大阪大学レーザー科学研究所
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大阪大学レーザーエネルギー学研究センター(おおさかだいがくレーザーエネルギーがくけんきゅうセンター、Institute of Laser Engineering Osaka University、略称:レーザー研かILE)は、大阪大学の附置研究所(全国共同利用研究所)。
研究部門
- パワーフォトニクス研究部門
- レーザー核融合学研究部門
- 高エネルギー密度科学研究部門
- レーザーテラヘルツ研究部門
- 光・量子放射学研究部門
沿革
- 1972年(昭和47年):大阪大学工学部附属レーザー工学研究施設が発足し、「レーザー材料部門」を設置。
- 1973年(昭和48年):「レーザー動特性部門」を設置。
- 1976年(昭和51年):大阪大学レーザー核融合研究センターに改組し、「レーザーシミュレーション工学部門」を設置。
- 1977年(昭和52年):「レーザーエネルギー学部門」を設置。
- 1979年(昭和54年):10年時限で「レーザーペレット工学部門」を設置。
- 1980年(昭和55年):10年時限で「レーザー診断学部門」を設置。
- 1981年(昭和56年):10年時限で「レーザー爆縮工学部門」を設置。
- 1982年(昭和57年):10年時限で「エネルギー伝達工学部門」を設置。
- 1989年(平成元年):時限到来の「レーザーペレット工学部門」を転換し、「核融合ターゲット工学部門」を設置。
- 1990年(平成2年):時限到来の「レーザー診断学部門」と時限前到の「レーザー爆縮工学部門」を廃止転換し、「核融合超高密度プラズマ・計測(大)部門」を設置。
- 1992年(平成4年):時限が到来した「エネルギー伝達工学部門」を転換し、「核融合ドライバー制御工学部門」を設置。「外国人客員部門」を設置。
- 1999年(平成11年):「高出力レーザー工学部門」、「爆縮核融合部門」、「レーザープラズマ理工学部門」、「超高強度光学部門」の4大時限部門に改組。
- 2004年(平成16年):4月に大阪大学レーザーエネルギー学研究センターに改組し、7月に「超伝導フォトニクス研究センター」と統合。
- 2006年(平成18年):全国共同利用施設となる。
- 2010年(平成22年):共同利用・共同研究拠点となる。
組織
- 大阪大学長によって選任される、センター長、副センター長、参与会、運営協議会、教授会、運用計画企画、産学連携などの事務部門。
- 研究部門 - 5つの研究部門からなる。それぞれ、レーザー核融合学研究部門、高エネルギー密度科学研究部門、パワーフォトニクス研究部門、レーザーテラヘルツ研究部門、光・量子放射学研究部門がある。
- 技術部 - ガラスレーザー運転開発室(GOD)、高性能計算機室、ターゲット材料グループ、プラズマ計測技術グループがある。
プロジェクト
- FIREXプロジェクト - 高速点火レーザー核融合による核融合点火実証プロジェクト
- ペタワットレーザーによる高エネルギー密度プラズマの研究(文部科学省科学研究費学術創成研究) - 超高出力レーザによる、高エネルギー密度プラズマの研究を行ったプロジェクト
- EUVプロジェクト - レーザー生成プラズマを用いた高効率・高品質の極端紫外線(EUV)光源開発研究を行ったプロジェクト
- 単色量子ビームプロジェクト(連携融合研究) - 日本原子力研究開発機構関西光科学研究所と連携して行われた、量子ビームを高輝度単色化させるための研究を行ったプロジェクト
- 先端研究施設共用促進事業 - 光科学を基盤としたイノベーション創出を目指し、先端研究施設を産業界と共用することを促進する事業
主な研究設備
- 激光XII号 - プラズマ実験用の大型ガラスレーザーシステム
- EUVデータベース用レーザー装置[1] - 極端紫外線(EUV)を発生させることのできるレーザー装置
- LFEXペタワットレーザー装置 - チャープパルス増幅・圧縮の原理を用いた高速点火用ペタワットガラスレーザーシステム
- スーパーコンピュータ - NEC製、研究所の基幹コンピュータシステム
立地等
- 所在地
- 大阪大学吹田キャンパス内
- アクセス
脚注・出典
関連項目
外部リンク
- 大阪大学レーザーエネルギー学研究センター(日本語、英語)