球体関節人形
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![]() | この記事はその主題が日本に置かれた記述になっており、世界的観点から説明されていない可能性があります。(2009年12月) |
球体関節人形(きゅうたいかんせつにんぎょう)とは、関節部が球体によって形成されている人形の総称。その特徴から、自在なポーズを取らせることが可能である。 人形ではなく、関節部が球体によって形成されている作品には「球体関節」と呼称する者もいる。
その作家として最も有名なのはハンス・ベルメールである。従来の球体関節人形をいったん分解してシュルレアリスティックに再構築した彼の作品が日本に紹介され、その美しさと妖しさが衝撃をもって受け入れられた。その影響から日本国内にこの種の人形を造形する作家が急増した。
素材は様々で、石粉粘土、素焼きなどで造られる。またビスク・ドールのように眼球にガラス、アクリル樹脂などのドールアイを用いる事がある。
2004年の映画『イノセンス』公開時、タイアップ企画として「球体関節人形展」が開催された。
日本の代表的な球体関節人形作家
[1]参照 五十音順
関連項目
- カスタマイズドール
- スーパードルフィー
- ドルフィー・ドリーム
- BJPM
- オビツボディ
- アクションフィギュア
- デッサン人形
- ドールアイ
- プリンプリン物語 - NHK人形劇の中では初めて、友永詔三の手によって人形に球体関節が採用された。操り人形としての球体関節人形の操演には、関節が不自然な向きに曲がってしまう、関節を繋ぐテンションゴムが切れて人形がバラバラになってしまう、演者が人形の重みで腱鞘炎になってしまう等の、過去にはない苦労があったとされている。
- 鋼鉄ジーグ - 作品としての製作のきっかけは、球体関節人形から応用された、磁石の球体関節を用いたタカラの合体ロボット玩具「マグネモ」に関する企画である。漫画・アニメの作中に登場する巨大ロボット『鋼鉄ジーグ』にも球状関節の設定は用いられている。また、「マグネモ」玩具の後継企画として、『マグネロボ ガ・キーン』『超人戦隊バラタック』が制作され、続編である『鋼鉄神ジーグ』も制作された。
- ローゼンメイデン - アンティークドールたちが活躍する漫画。球体関節を持っているという描写がある。
脚注
iPadアプリ
大竹京が写真家山岸伸とコラボした作品をiPadで閲覧できるアプリが発売されている。 球体関節人形vol.1 球体関節人形vol.2