方南町駅
方南町駅 | |
---|---|
1番出入口(2016年6月) | |
ほうなんちょう Honancho | |
(1.3km) 中野富士見町 Mb 04► | |
所在地 | 東京都杉並区堀ノ内一丁目1番1号 |
駅番号 |
○Mb 03 (2016年11月中旬までは○m 03) |
所属事業者 | 東京地下鉄(東京メトロ) |
所属路線 | 丸ノ内線(分岐線) |
キロ程 |
3.2km(中野坂上起点) 池袋から21.7km 荻窪から8.9 km |
電報略号 | ホナ |
駅構造 | 地下駅 |
ホーム | 1面2線 |
乗降人員 -統計年度- |
35,001人/日 -2015年- |
開業年月日 | 1962年(昭和37年)3月23日 |
方南町駅 (ほうなんちょうえき)は、東京都杉並区堀ノ内一丁目にある東京地下鉄(東京メトロ)丸ノ内線(分岐線)の駅で、分岐線の終着駅である。駅番号はMb 03(2016年11月中旬まではm 03[1])。
年表
- 1962年(昭和37年)3月23日 - 中野富士見町駅 - 当駅間延伸と同時に帝都高速度交通営団(営団地下鉄)荻窪線支線の駅として開業。
- 1972年(昭和47年)4月1日 - 荻窪線支線を丸ノ内線支線に改称。
- 2004年(平成16年)
駅構造
東京メトロの駅では数少ない、他の地下鉄や鉄道路線と接続がない単独終端駅である。かつての営団時代は単独終端駅は多数あったが、路線自体の延長により中間駅化や他の路線が接続するようになったため少なくなり、現在では当駅のほか、千代田線(北綾瀬支線)の北綾瀬駅のみである。
頭端式ホーム1面2線(右の写真)を有する地下駅である。1番出入口(西口)は環七通り(東京都道318号環状七号線)と方南通り(東京都道14号新宿国立線)との交差地点にあり、2番出入口(東口)は方南通り沿いの方南二丁目に位置する。
ホーム有効長は110mであり、本線で運用されている6両編成の全長108mより長いが、車止め部分で有効長がそれより短くなっており、6両編成の列車を入線させると1両だけホームからはみ出すことになる。また、可動式ホーム柵は中野坂上側に3両分設置されているのみで、残りの部分は転落防止柵となっている。可動式ホーム柵設置以前も、車止めまでの過走余裕距離を保安上確保するために中野坂上寄りに停止位置目標があった。
車止めは、レールと木材を組み合わせた簡易なもので、列車の停車位置目標は車止めのかなり手前にある。このため、当駅に入線する列車は専用の3両編成が運用される。
なお、2012年度事業計画で、ホーム有効長を延伸し6両編成の停車を可能とすることが発表され[3]、2016年度末に完成する予定である[4]。これにより同駅にも6両編成の入線が可能となり、また新型車両の導入も決定したため、将来的には3両編成の車両を廃車する予定である。
トイレは1番出入口(西口)側にのみ設置されている。自動改札機は一部通路が広くなっているものの、ほかのバリアフリー設備はない。元々狭い場所に建設された経緯があり、バリアフリー工事は困難と思えていたが、後述するボランティア活動の成果もあり、2016年頃をめどにエレベーターとエスカレーターを設置する方針が決定している。
2013年頃より、個人が市販の戦隊ヒーロー風のコスプレスーツとマスクを付け「ベビーカーおろすんジャー」と名乗り、不定期にエレベータの無い駅階段でベビーカーや重い荷物を運ぶボランティア活動を実施している[5]。この模様は国内の新聞などで紹介された[6][7][8][9]ほか、海外のニュースでも紹介された[10][11]。 なお、「おろすんジャー」の活動はあくまでもボランティア活動であり、いつも居る訳ではない。2013年9月頃より、駅側が荷物運びを補助する警備員を配置している。
のりば
番線 | 路線 | 行先 | 備考 |
---|---|---|---|
1・2 | 丸ノ内線 | 中野坂上・荻窪・池袋方面 | 荻窪・池袋方面は中野坂上乗換 |
-
ホーム柵設置前の改札口・ホーム(2001年8月)
-
ホーム柵設置後の改札口・ホーム(2006年12月)
-
ホーム(2013年11月)
利用状況
2015年度の1日平均乗降人員は35,001人であり[12]、東京メトロ全130駅中101位。
近年の1日平均乗降・乗車人員推移は下表のとおりである。
年度 | 1日平均 乗降人員[14] |
1日平均 乗車人員[15] |
出典 |
---|---|---|---|
1992年(平成 | 4年)17,175 | [* 1] | |
1993年(平成 | 5年)16,945 | [* 2] | |
1994年(平成 | 6年)16,655 | [* 3] | |
1995年(平成 | 7年)31,490 | 16,281 | [* 4] |
1996年(平成 | 8年)31,178 | 16,126 | [* 5] |
1997年(平成 | 9年)30,879 | 15,923 | [* 6] |
1998年(平成10年) | 31,157 | 16,079 | [* 7] |
1999年(平成11年) | 30,300 | 15,844 | [* 8] |
2000年(平成12年) | 30,681 | 15,989 | [* 9] |
2001年(平成13年) | 31,341 | 16,233 | [* 10] |
2002年(平成14年) | 31,281 | 16,088 | [* 11] |
2003年(平成15年) | 31,026 | 15,956 | [* 12] |
2004年(平成16年) | 31,055 | 15,808 | [* 13] |
2005年(平成17年) | 31,442 | 15,975 | [* 14] |
2006年(平成18年) | 31,418 | 15,948 | [* 15] |
2007年(平成19年) | 31,447 | 15,948 | [* 16] |
2008年(平成20年) | 30,946 | 15,685 | [* 17] |
2009年(平成21年) | 31,105 | 15,808 | [* 18] |
2010年(平成22年) | 31,360 | 15,882 | [* 19] |
2011年(平成23年) | 31,095 | 15,742 | [* 20] |
2012年(平成24年) | 32,060 | 16,153 | [* 21] |
2013年(平成25年) | 33,335 | 16,153 | [* 22] |
2014年(平成26年) | 33,904 | 16,819 | [* 23] |
2015年(平成27年) | 35,001 |
駅周辺
- 方南通り(東京都道14号新宿国立線)
- 環七通り(東京都道318号環状七号線)
- 善福寺川
- 神田川
- 杉並区和泉保健センター
- 杉並区方南会館
- 杉並区立方南図書館
- 立正佼成会
- 佼成学園中学校・高等学校
- 専修大学附属高等学校
- 杉並区立済美教育センター
- 杉並区立済美養護学校
- 杉並方南二郵便局
- 杉並聖堂前郵便局
- 杉並堀ノ内郵便局
- 河北リハビリテーション病院
- みずほ銀行 方南町支店
- サミット 和泉店
- 島忠ホームズ 中野本店
- 方南銀座商店街
バス路線
1番出入口(西口)からは「方南町駅」停留所(方南通り・和泉4/堀の内1側)と「方南八幡通り」停留所(環七通り・和泉4/方南2側)が近く、2番出入口(東口)からは「峯」停留所(方南通り・方南2/南台5側)が近い。特記のないものはすべて京王バス東の運行路線である。
方南町駅
一部阿佐谷駅行きのバスも運行。
方南八幡通り
峯
- 宿33系統:新宿駅西口行/永福町行
隣の駅
- 東京地下鉄
- 丸ノ内線
- 方南町駅 (Mb 03) - 中野富士見町駅 (Mb 04)
脚注
- ^ 丸ノ内線 方南町~中野新橋駅間の駅ナンバリングを 訪日外国人旅行者の利便性向上のため、2016年11月から順次変更します - 東京メトロ
- ^ 〇 丸ノ内線4駅(中野坂上−方南町間)に「可動式ホーム柵」を設置 〇 丸ノ内線中野新橋駅、中野富士見町駅に「可動ステップ」を設置(東京メトロ初)
- ^ 平成24年度 事業計画 (PDF) - 東京地下鉄 2012年3月26日
- ^ 丸ノ内線、方南町駅へ直通運転開始 東京メトロが17年度から - 日本経済新聞、2013年11月13日。
- ^ ベビーカーおろすんジャー
- ^ 思いやり広がるんジャー 「助ける人増えた」 バリアフリー化動く - 東京新聞2013年10月14日
- ^ 「2020年には、やたらベビーカーを運びたがる国に」 ベビーカーおろすんジャーに聞く「未来のつくりかた」
- ^ 方南町を愛する戦士。「ベビーカーおろすんジャー」を直撃!
- ^ ベビーカーおろすんジャーの正体は?収入は?本職なの?方南町以外?
- ^ Super Hero in Tokyo Subway Station
- ^ 「覆面ヒーロー」、地下鉄駅に参上! 駅階段でベビーカー運ぶ姿に、海外も感心
- ^ 各駅の乗降人員ランキング - 東京メトロ
- ^ 杉並区統計書 - 杉並区
- ^ 各種報告書 - 関東交通広告協議会
- ^ 東京都統計年鑑
出典
- 東京都統計年鑑
- ^ 東京都統計年鑑(平成4年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成5年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成6年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成7年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成8年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成9年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成10年) (PDF)
- ^ 東京都統計年鑑(平成11年) (PDF)
- ^ 東京都統計年鑑(平成12年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成13年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成14年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成15年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成16年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成17年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成18年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成19年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成20年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成21年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成22年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成23年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成24年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成24年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成26年)