叢書
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叢書(そうしょ)とは、本のシリーズのことである。
概要
テーマなど特定の共通項に基づいていくつかの書物・著作をまとめあげたもの。「群書類従」や「ルーゴン・マッカール叢書」など、一定のテーマを追求して営々と編まれたものもあれば、ある出版社が同一の体裁で定期的に刊行するもので叢書と称しているものもある。
広義には文庫・新書・選書も含む。日本の慣例ではある一定の判型のシリーズをそれぞれ「文庫」「新書」「選書」と呼び、これら3つはそれぞれの項で説明するので、それ以外のものを次項の叢書一覧に列挙する。
シリーズ名は「〜ブックス」「〜ライブラリー」などとする叢書もあり、さまざまである。「双書(そうしょ)」という表記は語義とは無関係な代用字のため、使用するべきではないという見解がある。ただし、「有斐閣双書」などの例があり、広辞苑(第三版)でも誤りとはしていない。
叢書一覧
岩波書店
- 岩波現代全書
- 岩波アカデミック叢書
- 岩波セミナーブックス
- 岩波テキストブックス
- 岩波ブックレット
- 岩波モダンクラシックス
- 同時代ライブラリー(1990年 - 1998年)
- ワイド版岩波文庫
- 岩波新書評伝選
- 岩波講座 - 日本資本主義発達史講座など
- 大航海時代叢書
小学館
新潮社
筑摩書房
その他の出版社
※ 出版社の五十音順
- トーキングヘッズ叢書 - アトリエサード
- 100分de名著ブックス - NHK出版
- NHKブックス - NHK出版
- NHKライブラリー - NHK出版
- NTT出版ライブラリー レゾナント - NTT出版
- 角川選書 - 角川学芸出版
- 角川叢書 - 角川書店
- ランティエ叢書 - 角川春樹事務所(文庫版の小冊子)
- 生きる技術!叢書 - 技術評論社
- 西洋古典叢書 - 京都大学学術出版会
- BH叢書 - 勁草書房
- 銀河叢書 - 幻戯書房[1]
- Kodansha Philosophia - 講談社
- 講談社選書メチエ - 講談社
- 未来の文学 - 国書刊行会
- 文学の冒険 - 国書刊行会
- 放送大学叢書 - 左右社
- 知のトレッキング叢書 - 集英社インターナショナル
- 駿台受験叢書 (現在は駿台受験シリーズ) - 駿台文庫
- コミケット叢書 - 青林工藝舎
- 「知の再発見」双書 - 創元社
- 中公叢書 - 中央公論新社
- 戦史叢書 - 朝雲新聞社
- ホラージャパネスク叢書 - 同朋舎
- 学生叢書 - 日本評論社(1936年 - 1941年に12巻刊行)
- 白水Uブックス - 白水社
- ヴィンテージ・ミステリ・シリーズ - 原書房
- 福音館古典童話シリーズ - 福音館書店
- 冨山房百科文庫 - 冨山房(1977年 - 1996年に53冊刊行、数冊が岩波文庫などで再刊)
- 文春学藝ライブラリー - 文藝春秋
- 平凡社ライブラリー - 平凡社
- 叢書ウニベルシタス - 法政大学出版局(学術書の訳本、1968年創刊)
- 世界史リブレット - 山川出版社
- 日本史リブレット - 山川出版社
- 論創ミステリ叢書 - 論創社