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関西大学構内内ゲバ殺人事件

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関西大学構内内ゲバ殺人事件(かんさいだいがくこうないうちげばさつじんじけん)は、1971年(昭和46年)12月4日大阪府吹田市で発生した日本の新左翼内ゲバ殺人事件。

事件の概要

1971年12月3日、革マル派関西共闘会議は、拠点校の大阪経済大学学生会館において、大学の授業料値上反対闘争の戦術会議を開催し、

  • 関西大学でステッカー貼りやビラを配布する。
  • 中核派の襲撃に備えて、「突撃隊」を編成する。

以上の項目を決定した。

翌日12月4日午前3時、革マル派の「突撃隊」は阪急電鉄で関西大学千里山キャンパスに向かい、「突撃隊」が警備する中、構内でステッカー貼りを敢行した。

午前6時、中核派はこれを発見し、ただちに革マル派のメンバーを襲撃した。ところが、革マル派の「突撃隊」が応戦したため、数的劣勢な中核派は退却した。中核派メンバーのSとTは逃げ遅れて革マル派に捕まり、鉄パイプで2名が撲殺された。

関連項目

参考文献

  • 警備研究会編『極左暴力集団・右翼101問(改訂)』立花書房、2000年
  • 警備研究会編『わかりやすい極左・右翼・日本共産党用語集(改訂)』立花書房、2001年