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人文書院

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人文書院(じんぶんしょいん)は、日本出版社。主に、の文学、哲学思想の紹介の他、ジークムント・フロイトカール・グスタフ・ユングらの心理学精神医学などの翻訳書や、宗教、歴史、民俗、文化人類学等の人文書の他、芸術、自然科学書などを出版している。

所在地

沿革

渡辺久吉(きゅうきち、1885年-1975年)が創立者。渡辺は愛知県出身、京都仏教専門学校卒。精神療法家の木原鬼仏に学び、1908年京都に日本心霊学会を設立、雑誌を刊行する。出版事業に移り、1927年人文書院と改称。命名は京都帝国大学医学部心理学科初代教授・今村新吉による[1]

かつては地元の京都大学教授だったフランス文学者桑原武夫生島遼一がスタンダールなどを、伊吹武彦がラシーヌ、サルトルなどを、ドイツ文学者大山定一前田敬作がゲーテなどの翻訳を多く担当していた。現在でも関西在住の学者研究者による著書・翻訳書の刊行が多い。

著名な刊行本

関連項目

外部リンク

  1. ^ 稲岡勝監修『出版文化人物事典』