装など取り締まり以外の業務も保安局で行っている模様。
  57. ^ メロンブックス限定購入のみラクネラとミーア
  58. ^ メロンブックス限定購入のみセントレアの掛替ブックカバーが封入
  59. ^ メロンブックス限定購入のみミーアとメロの掛替ブックカバーが封入
  60. ^ 当初は第1話無料、第2話以降有料だったが第4話以降1週間無料に変更。第2話・第3話も別途1週間の無料期間を設けることにしたが、実際には7月30日(木)20:00から始まり第5話配信開始の8月6日(木)1:00には終了したので1週間より若干短い。

出典

外部リンク