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仮面ライダーウィザード

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仮面ライダーシリーズ > 仮面ライダーウィザード
平成仮面ライダーシリーズ
第13作 仮面ライダーフォーゼ 2011年9月
- 2012年8月
第14作 仮面ライダーウィザード 2012年9月
- 2013年9月
第15作 仮面ライダー鎧武/ガイム 2013年10月
- 2014年9月
仮面ライダーウィザード
ジャンル 特撮テレビドラマ
原作 石ノ森章太郎
脚本 きだつよし
監督 中澤祥次郎
出演者 白石隼也
奥仲麻琴
戸塚純貴
高山侑子
永瀬匡
小倉久寛
オープニングLife is SHOW TIME
歌:鬼龍院翔 from ゴールデンボンバー
製作
プロデュース 本井健吾佐々木基(テレビ朝日)
宇都宮孝明(東映)
制作 テレビ朝日
放送
音声形式ステレオ放送
放送国・地域日本の旗 日本
放送期間2012年9月2日 - 2013年9月29日 (全53回)
放送時間日曜 8:00 - 8:30(30分)
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仮面ライダーウィザード』(かめんライダーウィザード、欧文表記:KAMEN RIDER WIZARD[注 1]は、2012年9月2日から2013年9月29日までテレビ朝日系列で毎週日曜8:00 - 8:30(JST)に放映された特撮テレビドラマ作品、および作中で主人公が変身するヒーローの名称。

キャッチコピーは「さあ、ショータイムだ!

概要

平成仮面ライダーシリーズ第14弾。シリーズとしては初めて「魔法使い」をテーマとしているが、これは前作『仮面ライダーフォーゼ』がメカニカルな設定で変身するライダーであり、内容もSF的な要素が強かったため、趣向を変えてファンタジー路線の極みのライダーを作る、という方針がとられたためである[1]。前作『フォーゼ』では明るい主人公像が志向されていたのに対し、本作品の主人公は仮面ライダー(魔法使い)になる過程で「絶望を乗り越えて力を手にした」という経験をしており(これは後に登場する仮面ライダーメイジに変身する3人も同様)、その後も戦いにおいて度々苦悩する描写がみられる。また敵側では「異形の存在として生まれながら、元となった人間の人格を受け継いでしまった」者の苦しみも触れられ、他にも人としての心の在り方や力の使い方が語られるなど、平成ライダーシリーズの初期で見られた要素も組み込まれている。

本作品以降、全編のメインカメラがこれまでのパナソニックの「VARICAM」から、アーノルド&リヒターの最大120コマのハイスピード対応型フルHDカメラ「ALEXA」に変更されている[2]

仮面ライダーW』以降、平成仮面ライダーシリーズ作品は9月初旬開始 - 翌年8月末終了という放送スタイルを取っていたが、本作品では次作『仮面ライダー鎧武/ガイム』を10月初旬開始に変更する都合上、放送期間を9月末まで延長している。また本編は第51話でそれまでのストーリーに一区切りをつけ、第52話・第53話は『仮面ライダークウガ』から前作『フォーゼ』までの主役仮面ライダーや敵怪人が集結するストーリーとなっており、『仮面ライダーディケイド』の門矢士 / 仮面ライダーディケイドや、声のみではあるものの『仮面ライダー電王』の仮面ライダー電王 ソードフォーム(モモタロス)が同じキャストで出演する。この特別編では、本編に先行して『鎧武/ガイム』の葛葉紘汰 / 仮面ライダー鎧武も特別出演している[3]

放送形態に関しては従来のシリーズと同じく二話完結型の構成となっているが、本作品では幾つか一話完結のエピソードが挿入されている。これに関してパイロット監督の中澤祥次郎は「第1話を一話完結で見せて第2話への視聴意欲を芽生えさせようとした」、「きだ(つよし)さんと宇都宮(孝明)さんの間で『二話完結に拘らなくてもいい』という認識もあった」と語っている[4]

本作品で脚本を担当したきだつよしによると東日本大震災後の日本へのエールも込めて「今を受け入れ前に進む」ということをテーマにしているという[5]

あらすじ

本作品は、「今を受け入れて前に進む」がテーマになっている。物語の舞台は現代の日本で、すべては半年前の日食の日に開かれた「サバト」という儀式に起因している。この儀式は、優秀な物理学者の男性・笛木 奏(ふえき そう)が魔法使いとなり、「ゲート」(高い魔力を持った人間のこと)たちから魔力を抽出し、それを「賢者の石」と呼ばれる究極の「魔宝石」(まほうせき)に注ぎ込むものである。(魔宝石とは魔力を秘めた石のこと)これにより、不治の病で死んだ娘・(こよみ)を生き返らせようとしていたのである。しかし魔力不足でサバトは失敗に終わる。魔力を抽出されたゲートは「ファントム」と呼ばれる魔物を生み出して死ぬが、サバトに巻き込まれた主人公の青年・操真 晴人(そうま はると)は、生れかかった自身のファントム・ウィザードラゴンを体内に抑え込むことに成功し、魔法使いの資格を得る。ファントムを体内に持っている者だけが魔法使いになれるのである。これをもとに、笛木は魔法使いを利用して大規模なサバトを開くことを思いつき、一方で白い魔法使い(笛木が変身する魔法使いの戦士)として晴人に手を貸し、その裏ではワイズマンと名乗りファントムを統率してゲートを襲い、サバトに必要な魔法使いをそろえようとする。晴人はそれを知らず、仮面ライダーウィザード(晴人が変身する魔法使いの戦士)として、ゲートを守るためにファントムと戦う。また、サバトによって、人間の心を持ったままファントムのグレムリンとなった青年・ソラは、人間に戻るために賢者の石を狙う。賢者の石は、失敗したサバトにより不完全に蘇った、笛木の娘の姿でありながら別の人格を持った少女・コヨミの体内にあり、彼女は賢者の石の力で生きている。こうして、賢者の石をめぐって笛木とソラは対立し、それに巻き込まれるコヨミを救うため晴人が戦っていくというのが物語の軸となる。最終的には笛木もソラも死に、コヨミは消滅し、賢者の石だけが残る。晴人は二度と賢者の石をめぐる争いが起こらないように、賢者の石を人目のつかない遠い場所に運ぶ旅に出る。

登場人物

魔法使い(仮面ライダー)

操真 晴人(そうま はると) / 仮面ライダーウィザード
本作品の主人公。半年前の日食の日にファントムを生み出す儀式に巻き込まれたことで、白い魔法使いから魔法使いとなる資格を得て、ウィザードライバーウィザードリングを与えられた青年[6][7][8]。22歳。同じ悲劇を二度と繰り返させないと誓い、絶望に堕ちかかったゲートを「約束する、俺がお前の最後の希望だ」と励ましながら、仮面ライダーウィザードに変身してファントムと戦っている。
幼い頃に両親と共に交通事故に遭い、自分だけが生き残ったという過去を持つ。その時の両親の「晴人は私達の希望だ」という遺言が晴人の心の支えとなっている。その後サッカーチームに所属し、プロ選手を目指していた[注 2]が、セレクションのときにチームメイトである篠崎和也に重傷を負わせてしまい、和也の恋人の直美から激しく非難され、結果的にチームを辞退した。なお、戦闘開始時の口癖「さあ、ショータイムだ!」はサッカー選手時代からの決め台詞でもあった。
普段はお調子者を装っているが、根は真面目な性格である。過去をあまり語ろうとせず、本心を見せない。また、仲間の危機には激しい感情を露わにする。特にコヨミに関してはそれが顕著になり、救いたいがために周囲を顧みない行動を取ってしまうこともあった。
「ファントムから人を守れるのは魔法使いだけ」と考え、その使命感ゆえにファントムに敗北したり自分の行動に疑問を感じたりすると焦りや不安を露わにし、目の前で誰かが傷つくことを恐れるあまり苦悩することもある。幼い頃から自分の感情を押し殺し、他人にそれを悟られまいとして生きてきたために、一緒に戦える仲間が増えた後でも、全て一人で解決しようとして思い詰めていくことになる。しかし、小学校時代の恩師である熊谷の言葉に考えを改め、もっと仲間たちに頼っていくと約束した。
ドーナツが大好物で、移動ドーナツショップ「はんぐり〜」の常連だが、いつもお気に入りのプレーンシュガーしか注文しない(他人に奢る場合は別)。
変身前もウィザーソードガンを用いる他、一般人の前でも魔法も行使する。戦闘中にはウィザーソードガン・ソードモードを振り回したり、戦闘後には「ふぃ〜」とひと息をつくなどといった癖がある。自身がウィザードであることを隠すようなことは無く、むしろ「魔法使い」であることを公言している。
笛木がコヨミの父親であると知った後は、笛木に対する信頼と疑念の狭間で苦悩する。それでも一度は笛木を信じようと、自分の気持ちを押し殺し、コヨミを連れ去ったことを容認するが、これまでの出来事全てが笛木の策略であった事実を知り、愕然として戦意を喪失してしまう。失意の中、コヨミのためならば人柱になってもいいとすら口にするが、関係のない人々まで命を落とすことになると知り、激昂。サバトは結果として仁藤に阻止されるが、その後もコヨミを甦らせることに執着する笛木を止めるため、そしてコヨミを別の方法で救うために今一度自分を奮い立たせる。しかし、その後迎えた笛木との戦いに一度は勝利したかに思えたが、笛木の執念の前に再び倒れてしまう。そこに現れたグレムリンによってとどめを刺された笛木は消滅。更には眼前でコヨミが切り裂かれ、なす術もないままに、ついに彼女を失ってしまう。コヨミが消滅した後は、輪島が馬鹿な真似をするのではないかと不安を抱くほどに酷く気落ちして塞ぎ込むが、彼女から託された希望と言葉を胸に、一人最後の戦いへと赴く。賢者の石の力で暴走したグレムリンに苦戦するが、コヨミの希望を叶えることによって、彼女の命ではなく心を救う、という、誰のものでもなく自分自身の希望を叶えるため、渾身の突きでグレムリンから賢者の石を奪還。そして、賢者の石はコヨミと晴人自身の想いでホープウィザードリングへと姿を変え、それを指にはめた晴人の最後の一撃で、ついにグレムリンを撃破する。
戦いが終わった後は、「静かに眠りたい」というコヨミの最後の希望を叶えるために、ホープウィザードリングを安置できるような誰にも見つからない遠い場所を探し、一人旅立つ。その手には、いつものプレーンシュガードーナツと、コヨミの分であるスペシャルドーナツが握られていた。
仮面ライダー×仮面ライダー 鎧武&ウィザード 天下分け目の戦国MOVIE大合戦
『仮面ライダーウィザード 約束の場所』では主人公として登場し、ホープウィザードリングを安置できる場所を探して世界各国を旅していたが、実際はコヨミへの未練を断ち切れておらず、リングを手放せずにいた。しかしそこをウィザードラゴンを狙うオーガに付け入られ、コヨミを悪の白い魔法使いとして復活させられてしまう。更に、自らの希望であるコヨミを殺して絶望するか、コヨミが世界を破壊していくのを見て絶望するかの二択を迫られる。元凶になってしまったホープウィザードリングは、晴人自身の手で自分のアンダーワールドに存在する"在りし日の面影堂"の"在りし日のコヨミ"に託し封印した。
『仮面ライダー鎧武 戦極バトルロワイヤル!』では、イエヤスの部下達が武神鎧武の怪人たちに殺される姿を見て、天下統一に疑問を抱き、この戦いはゲームじゃないと戦いを拒む葛葉紘汰に対し、「ただ単に天下が欲しいのではなく、誰かの希望を守るために戦っている」と伝え、「守る力があるのに何もしないでいるのか」と紘汰を励まし、彼と共に武神鎧武に立ち向かった。
平成ライダー対昭和ライダー 仮面ライダー大戦 feat.スーパー戦隊
最終決戦において、仲間の復活に迷っていた乾巧に「自分の未練でコヨミを悪の魔法使いとして蘇らせてしまった」と上記の『仮面ライダーウィザード 約束の場所』での自分の経験を語り、「本当に絶望しちまったら、俺があんたの希望になってやる」と伝える。
HERO SAGA『KAMEN RIDER WIZARD EDITION -魔法使いの弟子-』
20年後の未来で瞬平が出会った未来の晴人として登場。仮面ライダーポセイドンとの戦闘で敗北と同時に過去へ巻き戻され、繰り返し戦い続けるループの状態になっており(20回は繰り返しているという)、それを打開できるのは瞬平だけだと述べ、瞬平の力でインフィニティードラゴンゴールドへ変身し、ポセイドンを倒す事ができた。
ウィザードラゴン
晴人の体内に存在する巨大なファントム[9][10]。基本カラーは金色銀色。晴人からは「ドラゴン」と呼ばれる。
晴人の「魔力」そのものであり、「サバト」の儀式で完全に誕生するはずだったが、晴人が絶望しなかったため不完全な状態である。現在は晴人に協力しているが、何れは晴人を完全な絶望に誘おうと狙っている。
晴人自身のアンダーワールドでの晴人の「お前の力も俺の希望だ」との言葉に興味を覚え、自身の力にどれほど耐えうるか見極めるため、強化形態への変身能力を授ける。その際「俺の力を使うということは、より絶望に近づくことだ」と警告した。
一度は晴人のアンダーワールドに侵入したレギオンに倒され消滅したが、晴人の強い心により再生を遂げた。(※戦闘でのスペックは後述)
仁藤 攻介(にとう こうすけ) / 仮面ライダービースト
ファントムを求めて旅をしている風来坊の青年。23歳。
決まった場所に定住せず、普段は携帯しているテントを公園や寺などに勝手に張って寝泊まりしている。
福井県出身。かつては考古学を専攻していた大学生[注 3]で、とある遺跡の調査中に封印されていたビーストドライバーを発見し、それを身に着けて扉を開いたことでビーストキマイラと一体となってしまい、ビーストキマイラに魔法を授けられるが、同時に仮面ライダービーストとなってビーストキマイラに魔力を与え続けなければ生きられない身体になってしまう[6][注 4]。そのため「食事[注 5]」を邪魔する者には誰であろうと容赦しない。しかし持ち前のポジティブさゆえに悲愴感はほとんどなく、むしろ未知の経験に興奮を覚え、「これからどうなるのか知りたい」という探究心を抱いている。そのため、「自身のアンダーワールドに入ったウィザードがビーストキマイラを倒して問題を解決する」という手段を頑なに拒んでいる。
陽気かつマイペースで豪放磊落だが、人の話を最後まで聞かず、他人が何か言おうとすると「皆まで言うな!」と遮って、勝手な解釈をして納得する大雑把な性格で、「ピンチをチャンスと考える」を信条としている[8]。前述の経緯により絶望を経験せずに魔法使いとなったため、ゲートに関する知識は皆無同然だった。
枠に捕らわれない自由奔放な性格だが、意図せず他者へ掛けてしまった迷惑や私利私欲のためにゲートを犠牲にし新たなファントムを生むことなどは「後味が悪い」と言って良しとせず、自身で尻拭いをする責任感もあり、欲に目が眩みビーストドライバーを盗んだ中本を簡単に許したり、高校の同級生で親友であった土屋から手酷い仕打ちを受けながらも、最後まで親友として救おうとするなど、根はお人好し。また、結構な女好きでもあり、敵だと分かっているにも関わらずメデューサ / ミサに「かわいい」等と述べ、26話では稲森真由をミサだと勘違いし襲い掛かり、警察に逮捕されている。
福井の実家はかなりの良家であり、彼もお坊ちゃまである。しかし昔から腕白な上に探究心旺盛だったために、それを咎める厳格な祖母・敏江とはことあるごとに衝突し、遂には大学で考古学を学ぶために家を飛び出していた。しかし、敏江の言動が自身を案じるがゆえのものであったことに気付き、ワータイガーとの戦いの一件以降、和解している。
マヨネーズは世界で一番偉大な食い物」と称するほどの極度のマヨラー[11]、何にでもマヨネーズをかけて食べることを好む。それゆえ、晴人からは「マヨネーズ」と呼ばれたこともあった。本来ファントムが悪事を働かなければ平和のはずだが、それに反比例して「餌」がないことで路頭に迷う姿がよく描かれている。自身の獲物を求めて様々な策を巡らすが、どれも浅はかで無駄足を踏んだり、自滅するのがほとんど。狙いに定めたファントムを「メーンディッシュ(主菜)」と呼ぶ。
変身前後問わず、バイクには乗らないものの、自転車に関してはそれで多くの遺跡を回った経験からかなりの運転技術を持ち、瞬平からオフロードマウンテンバイクを借りた際には、変身せずともグールを圧倒する戦闘能力を見せた。
晴人に出会った当初は「魔法使いは皆ファントムの魔力を喰らう」と思い込んでいたため、彼をライバル視する。だがファントムとゲートの関連性をある程度理解したことに加え、晴人に「明日の命より、今日の命だ」と諭されたことで考えを改め、ライバル扱いするのは変わらないものの晴人達と共闘するようになる。また、晴人が魔法を使えなくなった際には、自分とキマイラを庇ったためにウィザードラゴンがレギオンに倒されたことの責任を感じており、レギオンを倒すことに拘っていた。魔法使いになった際の関わりがない白い魔法使い(笛木)に対しては、譲の一件から強い不信感を抱いている。
自身を除く魔法使いたちが笛木の掌中に落ち、サバトを止められる最後の魔法使いとなった際、笛木と対峙するも圧倒される。しかし己の命を顧みず、笛木から奪ったハーメルケインでビーストドライバーを破壊し、ビーストキマイラを解放することでサバトを阻止した。これによりビーストキマイラの下僕から解放され、魔法使いとしての力を失った。
グレムリンとの戦いの後は、ビーストキマイラを探し出し彼のことをさらに調べるため、譲と共に(週末限定の)探索に出向く日々を送っている。
52話では、本編終了後の晴人とは違い、キマイラと別れる前の時間軸からやってきた。53話では単身アマダムに挑んだものの、アマダムが召喚した怪人達の猛攻で大ダメージを受けたことで力尽き、元の時間軸に戻され[12]その後登場することはなかった。
劇場版 仮面ライダーウィザード in Magic Land
「魔法使いの国」の住人となっている。国内では古代魔法学の権威として名が広く知られているが、「魔力流通システム」に頼らず自給自足の生活をしているため、周囲からは変わり者と思われている。ここではビーストドライバーも仁藤の自作物となっており、ファントムの魔力を喰らう必要も無い。マヨネーズ好きは変わらないが、魔法使いの国ではマヨネーズが川を泳いでいるため、夜釣りを日課としている。
仮面ライダー×仮面ライダー 鎧武&ウィザード 天下分け目の戦国MOVIE大合戦
再度キマイラを捕獲することに成功している。当初はキマイラを研究するために捕獲したとされており、魔法使いの力を使用することはなかった。しかし、『仮面ライダーウィザード 約束の場所』でオーガの出現や、白い魔法使いに変身したコヨミと戦うことができずにいる晴人を見て再びキマイラと契約する。
『仮面ライダー鎧武 戦極バトルロワイヤル!』では、ウィザードやアーマードライダーたちと共に武神鎧武に立ち向かった。
ビーストキマイラ
ビーストドライバーに封印されている巨大なファントム。一人称は「我」。基本カラーは金色と。体にライオンハヤブサカメレオンイルカバッファローの意匠が見られる[13][14]
自身は単に「キマイラ」と名乗り、自らと一体となった仁藤に魔法を与える代わりに、ファントムの魔力を提供させている。仁藤の人柄を気にいっており「どこまでも面白い奴」と評している。他のファントムのように、新たなファントムを生み出すようなことはしない風変わりな存在である。
白い魔法使いとの決戦時に仁藤の手で現実世界に解放され、サバトの魔力を魔法陣ごと全て食らい尽くした。直後、仁藤を下僕から解放し、何処かへと飛び去った。(※戦闘でのスペックは後述)
『鎧武&ウィザード』では仁藤に再度発見・捕獲されており、白い魔法使いに変身したコヨミを倒すため仁藤に力を貸した。魔力の代わりにヘルヘイムの果実を気に入ったと仁藤が語っていた。

笛木とその一派

笛木 奏(ふえき そう) / 白い魔法使い
魔法使いおよびファントムの双方を操り、双方勢力の戦いを演出する謎の人物。
茶色いコートを着用し、ステッキを携えた壮年男性。コヨミの実父[6][15]でもあり、サバトを耐え抜いた晴人の資質を認め、ウィザードライバーとウィザードリング、そして人形となったコヨミを預けた張本人。なお木崎の調査から、表の姿「笛木奏」としては多方面に精通した有名な物理学者であり、医学・科学・物理学の知識を以て科学と魔法の融合に成功、その技術を手中に収めた天才。
魔法使いに対してはリングとドライバーで変身した「白い魔法使い」として現れ、ファントムによる絶望に打ち勝った人物を魔法使いとして導きつつ、魔法石やリングなどの供給によって支援を行う。一方でファントムに対しては彼らを統率する「ワイズマン」を名乗り、ミサ達幹部級ファントムを介してゲートを絶望させる指揮を行っている[注 6]。双方の前に直接姿を現すことは少なく、普段は結界でカモフラージュした洞窟の最深部に構えたアジトに身を隠し、カーテンで隠された石室のベッドに佇んでおり、双方の状況を鑑みて白い魔法使いもしくはワイズマンそれぞれへと変身した上で出動している。
妻・京子を早くに喪い、最後の希望となった娘・暦も不治の病により死亡したことで絶望の淵に立たされ、彼女を生き返らせようと日食の日にゲートを集めサバトを開くも、魔力が足りずコヨミは定期的に魔力の供給を受けないと生きていけない不完全な存在として生き返ったため、その後はコヨミの中の賢者の石を魔力供給で維持するため晴人を魔法使いに仕立てコヨミを預けると共に、魔法使いを増やすためファントムの統制者として君臨、表向きはファントムを増やすためとしてゲートを絶望させ、それに耐え魔法使いになる資格を得る人物を選別していた。その最終目的は所詮人形に過ぎないコヨミを本当に蘇らせることである。そのために魔法使いを自分以外に4人確保[注 7]し、彼らを人柱として再びサバトを開くことを至上課題としている。コヨミを晴人に預けた本当の理由も、サバトを再び開くための魔力を温存するためであった。後にコヨミの身体が限界に近づいていることを知り、彼女の身柄を保護。そして山本昌宏を最後に4人の資格者が揃い、ゲート探索の必要がなくなったことでファントムに見切りをつけた。
目的のためには魔法使い・ファントム・ゲート・コヨミの意思や希望は鑑みず、資格を得ながらも魔法使いになることを拒否した飯島譲や山本については、阻止しようとしたビースト達を一蹴して強引に身柄を確保、精神支配を施し自らに従う奴隷へと仕立てるなど、コヨミを取り戻すためにはどのような犠牲も厭わない冷酷な一面を見せている。また、自分に非協力的な姿勢を示す晴人や輪島に対しては半ば脅しをかけて従わせようとし、自分の素性に辿りついた木崎を襲撃して重傷を負わせるなど、容赦のない行動も多く取った。こういった行動に対する罪の意識は皆無に等しく[注 8]、あまりにも身勝手な動機で多くの人間を絶望に追い込んだことを晴人から非難されても、彼らが味わった絶望など自分が味わったものに比べたら小さなものにすぎないと反論した。再度開いたサバトが失敗に終わり、その後のウィザードとの一騎打ちで相打ちとなってもなお、生前の暦とかわした「自分が必ず救う」という約束を守ろうとするがグレムリンに奪われたハーメルケインで斬りつけられたことでドライバーを破壊される。最期はコヨミを想いつつ、彼女の眼前で消滅した。
ワイズマン
  • 身長:245cm
  • 体重:145kg
笛木が魔法使いとなるために科学で造り出した人造ファントムカーバンクルを埋め込んだ姿[16]
その容姿は白を基調とした鋭角的で等身大で、この姿となりファントムと偽ることで、笛木はファントム側を操っていた。
左腕を変化させた剣による攻撃、胸部の紫色のコアからの魔宝石の生成、インフィニティースタイルの魔力を吸収・利用して破られた結界を張り直し、同時にウィザードを変身解除に追い込むなど、多彩な能力を見せるが、戦闘の際は基本的に白い魔法使いに変身しており、この姿はファントムらの前にワイズマンとして行動している時、魔宝石を生み出す時にのみ変化していた。
「サバト」を再び開くことを目標とし[8][17][18]、ファントムを増やすことで日食時と同等の魔力を賄うためだと謳い、ミサ達を動かしている。ユウゴが鬱憤を持て余した際は、彼の気質を利用した作戦を与えて出撃を許可するなど、寛大な対応をとっているが、危険なファントムであるレギオンを勝手に解放したソラを処刑しようとしたり、魔法使いが揃う見込みが付き用済みとなったミサを平然と始末するなど、邪魔者には容赦がない。
稲森 真由(いなもり まゆ) / 仮面ライダーメイジ(琥珀)
メデューサのゲートだった稲森美紗の妹で、涼泉学園高等学校の生徒。
双子[6][注 9]のため、当初は晴人・瞬平・仁藤の3人にはミサと勘違いされていた[注 10]。髪型はポニーテールだったが、後に髪を下ろしたためミサとまさに瓜二つとなった。
海外留学をしていた時期に、姉の美紗とともに両親までもが失踪している[注 11]ため、寮生活をしながら高校に通っている。
当初は美紗がメデューサを生みだし死亡したのを知らず、ミサがメデューサに変貌するのを見た際には美紗自身が怪物となったと思い込むも、晴人の説明を受けて真実を知り、それでもミサの中に美紗の心がまだ残っているのではないかと考え、ミサのもとに向かうが、実は彼女自身もゲートの一人であり、ミサに狙われているとは知らず、ミサによって家族が皆死んだことを知らされ、絶望させられる。しかし生前の姉の言葉と、自らの強い意志によって晴人と同様ファントムを生み出すことを回避し、そのことで白い魔法使いに認められ、魔法使いになるために彼と共に去って行った。
後に第40話にて晴人の行く手を阻むメデューサの前に立ちはだかり、晴人の眼前で仮面ライダーメイジへと変身する。白い魔法使いの目的である魔法使いの増員を図っているが、相手の意志を汲んで身を引いたりと良識的な判断能力を持つ。また、目の前でコヨミが魔力切れになった際には、コヨミの持つプリーズウィザードリングを介して晴人の代わりにコヨミに魔力を供給したこともある。
魔法使いになった動機は因縁の宿敵であるメデューサを倒すため[19]であり、二度の戦いで決着をつけられなかったことに対し、さらなる力を得ることを望み、白い魔法使いからその方法を教えられるが、その条件は晴人の持つインフィニティーウィザードリングを奪うことであった[注 12]。その後、メデューサを倒すことに同感した晴人からインフィニティーウィザードリングを託され、それと引き換えにホーリーウィザードリングを渡された。メデューサとの決戦後は笛木の正体を知り魔法使いとして戦うことに迷いを抱き始めるが、メイジに変身した譲に拘束され拉致された。サバトの人柱から解放された後は、魔法使いをやめることを凛子に宣言するが、彼女に「魔法使いに救われた人もいることを忘れないでほしい」ということを告げられる。そして、街で無差別に人を襲うグレムリンを見て、「誰にもらった力であれ、何のためにその力を使うかは自分が決める」と宣言し、再び戦いに臨む。グレムリンとの戦いの後は、旅立った晴人の代わりを果たすべく大門凜子と共に国安0課のサポート者になった。
なお、内に覚醒したファントムの詳細は不明[注 13]
仮面ライダー×仮面ライダー 鎧武&ウィザード 天下分け目の戦国MOVIE大合戦
『仮面ライダーウィザード 約束の場所』のみに登場。0課の凛子や木崎と共に人造ファントムの殲滅を行っていたが、突如現れたオーガに敗北する。
飯島 譲(いいじま ゆずる) / 仮面ライダーメイジ(青)
終盤から登場した中学生の少年で、ファントム・シルフィが狙っていたゲート。
幼少時代に姉代わりである朱里の自転車に無断で乗っていた時に交通事故に遭い、以降自転車に乗ることにコンプレックスを持っていたが、ビーストの自転車を使った戦闘を目の当たりにしてからは仁藤に自転車の特訓を依頼し、彼を「攻介兄ちゃん」と呼び親しくなる。
シルフィの能力で朱里が重傷を負い、絶望しかけるも強い精神力で持ちこたえたことで「3人目」の魔法使いの素質に目覚める。その数奇な運命に動揺しながらも、自身の道を見極めるために晴人たちの戦う勇姿を観戦し、結果的に魔法使いになることを棄権する道を選択するが、仁藤が彼の中に潜むファントムを排除しようとしたところ、譲を魔法使いにしようと企む白い魔法使いの襲撃に逢い拉致される[6]。その後は笛木に従う魔法使いとして精神支配されビーストを攻撃し真由を拉致する。サバトの人柱から解放された後は正気に戻り、仁藤がもう魔法使いになれないのなら自分が魔法使いとして戦うと宣言するが、仁藤に今自分がやるべきことは何なのかよく考えるよう諭される。しかし、街で無差別に人を襲うグレムリンを見て、「攻介兄ちゃんに無理をさせないため、勝手に人を救う」と宣言し、戦いに駆けつける。グレムリンとの戦いの後は中学生ということもあり、土日限定でビーストキマイラの探索に赴くようになる。また、仁藤の影響からか、自分専用のマヨネーズを必ず持参している。
真由と同じく、コヨミにプリーズウィザードリングを介して魔力を供給したこともある。なお、彼のアンダーワールドにいるファントムの詳細は不明[注 14]
『仮面ライダー×仮面ライダー 鎧武&ウィザード 天下分け目の戦国MOVIE大合戦』
『仮面ライダーウィザード 約束の場所』のみ登場。0課の凛子や木崎と共に人造ファントムの殲滅を行っていたが、突如現れたオーガに敗北する。
山本 昌宏(やまもと まさひろ) / 仮面ライダーメイジ(緑)
終盤から登場した青年で、妊娠している妻・亜矢を持ち、もうすぐ父親になろうとしていたが、最後のゲートとしてメデューサに目をつけられる。
当初は、自身がファントム・アラクネに狙われる身となっていたが、妊娠した亜矢の写真を見られてしまったことで、亜矢と生まれてくる予定の娘が新たに命を狙われる羽目になってしまい、メデューサの攻撃によって2人が死んでしまったと思い込み、絶望しかける。
しかし、ウィザードに変身した晴人によって亜矢の命が救われたことと凛子や瞬平の説得を受けたため、家族を守るという使命感から絶望を乗り越えることに成功し、「4人目」の魔法使いとしての素質に目覚めることになる。その後、笛木の魔法使いになれという要求を断っているが、譲と同様に強引に連れ去られてしまう[6]。その後、笛木に精神支配された状態で晴人の前に立ちはだかり、彼を破って捕らえる。サバトの人柱から解放された後は正気に戻り、魔法使いの力のせいで厄介なことに巻き込まれたと憤慨し、これ以上は魔法使いに関わらないと宣言して去っていく。しかし、街で無差別に人を襲うグレムリンを見て、「自分の後ろに家族がいるから、守りたい」という思いを抱き、戦いに赴く。グレムリンとの戦いの後は、無事に生まれた娘とともに幸せな家庭を築いている。
なお、彼もまたアンダーワールドの中にいるファントムの詳細は不明である。
『仮面ライダー×仮面ライダー 鎧武&ウィザード 天下分け目の戦国MOVIE大合戦』
『仮面ライダーウィザード 約束の場所』のみ登場。0課の凛子や木崎と共に人造ファントムの殲滅を行っていたが、突如現れたオーガに敗北する。

魔法使いの協力者達

コヨミ
晴人が白い魔法使いから託された少女。白い魔法使いの弁では、晴人同様サバトに巻き込まれ、ファントムを生み出すがその後も肉体が残ったとされていたが、ソラによればファントムを生み出して身体が残ることはあり得ないらしく、ミサやソラからは「魔力で動く人形」「お人形さん」と呼ばれている。その正体は不治の病で亡くなった笛木の娘、笛木 暦(ふえき こよみ)。体に生死を逆転させる魔宝石「賢者の石」が内包されており、その力で生きている[6]。しかし、笛木暦であるのは身体だけであり、人格は新たに誕生した全くの別人である。無愛想であり、当初は晴人にしか笑顔を見せることはなかったが、徐々に感情を豊かに表現するようになっていく。
現在は晴人から右手のプリーズウィザードリングを通じて魔力の供給を受けて擬似的に生きており[8][20]、魔力が尽きると死体に戻る。血が通っていないためか体温は低く、魔力で生きているためか食事を摂る必要もない。なお、中盤の頃になると魔力切れが早くなり、以前より頻繁に魔力の供給を受けなければならなくなっていく。そして肉体維持の限界が近づき、身体の一部がひび割れる現象が起き始める。
以前は自分を「化け物」と悲観したが、「前に進むには今を受け入れるしかない」と晴人に諭され、以降は彼を支援する。晴人に絶対の信頼を寄せており、何事に対しても彼の味方であり続けている。そのため、手を煩わせるような行動をしたり罵声を浴びせるゲートには、嫌悪感を露わにすることも少なくない。
凛子・瞬平に対しては自分と晴人の間に割り込むのを快く思わなかったが、凛子も瞬平も自分と同じ「晴人から希望をもらった」者同士だと聞き、徐々に受け入れていく。輪島曰く「一人で滅多に外には出ないので、定期的に晴人が付き添いで外に連れ出している」とのこと。
人間に擬態したファントムを見抜く・水晶玉を通じてファントムの出現を察知したりウィザードの戦闘の様子を映しだす・魔宝石から指輪の力を感じ取るなどの能力を持つ。
また、コヨミ自身は記憶が無いもののゲートである小説家・西園寺に幼い頃に会っており、別れ際に母から貰ったお守りであるおもちゃの指輪を落としていて、それを持ち主に返すことが西園寺の希望となっていた。
賢者の石を狙うソラによって連れ去られそうになるも、突如現れた白い魔法使いに助けられ、安全確保のため魔法で作られた空間に連れ去られて一時幽閉されるが、魔力の消耗が激しいことから気を失っている間に笛木の自宅に移動。目覚めた後その家の中で笛木の日記を盗み見てしまい、自分が笛木の娘であることと不治の病で死したことを知ってしまう。その事実にショックを隠しきれず涙するが、一度死んだ自身が多くの犠牲を出した上で蘇ることを拒み、笛木の行動を非難する。そこに現れたグレムリンを消滅させようとする笛木の目を盗んで屋敷を抜け出し、限界の近い身体でふらつきながらも壊れたブランコのある湖までたどり着く。そこで探しにきた晴人と再会するが、プリーズウィザードリングによる晴人からの魔力譲渡を拒絶。消えるのが怖いと吐露するものの、「全てを終わらせるにはこうするしかない」と嘆く。そして笛木のカバンから持ち出したインフィニティーウィザードリングを渡し、賢者の石を誰にも渡さないで欲しいと涙ながらに懇願した。しかし自分を連れ戻しにきた笛木と晴人の一騎打ちの直後、再び笛木を襲ったグレムリンにハーメルケインで斬りつけられ、賢者の石を奪われたことで身体が完全に限界を迎えてしまう。
だが既に自分の辿るべき運命を受け止めていたため、なおもどうにかして自分を救おうと必死にすがる晴人を「一度死んだ命は取り戻してはいけない」と諭す。そして、自分が幸せだったことを伝え、賢者の石のことを晴人に託して彼の腕の中で消滅した。
仮面ライダー×仮面ライダー 鎧武&ウィザード 天下分け目の戦国MOVIE大合戦
『仮面ライダーウィザード 約束の場所』のみ登場。オーガに、ホープウィザードリングに込められた晴人の未練から形作られて父親と同じ白い魔法使いとして復活させられてしまう。街を破壊し尽くそうと強力な魔法を操り、晴人たちを苦戦させる。
奈良 瞬平(なら しゅんぺい)
幼少期に読んだ絵本『森の魔法使い』の影響で、魔法使いになることを夢見る青年[6][8][20]
ファントム・ヘルハウンドに狙われていたゲートであり、自分を救ってくれた晴人を「魔法使いの助手」として手助けするようになる。晴人からも一定の信頼を得ており、後に晴人一人では手が回らない作業を分業されるようになった。
おばあちゃん子であり、自身の祖母は中学生の時に亡くなっていたため、仁藤の祖母・敏江に懐き、確執があった2人の仲を修復させようと奮闘もした。
おっちょこちょいで無駄に騒がしく、よく転んだり物を壊したり失敗も多いトラブルメーカーだが、明るく元気なムードメーカーでもある。正義感が強く、ファントムに狙われたゲート、あるいはゲートの希望になっている者のボディガード役になることが多い。
また、晴人がコヨミを救いたいあまり、笛木をおびき寄せるためにゲートをわざと絶望させようとした際には、身を挺してそれを阻止して晴人と仁藤を叱責しており、晴人を止められる数少ない1人になっている。
グレムリンとの戦いの後は、晴人が戻ってくるまで、輪島に弟子入りして指輪作りをすることを決める。
劇場版 仮面ライダーウィザード in Magic Land
「魔法使いの国」の住人となっている。晴人との面識は失われているが、性格は元と変わらず、窮地に追い込まれた晴人・コヨミを信じて助けた。また、本編の世界のおっちょこちょいな瞬平とは違って柔軟な思考を持ち合わせた頼もしいしっかり者で、魔法使いの国に迷い込みそこの常識を知らない2人を手助けしている。
『仮面ライダー×仮面ライダー 鎧武&ウィザード 天下分け目の戦極MOVIE大合戦』
『仮面ライダーウィザード 約束の場所』のみ登場。彼が初めて作った「チチンプイプイウィザードリング」が『約束の場所』において重大な鍵となる。
HERO SAGA『KAMEN RIDER WIZARD EDITION -魔法使いの弟子-』
鴻上の依頼を受けて指輪製作に乗り出し、虹の意匠を持つ指輪を作り上げたが、直後に仮面ライダーウィザードの襲撃を受ける。バースドライバーの回線で通話をかけた鴻上からウィザードライバーを用いて指輪を行使するよう促され、20年後の未来へと跳ぶ。
大門 凛子(だいもん りんこ)
警視庁鳥井坂署の新米女性刑事[8][21]。田舎の駐在をしていた父への憧れから警察官になる道を選んだ。
「人を守るのが警察の務め」という信念を持ち、管轄上ファントムの事件に関われないことに不満を抱く。ファントム・ミノタウロスに狙われていたゲートであり、自分を救ってくれた晴人を慕い、面影堂に出入りするようになる。自ら率先して物事に首を突っ込んでいく癖もあり、それを晴人に不安視されている。しかし、普段は面影堂に集まる面々の中でも年上ということもあり、暴走しがちな瞬平や仁藤を引き止めるストッパー的な役割も担っている。晴人や真由が苦悩していたり動揺している時にはそっと背中を押すような言葉をかける場面も多い。しかし、女性にしてはガサツな一面があり汚れた自分のパンツを脇にあった晴人の上着で拭いたりしており、その性格ゆえか浮ついた色恋沙汰は見聞きしない。
ファントムの関わる事件を本来の職務より優先して捜査することを署長や木崎に察せられているが、木崎の指示で大目に見られている。
コヨミとは、当初彼女から拒絶されていたこともありぎこちなかったが、根気強く接し続け、少しずつ仲を深めていく。彼女の最期を知った際には、あんまりだと涙を見せた。
ある日、偶然ユウゴと遭遇。単独で彼の身元を調査し、ファントムであることを知るも、「やりたいことをやれない」と言う彼を自身と重ね合わせ、フェニックスとは知らずに心を通わせようとする。その結果フェニックスの暴走を招き、瀕死の重傷を負わされ、ウィザードを呼び寄せるための餌として捕らわれてしまう。しかし晴人に救出され、この一件から「魔法使いじゃなくても、人々をファントムから守る」という決意をより固めた。
後に、行方不明となった木崎の根回しにより国安0課へと配属(出向扱い)となった[6]。グレムリンとの戦いの後は、すべてのファントムが殲滅されたのか確認するため、活動を続けている。
劇場版 仮面ライダーウィザード in Magic Land
「魔法使いの国」の住人となっている。瞬平同様、晴人との面識は失われているが、性格は元と変わらず、窮地に追い込まれた晴人・コヨミを信じて助けた。
『仮面ライダー×仮面ライダー 鎧武&ウィザード 天下分け目の戦国MOVIE大合戦』
『仮面ライダーウィザード 約束の場所』のみ登場。
HERO SAGA『KAMEN RIDER WIZARD EDITION -魔法使いの弟子-』
ウィザードが暴れている報を受けて現場に赴き、殺されかけた瞬平を助ける。後に「時間外労働」を理由にバースの変身を解除した里中エリカにバースドライバーを押し付けられ、仮面ライダーバースに変身してウィザードに立ち向かう。
輪島 繁(わじま しげる)
骨董品屋・面影堂の店主。
半年前の「儀式」から生還した晴人とコヨミを匿い、店に居候させている[6][8]
様々な魔力を有する魔宝石を加工して、魔法使いが魔法を行使する時に使用する指輪(ウィザードリング)を製作することが可能[22]な作中唯一の人物。だが、当の本人は指輪の効果が確認できないので、晴人達に出会うまでウィザードリングを作っている自覚はなかったものの、 1年ほど前に笛木から後に晴人が使う各ウィザードリングの加工を依頼されており、自身が作った指輪で悲劇を生んでしまった罪悪感から晴人達に協力する。本人曰く「魔宝石の声に耳を傾けて指輪を作っているだけであり、その効果は使ってみなければわからない」とのこと。苦悩する晴人を叱責し慰めたり、コヨミが笛木に連れて行かれた際には「本当の父親のそばにいた方がいい」と呟く等、突然現れた二人を実の子供のように可愛がっており、彼らの行く末を常に案じていた。
特別編の世界では他のメンバーとは違い、彼だけは普段と変わりがなかった。
劇場版 仮面ライダーウィザード in Magic Land
「魔法使いの国」の住人となっている。魔法使いの国での「面影堂」はウィザードリングの販売店となっており、その店主を務めている。
『仮面ライダー×仮面ライダー 鎧武&ウィザード 天下分け目の戦国MOVIE大合戦』
『仮面ライダーウィザード 約束の場所』のみ登場。
HERO SAGA『KAMEN RIDER WIZARD EDITION -魔法使いの弟子-』
瞬平が未来に跳んで姿を消して以後、不在の彼の代わりに鴻上ファウンデーションが依頼した3枚のメダルを製造したが、オオカミウオと間違えて「オオカミ」のメダルを作ってしまい、鴻上からもその欲望の無さを酷評されていた。

その他

店長
移動ドーナツショップ「はんぐり〜」の店長[6]
ピンクのエプロンに奇抜なヘアスタイル、オネエ言葉が特徴。常連の晴人を「ハルくん」と呼んでいる。新作ドーナツ作りにも熱心で、晴人には来店する度に新作を勧めているが、いつもプレーンシュガーしか注文してくれないのが悩みの種[注 15]
グレムリンが無差別に人を襲った際に店を壊されてしまうが、後に再建している。
特別編の世界では店員と夫婦になり年老いた姿になっていた。
仮面ライダー×仮面ライダー ウィザード&フォーゼ MOVIE大戦アルティメイタム
実はアクマイザーによって無理矢理作らされた「ゲート」であったこと、本名が上村 優(かみむら ゆう)であることが明らかにされており、同作品での事件以降は目の前で変身した晴人を応援する場面もあるなど、晴人が魔法使いであることを知っているとうかがわせる描写も見られた。
仮面ライダー×仮面ライダー 鎧武&ウィザード 天下分け目の戦国MOVIE大合戦
『仮面ライダーウィザード 約束の場所』に登場。
店員
移動ドーナツショップ「はんぐり〜」の店員[6]。設定上の正式な名前は不明だが、瞬平からは「リョウさん」と呼ばれた[23]
晴人達の話を聞いて暴走しがちな店長を牽制したり、逆に巻き込まれたりすることが多い。店長と共に晴人に新作ドーナツをすすめるが、肝心の晴人がプレーンシュガー以外は目もくれないため、毎回失敗している。
劇中では店長と彼以外の店員の存在は確認されていない。
木崎 政範(きざき まさのり)
警視庁国家安全局0課所属の刑事[6][22]。階級は警視。きちんと整った髪・眼鏡が特徴。一人称は「私」又は「俺」。
普段は冷徹でクールだが、「普通の人間は関わるな」と告げた晴人に掴みかかり、「ファントムに対抗できるのが自分だけだと思うな」と反発するなど、情熱的な面も時折見せる。
ウィザードやファントムが関わった事件を捜査しており、情報操作により両者の存在が一般に知られないようにしている。
半年前に謎の大量失踪事件を先輩である片山義男と共に捜査していたが、捜査の過程で片山の息子・直己がゲートであることを知り、彼を助けようとして片山がファントムに殺害されたため、自分達の無力さを痛感している。それゆえ、警察も魔法の力を一刻も早く手にするべきと考えて輪島を0課に軟禁し、失踪事件の手がかりとして片山が手に入れた緑の魔宝石[注 16]を指輪に加工するように強要した。
直己には「父を見殺しにした」と誤解されていたが、実際は真実を知った直己が自責の念から絶望しないよう、我が身を捨ててでも片山との約束のために直己を守ろうとしていた。
晴人=ウィザードをファントム同様の「化け物」と見なしていたが、輪島から「指輪を使えるのは魔法使いだけ」と聞いたこと・大切な人を守りたい気持ちはお互い一緒と知ったことなどから考えを改め、面影堂に緑の魔宝石を託した。それ以降は高圧的な態度こそ変わらないものの、晴人に情報提供をしたり、戦いに苦悩する晴人に活を入れるなど、協力的な姿勢を見せている。
第41話ラストにて、凛子たちが完成させた笛木のモンタージュ写真から笛木のことを調査して彼の素性を知ることになるが、直後、何者か[注 17]に襲撃された形跡を残したまま行方不明となった。その後仁藤たちに発見され、命に別状はないものの意識不明の状態となっていたが、後に意識を取り戻し晴人に笛木の素性と家の場所を伝えた。
『仮面ライダー×仮面ライダー 鎧武&ウィザード 天下分け目の戦国MOVIE大合戦』
『仮面ライダーウィザード 約束の場所』に登場。
署長
鳥井坂署の署長。事なかれ主義。凛子に対しては何かと嫌味を言うが、木崎には頭が上がらない。
第51話で自身も国安0課に加入を申し出たが、木崎に断られた。

魔法石の中の世界

魔法石の中の世界に召喚された仮面ライダーについては、下記およびリンク先を参照。 クウガからフォーゼまでの13人はレジェンドライダーリングによって召喚されたが、ウィザード・ビースト・鎧武はレジェンドライダーリングとは無関係に石の中からの声に呼ばれて召喚された。なお、ビーストは「キマイラの力を失う前の時間」から召喚されている[注 18]

少年と少女
アマダムから「ライダーリング」を盗み出した少年と少女。
少年の方は魔法使いと同様のドライバーを腰にし、ライダーリングをベルトにかざす事でそのライダーを召還可能。助けを救う想いから無自覚にウィザード・ビースト・鎧武を引き寄せる。魔法石の内部の住人ゆえ、いずれは怪人に変異してしまう宿命を持ち、その運命から逃れるために現実世界への脱出を望んでいた。後にその目的がアマダムに利用されていた事、そして仮面ライダーが怪人になった自分たちを殺める存在だと知らされて愕然とする。
しかし少年はアマダムとの最終決戦でウィザードの訴える「悪から生まれた存在でも仮面ライダーは人々の希望」という言葉に諭されると、「ライダーリング」に「自分が外に出る事」よりも「希望を求める事」を選び、鎧武を召喚してアマダムへの勝利に貢献した。
晴人たちの勇姿から、同じ力を持った存在でも怪人ではなく仮面ライダーになる道もある事を知り、戦いの後、少年は晴人からインフィニティーウィザードリングを受け取る。
正体は、魔法石の中の世界における「晴人(はると)」と「コヨミ(こよみ)」[注 21]
アマダム
魔宝石の中の世界の主だという怪人物。
仮面ライダークウガの体内にある霊石と同じ名前を持つ。登場する際には過去のライダーたちに敵対した人物達の衣装に変化している。
かつて魔宝石の中に封じられた魔法使いでライダーリングからその力を手に入れつつ、外の世界に出ようとする少年と少女を利用して自らも外の世界に脱出し、自身を封印した者達に復讐しようとしていた。「ライダーは悪の存在があるからこそそこから生まれる事ができた」という一種の「性悪説」を主張し、その力の源である「クロス・オブ・ファイア」[24]を持っていると自負する。
怪人たちを操ってウィザードたちを襲ったうえ、怪人態に変身してライダーたちの力を奪い取りながら圧倒したが、再び呼び出された鎧武によって形勢逆転。力を奪い返されてしまい、(鎧武を除く)各ライダーの最強形態による連続キック、ウィザードと鎧武による「ダブルライダースラッシュ」を受けて敗れ去った。

ファントム

笛木奏 / ワイズマン
笛木とその一派の項を参照。
ミサ
サバトで誕生したファントムの1体。黒髪の美少女。元となったゲートは、稲森真由の双子の姉・稲森 美紗(いなもり みさ)
物腰は柔らかいが性格は冷酷。他のファントムを監視し、彼らに指令を与える役割を担っているが、ウィザードと初めて戦ってからは時折前線に赴く様になる。人間態の際は衝撃波を発生させ、相手の威嚇に使う。
ファントムを生み出す事を「ワイズマンの意志」と語っており、ワイズマンに忠実で[6][8][25]、ウィザードの抹殺よりもゲートを絶望させることを優先している。「ゲートが減る」という理由からむやみに人間に危害を加えることを好まず[注 22]、粗暴なユウゴを問題視しているが、それなりの仲間意識はあり、一定の信頼関係を結んでいた。一方でソラのことは彼の態度もあり毛嫌いしており、ワイズマンとの交渉で、彼が自らより上の立場になったことを不服としている。
魔法使いが4人揃う見込みがついたことで用済みとされ、真由が変身したメイジのホーリーウィザードリングによって満身創痍になった所を、確保した魔法使いを倒される事を嫌ったワイズマンの手によってとどめを刺され、更には彼が白い魔法使いであった事を知り、自分が誑かされていた事を嘆きつつ塵となって消滅した。
メデューサ
  • 身長:218cm
  • 体重:151kg
ミサの怪人態[25][26]
ゲートを見抜く能力を持つ唯一のファントムであり、ワイズマンの計画に必要な存在として重用されていた。
頭部から伸びる無数の蛇を自在に操り、相手の魔力を吸収する事が可能。この際に動きを封じた相手を石化させる事も可能。主武装はアロガントと呼ばれる杖で、接近戦での武器になる他、杖の先から遠距離弾・魔力を集中する事で大蛇の形をした衝撃波を出す事も可能。ウィザード強化スタイルとも互角以上に渡り合う上、必殺技ではないもののその技を受け流すなど高い戦闘能力を誇る。
ユウゴ
サバトで誕生したファントムの1体。
無精髭を生やした派手な服装の青年[6][8][18]。元となったゲートは、花屋に勤務していた藤田 雄吾(ふじた ゆうご)で、花を愛する温厚な性格の人物だった。
日頃は調子がよくテンションの高い喋り方をし、軽薄そうに振る舞うが、感情的になると暴力的な本性を見せる。部下には居丈高に振る舞うが、ミサに対しては頭が上がらない。
直情的で粗暴な性格はミサ曰く「ゲートにまで手をかけかねない」と問題視され、長らく前線には投入されなかったが、溜まった鬱憤の解消のためにワイズマンの許可を得て前線に赴く様になる。
初戦でウィザードを圧倒するもドラゴンの力を得たウィザード フレイムドラゴンに敗れ、それ以来彼への執念を募らせていたが[注 23]、ワイズマンから許しを得られずにいた。しかしふとした事で交流を持った凛子の言葉を受けた事で「自分のやりたいことをやる」と決意し、ウィザード打倒のため凛子を人質にして強化スタイルのウィザードを圧倒する。だがビーストの乱入によって凜子を救出されたため、街で破壊活動を行い、ウィザードに再び決闘を申し込んだ。
そしてウィザードとの最終決戦に臨み、一度は敗北したフレイムドラゴンのドラゴタイマーで生成した強化スタイルの分身体をも同時に圧倒するが、新たに変身したオールドラゴンと互角以上の空中戦を繰り広げながらも逆に圧倒され、最期はオールドラゴンの「ストライクドラゴン」を喰らって太陽まで蹴り飛ばされ、太陽の熱に焼かれながら永遠に死と再生を繰り返し続けるという末路を迎えた。
フェニックス
  • 身長:246cm
  • 体重:162kg
ユウゴの怪人態で、赤を基調としたスマートな容姿をしている[18][27]
大剣・カタストロフによる攻撃、「地獄の業火」と呼ばれる魔法の炎で強襲する。ウィザードの基本四形態全てを圧倒し、必殺技すらかき消す程の戦闘能力を誇る。
死と再生を繰り返す力を持ち、倒されても復活可能だが、復活直後は魔力が大幅に減少する。しかし完全に魔力が戻ると戦闘能力が上昇し、以前受けた攻撃が効かなくなる。さらに復活する度に再生に掛かる時間が縮まっていく。これによって最終的にドラゴタイマーで分身した強化スタイル全てを相手にしてもなお圧倒する程にまで強化された。さらには背中に生成された魔法の炎を纏った翼で飛行・攻撃が可能になった。
スーパーヒーロー大戦GP 仮面ライダー3号』ではショッカーの怪人として登場。
ソラ
サバトで誕生したファントムの1体で、ファントムの中でも異端的存在[6]
ラフな格好をした青年。元となったゲートは、美容師の滝川 空(たきがわ そら)
常に少年の様な笑顔を浮かべ、他人に「ハロー」と声をかける等おどけた性格。一方で頭が非常に切れ、魔法使い達はおろか他のファントムを出し抜く事すら厭わない狡猾な策略家としての面も持ち、ファントムとしての活動の他に緑・黄色の魔法石を人間側に流すなど、独自の思惑に基づいた単独行動を行う。その得体の知れない振る舞いから、ミサ・ユウゴをはじめとする他のファントムには全く信用されず、異端視されているが、ソラ自身も他のファントム達を本心では侮蔑している。
その所以は、ソラがゲートである滝川空の人格を維持したまま覚醒した、(本人が調べた限りでは)過去に前例が無いファントムという存在にある。それゆえ自身をファントム「グレムリン」でなく人間「ソラ」であることを強調したり、他のファントムを元になったゲートの名で呼んだりと、あくまでファントムではなく人間としての観念を以て行動しており、自身がファントムへと変貌した事実を受け入れていない。
実はファントムとして異端的である以前に、元になったゲートとしても極めて異端的な存在であり、サバト以前の「滝川空」時代から「白い服と長い黒髪」という条件の女性を見つけると殺人衝動に襲われ、数十人の女性を殺害・始末してきたサイコキラー[注 24]であった。
ファントムになった後も「滝川空」としての本能には全く変化が無いままとなっており、人間とファントムのどちらからも受け入れられない異端的存在であるというジレンマを抱える事になった。その結果、最終目的として「人間になる」事を夢み、その望みに基づいた試行錯誤として、独自の行動に発展している。なお自分と同じく「人間にもファントムにもなれていない」存在である魔法使いに対してはシンパシーを感じており、晴人に自分の正体・想いを吐露する事で彼の葛藤を誘ったが、晴人が「滝川空」としての猟奇的な本性を知った事でそのアイデンティティを「人間なんかじゃない」と否定、相容れず互いに宣戦布告する事となる。
ファントムを増やそうとするワイズマンには賛同出来ず[注 25]、彼の思惑を知りたいと周囲に語るなどあくまで懐疑的に見ていた。しかしワイズマンが所持するとされる賢者の石で人間になれると考え、フェニックスの敗北後に彼の代わりとしてミサのサポート役を買って出る事で接触を開始。凶暴すぎるがゆえに幽閉されたファントム・レギオンを解放する事でワイズマン本人を誘い出し、処刑されかかりながらも交渉に成功、「ゲートを絶望させる」というファントムの使命を一任されるまでに至る[8]
しかしワイズマンへの懐疑心は捨てきれず、ゲート襲撃の合間に内偵を行った末にワイズマンの正体・目的を看破し、ファントムとの決別をミサに宣言。再び単独行動に戻ってからは、賢者の石を体内に秘めているコヨミに強い執着心を持ち、彼女に狙いを定めて誘拐しようと目論むが、遂にこれまでの勝手な行動を見逃してもらっていた笛木(ワイズマン)の怒りを買ってしまう事になり、白い魔法使いに変身した彼から徹底的に打ちのめされ、満身創痍の状態で逃亡するも、コヨミは魔法陣の中に安置されたため、ほとんど手出し不可能な状況に陥ってしまう。そのため賢者の石と交換するための人質として魔法使い達の確保を目論んだり、サバトについて語り仁藤をけしかけるなど暗躍する。そして白い魔法使いとの戦いの際に奪い取ったハーメルケインで笛木を殺害し、さらにコヨミから賢者の石を取り出して入手に成功する。
最終的に賢者の石を取り込み進化体となり、人間になるための魔力を集めるべく無差別に人を襲うが、ウィザードに賢者の石を奪われ、強化ストライクウィザードで敗北。希望を奪われた事を晴人へ皮肉気に抗議するが、「人の心を失ったお前は人じゃないだろ?」と改めてそのアイデンティティを否定され、消滅した。
グレムリン
  • 身長:232cm
  • 体重:160kg
ソラの怪人態。
ラプチャーと呼ばれる2本の刀を使用し[28]、俊敏な動きで相手を翻弄する。ラプチャーには組み合わせて大鋏の様に使用する機能もある。ウィザード・ビーストを手玉に取る程の戦闘能力を誇る。またコンクリートの壁をすり抜ける能力も見せ、隠れる場所が多い入り組んだ地形では奇襲・不意打ちで真価を発揮する。
平成ライダー対昭和ライダー 仮面ライダー大戦 feat.スーパー戦隊』では、地下帝国バダンの怪人として登場。
グレムリン進化体
  • 身長:240cm
  • 体重:170kg
賢者の石を取り込んだグレムリンが進化を遂げた姿。
全身にトゲの様な意匠を備え、頭部はより禍々しくなっているなど、通常時よりも凶暴な顔付きとなっている。
手から放つ魔力弾・胸から放つ衝撃波・笛木から奪ったハーメルケインを武器とし、賢者の石を取り込んだ事で肉体・魔力・戦闘能力は格段に強化され、3体のメイジを一掃し、通常時では手も足も出なかったウィザード インフィニティースタイルを逆に圧倒し、初めて変身解除に追い込む程の恐るべき実力を見せ付けた。しかし、賢者の石をウィザードに奪われ、元に戻ってしまう。
グール
  • 身長:190cm
  • 体重:110kg
魔石から生み出される戦闘員的存在[25]。人間では太刀打ち出来ない程の力を誇るが、思考能力は低い[8][29]

魔法使い(変身後)

本作品のキーアイテム・ウィザードリングの力で魔法使いが変身する戦士の名称。変身中は変身者の声が拡声器を通した様な音声になり、強いエフェクトが掛かる[注 26]

仮面ライダー

魔法石の中の世界に召喚された仮面ライダーについては#魔法石の中の世界を参照。

仮面ライダーウィザード

操真晴人がウィザードライバーウィザードリングを使用し、出現した魔法陣[注 27][30]を潜ることで変身する仮面ライダー[31][32]。ファントムからは「指輪の魔法使い」とも呼ばれる。

主役ライダーとしては珍しく複眼のない形状の宝石を模したマスクを備え、魔法・武器・蹴り技を駆使して戦う[注 28]。全身に纏っている黒い魔法衣は魔力による攻撃を防ぐ効果を備え、敵の魔力をも吸収して自らの力に変換できるほか、ウィザードの意志によって伸縮するため一般人を敵の攻撃から庇う時にも使用される。

基本的に魔法による特殊攻撃が主体だが、格闘では中国武術エクストリーム・マーシャルアーツを取り込んだアクションで各スタイルの差別化を行っている[注 29]。決め台詞は戦闘開始時に発声する「さあ、ショータイムだ!」、必殺技発動時に発声する「フィナーレだ!」。

スタイル
ウィザードは左中指に装着した変身リングの種類を変更することで様々な形態に変身でき、強化スタイルとオールドラゴン以外の名称は基本的に「●●スタイル」とされている。
通常スタイル
各形態ごとの専用武器が存在しないが、その代わり各スタイルに適応した魔法を駆使して戦う。
フレイムスタイル
フレイムウィザードリングを使用して変身するのエレメントを宿したウィザードの基本形態。モチーフはルビー、基本カラーは。頭部の形状は丸。音声コールは「ヒー・ヒー・ヒーヒーヒー!」。
火やを操る能力を備えるほか、基本形態らしく身体能力のバランスにも優れ、能力の調和が取れているオールマイティな形態[33][34][35]
ウォータースタイル
ウォーターウィザードリングを使用して変身するのエレメントを宿した派生形態。モチーフはサファイア、基本カラーはと黒。頭部の形状は「雫」をイメージするひし形に近い形状。音声コールは「スイー・スイー・スイー・スイー!」。
水を操る能力を備えるほか、通常スタイルの中でも魔力に優れ[36][37][38]、「リキッド」などの不可思議な魔法で敵を幻惑し、属性攻撃の他に水中戦も得意とする。格闘の基本の型は流れるような八卦掌
ハリケーンスタイル
ハリケーンウィザードリングを使用して変身するのエレメントを宿した派生形態。モチーフはエメラルド、基本カラーはと黒。頭部の形状は逆三角形。音声コールは「フー・フー・フーフーフフー!」。
風や大気を操る能力を備えるほか[39][40][41]、通常スタイルの中でもスピード・ジャンプ力・瞬発力に優れる。また、風を纏って浮遊・飛行することで空中戦も可能。ウィザーソードガン・ソードモードは逆手持ちで使用する。
ランドスタイル
ランドウィザードリングを使用して変身するのエレメントを宿した派生形態。モチーフはトパーズ、基本カラーは黄色と黒。頭部の形状は四角形。音声コールは「ド・ド・ド・ド・ド・ドン・ドゥン・ド・ド・ドン!」。
土や大地のパワーを操る能力を備えるほか、通常スタイルの中でもパワーと防御力に優れる[42][43][44]。強固な敵に対応可能なパワーファイターで、「ドリル」などの強力な魔法を使用する。格闘の型はドッシリとした地功拳
強化スタイル
新たに生成された変身リングを使用して変身する、各スタイルがウィザードラゴンの力を宿して強化された姿。自身のアンダーワールドでドラゴンに力を求め、ドラゴンが力を貸すことで変身可能となった。各フォームの名称は「●●ドラゴン」になる。頭部に2本の角、両肩に大型の魔法石が追加され、ローブの色が各スタイルの基本カラーに逆転し、胸部にウィザードラゴンの顔を模した装甲が施されている。変身時は魔法陣を潜ると共に各スタイルのエレメントを纏ったウィザードラゴンの幻影が出現し、ウィザードと一体化する。
現実世界でウィザードラゴンの力の一部を解放したことで、通常スタイルを上回る戦闘能力を発揮する。さらにスペシャルウィザードリングを使用することで変身時と同様のウィザードラゴンの幻影が出現し、一体化してウィザードラゴンの身体の一部が具現化する。
この形態でアンダーワールドに入ることで、ドラゴライズウィザードリングを使用せずにウィザードラゴンを召喚可能(召喚すると通常スタイルに戻る)[注 30]。逆に、アンダーワールド内でドラゴンを召喚している状態の時に強化スタイルに変身した場合は、スペシャルウィザードリングを使用せずとも、変身と同時に、ドラゴンの身体の一部を具現化させることも可能。
フレイムドラゴン
ホワイトガルーダを介して白い魔法使いから託された赤い魔宝石から生成されたフレイムドラゴンウィザードリングを使用して変身するフレイムスタイルの強化形態。基本カラーは赤。頭部の形状はフレイムスタイルと同様に丸。音声コールは「ボー・ボー・ボーボーボー!」。
フレイムスタイルと同様に炎や熱を操る能力を備え、身体能力がよりバランス良く強化されている。スペシャルウィザードリングを使用することで胸部にウィザードラゴンの頭部・ドラゴスカルが具現化し、強力な火炎放射を放つことが可能[45][46][47]
他の3体の強化スタイルと異なり、同じ魔宝石から生成された強力なエレメントを操るウィザードリングは存在しない。
ウォータードラゴン
コヨミがブラックケルベロスに導かれて手に入れた青の魔宝石から生成されたウォータードラゴンウィザードリングを使用して変身するウォータースタイルの強化形態[47][48][49]。基本カラーは青。頭部の形状はウォータースタイルと同様にひし形に近い形状。音声コールは「ザバザババシャーン・ザブーン・ザバーン!」。
ウォータースタイルと同様に水を操る能力を備え、魔力がより強化されている。スペシャルウィザードリングを使用することで腰部にウィザードラゴンの尻尾・ドラゴテイルが具現化し、水面を切断するほどの叩き付け攻撃を放つ。さらに同じ魔宝石から生成された強力な冷気を操るブリザードウィザードリングも使用する。
ハリケーンドラゴン
木崎から託された緑の魔宝石から生成されたハリケーンドラゴンウィザードリングを使用して変身するハリケーンスタイルの強化形態[50][51][52]。基本カラーは緑。頭部の形状はハリケーンスタイルと同様に逆三角形。音声コールは「ビュー・ビュー・ビュービュービュビュー!」。
ハリケーンスタイルと同様に風や大気を操る能力を備え、スピード・ジャンプ力・瞬発力がより強化されている。全身に風を纏って飛行・浮遊する能力も健在で、スペシャルウィザードリングを使用することで背部にウィザードラゴンの翼・ドラゴウィングが具現化し、飛行能力が更に強化される。さらに同じ魔宝石から生成された雷を操るサンダーウィザードリングも使用する。
ランドドラゴン
コヨミがソラから託された黄色の魔宝石から生成されたランドドラゴンウィザードリングを使用して変身するランドスタイルの強化形態[52][53][54]。基本カラーは黄色。頭部の形状はランドスタイルと同様に四角形。音声コールは「ド・ダ・ド・ド・ド・ゴーン・ド・ダ・ドゴーン!」。
ランドスタイルと同様に土や大地のパワーを操る能力を備え、パワーと防御力がより強化されている。スペシャルウィザードリングを使用することで両腕にウィザードラゴンの爪・ドラゴヘルクローが具現化し、3本のカギ爪であらゆる物を引き裂く。さらに同じ魔宝石から生成された重力を操るグラビティウィザードリングも使用する。
オールドラゴン
ドラゴタイマーを使用して4人の強化スタイルが出現している状態で変身するウィザードラゴンの力を限界まで引き出し、フレイムドラゴンにウィザードラゴンの全能力・全エレメントが融合した強化スタイルの超強化形態にしてウィザードの最強形態の一つ。
各強化スタイルとウィザードラゴンの全能力が常に完全な状態で解放されており、ウィザードラゴンの身体の部位がそれぞれオールドラゴスカルオールドラゴテイルオールドラゴウィングオールドラゴヘルクローに強化された状態で常に具現化している[55][56][57]
鋭い刃と化すオールドラゴウィングによる高い空中飛翔能力、オールドラゴテイルによる強力な叩き付け攻撃、オールドラゴヘルクローによる強力な切り裂き攻撃、オールドラゴスカルによる強力な火炎放射といった豊富な攻撃手段を持つ。
その力は、ドラゴタイマーによって呼び出された、4人の強化スタイルが同時に戦っても勝てなかったフェニックスを、逆に圧倒するほどの戦闘力を持つ。
インフィニティースタイル
晴人の涙から生成されたインフィニティーウィザードリングを使用して変身する彼自身の魔力とウィザードラゴンの魔力が一体化して強化されたウィザードの最強形態の一つ[注 31]。魔力の源であるウィザードラゴンが倒され魔法が使えなくなっても、希望を捨てなかったことでウィザードラゴンの復活と共に変身可能となった。基本カラーは水色銀色。頭部はダイヤモンドの指輪を模した形状[58][59]。音声コールは「ヒースイフードー・ボーザバビュードゴーン!
各部の装甲が晴人とウィザードラゴンの魔力が結晶化して生み出された魔宝石の結晶でできており、それ自体が魔力を帯びた頑強な鎧へと変化している。ローブは周囲の魔力を取り込むことで自身の魔力に変換する永久機関となっている[60]
各部の装甲はダイヤモンドを超える硬度を誇るため、並大抵の攻撃を一切受け付けず、逆に敵の武器を破壊するほどの防御力を持つ。さらにインフィニティーウィザードリングを再びウィザードライバーにかざすことで、「インフィニティー!」の音声コールと共に時間の流れに干渉した超高速移動ができ、専用武器・アックスカリバーを使用する近接格闘戦を得意とする。
その力は絶大で、強化スタイルでも勝てなかったファントムを圧倒し、ビーストハイパーや強化スタイルでも適わなかった白い魔法使いと互角に渡り合い、小説版では、もう一人の晴人が変身したオールドラゴンを、一撃で変身解除させるなどの活躍を見せている。
終盤、インフィニティーウィザードリングは一時的に真由を介して笛木の手に渡っていたが、後にコヨミが見つけて晴人に返している。リングはその後の最終話にて魔宝石の世界の晴人に託されたが、『鎧武&ウィザード』にて武神ウィザードの形見であった物をイエヤスから渡されて再び変身可能になり、『仮面ライダー大戦』でも引き続き変身している。
スペシャルラッシュ
スペシャルラッシュウィザードリングを使用して変身するウィザードの特殊強化形態。詳細はこちらを参照。
インフィニティードラゴン
フィニッシュストライクウィザードリングを使用して変身するインフィニティースタイルにウィザードラゴンの身体の部位が具現化したインフィニティースタイルの強化形態。詳細はこちらを参照。
インフィニティードラゴンゴールド[61]
フィニッシュストライクウィザードリングを使用して変身するインフィニティードラゴンの強化形態。詳細はこちらを参照。
ビーストマント
『超バトルDVD』に登場。超全集では「ビーストスタイル」と紹介している。
偶然技発動状態でビーストのファルコリングがウィザードライバーに触れた際、右肩にファルコマントを装備したことでウィザードが若干悪乗りし、さらに拝借したバッファリングを使用して左肩にバッファマントを装備したフレイムドラゴン。ファルコの飛行能力とバッファのパワーが加わり、さらにビーストマントによって防御力が強化されている。
スペック
名称 身長 体重 パンチ力
(推定値)
キック力 ジャンプ力
(ひと跳び)
走力
(100m)
フレイムスタイル 198cm 90kg 4.5t 7.3t 35m 5秒
ウォータースタイル 4.1t 6.5t 30m 4.7秒
ハリケーンスタイル 3.7t 6.1t 40m 4.2秒
ランドスタイル 4.9t 8.7t 28m 5.9秒
フレイムドラゴン 205cm 95kg 6.7t 10.9t 35m 5秒
ウォータードラゴン 5.7t 8.4t 30m 4.7秒
ハリケーンドラゴン 5t 8.1t 42m 4.2秒
ランドドラゴン 7.4t 13t 25m 5.9秒
オールドラゴン 115kg 14.8t 26t 42m 4.2秒
インフィニティースタイル 202cm 96kg 8t 11.3t 32m 5秒
ツール
ウィザードライバー
ウィザードの変身ベルト[35][62][63]。晴人自身の魔力とそれぞれのリングに宿っている魔力をシンクロさせてウィザードに変身させ、リングに込められた魔力を開放して様々な魔法を発動する。普段は中央に右手の手形が付いた普通のベルトの姿に擬態しており、この状態でも魔法リングを使用可能だが、ドライバーオンウィザードリングをかざすことで本来の姿に変化して変身リングが使用可能になる。ただかざすだけで魔法が発動可能な特性からビーストのリングにも対応している。
バックル部に黒い手形の意匠を持つハンドオーサーと呼ばれる機関を備え、これを変身リング使用時は左手側、魔法リング使用時は右手側に傾くようにバックル横のレバーを操作し、リングをかざすことでその効果を発揮する[注 32]。内部に魔力増幅用のクリスタルを備え、リング使用時は刻み込まれた魔法陣が発光する。ただし晴人の魔力が低下すると、リングをかざしても「エラー」の音声コールが発せられるだけで魔法が発動しなくなり、魔力が完全に尽きると変身が解除されてしまう。
変身手順は以下の通り。
  • ウィザードライバーを出現させ、ハンドオーサーを操作して変身待機状態にする。この時「シャバドゥビタッチヘーンシーン!」の音声コールが繰り返し発声される。
  • それぞれのスタイルに応じた変身リングを左手に装着し、顔の「目」の部分に当たるカバーを下ろした後にハンドオーサーを左手でタッチ。
  • 通常スタイル・インフィニティースタイルの場合は「(スタイル名)・プリーズ」[注 33]、強化スタイルの場合は「(エレメント名)・ドラゴン」の音声コールの後に魔法陣が出現し、スタイルに応じた音声コールと共に魔法陣が晴人の体を通過する事でそれぞれのスタイルに変身する。魔法陣は上下前後左右の様々な位置から出現するが、基本的に晴人が左手を向けた方向から出現する。
ウィザードリング
ウィザードが魔法を使用するための指輪の総称。「魔宝石[注 34]」と呼ばれる不思議な鉱石を輪島が削って金属製のリングにセットすることで生み出される[64]。指輪としてはかなり大型。ウィザードライバーやウィザーソードガンと併用することで様々な効果を発揮する。左手の中指に填める変身リングと右手の中指に填める魔法リングの2種類に分類される。各リングの名称は「○○(スタイル名/魔法名)ウィザードリング」で統一されている。魔法リングの場合はハンドオーサーを操作し、「ルパッチ・マジック・タッチ・ゴー!」の音声コールと共にリングをかざし、「(魔法名)・プリーズ」の音声コールと共にリングの絵柄に応じた魔法を発動する。キックストライクウィザードリングや強化スタイルの魔法リングといった必殺技を発動するリングの場合は「チョーイイネ!(魔法名)!サイコー!」[注 35]の音声コールと共に必殺技を発動する。
変身リングは各フォームの頭部の形状を取り[65]、魔法リングは一律で円形で、基本的に魔法の効果を表すドラゴンの図柄が現れている[66][注 36]。色は金具部分が銀色で、魔宝石部分は基本的にオレンジ色で統一されているが、強化スタイルの魔法リングやプラモンスター召喚リングなどの例外も存在する[注 37]。プリーズやエンゲージ、その他装着者に何らかの影響を与える魔法(スリープ・スメルなど)のリングは他人の指に装着させて発動させる場合もある。
ウィザードリング一覧[67][68][69]
名称 分類 効果
フレイム(Flame) 変身リング フレイムスタイルに変身する。
ウォーター(Water) ウォータースタイルに変身する。
ハリケーン(Hurrycane) ハリケーンスタイルに変身する。
ランド(Land) ランドスタイルに変身する。
フレイムドラゴン(Flame Dragon) フレイムドラゴンに変身する。
ウォータードラゴン(Water Dragon) ウォータードラゴンに変身する。
ハリケーンドラゴン(Hurrycane Dragon) ハリケーンドラゴンに変身する。
ランドドラゴン(Land dragon) ランドドラゴンに変身する。
インフィニティー(Infinite) インフィニティースタイルに変身する。
ドライバーオン(Driver On) 魔法リング ウィザードライバーを本来の姿に変化させる。
コネクト(Connect) 空間同士を繋ぐ小型の魔法陣を作成する。
キックストライク(Kick Strick) ストライクウィザード」「ストライクエンド」を発動する。
エンゲージ 装着者のアンダーワールドへ侵入する。
ドラゴライズ(Dragon Rise) アンダーワールドにてウィザードラゴンを召喚する。
スモール(Small) 装着者を小型化する。
ディフェンド(Deffender) スタイルのエレメントに応じた防壁を生成する[注 38]
スリープ(Sleep) 装着者を眠らせる。
ビッグ(Big) 魔法陣を透過した物体を巨大化させる[注 39]
ライト(Light) 魔力を光として放出し、周囲を明るく照らす。
リキッド(Liquid) 装着者の体を液体に変化させる。
バインド(Bind) 魔法陣から出現する、スタイルに応じた大量の鎖で敵を拘束する[注 40]
コピー(Copy) 魔法陣が透過した人物・物体を複製する[注 41]
ドリル(Drill) 地面を掘削可能なほどの強力な回転力を与える。
スメル(Smell) 装着者から強烈な悪臭が放出される。
エクステンド(Extend) 魔法陣を透過させた物体を柔らかくして伸縮自在にさせる。
ドレスアップ(Dress Up) 着ている服を別の服に変化させる。
エキサイト 筋力が増大して筋骨隆々な姿になる。
メリークリスマス(Merry Christmas) その場に応じた奇跡を起こす[注 42]。クリスマスの日に1回のみ使用可能[注 43]
スペシャル(Special) 強化スタイルに応じたウィザードラゴンの身体の一部が具現化する。フレイムスタイル時に使用すると魔法陣から巨大な炎を放つ[注 44]
ブリザード(Bilizzard) 魔法陣から強力な冷気を放つ。
サンダー(Thunder) 魔法陣から強力な雷を放つ。
グラビティ(Gravity) 魔法陣で指定した範囲の重力を操る。
フォール(Fall) 床などに穴を開け、そこから下へ落下する[注 45]
ホープ(Hope) 詳細不明[注 46]
クリア 別次元に移動する。
タイム(Time) 別の時代へと時間移動する[注 47]
フォーゼエンゲージ 装着者のアンダーワールドへ侵入する[注 48]
スペシャルラッシュ(Special Lash) スペシャルラッシュに変身する[注 47]
ミラクル 巨大サイズのウィザードラゴンを現実世界に召喚する[注 49]
スーパー戦隊(Super Sentai) 獣電ブレイブストライクエンド」を発動する[注 49]
フラワー(Flower) 花を咲かせたり無数の花弁を舞い散らせ、幻想的な空間を作り出す[注 50]
フィニッシュストライク(Finish Strike) インフィニティードラゴンまたはインフィニティードラゴンゴールドに変身する[注 51]
チチンプイプイ ホープウィザードリングと併用して自身の分身体を生成する[注 52][注 44]
ダンス(Dance) 振付に合わせて「Life is SHOW TIME」を踊る[注 53]
テレポート 白い魔法使い・メイジが持つ物と同型[注 44]
ガルーダ レッドガルーダを召喚し、その動力となる。
ユニコーン(Unicorn) ブルーユニコーンを召喚し、その動力となる。
クラーケン イエロークラーケンを召喚し、その動力となる。
ゴーレム バイオレットゴーレムを召喚し、その動力となる。
ウィザーソードガン
全スタイル共通のウィザードの専用武器。銃型のガンモードと剣型のソードモードの2形態をとる[35][70][71]。必要時にコネクトウィザードリングを使用して取り出す。変身前でも使用でき、かなり大型の武器だが基本的に片手で使用する。通常スタイルの場合は1本のみで使用するが、強化スタイルの場合はコピーウィザードリングを使用してもう1本増やし、二刀流・二丁拳銃・剣と銃の併用でのいずれかで使用できる。
手形型のハンドオーサーを起動し、ガンモードでは「キャモナ・シューティング・シェイクハンズ!」、ソードモードでは「キャモナ・スラッシュ・シェイクハンズ!」の音声コールと共にスタイルに応じた変身リングをかざすことで、スタイルに応じたエレメントの力を付与して威力を強化し、ガンモードでは「○○○(スタイル名)!シューティングストライク!○○・○○・○○!(○○はエレメント名に応じた音声コール)」、ソードモードでは「○○○!スラッシュストライク!○○・○○・○○!」の音声コールと共に必殺技を発動する。魔法リングをかざした場合はソードガン自体に魔法の効果を発揮する。
ガンモード
銃形態。魔力で生成した銀の弾丸を発射する。弾丸の軌道をある程度曲げることも可能。
ソードモード
剣形態。強固な刀身ファントムの硬い甲殻をも斬り裂き、内蔵された修復装置で破損しても元通りに復元される。
ドラゴタイマー
各強化スタイル共通のブレス型の専用装備[57][72]。白い魔法使いの協力で行った儀式によって、ウィザードラゴンの力を限界まで引き出した晴人の魔力が具現化した魔道具[73]。主にフレイムドラゴン時に使用され、必要時にコネクトウィザードリングを使用して取り出し、右腕に装着する。その際「ドラゴタイム」の音声コールが発声される。ハンドオーサーに似た手形状の意匠を備え、親指部分が起動レバーとなっている。中心部分には指針付きのダイアルを備え、晴人とウィザードラゴンの魔力が現在どのエレメントと適合しているかを示している。
ドラゴダイアルを反時計回りに回して火のエレメントへと合わせることで「セットアップ」の音声コールが発声され、レバーを押すことで「スタート」の音声コールと共にタイマーが起動し、ダイアルが「火→水→風→土」の順にエレメントを指しながら回転していき、それと連動して先端の結晶体がエレメントと対応する色に発光する。各エレメントを指している際に再度レバーを押すことで対応する強化スタイルの名称がコールされ、結晶体に流れた魔力がその形態の分身体として実体化する。この分身体は使用者の肉体だけでなく意識その物も複製されているため、コピーウィザードリングによる分身体とは異なり別個に行動可能。
ダイアルが1回転すると「ファイナルタイム」の音声コールと共に待機状態となり、その状態でレバーを押すことで「ドラゴンフォーメーション」の音声コールと共に生成している分身体の数に応じた必殺技を発動する。さらに「ファイナルタイム」の音声コールが発声されている状態で結晶体をドライバーにかざすことで、「オールドラゴン・プリーズ」の音声コールと共にウィザードラゴンの幻影がフレイムドラゴンと一体化してオールドラゴンに変身する。
アックスカリバー
ウィザードラゴンの幻影が変形して具現化される、ウィザードラゴンの魔力で作られているインフィニティースタイルの専用武器。長剣型のカリバーモードと斧型のアックスモードの2形態をとる[74][75][76]。ウィザーソードガンと同様に基本的に片手で使用する。通常はカリバーモードの状態で使用されるが、刀身に描かれた紋章にインフィニティーウィザードリングをかざすことでアックスモードにターンオン(モード移行)させる[77]
カリバーモード
剣形態。この形態では「時の流れに干渉する」という効力を持ち、目にも止まらぬ超光速戦法を仕掛けられる[75][76]
アックスモード
斧形態。切れ味より威力を重視したモードで、カリバーモードの柄が肉厚な刃となり[76][78]、膨大な魔力を帯びても刀身が崩壊しないなど耐久力にも優れる。
この状態でハンドオーサーにハイタッチの要領で触れることで、「ハイタッチ!シャイニングストライク!キラ・キラ」の音声コールと共に後述の必殺技を発動する。また5回触れることで、「ハイタッチ!プラズマシャイニングストライク!キラ・キラ!」の音声コールと共に後述の別の必殺技を発動する[注 54]
必殺技
いずれの技も特定の魔法リングをウィザードライバーに、変身リングをウィザーソードガンにかざすことで発動する。必殺技を受けて倒されるとスタイルに応じた魔法陣が浮かび上がる。基本的に技名は呼称されない。
全形態共通
ストライクウィザード
キックストライクウィザードリングを使用して発動する[79]。足元に発生した魔法陣からスタイルに応じたエレメントを右足に纏い、ロンダート(側方倒立回転跳び1/4ひねり)によって威力を増幅して空中反転し、跳び蹴りを叩き込む。また『みんなで宇宙キターッ!』で使用した事前にコピーウィザードリングを二度使用し、コピーで生成した3人の分身体と共に放つパターン、ドリルウィザードリングを使用し、右足に纏ったエレメントがドリル状に変化し、自身もドリルの要領で回転してそのままドリルキックを叩き込むパターンも存在する。破壊力は21t。
強化ストライクウィザード
足元に発生した巨大な魔法陣と共にその場で高く跳躍し、巨大な魔法陣から出現した5色のエレメントを纏ったウィザードラゴンの幻影の体当たり攻撃と共に巨大魔法陣ごと跳び蹴りを叩き込む。
ストライクエンド
アンダーワールドでキックストライクウィザードリングを使用して発動する[80]。ストライクフェーズに変形したウィンガーウィザードラゴンを右足に合体させ、スタイルに応じたエレメントと巨大な自身の幻影を纏って跳び蹴りを叩き込む。
シューティングストライク
ウィザーソードガン・ガンモードから放つスタイルに応じたエレメントの弾丸で敵を撃ち抜く。
フレイムシューティング[81]
ウィザーソードガン・ガンモードにフレイムウィザードリングを使用して発動する。火炎弾を連射し、敵を燃やし尽くす。
ウォーターシューティング[82]
ウィザーソードガン・ガンモードにウォーターウィザードリングを使用して発動する。水のエネルギーを凝縮し、強力な水流を放つ。
ハリケーンシューティング
ウィザーソードガン・ガンモードにハリケーンウィザードリングを使用して発動する技だが、劇中未使用。
ランドシューティング
ウィザーソードガン・ガンモードにランドウィザードリングを使用して発動する技だが、劇中未使用。
スラッシュストライク
刀身にスタイルに応じたエレメントを纏ったウィザーソードガン・ソードモードで敵を一刀両断する。強化スタイル時に使用した場合は通常スタイルよりも威力が強化されている。
フレイムスラッシュ[81]
ウィザーソードガン・ソードモードにフレイムウィザードリングまたはフレイムドラゴンウィザードリングを使用して発動する。刀身に炎の属性を付加し、炎と共に敵を斬り裂く。離れた敵に対しては炎の力を宿した赤い衝撃波を一刀又は十字に飛ばす。『ウィザード&フォーゼ』では二刀流で使用している。
ウォータースラッシュ[82]
ウィザーソードガン・ソードモードにウォーターウィザードリングまたはウォータードラゴンウィザードリングを使用して発動する。刀身に水の属性を付加させ、水の力を宿した青い衝撃波を飛ばす。
ハリケーンスラッシュ[83]
ウィザーソードガン・ソードモードにハリケーンウィザードリングまたはハリケーンドラゴンウィザードリングを使用して発動する。刀身から竜巻を出現させて飛ばし、敵を巻き込んで拘束。風の力を宿した緑の衝撃波を飛ばし、拘束した敵を竜巻ごと両断する。衝撃波だけ放つ場合もある。
ランドスラッシュ[84]
ウィザーソードガン・ソードモードにランドウィザードリングまたはランドドラゴンウィザードリングを使用して発動する。刀身に土の属性を付加させ、土の力を宿した黄色い衝撃波を飛ばして攻撃する。
スタイル専用必殺技
括弧内は使用スタイル。
ドラゴンブレス[81](フレイムドラゴン)
スペシャルウィザードリングを使用して発動する。背部に魔法陣が出現すると同時に宙に浮き、胸部に具現化したドラゴスカルから放つ強力な火炎放射で敵を焼き尽くす[47][85]。宙に浮かずに放つ場合もある。またコネクトウィザードリングで発生した魔法陣にドラゴンブレスを打ち込み、別地点から出現させて敵の死角を突くパターンも存在する。
ドラゴンスマッシュ[82](ウォータードラゴン)
スペシャルウィザードリングを使用して発動する。腰部に具現化したドラゴテイルを叩き付け攻撃を繰り出す。またブリザードウィザードリングを使用し、魔法陣から放出した強力な冷気で敵を周囲ごと凍らせてドラゴテイルを叩き付けて粉砕するパターン、魔法陣から放出した強力な冷気にウォータードラゴンでのスラッシュストライクを合わせて敵を凍らせ、ドラゴテイルを叩き付けて粉砕するパターンも存在する。
ドラゴンソニック[83](ハリケーンドラゴン)
スペシャルウィザードリングを使用して発動する。背部に具現化したドラゴウィングで風を纏いながら飛翔し、敵に突撃する。またサンダーウィザードリングを使用し、敵の周囲をドラゴウィングで高速で旋回飛行しながら緑色の竜巻と雷雲を発生させ、それに閉じ込めた敵を落雷で消滅させるパターンも存在する。
ドラゴンリッパー[84](ランドドラゴン)
スペシャルウィザードリングを使用して発動する。両腕に具現化したドラゴヘルクローから黄色い衝撃波を連続で飛ばして敵を斬り裂く。またドリルの要領で回転し地中に潜り込み、敵の真下からドラゴヘルクローで奇襲するパターンも存在する。
ドラゴンフォーメーション[86](各強化スタイル)
ドラゴタイマーで生成した分身体との連携技。各強化スタイルがそれぞれウィザードラゴンの全身の一部を具現化し、それぞれの必殺技で一斉攻撃する。
ストライクドラゴン[57](オールドラゴン)
足元に発生した巨大な魔法陣からそれぞれのエレメントを纏ったウィザードラゴンの幻影が出現し、オールドラゴウィングで飛翔しながら宙に浮いた敵目掛けてウィザードラゴンの幻影の体当たり攻撃と共に巨大魔法陣ごと跳び蹴りを叩き込む。またはオールドラゴスカルから巨大魔法陣を生成して敵を拘束し、ウィザードラゴンの幻影を伴わず魔法陣の縁を滑る様に飛行し、魔法陣上に拘束した敵を蹴りで貫く。
ドラゴンシャイニング[86](インフィニティー)
アックスカリバー・アックスモードのハンドオーサーに触れることで発動する。巨大化してウィザードラゴンの幻影を纏ったアックスカリバーで敵を叩き斬る[87]。基本的にはその場で高く跳躍してから放つ場合が多いが、跳躍せずに放ったり連続斬りを放つパターンもある。
プラズマドラゴンシャイニング[86](インフィニティー)
アックスカリバー・アックスモードのハンドオーサーに5回触れることで発動する。アックスカリバーをブーメランのように投げ付け、遠隔操作して敵を切り裂く。
突撃攻撃(正式呼称不明 / ビーストマント)
『超バトルDVD』で使用。ファルコマントで飛行し、前方に出現した魔法陣を潜り抜けながらバッファを模したエネルギーを纏って敵に突撃する。
合体技
括弧内はウィザード側の使用スタイル。
ダブルファイヤードリルキック(フレイム)
『ウィザード&フォーゼ』の『MOVIE大戦アルティメイタム』で使用。フォーゼ ファイヤーステイツとの合体技。自身のストライクウィザード(ドリル)とフォーゼのライダーキック(正式呼称不明)の同時攻撃。
ダブルライダーキック(スペシャルラッシュ)
『ウィザード&フォーゼ』の『MOVIE大戦アルティメイタム』で使用。フォーゼ メテオなでしこフュージョンステイツとの合体技。自身のストライクウィザードとフォーゼのライダーアルティメットクラッシャーの同時攻撃。
ダブルライダーキック(インフィニティー)
TVシリーズ最終話で使用。鎧武 オレンジアームズとの合体技。自身のストライクウィザードと鎧武の無頼キックの同時攻撃。
ダブルライダースラッシュ(インフィニティー)
TVシリーズ最終話で使用。鎧武 オレンジアームズとの合体技。自身のアックスカリバー・カリバーモードと、鎧武の無双セイバー大橙丸による二刀流の同時攻撃。
ダブルライダーキック(フレイム)
『鎧武&ウィザード』の『戦極バトルロワイヤル!』で使用。鎧武 オレンジアームズとの合体技。自身のストライクウィザードと鎧武の無頼キックの同時攻撃。
トリプルライダーキック(インフィニティー)
『仮面ライダー大戦』で使用。X・ファイズ ブラスターフォームとの合体技。自身のストライクウィザード・XのXキック・ファイズのブラスタークリムゾンスマッシュの三位一体攻撃。
ビークル
マシンウィンガー
  • 全長:2.195m
  • 全幅:0.815m
  • 全高:1.225m
  • シート高:0.875m
  • 重量:162kg
  • 最高時速:260km/h
  • 最高出力:88.2kw(馬力換算:約120馬力)
  • 乗車定員:2名
  • ベース車種:ホンダCRF250L
ウィザードの専用バイク[88][89]。基本カラーは赤と銀色。必要時にコネクトウィザードリングを使用して取り出し、晴人は戦闘時だけでなく日常でもこのマシンを愛用する。まれにコヨミも搭乗する場合がある。フロントカウルのヘッド部にはウィザードの頭部に似たデザインが施されている。この部分は魔法石の一種で、ウィザードの魔力で車体を覆いファントムとの激しい戦闘にも耐えられる強度を得られる[88]。またボディを展開させて巨大な翼のような形態・グレイトフルウィンガーに変形し、ウィザードラゴンの背中に接続されることでその制御ユニットとなる[9]。アンダーワールドでウィザードラゴンを召喚する際、ウィザードがドラゴンを制御するための必需品でもある。
仮面ライダーウィザードの戦力となっているファントム
ウィザードラゴン
  • 全長:7.82m
  • 全幅:6.48m
  • 全高:2.95m
  • 重量:213kg
  • 最高飛行速度:420km/h
詳細は魔法使い(仮面ライダー)も参照。アンダーワールドの対巨大ファントム戦にて、ドラゴライズウィザードリングを使用して一時的に体内から安全に召喚する[90]。背中の翼・ドラゴウィングで飛翔し、頭部・ドラゴスカルの強靱な牙や火炎放射を武器とし、四肢に備えた強靭な爪・ドラゴヘルクローと強靭な尾・ドラゴテイルは共に強大な破壊力を備える[9]
召喚されると巨大ファントムを狙って暴れ回るが、周囲への被害を全く考慮せずに行動するため、早急に制御しないとアンダーワールドの破壊を助長してしまう。そのためマシンウィンガーが背部に合体して下記のウィンガーウィザードラゴンとなり、ウィザードが騎乗する形で制御する必要がある[注 55]
ウィンガーウィザードラゴン
  • 全長:7.82m
  • 全幅:9.73m
  • 全高:2.95m
  • 重量:375kg
  • 最高飛行速度:850km/h
ウィザードラゴンの背部にマシンウィンガーが合体したウィザードラゴンの強化形態[9][91]。マシンウィンガーが合体したことで背中の翼が前述のグレイトフルウィンガーに強化され、マシンウィンガーの車輪が変化した4つの魔法陣に魔力を受けることで通常時より高速で飛翔でき[9]、ウィザードラゴンと同様に強靭な牙や火炎放射を武器とする。前述のストライクエンド発動時にはドラゴンの足を模した形態・ストライクフェーズに変形する[92]

仮面ライダービースト

仁藤攻介がビーストドライバーウィザードリングを使用し、出現した魔法陣[注 56][93]を潜ることで変身する仮面ライダー。ウィザードなど指輪の魔法使いのアーキタイプであり、ファントムからは「古(いにしえ)の魔法使い」とも呼ばれている[94]。笛木からは「アーキタイプ」とそのままで呼ばれている。

倒したファントムの魔力を喰らって取り込む特性を備えている。決め台詞は戦闘開始時に発声する「さあ、ランチタイムだ![注 57]、必殺技発動時に発声する「メインディッシュだ!」、ファントムを撃破し取り込んだ後に発声する「ごっつぁん!」。

フォーム
通常形態
ビーストウィザードリングを使用して変身する基本形態。基本カラーは黒と金色ライオンの顔を模したマスクには緑の複眼があり、左肩にはライオンの頭部型の肩当てを備える[95][96]。敵に襲い掛かる獣のような格闘戦と専用武器・ダイスサーベルを使用するフェンシングスタイルの剣術戦を得意とし、右肩に装着するマントによって様々な動物の力を駆使して戦う[97][98][99][100][101][102]
ビーストハイパー
ハイパーウィザードリングを使用して変身するビーストの最強形態[注 31]。基本カラーは金色とコバルトブルー。複眼の色は赤。頭部に2本の角、両肩に装甲が追加され、胸部にビーストキマイラの顔を模した装甲が施されている[101][103]。変身時は魔法陣を潜ると共に赤い粒子状のビーストキマイラの幻影が出現し、ビーストと一体化する。
現実世界でビーストキマイラの力を解放したことで、戦闘能力が格段に上昇している。専用武器・ミラージュマグナムを使用する銃撃戦を得意とし、両腕に備えた無数の紐・フリンジスリンガーを自在に操作することで攻防両面に高い効果を発揮する。
アンダーワールド内でキマイライズウィザードリングを使用するとビーストキマイラを召喚すると共に変身解除されて通常形態に戻る[注 58]
ウィザードスタイル
『超バトルDVD』に登場。超全集では「ウィザードマント」と紹介されている。
2つのビーストマントを拝借されたビーストが代わりに拝借したランドドラゴンウィザードリングを使用して変身した形態。通常形態をベースに腰にランドドラゴンのローブの一部、両手にドラゴヘルクローを装備している。
スペック
名称 身長 体重 パンチ力
(推定値)
キック力 ジャンプ力
(ひと跳び)
走力
(100m)
仮面ライダービースト 198cm 94kg 5.3t 7.5t 31m 4.6秒
仮面ライダービーストハイパー 208cm 99kg 12t 20.3t 30m 4.5秒
ツール
ビーストドライバー
ビーストの変身ベルト[96][101][104]。変身者である仁藤が古代の遺跡を調査中に発掘した。リングに宿っている魔力をシンクロさせてビーストに変身させ、リングに込められた魔力を開放する。内部にビーストキマイラが封印されており、倒したファントムの魔力もここから取り込む[注 59]。普段はバックルを簡略化した普通のベルトに擬態しているが、ウィザードライバーと同様にドライバーオンウィザードリングをかざすことで本来の姿に変化する。自身の意志で取り外せるが、その際は変身を含む魔法を一切使用できないため、盗まれて変身不能になってしまうこともあった[注 60]
ビーストウィザードリングをバックルの左側面にあるスロットに差し込むことで「セット!」の音声コールが発声され、そのままリングを回すことで「オープン!」の音声コールと共にバックル部の扉が観音開きに展開する。同時に黄金のライオンの頭部のレリーフが出現し、「L・I・O・N ライオーン!」の音声コールと共に出現した黄色の魔法陣が仁藤の体を通過し、ビーストに変身する[注 61]
自身以外ののウィザードリングではリングスロットの形が対応していないため魔法を発動できない[注 62]
ウィザードリング
ビーストが使用するリングはウィザードの物と異なり、ドライバーと共に遺跡から発掘された。共通してカラーリングが黒で、変身用が正方形・魔法用が六角形となっている[101][105][106][注 63]。魔法リングはバックルの右側面のリングスロットに差し込むことで、「(魔法名/マント名)・GO!」の音声コールの後[注 64]、通常の魔法リングの場合は魔法が発動し、マント装着の魔法リングの場合は各マントの動物に応じた音声コール[注 65]と共に魔法陣を潜ることで右肩にマントが装着される。ウィザードライバーにも対応しており、その際マント装着の魔法リングは総じて「ビースト」とコールされ、「プリーズ」の音声コールに続きリングに描かれている動物の鳴き声が流れた後、リング装着者の身体にその動物の特性を付与する魔法が発動する。
ビースト所有のリング一覧[95][97][98][99][100][101][105][106]
名称 分類 効果
ビースト 変身リング ビーストに変身する。変身後は「ストライクビースト」を発動する。
ドライバーオン 魔法リング ビーストドライバーを本来の姿に変化させる。
エンゲージ[107] 装着者のアンダーワールドへ侵入する。
キマイライズ アンダーワールドにてビーストキマイラを召喚する。
ファルコ ファルコマントを装着する[注 66]
カメレオ カメレオマントを装着する。
ドルフィ ドルフィマントを装着する[注 67]
バッファ バッファマントを装着する。
ハイパー ビーストハイパーに変身する。展開すると「シューティングミラージュ」の発動キーにもなる。
スモール ウィザードが持つ物と同型[注 50]
ドレスアップ ウィザードが持つ物と同型[注 50]
グリフォン グリーングリフォンを召喚し、動力となる。
マント
マント装着の魔法リングを使用して右肩に装着する、4種の動物の力を宿したマント。動物の頭部を模した肩装甲から布が下がった外見をしている。
魔法の効果が細分化されたウィザードの魔法とは異なり、1つのマントで複数の能力を発動できる。
ファルコマント
ファルコウィザードリングを使用して装備されるハヤブサの力を宿したオレンジ色のマント[97][108][109]
高速飛行や強烈な風を起こすといった魔法を使用可能。
カメレオマント
カメレオウィザードリングを使用して装備されるカメレオンの力を宿した黄緑のマント[14][98][108]
身軽に動けるようになり、保護色能力で短時間だけ周囲の景色と同化できる。また、カメレオンの舌に当たる部分を鞭のように変化させて攻撃することも可能。
ドルフィマント
ドルフィウィザードリングを使用して装備されるイルカの力を宿した紺色のマント[14][99][110]
解毒などの治療魔法を使用可能。
バッファマント
バッファウィザードリングを使用して装備されるバッファローの力を宿した茶色のマント[14][100][110]
パワーを高めて強力な突進攻撃を繰り出せるほか、地面を叩いて衝撃波を発生させることも可能。
ダイスサーベル
ビースト専用の細身の剣[101][111][112]。必要時にバックルの中央から引き抜いて取り出す。基本的に通常形態時に使用するが、ビーストハイパー時でも使用可能。
サーベルの鍔に当たるビーストダイスを回転させ、ダイスサーベルのリングスロットに右手のリングを差し込むことで「(スロットに表示された出目の英語名)・(リング名)・セイバーストライク!」の音声コールと共に後述の必殺技を発動する。
ミラージュマグナム[113]
ビースト専用の銃[114]。朝比奈考古学研究所の古学者・中本治によってハイパーウィザードリングと共に遺跡で発掘された。当初は全体が石化していたが、ビーストキマイラと内なる対話を果たしビーストハイパーに変身することで使用可能になった[115]。上部の魔法の鏡で変換した強力な魔力弾を発射する。基本的にビーストハイパー時に使用するが、変身前や通常形態でも使用可能。
ハイパーウィザードリングを上下に展開し、マグナム背面のスロットに差し込むことで、「ハイパー!マグナムストライク!」の音声コールと共に後述の必殺技を発動する。
必殺技
括弧内は使用フォーム。
ストライクビースト[116](全形態[注 68]
ベルトのスロットにビーストウィザードリングを再度差し込むことで発動する。空中に浮かんだ魔法陣を潜り抜けると共にキマイラの頭部を模したエネルギーを纏い、跳び蹴りを叩き込む。
セイバーストライク(全形態)
使用したリングに応じた動物の幻影を出目の数に応じて放ち、敵を斬り刻む。幻影一体一体の威力も出目に比例しており、出目が小さいと大した威力にならないが、思いの力が作用して小さい目でも威力が上がることがある。どの目が出るかは運任せで、ビーストは一切干渉不可能。ビーストハイパー時に使用すると出た目の数に応じて全ての幻影が発動する。
装着したマント・ビーストハイパー時に応じて技名が以下の様に変化する[117][113]。また出目が6の時は技名の語尾に「ヘキサ」が付く[117]
セイバーファルコ[117]
ファルコウィザードリングをダイスサーベルにセットして発動する。ハヤブサの幻影が敵の周囲を飛び回りながら攻撃する。
セイバーカメレオ[117]
カメレオウィザードリングをダイスサーベルにセットして発動する。カメレオンの幻影が一斉に飛び掛かって攻撃する。
セイバーバッファ[117]
バッファウィザードリングをダイスサーベルにセットして発動する。バッファローの幻影が一斉に突撃して攻撃する。
セイバードルフィ[117]
ドルフィウィザードリングをダイスサーベルにセットして発動する。イルカの幻影が敵の周囲を飛び回りながら攻撃する。
ハイパーセイバーストライク[113]
ハイパーウィザードリングをダイスサーベルにセットして発動する。4種類の動物の幻影がそれぞれ目の数だけ出現し、一斉に敵に突撃する。
シューティングミラージュ(ハイパー)
ミラージュマグナム背面の鏡に浮かんだ変身時と同様のビーストキマイラの幻影が背後からビーストと一体化し、魔力が集束されたマグナムからビーストキマイラの姿を模した強力な魔力弾を放つ[114][113]
突撃攻撃(正式呼称不明 / ウィザードスタイル)
『超バトルDVD』で使用。前方に出現した魔法陣を潜り抜けながらウィザードラゴンのドラゴスカルを模したエネルギーを纏って敵に突撃する。
仮面ライダービーストの戦力となっているファントム
ビーストキマイラ
  • 全長:3.6m
  • 全幅:7.1m
  • 全高:1.9m
  • 重量:115kg
  • 最高歩行速度:480km/h
  • 最高飛行速度:390km/h
詳細は魔法使い(仮面ライダー)も参照。ライオンをベースに、右肩にハヤブサ・左肩にイルカ・胸部にバッファロー・尻尾にカメレオンの顔があしらわれている[13]。噛み付き攻撃やそれぞれの顔の口から放つビームを武器とする。必殺技は魔法陣を通過することで巨大な頭部の幻影を現し、巨大ファントムを喰らう「バイティングエンド[14]
晴人のウィザードラゴンとは異なり特に制御が必要な様子はなく、ビーストに背中に騎乗するように促し共に空中戦を行うなど、戦闘においては自ら連携行動を見せる。
『in Magic Land』でのアンダーワールドの戦闘でビーストがキックストライクを発動した際には、ウィザードラゴンのストライクフェーズに相当する形態に変形した。

その他の魔法使い

公式サイトなどでは仮面ライダーと呼称されていないが[注 69]、仮面ライダーと同様にドライバーと指輪で魔法を駆使する者。「仮面ライダーウィザード公式ホームページ 白い魔法使い」に基づき、類似したドライバーを使用する仮面ライダーメイジもこの項に記述する。

白い魔法使い

  • 身長:208cm
  • 体重:85kg
  • パンチ力:推測値7.4t
  • キック力:9.3t
  • ジャンプ力:ひと跳び30m
  • 走力:100mを4.7秒

笛木奏が白い魔法使いドライバーチェンジウィザードリングを使用し、出現した魔法陣[注 70][118]を潜ることで変身する姿[119] [120][121]。基本カラーはと金色、マスクは琥珀色

フード付きの白いマントを羽織っており、マスクや四肢の装飾はウィザードと酷似しているが、マスク表面は宝石の原石のように粗削りになっている。

専用武器・ハーメルケインを使用する剣術戦を得意とし、主に空間に関する高度な魔法を使用する。

スピンオフ作品『ネット版 仮面ライダーウィザード イン マジか!? ランド』によれば当初の名前は「白魔法使い」であったが、スーパー戦隊シリーズ第29作『魔法戦隊マジレンジャー』に登場したマジマザーの分類名と被ってしまうため、「白い魔法使い」になったという。

『鎧武&ウィザード』の『約束の場所』では、オーガによって奪われたホープウィザードリングに込められた晴人の想いで実体化したコヨミが変身。体格もコヨミに合わせてあり、胸部の金色のラインの長さや首周りの色、ブーツがハイヒールに変化しているといった差異がある。数々の強力な攻撃魔法とハーメルケインを使用して戦うが、コヨミ自身の戦闘経験が皆無であるために戦闘能力は低く、格闘戦では苦戦していた。

仮面ライダーゴースト』のネットムービー『伝説!ライダーの魂!』では、フレイに召喚されて登場。天空寺タケル / 仮面ライダーゴーストの前に立ちふさがり、さまざまな魔法で叩きのめして苦しめるが、改めて仮面ライダーとしての覚悟を見せたゴーストにウィザードゴースト眼魂が降臨したことで形勢は逆転する。最後はオメガドライブ・ウィザード魂(ストライクウィザード)で倒されるが、爆発する直前にはあの男(晴人)のことを挙げるなど、本物の白い魔法使いと同じ記憶を持っていたことを匂わせている。

雑誌『宇宙船』及びその関連書籍では2014年以降「仮面ライダーワイズマン」という呼称を使用しており[122][123]、テレビシリーズのDVD第12巻のデータファイルでもその名称で呼称されている。

ツール
白い魔法使いドライバー[注 71]
白い魔法使いの変身ベルト[121][124]。外見や機能はウィザードライバーと同一だが、一部のカラーリングが異なり、ハンドオーサーに相当するパームオーサーは赤い縁取りに爪の意匠が見られるデザインになっている。また、音声コールはウィザードライバーより低くなっており、魔法発動時の音声コールが「(魔法名)・ナウ」に、必殺技発動時の音声コールが「イエス! (魔法名)! アンダースタンド?」になっている。なお、本編中で使用されることはなかったが、玩具ではウィザードの各属性の変身リングをかざすとより大きな事象・概念で音声コールを発するという特徴(フレイム→ボルケーノ、ウォーター→ハイドロ、ハリケーン→テンペスト、ランド→ホライゾン)を持つ。
ウィザードリング
白い魔法使いが使用するウィザードリングは、基本的な外観こそウィザードの物と類似しているが、魔法リングの宝石部分は紫色でドラゴンの意匠がない。また、ウィザードが所持しているリングと同様の図柄・効果の物も使用するが、ウィザードではバインドとなっているチェインのように、魔法名や細かい効果が異なる物もある。
白い魔法使いが使用するリング一覧[119][125][126]
名称 分類 効果
チェンジ 変身リング 白い魔法使いに変身する。
ドライバーオン[注 72] 魔法リング 白い魔法使いドライバーを本来の姿に変化させる。
コネクト ウィザードが持つ物と同型。ハーメルケインを取り出す際に使用する。
キックストライク ウィザードが持つ物と同型。
チェイン 白い鎖で対象を捕縛・攻撃する[注 73][注 74]
デュープ 自身の分身体を生成する[注 75]
スペシャル 魔法陣から巨大な炎を放つ。
サンダー ウィザードが持つ物と同型。
グラビティ ウィザードが持つ物と同型。
エクスプロージョン 小さな亜空間に圧縮した魔力で強力な爆発を起こす。
テレポート 空間同士を繋ぐワープホールを生み出し、別の空間に瞬間移動する。
エクリプス[注 76][注 77] 日食を強制的に引き起こす。
ガルーダ[注 78] ホワイトガルーダを召喚し、動力となる。
ケルベロス ブラックケルベロスを召喚し、動力となる。
上記のリングの他に、肩から掛けた鎖に付けた大量のウィザードリング[注 79]を所持している。
ハーメルケイン
白い魔法使い専用の剣[127][128][129]横笛を組み合わせたような形状をしており、肩に掛けている物と同型の指輪がトーンホールのように埋め込まれている。笛として使用すると障壁を発生させ、敵の攻撃を無力化するといった特殊な効果を発揮する。
唯一存在するコヨミから賢者の石を取り出すための道具でもあり、最終的にグレムリンが手に入れてコヨミから賢者の石を抜き取り、進化体となってからは武器として使用している。
必殺技
ライダーキック(正式呼称不明)
キックストライクウィザードリングを使用して発動する。足元に発生した魔法陣から金色の魔力を右足に集中して跳び上がり、急降下しながら跳び蹴りを叩き込む。
使役ファントム
カーバンクル[16]
詳細はワイズマンも参照。笛木が魔法使いとなるために造り出した人造ファントムであり[130]、笛木の身に封印されることで魔力を発生させている。
固有意思は見られず、笛木自身がこの姿に変身したり、この姿から直接白い魔法使いに変身することも可能。魔法使い確保を狙う笛木は「ワイズマン」を名乗り、このカーバンクルに変身することで、ゲートを絶望に追い込むべくファントムを使役していた。

仮面ライダーメイジ

  • 身長:195cm
  • 体重:80kg
  • パンチ力:推測値2t
  • キック力:3.2t
  • ジャンプ力:ひと跳び12m
  • 走力:100mを7秒

(数値はいずれも真由が変身した際の物)

稲森真由・飯島譲・山本昌宏が変身ベルトとメイジウィザードリングを使用して出現した魔法陣を潜ることで変身する仮面ライダー[6] [131]。基本カラーはベージュと黒。

マスクの表面は白い魔法使いと同様に粗削りになっており、肩のトゲや四肢の羽のような装飾・ドッジテイルと呼ばれる尻尾など怪物のような意匠を備える。また変身した人物によってマスクやクリスタル状の部分の色が異なり、真由が琥珀色、譲が水色、昌宏が緑色となっている。

戦闘スペックは通常スタイルのウィザードを下回るが、テレポートやグラビティといった強力な魔法を使用できる膨大な魔力を有する。これに加えて巨大な左腕のスクラッチネイルを主軸とした格闘戦、ウィザーソードガン・ガンモードを使用する銃撃戦を得意とする。真由の決め台詞は戦闘開始時に発する「さあ、終わりの時よ!」。

劇場版にも同型の魔法使いが多数登場するが、TV版とは装備や外見が若干異なる。

ツール
メイジのベルト
白い魔法使いドライバーと同型の変身ベルトで音声コールも同様だが、詳細は不明[131]
ウィザードリング
白い魔法使いと同様に基本的な外観はウィザードの物と類似しており、ウィザードや白い魔法使いの物と同様のリングも使用する。
メイジが使用するリング一覧[131][132]
名称 分類 効果
メイジ[注 80] 変身リング メイジに変身する。
ドライバーオン 魔法リング 変身ベルトを本来の姿に変化させる[注 81]
コネクト ウィザード・白い魔法使いが持つ物と同型。真由・譲が使用。
バリアー 六角形の障壁を生成し、敵の攻撃を防ぐ[注 82]。真由・譲・昌宏が使用。
ジャイアント 体の一部分を巨大化させる[注 83]。譲が使用。
チェイン 白い魔法使いと同様の白い鎖を生成する。真由・譲が使用。
スペシャル ウィザード・白い魔法使いが持つ物と同型[注 84]。真由・昌宏が使用。
ブリザード ウィザードが持つ物と同型。譲・昌宏が使用。
サンダー ウィザードが持つ物と同型。昌宏が使用。
グラビティ ウィザードが持つ物と同型。真由が使用。
エクスプロージョン 白い魔法使いが持つ物と同型。昌宏が使用。
テレポート ウィザード・白い魔法使いが持つ物と同型。真由・譲が使用。
ホーリー[注 76] 聖なる力を宿した光波で大ダメージを与える。真由が使用。
ガルーダ 白い魔法使いが持つ物と同型。真由が使用。
スクラッチネイル
左腕に生成される、指輪と一体化したクロー型武器。爪そのものが魔力によって形成されたクリスタル製で、ファントムに対し高い破壊力を発揮する[131]
マスクやリングなどと同様に変身した人物によって爪の色が異なっている[133]
ウィザーソードガン
基本仕様はウィザードの物と同様だが[134][135][注 72]、ソードモードは使用不可能[136]。劇中では真由・譲が使用。

プラモンスター

魔法使いが召喚・使役する使い魔。召喚時にはその名の通りプラモデルのランナーのような「型(魔法陣モード)」に収納された状態で出現して自動でパーツが合体し、召喚した後にリングを装填することで起動する。主に偵察目的で街中を巡回し、ウィザードの物はコヨミの水晶、ビーストの物は仁藤の持つ鏡を通じて視覚を伝達可能。

召喚時に供給された魔力で稼働し、魔力が尽きるとリングを残して消滅する[137]。各自得意領域による偵察・探索・追跡を得意とする。複数のプラモンスターのパーツをジョイントして組み替えることも可能[注 85]

レッドガルーダ
  • 全長:104mm
  • 全幅:145mm
  • 全高:121mm
  • 重量:212g
  • 最高飛行速度:約14km/h
ウィザードが所持するガルーダウィザードリングを使用して召喚される赤いガルーダを模した飛行タイプのプラモンスター[138][139]
愛称は「ガルちゃん」で、主にコヨミが呼んでいる。他のプラモンスターを抱えて飛行可能な程のパワーを誇る。
ホワイトガルーダ
白い魔法使いが所持するガルーダウィザードリング[注 78]を使用して召喚されるプラモンスター。後にメイジになった真由の使い魔となった[140]。レッドガルーダの色違いで[125][139]、性能面での違いはない。
面影堂に訪れ、赤い魔宝石を届けた。その際捕獲しようとした面影堂の面々からの行動を全て避けるほどの俊敏さを見せた。
ゴールドガルーダ
『In Magic Land』のみ登場。
ブルーユニコーン
  • 全長:173mm
  • 全幅:64mm
  • 全高:167mm
  • 重量:263g
  • 最高移動速度:約30km/h
ウィザードが所持するユニコーンウィザードリングを使用して召喚される青いユニコーンを模した地上タイプのプラモンスター[139][141]
優れた脚力による走行のほか、頭部の角を利用して地面を掘ることも可能。
イエロークラーケン
  • 全長:130mm
  • 全幅:140mm
  • 全高:110mm
  • 重量:220g
  • 最高移動速度(地上):約2km/h
  • 最高移動速度(水中):約10km/h
ウィザードが所持するクラーケンウィザードリングを使用して召喚される黄色いクラーケンを模した水中タイプのプラモンスター[139][142]
水中での探索のほか、脚部を回転させることで簡単な飛行も可能。
ブラックケルベロス
  • 全長:125mm
  • 全幅:85mm
  • 全高:60mm
  • 重量:200g
  • 最高移動速度:約45km/h
白い魔法使いが所持するケルベロスウィザードリングを使用して召喚される黒いケルベロスを模した地上タイプのプラモンスター[126][139]
ワイズマンが生み出した青い魔宝石を見つけるようにコヨミを導いた。
グリーングリフォン
  • 全長:164mm
  • 全幅:175mm
  • 全高:100mm
  • 重量:230g
  • 最高歩行速度:約12km/h
  • 最高飛行速度:約25km/h
ビーストが所持するグリフォンウィザードリングを使用して召喚される緑色のグリフォンを模した万能型プラモンスター[139][143]
仁藤が魔力を得るためにファントムを探す時などに使用される。仁藤からは「グリフォンちゃん」と呼ばれる。
バイオレットゴーレム
  • 全長:128mm
  • 全幅:120mm
  • 全高:101mm
  • 重量:260g
  • 最高歩行速度:約6km/h
輪島が新たに作成したゴーレムウィザードリングを使用して召喚される紫色のゴーレムを模した地上タイプのプラモンスター[78][144]
ゴリラのようにナックルウォーキングで移動する。人見知りが激しくファントムの探索には向かないが、変身ベルトの精巧なレプリカやリングボックスを作成するなど手先が器用で[145]、輪島の助手をしている。しかし後にファントムの探索にも出向くようになる。

用語

魔法と魔力
魔法使いが行使する力で、魔力はそのために必要となるパワーソース。その存在は既にファントムにも知られている。魔法の一部は変身しなくても使用可能で、「コネクト」でその都度必要な物を取り出したり、「スモール」「スリープ」でファントムの事情を知らない一般人をまいたりと非常に活用法が多い。ただし魔力の減少と連動して晴人の体力を消費し、魔力で動いているプラモンスターの稼働時間にも影響する。しかし物語が進むにつれて晴人の魔力も成長し、「スペシャル」「サンダー」「グラビティ」などの強化スタイルで使用しているリングも変身前・通常スタイルで使用可能になっている。
魔力はコヨミの命をつなぐのに欠かせないため、晴人は「プリーズ」で定期的に分け与えている。魔力は十分な休息を取る事で回復するが、コヨミに魔力を与えた直後は半減しているため、休息を取らずに戦闘になった場合は「魔力切れ」が発生しやすいという弱点がある。
仁藤はビーストキマイラと一体になったため、ファントムの魔力を喰らい続けなければ生きられない身体になってしまった。
ゲート
ファントムのエネルギーとされる強力な魔力を持った人間。
既に誕生した他のファントムによって精神的なダメージを受けて「絶望」する事で、そのゲートのアンダーワールドに新たなファントムが生まれる。
ファントムが現世に出る際、ゲートの肉体は次第にひび割れていき、最終的に砕け散る様に消滅し死亡する。ただしゲートが絶望に堕ち(ひび割れ)ても、身体が砕け散る前に現世に生まれ出ようとしている新たな巨大ファントムをアンダーワールド内で撃破すれば、ゲートの消滅(死亡)を回避可能。精神内のファントムが消滅するとそのゲートの魔力も消滅するため、再度狙われる恐れは無い[注 86]
魔法使い
個々の詳細は仮面ライダーを参照。自分のアンダーワールドに誕生したファントム(絶望)を自力で抑える事に成功したゲートで、本作品における「仮面ライダー」を指す。ただし偶発的に遺跡でキマイラと融合した「古の魔法使い(ビースト)」、自ら製作した人造ファントム(カーバンクル)を身体に宿した「白い魔法使い(笛木)」など人為的に魔法使いになった者もいる。本来現実に誕生するはずだったファントムを魔力の源にし、魔法を使用可能。しかし虎視眈々と晴人の肉体を狙うウィザードラゴンの例がある様に、魔法使いになった事でファントムの脅威が消えるわけではなく、一生そのリスクを背負う事に変わりは無い。なお笛木は自分を含めた5人の魔法使い(アーキタイプのビーストは例外)が揃えばファントムを殲滅出来ると真由に伝えているが、実際は笛木の最終目的であるサバトを起こすための狂言に過ぎなかった。
ファントム
本作における敵怪人。「絶望」によって死亡したゲートから生ずる。己を生み出したゲートに擬態可能で、その生前の記憶も有してはいるが人格は別となっている[注 87]。飲食は可能だが味覚は無い。
ワイズマンをリーダーとした組織を構成してゲートとなる人間を「絶望」させて新たなファントムを増やす事を目的とし、それぞれ擬態し暗躍している。ただしファントムは基本的に個人主義者のためメデューサのようなワイズマンへの忠誠心を持つ者は例外的であり、大部分はワイズマンの力が自分より上なので従っているだけである。ゲートを狙うのもワイズマンの命令だからであり、ファントム自身は仲間を増やすことに執着していない。
幹部であるミサ達の監視下で彼らの行動範囲は東京都内に限られている。そのため、ゲートが東京都外に逃亡した場合は都内に戻ってくるまで襲われることはない。絶望させず(内なるファントムを生み出さず)にゲートを死に追いやるのは、彼らにとって避けなければならないタブーとされており、故意にその様な行動を起こすイレギュラーなファントムは、粛正の的になる運命である。
現世に存在しているファントムはほとんどが人型であるが、ゲートのアンダーワールド内にのみ登場するファントムは、概ね巨大な魔物としての姿をしている[注 88]
ファントムの名前は基本的に伝承に名を残す怪物達と同様であるが、伝承では女性であるヴァルキリーやアラクネが男性として登場しているなどといったケースの様に、必ずしもその特性を全て引き継いでいるわけではない。ウィザード、ビーストら魔法使いと敵対していたが、終盤にてワイズマンこと笛木によって踊らされていた事が判明する。
名称の由来は悪霊を意味するファントムではなく、「幻肢痛(Phantom Pain)」から[146]
サバト
半年前の日食の日に晴人を始めとした大勢のゲートをどこかの海岸へと拉致して行われた、大量のファントムが生み出された儀式。白い魔法使いによると彼とコヨミのみファントムが覚醒せずに生還したとされており、この儀式でミノタウロス・ヴァルキリー・リザードマン・フェニックス・メデューサ・グレムリンが誕生し[注 89]、またウィザードラゴンが晴人のアンダーワールドに宿った。他のファントムの消息は不明。
ファントム達がワイズマンの銘によってゲートを絶望させファントムを増やそうとしていたのは、ソラによれば日蝕で得る分の魔力を大量のファントムで代用してサバトを再び開くためとされていたが、それはワイズマンの正体である笛木の狂言であり、本当はファントムを生み出す過程で「絶望」に打ち勝ったゲート=魔法使いを効率的に集めるためにゲートの絶望を促していた。
ワイズマンはファントムを増やすためにサバトを開く事を使命としてファントム達を従えていたが、実際はファントムの誕生はサバトの副産物にすぎず、サバトの真の目的は賢者の石に大量の魔力を注ぎ込み暦を蘇生させる事であり、前回のサバトもワイズマン=白い魔法使い=笛木によって起こされた物である。なおサバトに巻き込まれると、ゲートはファントムを生み出し死んでしまうが魔力の無い人間も死に至ってしまう。ただし、アーキタイプであるビースト=仁藤だけは、影響を全く受けない。
輪島に作らせたエクリプスウィザードリングによって日食を起こした笛木によって再び開かれたサバトは、ファントムよりも遥かに魔力の高い魔法使い4人を人柱として使用する事でサバトの魔法陣を東京全体に広げ、前回より更に大量の魔力を集めようとする、人柱となった魔法使いを除く[147]東京中の人間全員が死に至るという壮大な物であったが、サバトの影響を受けなかったビースト=仁籐の捨て身の策によってビーストドライバーから解放されたビーストキマイラにサバトで発生した魔力を魔法陣ごと全て食い尽くされてしまい、失敗に終わる。その後笛木自身は「3度目のサバト」を企てていたが、彼がグレムリンに殺害された事で未遂に終わっている。
賢者の石
「世界の全てを飲み込む」と言われる程の膨大な魔力を秘めた特殊な魔宝石。人間に戻ろうとするソラが求めているアイテムで、笛木によると現存するのはコヨミに内包されている物の1つのみである。生と死を逆転させるなど強力な魔法を引き寄せる分必要な魔力も膨大で、維持するだけでも定期的に魔力を供給しなければならない(晴人がコヨミにプリーズウィザードリングで魔力を供給していたのはこのため)。力を引き出すのに必要な魔力は計り知れなく、笛木はサバトでゲートから魔力を石に集めてコヨミの復活、ソラは自分と融合させて無差別に人間を襲ってその膨大な魔力を得ようとした。グレムリンとの最終決戦時、奪還したウィザードの手でホープウィザードリングに変化。「石の力で誰かが不幸になって欲しくない」というコヨミの遺言に従い、晴人によってどこかに封印される事になる。
伝承にも記録を残す存在であり、輪島は「万物を黄金に変えた」という中世時代の伝承を挙げている。
アンダーワールド
ゲートの精神世界。その背景はゲートが過去に経験した記憶のうち、最も心に深く刻まれた心象風景を再現している。
新たなファントムはこの世界で生まれ、アンダーワールドを破壊して現世に出ようとする。その際のファントムは上述の通り形態が異なる。
ウィザード・ビーストはゲートの指にエンゲージウィザードリングをはめ、そのリングの力でそのゲートのアンダーワールドに入り込む事が可能であり、これによってアンダーワールドで誕生したファントムが現世に出る前に撃破する事でゲートの死を防ぐ事が可能。ファントム撃破後には、エンゲージウィザードリングを「希望」と称してゲートだった人物にそのまま譲渡している。
国家安全局0課(こっかあんぜんきょくゼロか)
警視庁が設立した対ファントム秘密部署。通称「国安0課(こくあんゼロか)」。世間にはまだ知られていないウィザード・ファントムの存在を把握し、秘かに監視を続けている。
活動そのものがトップシークレット扱いにされており、木崎曰く外部の者が詮索すれば公務執行妨害を適用出来るとの事。テレビの生放送中にファントムが出現する様な大事件さえも、マスコミを操作して揉み消してしまう程の絶大な権限を保持している。
魔宝石の中の世界
ホープウィザードリングを安置する旅に出ていた晴人が迷い込んだ、魔宝石の中に存在する世界。晴人曰く時間・空間が滅茶苦茶である。
面影堂・はんぐり〜の面々のそっくりさんが存在するが、現実とは年齢・性格が異なっている[注 90]
空間においては都会の中に田舎風の家があったり、面影堂が草原の中に建っていたりする他、少しの距離だけで遠い場所に瞬間移動してしまう事もある。
この世界の正体は歴代の平成ライダーによって葬られてきた怪人達の未練が集結して具現化した物である。その世界の住人は一般人として生活しているが、ある時期が来ると怪人(グロンギ・アンノウン・ミラーモンスター・オルフェノク・アンデッド・魔化魍・ワーム・イマジン・ファンガイア・ドーパント・ヤミー・ゾディアーツのいずれか)に変身可能になる。ただし住民全員がそうなる訳ではなく、その世界の面影堂の面々の様に怪人にならずに生活している者もいる。
この世界を統治する怪人物・アマダムによるとライダーリングを使用するとこの世界を破壊する事が可能で、住民は外の世界に脱出して「怪人になる運命」から逃れられるが、同時に無数の怪人達も解放されてしまう。
ライダーリング
クウガからフォーゼまでの13人のライダーの頭部を模したウィザードリング。魔法使いが使用する事で13人のライダーを召喚可能だが、召喚したライダーを服従させる力は無い。
アマダムがウィザード達に倒された後、消滅した。

キャスト

  • 太字は各エピソードにおけるゲート。
  • 太字▲は一度「絶望」に追い込まれたゲート。
  • 太字△は一度「絶望」に追い込まれるも、自らの意志でファントムの誕生を封じ込めたゲート。
  • 括弧内は登場話数。

レギュラー・準レギュラー

  • 操真晴人△ / 仮面ライダーウィザード(声) - 白石隼也
  • コヨミ(笛木暦) - 奥仲麻琴 (1 - 52)
  • 仁藤攻介 / 仮面ライダービースト(声) - 永瀬匡 (17 - 53)
  • 奈良瞬平▲ / 回想シーンのサッカープレイヤー - 戸塚純貴 (2 - 53 / 38) [注 91]
  • 大門凜子▲ - 高山侑子
  • 輪島繁 - 小倉久寛
  • ミサ(稲森美紗) / メデューサ(声), 稲森真由△ / 仮面ライダーメイジ(琥珀・声) - 中山絵梨奈(二役)(1 - 47, 26,27,40 - 51)
  • ユウゴ(藤田雄吾) / フェニックス(声) - 篤海 (1 - 23)
  • ソラ[注 92](滝川空) / グレムリン(声) - 前山剛久 (18,19,22 - 51)
  • 笛木奏(ワイズマン) / 白い魔法使い(声) - 池田成志 (38 - 50)
  • 飯島譲△ / 仮面ライダーメイジ(青・声) - 相馬眞太 (40,41,48 - 51)
  • 山本昌宏△ / 仮面ライダーメイジ(緑・声) - 川口真五 (46 - 51)
  • 木崎政範 - 川野直輝 (2 - 51)
  • 「はんぐり〜」店長 - KABA.ちゃん (2 - 52)
  • 「はんぐり〜」店員 - 田谷野亮 (2 - 52)
  • 署長 - 小宮孝泰 (1,2,7,16,36,37,42,51)

声の出演

ゲスト

スーツアクター

スタッフ

従来とは異なり、中枢メンバーの多くが「スーパー戦隊シリーズ」作品の常連で占められている。

侍戦隊シンケンジャー』・『海賊戦隊ゴーカイジャー』の宇都宮孝明がライダー作品初のチーフプロデュースを担当。メインライターは『仮面ライダー響鬼』以来のきだつよしが担当したが、きだのスケジュールの都合上参加できる本数が限られていたため、ライダーシリーズには初の参加となる香村純子との実質のダブルメイン体制となった。また52話・53話は『仮面ライダーディケイド』以来の會川昇が担当した。

パイロット監督には宇都宮同様に戦隊シリーズで活躍し、『仮面ライダーキバ』でライダー作品の演出の経験を持つ中澤祥次郎が登板。アクション監督には中澤の推薦でこれまで「スーパー戦隊シリーズ」を担当してきた石垣広文が、ファントムの担当デザイナーには平成ウルトラマンシリーズ作品を主軸に活動してきた丸山浩がライダーシリーズに初参加している。劇伴音楽については『仮面ライダーディケイド』以降の常連であり、単独での参加は『仮面ライダーオーズ/OOO』以来となる中川幸太郎が担当している。『ディケイド』終盤から仮面ライダー作品を担当してきたテレビ朝日側プロデューサー・本井健吾が人事異動のため、本作品の終盤で降板。その後は佐々木基が『獣電戦隊キョウリュウジャー』と兼任で担当している。

音楽

主題歌「Life is SHOW TIME
作詞 - 藤林聖子 / 作曲・編曲 - tatsuo / 歌 - 鬼龍院翔 from ゴールデンボンバー
第1話ではOP映像は流れず、劇中シークエンスで流された。
第51話 - 第53話ではタイトルロゴが表示されただけでOPは流れず、第51話はクレジットはEDで主題歌のアレンジBGMをバックに流された。第53話ではクレジットはEDでBGMをバックに流された。
挿入歌

本作品の挿入歌としてのEDは仮面ライダーGIRLSRIDER CHIPSの2組がそれぞれ担当した。

「Last Engage」(第4・10話)
作詞 - 藤林聖子 / 作曲・編曲 - Ryo / 歌 - 仮面ライダーGIRLS
ウィザード フレイムスタイルのテーマソング[164]
「Mystic Liquid」(第3・4・15話)
作詞 - 藤林聖子 / 作曲・編曲 - Ryo / 歌 - 仮面ライダーGIRLS
ウィザード ウォータースタイルのテーマソング[164][注 98]
第3話ではインストゥルメンタル版が使用された。
「Blessed wind」(第5・13話)
作詞 - 藤林聖子 / 作曲・編曲 - 野村義男 / 歌 - RIDER CHIPS
ウィザード ハリケーンスタイルのテーマソング[164][注 98]
「Strength of the earth」(第6・7・10・17話)
作詞 - 藤林聖子 / 作曲・編曲 - 野村義男 / 歌 - RIDER CHIPS
ウィザード ランドスタイルのテーマソング[164]
第10・17話ではインストゥルメンタル版が使用された。
「Just The Beginning」(第9・12話)
作詞 - 藤林聖子 / 作曲・編曲 - AYANO / 歌 - 仮面ライダーGIRLS
ウィザード フレイムドラゴンのテーマソング[165][注 99]
「BEASTBITE」(第17・18・19・34話)
作詞 - 藤林聖子 / 作曲 - 野村義男 / 歌・編曲 - RIDER CHIPS
ビーストのテーマソング。
第18話ではインストゥルメンタル版が使用された。
「alteration」(第26話)
作詞 - 藤林聖子 / 作曲・編曲 - 鳴瀬シュウヘイ / 歌 - 仮面ライダーGIRLS
ウィザード オールドラゴンのテーマソング[166]
オールドラゴンのテーマソングとして制作されたがオールドラゴン登場シーンでは使用されず、第26話のドラゴンフォーメーションの時にのみ使用された。
「Missing Piece」(第31・32・37・39・45話)
作詞 - 藤林聖子 / 作曲・編曲 - Ryo / 歌 - 仮面ライダーGIRLS
ウィザード インフィニティースタイルのテーマソング。

放送日程

  • 基本的には従来のシリーズ作品と同様に、2話完結の前後編形式が採られているが、第1話・16話・17話のみ1話完結の単編として制作されている。
  • 第52話・第53話は歴代の平成ライダーを主体とした特別編のため、第51話が本編の最終話に当たる。
  • 特番による放送休止は以下の通り。

またこれらとは別に、 朝日放送(ABC)では全国高校野球選手権大会中継に伴う放送日時の変更が行われている。

放送日 放送回 サブタイトル 登場ファントム 脚本 監督
2012年9月2日 1 指輪の魔法使い きだつよし 中澤祥次郎
9月9日 2 魔法使いになりたい 香村純子
きだつよし
9月16日 3 変身!生中継
9月23日 4 人形とピアニスト きだつよし 諸田敏
9月30日 5 決戦のコンクール
10月7日 6 キレイな花には 香村純子 舞原賢三
10月14日 7 思い出を買うために
10月21日 8 新たな魔宝石
  • フェニックス/ユウゴ
中澤祥次郎
10月28日 9 ドラゴンの叫び
11月11日 10 国家安全局0課 きだつよし 諸田敏
11月18日 11 守り抜く約束
11月25日 12 希望の和菓子 香村純子 田﨑竜太
12月2日 13 夢を継ぐ者
12月9日 14 帰って来た映画監督
  • リザードマン/石井悟史(演、声- 植田圭輔
舞原賢三
12月16日 15 ラストシーンの後は
12月23日 16 クリスマスの奇跡 きだつよし 中澤祥次郎
2013年1月6日 17 もう一人の魔法使い
1月13日 18 魔力が食事 諸田敏
1月20日 19 今日の命、明日の命
1月27日 20 近づく真相 香村純子 石田秀範
2月3日 21 ドラゴンたちの乱舞
2月10日 22 不死鳥の暴走
  • フェニックス/ユウゴ
きだつよし 中澤祥次郎
2月17日 23 決戦
2月24日 24 魔法使いの祖母 香村純子 舞原賢三
3月3日 25 命の選択
3月10日 26 学園潜入
  • メデューサ/ミサ
きだつよし 諸田敏
3月17日 27 姉と妹
3月24日 28 盗まれたベルト 香村純子 中澤祥次郎
3月31日 29 進化する野獣
4月7日 30 魔法の消える日 きだつよし 柴崎貴行
4月14日 31
4月21日 32 危険なアルバイト 石橋大助 石田秀範
4月28日 33 金で買えないモノ
5月5日 34 人気モデルの裏側 きだつよし 舞原賢三
5月12日 35 空の向こう側
5月19日 36 九官鳥は語る
  • ラーム/加賀(演 - 渡辺実、声 - 穴井勇輝)
石橋大助 諸田敏
5月26日 37 絶望、指名手配
6月2日 38 奪った希望 きだつよし 石田秀範
6月9日 39 ピッチの忘れ物
6月23日 40 自転車に乗りたい 香村純子 舞原賢三
6月30日 41 魔法使いは運命
7月7日 42 指輪の小説家 きだつよし 諸田敏
7月14日 43 白い魔法使いの秘密
7月21日 44 息子の形見は 香村純子 石田秀範
7月28日 45 笑顔は胸に
8月4日 46 ひび割れた思い 舞原賢三
8月11日 47 ワイズマンの真実
8月18日 48 賢者の石
  • 白い魔法使い/笛木奏(ワイズマン)
きだつよし 諸田敏
9月1日 49 サバトの幕開け
9月8日 50 大切なものは 中澤祥次郎
9月15日 51 最後の希望
  • グレムリン進化体/ソラ
9月22日 52 仮面ライダーの指輪 會川昇 石田秀範
9月29日 53 終わらない物語

他媒体展開

ここでは、本作品に登場する主要なキャラクターが、主演または主演に近い形で出演している作品について記載する。

他テレビシリーズ

仮面ライダーフォーゼ
48話(最終話)のエンディングに操真晴人が登場。

映画作品

仮面ライダーフォーゼ THE MOVIE みんなで宇宙キターッ!
仮面ライダーフォーゼ』の単独作品。仮面ライダーウィザードが登場。
仮面ライダー×仮面ライダー ウィザード&フォーゼ MOVIE大戦アルティメイタム
2012年12月8日公開。本作品と『仮面ライダーフォーゼ』のクロスオーバー作品。
公開時期にあたるTVシリーズ(本放送時)第12話から第18話まで同作品の映像がOPで使用されている。
仮面ライダー×スーパー戦隊×宇宙刑事 スーパーヒーロー大戦Z
2013年4月27日公開。仮面ライダーシリーズスーパー戦隊シリーズメタルヒーローシリーズのクロスオーバー作品。
公開時期にあたるTVシリーズ(本放送時)第31話から第36話まで同作品の映像がOPで使用されている。
劇場版 仮面ライダーウィザード in Magic Land
2013年8月3日公開。本作品の単独作品。同作品では『劇場版 仮面ライダーディケイド オールライダー対大ショッカー』より恒例だった、次作で登場する主役ライダーの先行登場はない。
公開時期にあたるTVシリーズ(本放送時)第44話から第49話まで同作品の映像がOPで使用されている。
仮面ライダー×仮面ライダー 鎧武&ウィザード 天下分け目の戦国MOVIE大合戦
2013年12月14日公開。本作品と『仮面ライダー鎧武/ガイム』のクロスオーバー作品。
平成ライダー対昭和ライダー 仮面ライダー大戦 feat.スーパー戦隊
2014年3月29日公開。仮面ライダーシリーズとスーパー戦隊シリーズのクロスオーバー作品。操真晴人/仮面ライダーウィザードが登場。
スーパーヒーロー大戦GP 仮面ライダー3号
2015年3月21日公開。仮面ライダーシリーズとスーパー戦隊シリーズのクロスオーバー作品。仮面ライダーウィザードが登場。

ゲーム

オール仮面ライダー ライダージェネレーション2
2012年8月2日発売、ニンテンドーDSニンテンドー3DS対応)およびPlayStation Portable専用ソフト。
テレビ放送に先駆け、隠し要素として初ゲーム化。映画公開時に配布されたステッカーブック(2枚のカード付)内のパスワードを入力することで仮面ライダーウィザードが使用可能となる(DSとPSP共通)。前作に登場した仮面ライダーフォーゼ同様、ウィザードの声と必殺技はない。
発売元:バンダイナムコゲームス(バンダイレーベル)
仮面ライダー 超(スーパー)クライマックスヒーローズ
2012年11月29日発売、WiiおよびPlayStation Portable専用ソフト。
『クライマックスヒーローズ』シリーズ第5弾。メインのプレイヤーキャラクターとしてウィザードが登場。同作品では、バトルシステムに新要素として「フリーラン」が導入されている。
発売元:バンダイナムコゲームス(バンダイレーベル)
『仮面ライダーウィザード×チャリ走』
2012年12月7日配信、Google PlayおよびAppStoreで配信されるスマートフォン向けゲームアプリ。
横スクロール型ワンボタンアクションゲーム『チャリ走』とのコラボレーションアプリ。
前年に配信された『仮面ライダーフォーゼ×チャリ走』に続く第2弾となる。
ゲームは凸凹や穴のあるステージをジャンプしながらひたすら走り続けるというもので、途中に登場する指輪を取得することで4つのスタイルに変身することができる。
発売元:スパイシーソフト
フィーチャーフォン向けに同名タイトルのFlashゲームが携帯3キャリア公式サイトのアプリ★ゲットDXチャリ走ZERO東映MOBILEテレ朝コンプリートの各サイトで同時配信されている。
仮面ライダー バトライド・ウォー
PS3専用ソフト。2013年5月23日発売。
クウガからウィザードまでに登場した平成仮面ライダーや、各作品作品の怪人が登場する。

プロモーションビデオ

鬼龍院翔 from ゴールデンボンバー『Life is SHOW TIME』
鬼龍院翔に襲いかかるグールにウィザードが立ち向かう。ウィザードは魔法で鬼龍院の衣装を変化させたり、助っ人の格闘家軍団を呼び寄せる。
デーモン閣下『FOREST OF ROCKS』
仮面ライダー×仮面ライダー ウィザード&フォーゼ MOVIE大戦アルティメイタム』の主題歌。本作品からはウィザード・グールが登場するが出番は短く、デーモン閣下の行進とそれに合わせて踊るバックダンサーが中心となっている。

超バトルDVD

『てれびくん超バトルDVD 仮面ライダーウィザード ダンスリングでショータイム!!』
スタッフ
  • 監督 - 山口恭平
  • 脚本 - 石橋大助
  • ダンス振付 - KABA.ちゃん
  • 制作・発行 - 小学館
DVD限定のフォームに「仮面ライダーウィザード ビーストスタイル」、「仮面ライダービースト ウィザードマント」、ウィザードリングに「ダンスウィザードリング」が登場する。

映像ソフト化

発売元は東映ビデオ

『仮面ライダーウィザード』
本作品のTVシリーズによるBlu-ray DiscDVDは2013年2月21日より発売。また、第1巻の映像特典として本作品のパイロットメイキングを収録。
DVD「ヒーロークラブ」では、TVシリーズ第1話から第3話(第1、2エピソード)を再編集した第1巻「さあショータイムだ。仮面ライダーウィザード登場!!」は2012年12月7日発売。第8、9話(第5エピソード)を再編集した第2巻「ドラゴン、俺に力を貸せ!フレイムドラゴン!!」は2013年1月21日発売。全2巻。

小説

小説 仮面ライダーウィザード
著:きだつよし、講談社キャラクター文庫講談社)より2014年11月1日発売。
映画『鎧武&ウィザード』の後日談。笛木の遺した遺産により誕生した「もう一人の操真晴人」の存在を主軸とし、晴人と凛子の関係性に焦点を当てている。
HERO SAGA『KAMEN RIDER WIZARD EDITION -魔法使いの弟子-』
月刊ホビージャパン』2014年10月号から2015年9月号まで掲載されてたジオラマ小説。

脚注

注釈

  1. ^ タイトル・ロゴには「仮面ライダーウィザード」と「KAMEN RIDER WIZARD」が併記されている。
  2. ^ 演じる白石自身もサッカー経験者である。本人の項目も参照。
  3. ^ 劇中で留年していて今も現役と発言している
  4. ^ コヨミと異なり、魔力の供給はプリーズウィザードリングでは不可能である。
  5. ^ ファントムを倒し、その魔力を喰らうこと。
  6. ^ 登場当初、変身後の姿はそれぞれ別々の声優による吹き替えとなっていたが、正体の発覚後はどちらも笛木の声に変化している。
  7. ^ アーキタイプであるビーストはその中に含まれない例外としており、障害となる際は容赦なく排撃にかかる。
  8. ^ ただ、コヨミに自らの行動を非難された際は、僅かながら動揺を見せている。
  9. ^ ミサ役の中山が二役で演じている。
  10. ^ 公式サイトや雑誌でもミサが女子高生に化けているのではないかと書かれていた。
  11. ^ 後に両親はメデューサに殺されたことが判明する。
  12. ^ 自身の用いる魔法と系統が異なる上に、強力な力を持つウィザード インフィニティースタイルは、万一反抗してきた際に対処がしづらいため、白い魔法使い(笛木)にとっては厄介だからである。
  13. ^ 絶望しかけた際晴人の背中にドラゴンの翼が生えたように、彼女の背中のひびからファントムの一部と見られる水晶のような棘が何本も生えた。
  14. ^ 絶望しかけた際の晴人や真由と同様、ファントムの一部と思しきクモの脚のような何本もの節足が背中のひびから生えていた。
  15. ^ たまに違うものを注文しても食べるのは自分ではない。
  16. ^ 後に0課に魔宝石を託したのは、ソラであることが判明する。
  17. ^ 意識を取り戻した際の発言から笛木であると判明。
  18. ^ 最終決戦前、怪人たちの猛攻で受けたダメージが元で、現実世界に戻されてしまった。
  19. ^ ただし、人格は野上良太郎ではなくモモタロスのままである。
  20. ^ ただし、電王のカードはライナーフォームになっている。
  21. ^ 少女こよみの方は魘された少年はるとの寝言で判明するが、少年はるとに関しては晴人が去ったあとで少女こよみに呼ばれたのが唯一であり、晴人は少年と互いに名前を知る事は無かった。
  22. ^ ただし邪魔となる美紗の両親は惨殺しており、譲が魔法使いの資格を得た際も目的を抹殺に切り替えた。
  23. ^ 一方でビーストについては因縁が無いため、彼がウィザードに代わって戦った際には、一蹴して去ってしまった。2度目の対峙においても、ビーストと戦う気は無く、グールを放ってそれと戦わせ、ウィザードへの伝言役を依頼し去っていった。
  24. ^ 断片的な回想なので詳細は不明だが、自分を裏切って去ろうとする「想い人」の女性を衝動的に殺害したのが発端。それ以降、自分の美容院を訪れた客の中でも「彼女」と同じく「白い服に黒く美しい長髪」という特徴を持った女性を、少なくとも40人以上も殺害している。ファントム化した現在でも「滝川空」であるがゆえにその猟奇的本性は消えず、獲物を見つけると自ら独占に動く。
  25. ^ 人間の観念を以て動くソラは無意識のうちに彼らを擬人化して見ていたために、彼らファントムが同族を増やす理由を、彼らなりの喜びによるものだろうと解釈したがゆえの反応。しかし後にミサとの会話で、ファントムの増員があくまでワイズマン個人の思惑によるものという事を認識し、彼の思惑に勘付くきっかけとなった。
  26. ^ 怪人態のファントムにも同様のエフェクトが掛かる。
  27. ^ 魔法陣に描かれた英文の意味は外輪部の大文字が「魔なる力が宿りし石より出て、現世に大いなる力を顕さん」、内輪部の小文字が「指輪に秘めし竜の力を解放せよ」。
  28. ^ 公式サイトではパンチ力は「使用しないため計測不能」としており、パンチ力の部分のみ推測値が記されている。しかし「ビッグ」の発動時には素手(手のひら側)での攻撃を行う。
  29. ^ 拳法の型が判明しているのは【ヒーローマックス】でアクション監督が答えたウォーター・ランドの2種類。
  30. ^ 『in Magic Land』では通常スタイルと同様にドラゴライズウィザードリングを使用して召喚している。
  31. ^ a b テレビマガジン(2013年5月号)』第43巻第06号、講談社、東京都文京区音羽2-12-21、57頁。 (2013年4月1日発売、JANコード:4910065750535、雑誌コード:06575-05)ビーストハイパーとウィザード インフィニティースタイルが共に最強形態であると記載。
  32. ^ 同じ種類のリングを連続使用する場合はポンプアクションのように一旦逆に傾け、戻すことで再び待機状態にする必要がある。
  33. ^ インフィニティースタイル・スペシャルラッシュの場合は「プリーズ」の音声コールが少し甲高い音声になっている。
  34. ^ ただしテレビの字幕では公式サイトと異なり「魔法石」とされている。
  35. ^ ノーム戦でキックストライクウィザードリングは使用した時はなぜか「チョーイイネ!キックストライク!サイコー!」の音声コールの後に「プリーズ」の音声コールが発声された。
  36. ^ ハンドオーサーが描かれたドライバーオン、ウィザードの顔に似た模様が描かれたエンゲージなど一部例外もある。
  37. ^ この他にはドライバーオン(黒色)、フォール・タイム・ミラクルといった映画初使用のリング(水色)、スペシャルラッシュ・フィニッシュストライクといった特殊なスタイルに変身するリング(多色)、賢者の石が変化したホープ(桃色)などが挙げられる。
  38. ^ 変身前で使用した場合はエレメントが付与されない魔法陣型の防壁を生成する。
  39. ^ この魔法使用時のみ素手(の掌)で攻撃する。
  40. ^ 変身前・フレイム系統は通常の鎖に、それ以外はエレメントに応じた鎖になる。
  41. ^ 自身をコピーした場合、分身も本体と同様の動作をする。その際本体が再びコピーを発動すると分身体も同様にコピーを発動するため、これを繰り返すことで人数を倍々に増やせる。
  42. ^ 劇中ではフェニックスに燃やされたプレゼントを復元した。
  43. ^ 使用後に消滅する。
  44. ^ a b c 『鎧武&ウィザード』で使用。
  45. ^ 『ウィザード&フォーゼ』『in Magic Land』でも使用。
  46. ^ 劇中では「強化ストライクウィザード」を発動した。
  47. ^ a b 『ウィザード&フォーゼ』で使用。
  48. ^ 『ウィザード&フォーゼ』で仮面ライダーフォーゼが使用。
  49. ^ a b 『スーパーヒーロー大戦Z』で使用。
  50. ^ a b c 『in Magic Land』で使用。
  51. ^ 『in Magic Land』『鎧武&ウィザード』で使用。
  52. ^ コピーの分身体とは異なり独立した行動が可能。
  53. ^ 『超バトルDVD』で使用。
  54. ^ 『仮面ライダー大戦』では3回触れて発動している。
  55. ^ 物語開始当初、ウィザードは騎乗する際に「ドラゴン!俺に従え!!」と発声しながら騎乗していた。
  56. ^ 魔法陣に描かれた英文の意味は外輪部の大文字が「全ての精霊に命ずる。我との契約に従い、その大いなるパワーを解放せよ」 、内輪部の小文字が「偉大な力、陸、海、空、自然、四界の主席、我が眷属」。
  57. ^ 当初は「食事の時間だ!」だったが、晴人の「ショータイム」に影響されて変化した。午前中の戦闘では「ブレックファーストタイムだ!」と言い換える。第35話では「仕事の時間だ!」と発声した。
  58. ^ 『in Magic Land』にて判明。
  59. ^ 倒したファントムから浮き出た魔法陣を吸い込む形で行う。
  60. ^ 取り外したからと言ってキマイラと分離できるわけではなく、キマイラに魔力を与えられなくなり命の危機に晒されてしまう。
  61. ^ その際頭部の輪郭に沿って、光の粒子が鬣を象るように纏わり付く。
  62. ^ 例外として『超バトルDVD』においてウィザードタイプのリングであるダンスウィザードリングと自分のバッファ・ファルコのリングを借りた代わりとして無理矢理ウィザードから借りたランドドラゴンウィザードリングの2種類を使用しており、その際はウィザードと同様にベルトにリングをかざす形で使用している。
  63. ^ 玩具などではウィザードの物同様に「○○ウィザードリング」、テレビ朝日公式サイトでは「○○リング」で統一されている。
  64. ^ ただしエンゲージリングを初使用した際はなぜかウィザードの音声コールと同様の物が発声された。
  65. ^ それぞれファルコ=「ファ・ファ・ファ」、カメレオ=「カ・カ・カ」、バッファ=「バ・バ・バ」、ドルフィ=「ド・ド・ド」と頭文字をスクラッチ調に発し、その後にマント名が発せられる。
  66. ^ ウィザードライバーで使用した場合は装着者の体を無数の赤い羽に変化させ、物理攻撃を無効化させる。
  67. ^ ウィザードライバーで使用した場合は装着者を地面に潜らせたりイルカのように俊敏に動けるようにする。
  68. ^ 『鎧武&ウィザード』ではビーストハイパー時に使用。
  69. ^ ただし、東映公式サイトでは笛木の変身に対し「新たなライダーの誕生」と言及している。
  70. ^ 魔法陣に描かれた英文の意味は外輪部の大文字が「混沌の執行者よ、容(かたち)無き者の力を捧げよ、我こそは古(いにしえ)の契約を顕在するものなり」、内輪部の小文字が「万物を司る力よ、私の意志と共にあれ」。
  71. ^ 雑誌「宇宙船」及びその関連書籍では2014年以降「ワイズドライバー」と呼称されている。
  72. ^ a b ウィザードの物と異なり、手形の縁が赤くなっている。
  73. ^ ウィザードが持つバインドウィザードリングと同型。
  74. ^ バインドウィザードリングと異なり、拘束した対象を気絶させることも可能。
  75. ^ ウィザードが持つコピーウィザードリングと同型だが、コピーの分身体と異なりドラゴタイマーの分身体と同様にそれぞれが独立した動きが可能。ただし、分身可能な人数は最大4人までとなっており、増える人数も倍々ではなく1人ずつである。
  76. ^ a b 通常の魔法リングと異なり、金属部分が金色になっている。
  77. ^ 輪島に紫の魔宝石から造り出させたリング。笛木曰く「自分用のリング」であり、晴人が使用した時はエラーを起こして機能しなかった。
  78. ^ a b ウィザードの物と異なり、宝石部分が白い。
  79. ^ 全て宝石部分が透明で、エンゲージウィザードリングに似た模様。玩具(ガシャポン)では「白い魔法使い装飾具」という名称。
  80. ^ 音声コールは「チェンジ」。マスクやクリスタル部などと同様に変身する人物によって色が異なる。
  81. ^ 白い魔法使いが持つ物と同型。
  82. ^ ウィザードが持つディフェンドウィザードリングと同型。
  83. ^ ウィザードが持つビッグウィザードリングと同型。
  84. ^ 昌宏の場合はドッジテイルを伸ばして攻撃し、真由の場合は魔法陣から強力な炎を放つ。
  85. ^ 劇中では、レッドガルーダ・ブルーユニコーン・イエロークラーケンが合体したドリル状の形態、レッドガルーダとグリーングリフォンが合体したペガサス形態が登場。
  86. ^ ファントムの活動拠点が都内に限定されているのか、一部のゲートは海外・郊外に避難する措置を取っている者もいる。
  87. ^ 例外的に人間としてイレギュラーな性格であったソラだけはゲートの人格のままファントムになっている。
  88. ^ なおアンダーワールドに入れるレギオンはアンダーワールド内でも巨大化はせず、巨大ファントムであるビーストキマイラが現実世界に解放された際も姿はそのままで等身大の人型にはならなかった。
  89. ^ ミノタウロス・ヴァルキリー・リザードマン・メデューサの4体はそれぞれファントム自身の回想にて、フェニックスはゲートだった雄吾が働いていた花屋の店主の証言、グレムリンはゲートだった空が働いていた美容院の店長の証言によって判明。
  90. ^ はんぐり〜の2人は老人と化しており、凛子・瞬平は高校生(凛子はスケバンにも)となっていたが、輪島だけは変わっていなかった。
  91. ^ 第38話では回想シーンのサッカープレイヤー役も担当[148]
  92. ^ 初登場当初は、「青年」と表記。
  93. ^ 38話以降は別キャスト。
  94. ^ 下の名前は劇中で判明する。
  95. ^ 名前は劇中で判明する。
  96. ^ ファントムの手で「絶望」に追い込まれはしなかったが、ファントム撃破後にファントムの正体に対し「絶望」した。登場回の後編(37話)のラストで絶望したため、彼のみその後の顛末が描かれていない。
  97. ^ 第52話は仮面ライダーディケイドの声のみの出演。
  98. ^ a b 各上位の強化形態で使用される場合もある。
  99. ^ 別の強化形態で使用される場合もある。
  100. ^ 2話では声のみ。正体発覚防止のためクレジットなし。
  101. ^ a b c d e f g 本名不明。
  102. ^ a b 後編では声のみの出演。

出典

※出版物の詳細は参考文献を参照。

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参考文献

書籍
雑誌
  • 特別付録 Book in Book 仮面ライダーウィザード 第1話 第32話 エピソード&登場仮面ライダー 全スタイルガイド
上記雑誌巻末の小冊子付録。

外部リンク

テレビ朝日系列 日曜8時台前半
スーパーヒーロータイム第2枠)
前番組 番組名 次番組
仮面ライダーフォーゼ
(2011年9月4日 - 2012年8月26日)
仮面ライダーウィザード
(2012年9月2日 - 2013年9月29日)
仮面ライダー鎧武/ガイム
(2013年10月6日 - 2014年9月28日)