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心が叫びたがってるんだ。

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心が叫びたがってるんだ。
The Anthem of the Heart
監督 長井龍雪
脚本 岡田麿里
原作 超平和バスターズ
製作 斎藤俊輔
ナレーター 内山昂輝
出演者 水瀬いのり
内山昂輝
雨宮天
細谷佳正
藤原啓治
吉田羊
ほか
音楽 ミト
横山克
主題歌 乃木坂46今、話したい誰かがいる
撮影 森山博幸
編集 西山茂
制作会社 A-1 Pictures
製作会社 「心が叫びたがってるんだ。」製作委員会
配給 アニプレックス
公開 2015年9月19日
上映時間 119分
製作国 日本の旗 日本
言語 日本語
興行収入 11.2億円[1]
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心が叫びたがってるんだ。』(こころがさけびたがってるんだ)は、A-1 Pictures制作による日本アニメーション映画。副題は「Beautiful Word Beautiful World[注 1]。略称は「ここさけ[2]2015年9月19日公開[3]

第19回文化庁メディア芸術祭アニメーション部門・審査委員会推薦作品(2015年)[4]

※ 2017年に公開予定の実写版映画については、#実写版映画(2017年)を参照。

概要

フジテレビ系列『ノイタミナ』で放送された『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』(以下『あの花』)のメインスタッフ(超平和バスターズ)が再集結して制作された。

2014年8月31日に道の駅ちちぶなどで開催された「あの花夏祭 in ちちぶ Final」において、『あの花』メインスタッフによる埼玉県秩父市を舞台した劇場版オリジナル新作アニメの制作が発表される[5]。同年12月3日の秩父夜祭にて、タイトル、スタッフが発表された[6]。2015年3月20日に開催された『AnimeJapan2015』ステージにて正式な制作発表が行われた[7]

本作は『あの花』と同じく埼玉県秩父市が舞台とされているが、横瀬駅や大慈寺(秩父三十四箇所札所十番)など、秩父郡横瀬町の風景も多く登場する[注 2][9]。また、『あの花』の登場人物が一瞬登場する[10]、物語には直接の関連性はなく別の物語とされている。

物語

少女・成瀬順は小学生の頃、憧れていた山の上のお城(実はラブホテル)から、父親と見知らぬ女性(浮気相手)が車で出てくるところを目撃する。順は二人が「お城から出てくる王子様とお姫様」だと思い込み、それを母親に話したことにより両親の離婚を招いてしまう。家を去る父親から「全部お前のせいじゃないか」と言われ、ショックを受けた順は夕景の坂道(階段)でうずくまって泣く。そこに玉子の妖精が現われ、「おしゃべりが招く苦難を避けるため」という理由で、順の「おしゃべり」を「封印」した[注 3]

時は流れ、高校2年生になった順は、「話すと腹痛が起きる」という理由で他者とはメモか携帯のメールでしか意思疎通ができない。そのため、周囲の人々からは、「ヘンな子」という扱いを受けている。そんな彼女は、担任教師の城嶋一基からクラスメイトの坂上拓実仁藤菜月田崎大樹とともに「地域ふれあい交流会」実行委員に指名されてしまう。4人は普段から特に親しい間柄ではない上、指名されたこと自体に困惑・反発する。城嶋は会合をボイコットした大樹を除く3人に対し、出し物として過去に例のないミュージカルを提案し、順の心は動くが拓実と菜月には良い反応はなかった。その後、拓実からミュージカルをやりたいかと問われた順は、携帯で幼少の頃に起きた出来事を打ち明け、「玉子の妖精のかけた"呪い"のために話すと腹痛が起きる」と伝える。拓実は「歌なら呪いも関係ないかもしれない」と話す。帰宅した順は、歌うと腹痛が起きないことに気づく。

交流会の出し物を決めるクラス会で、拓実たちは候補の一つにミュージカルを挙げるが、大樹は喋れない順が委員ではできるわけがないと罵る。これに対して使えないやつはお前のほうだと逆に罵り返した拓実と大樹の親友の三嶋樹の間で喧嘩が始まってしまう。そのとき順は「わたしはやれるよ」という言葉をメロディーに乗せて発した。その後、拓実の携帯に「歌なら痛くない」という順からのメールが届き、菜月もそれを目にする。

その夜、母親から「しゃべらないこと」をなじられた順は、自らの生い立ちをモチーフにした物語を携帯で拓実に送り、さらに拓実の元を訪れて自分の言葉を歌にしてほしいと伝えた。拓実は順の物語をミュージカルにすることを考え、菜月と大樹も曲折を経て賛同する。クラス会での討論で当初は拒否感を示した他の生徒たちもやる気にはなったものの、主役級のキャストは実行委員に押しつける形となり、順は最も台詞(歌)の多いヒロインの少女役を、拓実はその相手の王子役を、大樹は少女を唆す玉子役を演じることになった。やがて、クラスの他の生徒たちもミュージカルを成功させるために一丸となる。その中で拓実の両親が離婚していたことを知った順は、ヒロインが刑死するミュージカルの結末をハッピーエンドに変えたいと拓実に相談する。拓実は「元の歌(『ピアノソナタ第8番 悲愴』「第2楽章」)にも順の気持ちがこめられていたから両方を生かしたい」と、その上に「Over The Rainvow」を重ねるアレンジを発案し、それを聞いた順は涙をこぼして「私の王子様…」と思う。

しかし、交流会前日の夜、拓実と菜月の関係を立ち聞きしてしまった順は、当日になり拓実の元に「ヒロインできません。調子に乗ってました。本当にすみません。」というメールを送り、行方をくらませてしまう。開演時間が近づく中、順の不在に他の生徒たちは動揺し、順への不信と不安を募らせる。拓実は順の失踪を他の生徒にわびた上で、「それでも舞台に立ってほしい」と自ら順を探しに行くことを宣言する。これに同意した大樹は、拓実と順の出番に代役を立てて乗り切るプランを出し、拓実を送り出した。必死で順を探す拓実は、廃墟になっていた山の上のお城(ラブホテル)で彼女を見つける。順は今まで口にできなかった心の声を拓実にぶつけ、拓実はすべて受け止める。そして二人は、菜月をヒロインの少女の代役に立てて既に始まっているミュージカル『青春の向う脛』に出演するため学校に向かう。順は第5幕で少女の「心の声」役として「わたしの声」(イングランド民謡「グリーンスリーブス」のメロディに日本語の歌詞を乗せたもの)を歌いながら会場(体育館)の観客席通路を歩き、ステージにあがる。楽屋に戻った順は他の生徒から温かく迎えられ、「玉子なんて最初からいない、呪いをかけていたのは一人で玉子に閉じこもっていた自分自身」と気づく。

登場人物

※作中でフルネームが紹介されない人物の名前や読み仮名は小説版および限定版ビデオグラム封入のブックレットによる。また、ビデオグラムのオーディオコメンタリーによると、メインキャラ以外の2年2組の生徒の名前は、スタッフから取られている[注 4]

揚羽高校2年2組

「地域ふれあい交流会」実行委員

成瀬 順(なるせ じゅん)
- 水瀬いのり[注 5]
本作の主人公。ボブカットの少女。幼少時は夢見がちで[12]おしゃべりな[注 6]性格だったが、自分の言葉がきっかけとなり両親が離婚した過去のトラウマから言葉を発することができなくなり、声を出すと腹痛に襲われてしまう。感情は失っておらず、表情や身振りで表現する場面が複数ある(拓実からは仕草で思っていることがわかると指摘されている)。他人とは文書か携帯メールを通して対話する。そのため、メールを打つスピードがとてつもなく速い(使用しているのはフィーチャー・フォン)。母と二人暮らしで、母が多忙で帰宅が遅いため、夕食を自分で作っている。拓実が即興で作った歌(映画『八十日間世界一周』のテーマ「アラウンド・ザ・ワールド」のメロディに日本語の歌詞を乗せたもの)を家で口ずさみ、「歌」であれば腹痛にならないことを知り、歌を通して気持ちを伝えようと、拓実に「わたしの言葉を歌にして下さい」と依頼する。
坂上 拓実(さかがみ たくみ)
声 - 内山昂輝
物静かで冷めた性格の男子生徒。DTM研究会に所属。友人はいるものの他人に本音を語ることは少ない。中学生の頃に自身の教育方針を巡って両親が対立し既に離婚している。父親に引き取られるものの、父は多忙を理由に不在がちで、めったに顔を合わせない。そのため、父方の祖父母と生活している。音楽好きな父親の影響で音楽関係には詳しく、ピアノなどの楽器を扱えるが、両親が離婚する一因になったという思いから長らく演奏していなかった。岩木曰く「押しに弱い」。祖母からは「たっくん」、岩木からは「拓ちゃん」、相沢からは「拓」と呼ばれる。
仁藤 菜月(にとう なつき)
声 - 雨宮天
チアリーダー部の部長を務め、クラスの女子の中心的存在。相沢からは「優等生」と評されている[14]。拓実とは中学校が同じで、その頃に交際していたが、手をつなぐこともないまま関係はうやむやになっている。拓実との縒(よ)りを戻したいと思いつつもお互いに言い出せずにいる。順に対しては、実行委員として頑張っている姿を見て応援したいと思う一方、拓実との交流を深める様子を見て嫉妬に近い感情を抱いている。口元(向かって右下)にほくろがある。
田崎 大樹(たさき だいき)
声 - 細谷佳正
野球部の元エースの男子生徒。甲子園出場まであと一歩という所でチームは敗退し自身は肘を痛めて療養中(作品の中盤(ミュージカルの練習中)までは三角巾で右腕を吊っている)で、現在エースの座を後輩の山路に譲っている。長身で目つきが悪く口調が荒いため乱暴に見えがちだが、スジを通すまっすぐな性格で、樹をはじめとする彼をよく知る者からの信頼は厚い。夢を突然絶たれたことでやさぐれており、故障してからも部に顔を出して後輩部員を厳しく指導しているが、苛立ちをぶつけるかのように指導する態度ゆえに後輩たちからは陰で「使えないポンコツ」呼ばわりされ内心煙たがられている。樹からは「大ちゃん」と呼ばれている。

実行委員の友人等

三嶋 樹(みしま いつき)
声 - 村田太志
野球部のキャプテンの男子生徒。大樹の親友でもあり、彼の無念を察して、代わりに野球部を引っ張っていこうと努力している。交際している陽子からは「いっくん」と呼ばれている。拓実や菜月と同じ中学校の出身で、二人が交際していたことを知っていた。順を「使えないやつ」と馬鹿にした大樹に対して拓実が「後輩たちから使えないポンコツと呼ばれている」と揶揄した時には、怒りで我を忘れ拓実に食って掛かった。
岩木 寿則(いわき としのり[12]
声 - 古川慎
DTM研究会に所属。言葉遣いが丁寧な男子生徒で、親しい拓実や相沢にも丁寧語で話す。いわゆる「二次元至上主義者」で、ボーカロイド「ミント」[注 7]のファン。劇中歌にベートーヴェン作曲の『悲愴』の使用を提案した。
相沢 基紀(あいざわ もとき[12]
声 - 大山鎬則
DTM研究会に所属。曲の編集が好きで機器にも詳しい。小太りで眼鏡をかけている男子生徒。「ミント」に青江三奈の「伊勢佐木町ブルース」を歌わせて、岩木に渋い顔をされる場面がある。また、順がクラス会で発した「歌」を「ミント」に歌わせることもしている。ふれあい交流会本番の舞台では、「燃えあがれ」を歌った際に「ボッ!」という歌詞にない台詞を振りをつけて入れ、舞台袖で見ていたクラスメイト(岡田愛美)から「アドリブ?」とコメントされている[注 8]
江田 明日香(えだ あすか[12]
声 - 石上静香
チアリーダー部の部員。ショートヘアの女子生徒。さばさばとした性格。菜月に次ぐクラスのまとめ役で、彼女の良き理解者。菜月の拓実に対する気持ちに気づいており、彼女の思いを後押ししようと拓実と二人だけになる機会を作った。菜月とは中学時代から交友があり、小説版およびコミック版では菜月が拓実と交際する際に仲介した過去が描かれている[16][17]。菜月からは「江田っち」と呼ばれている。
宇野 陽子(うの ようこ)
声 - 高橋李依
チアリーダー部の部員。背が高く少しウェーブのかかったロングヘアの女子生徒。樹と付き合っている。陽気でマイペースな性格。クラス会でのミュージカルの提案に最初に賛成した。

その他の生徒・教員

明田川 慎二郎[18](あけたがわ[注 9]
声 - 柳田淳一
石川 朱美(いしかわ あけみ[19]
声 - 諏訪彩花
岩田 晋一(いわた しんいち[20]
声 - 手塚ヒロミチ
岡田 愛美(おかだ まなみ[21]
声 - 東内マリ子
小田桐 芭那(おだぎり はな[22]
声 - 葉山いくみ
賀部 成美(かべ なるみ[20]
声 - 木村珠莉
北村 よし子(きたむら よしこ[23]
声 - 加隈亜衣
斎藤 五郎(さいとう ごろう[24]
声 - 榎木淳弥
渋谷 昭久(しぶや あきひさ[25]
声 - 天﨑滉平
清水 亮(しみず りょう[26]
声 - 木島隆一
鈴木 章子(すずき あきこ[27]
声 - 田澤茉純
高村 佳織(たかむら かおり[24]
声 - 久保ユリカ
田中 陸(たなか りく[28]
声 - 西谷修一
栃倉 千穂(とちくら ちほ[21]
声 - 前川涼子
錦織 拓哉(にしごり たくや[23]
声 - 山下誠一郎
福島 竜二(ふくしま りゅうじ[29]
声 - 石谷春貴
三上 聖名子(みかみ みなこ[21]
声 - 芳野由奈
渡辺 美沙(わたなべ みさ[26]
声 - 三宅麻理恵
城嶋 一基 (じょうしま かずき[12]
声 - 藤原啓治
順たちのクラス(2年2組)の担任で、かなりフランクな性格の音楽教師。「地域ふれあい交流会」で実行委員を志願する生徒がいないため、独断で順たちを指名する。交流会の出し物にミュージカルをやることを最初に提案した人物。劇中では生徒から「しまっちょ」と呼ばれている場面がある。音楽準備室は、彼の私物であふれている。

周辺の人物

成瀬 泉(なるせ いずみ[12]
声 - 吉田羊[注 10]
順の母親。順が高校2年の時点では生命保険会社に勤務している。順の言葉がきっかけで夫の不倫を知り離婚を決意、順を引き取り女手ひとつで育てている。順がほとんど言葉を発しなくなったことを恥ずかしく感じ世間体の面からも気にしており、仕事の忙しさの疲労もあって、順に苛立ちをぶつけてしまう。拓実とその祖父母とは、保険の勧誘に自宅を訪問したことで面識がある。
坂上 八十八(さかがみ やそはち[12]
声 - 津田英三
拓実の父方の祖父。
坂上 シン(さかがみ シン)
声 - 宮沢きよこ
拓実の父方の祖母。
順の父
声 - 野島裕史
本名不明。順が小学生の頃[注 11]に不倫を知られたことで妻と離婚しており、作中では冒頭部分にしか登場しない。離婚前の自宅玄関には「Watarai」(わたらい。漢字不明。)と書かれた表札が付けられていた。
山路 一春(やまじ かずはる[12]
声 - 河西健吾
揚羽高校の1年生で野球部の現エース。肘を負傷したことに対する当てつけのように部員を指導する大樹に自分の不満と苛立ちをぶつけるまでに至ってしまう。

その他

玉子の妖精
声 - 内山昂輝
両親が離婚後の順の前に現れ、おしゃべりが原因で起きる苦難を避けるためという理由で、順の言葉を封印した張本人。「玉」という漢字の「点」が体の近くに浮遊しており、それを手で隠すと「王子様」の姿になる描写がある。

スタッフ

音楽

主題歌

今、話したい誰かがいる
歌 - 乃木坂46[32]
作詞 - 秋元康
作曲 - Akira SunsetAPAZZI
編曲 - Akira Sunset・APAZZI

挿入歌

「Harmonia」
歌 - コトリンゴ
作詞 - コトリンゴ
作曲 - ミト(クラムボン)
編曲 - ミト(クラムボン)

劇中歌

※「歌」の記載がない曲はメロディーのみの使用。

Over The Rainvow
歌 - 清浦夏実
作詞 - エドガー・イップ・ハーバーグ
作曲 - ハロルド・アーレン
編曲 - ミト(クラムボン)
伊勢佐木町ブルース
歌 - さとうささら
作詞 - 川内康範
作曲 - 鈴木庸一
栄冠は君に輝く
作詞 - 加賀大介
作曲 - 古関裕而
青い栞
作曲 - 尾崎雄貴

劇中使用(流用)楽曲

順たちのクラスが上演するミュージカル(『青春の向う脛』)では、以下の既存曲が独自の歌詞を付けて使用されている。同じ楽曲に複数の歌詞が付されているものもある。記載は原曲(作曲者名・タイトル)とミュージカル内のタイトルの順。

ミュージカル『青春の向う脛』

「第45回 揚羽高等学校 地域ふれあい交流会」で順たち2年2組が上演するミュージカル。順が「今まで伝えられなかった本当の気持ち」を物語にして、その歌詞に拓実が既存の楽曲を当てた作品。作中、終盤のストーリーと並行して進行するため、「わたしの声」と「心が叫びだす&あなたの名前呼ぶよ」以外の歌の場面は一部のみで、さらに「word word word」の場面は後奏のみ、「心は叫ばない」と「心は叫んでる」の場面は登場しない[注 17]

以下は、映画の来場者特典として公開初日より先着77万名に配付された「ミュージカル『青春の向う脛』プログラム」[34]から要約。

あらすじ

第1幕
お城の舞踏会にあこがれる貧乏で夢見がちな少女は、舞踏会を覗き見して、そこで踊る紳士淑女たちがみな罪人で、彼らが永遠に踊り続けなければならない「罰」を受けていることを知る。
(「あこがれの舞踏会」を少女と王子(罪人)が歌う)
第2幕
舞踏会の真実を知り動揺する少女だが、寂しい一人暮らしで孤独に耐える生活よりも、非道で非情な罰であるとしても舞踏会に参加することを強く願う。
(「光のない部屋」を少女と謎のダンサーが歌う)
第3幕
どんなことをすれば罪になり罰を受けるのかが分からない少女に、悪い妖精たちが「城下町に放火してみたらどうか」とささやく。
(「燃えあがれ」を悪い妖精たちが歌う)
第4幕
少女は街に火を放ったが、大騒ぎする人々は当てずっぽうに犯人探しをするだけで、「わたしが犯人だ」という少女の叫びは無視される。罪に問われず絶望する少女の前に謎の玉子が現れ、この世でもっとも重大な罪は「言葉で誰かを傷つける」ことだとそそのかす。
(「word word word」を少女と街の人々が歌う)
第5幕
ありったけの悪口を言いまくり人々の心を傷つけた少女だが、罪に問われることのないまま人々に嫌われ村八分にされてしまう。ショックで声を出せなくなってしまった少女の耳に、玉子の邪悪な笑い声が響き渡る。
(「わたしの声」を少女(心の声)が歌う)
第6幕
絶望の中、森の中をさまよい倒れた少女の前に、狩りに来ていた王子が現れ、少女に優しい言葉をかける。
(「玉子の中にはなにがある」を王子が歌う)
第7幕
王子を好きになり心の中に「愛の言葉」があふれる少女だが、喋ることができないためにその言葉を伝えられず、はがゆい思いをする。そんな時に王子の暗殺未遂事件が起こり、玉子の策略により少女が犯人にされてしまう。声を出せないため誤解を解くことができない少女は、必死に王子がかばおうとするのもかなわず、処刑台に連行される。
(「心は叫ばない」を少女(心の声)が歌う)
処刑台の上で少女は涙を流すと、その涙が大地にしみ渡り、それが芽吹き花が咲き、飛んできた鳥たちが少女の心の殻に閉じ込められていた「王子を愛する思い」を歌い出す。
(「心は叫んでる」を花や鳥たちが歌う)
最終幕
少女の本当の気持ちを理解した王子と人々は、少女が犯した「罪」を許す。みんなの優しさに感謝する少女は、この思いをありのままに伝えたいと強く願い、そのとき、少女に失われた「言葉」が戻って来た。
(「心が叫びだす」を少女(心の声)・玉子・世界の人々が、「あなたの名前呼ぶよ」を少女・王子・世界の人々が、同時に歌う)

CAST

  • 少女:成瀬 順[注 18]
  • 玉子:田崎 大樹
  • 王子:坂上 拓実

STAFF

  • 音楽:相沢 基紀・岩木 寿則・坂上 拓実
  • 振り付け:仁藤 菜月・宇野 陽子・江田 明日香
  • 衣装:渡辺 美沙・鈴木 章子・岡田 愛美・三上 聖名子
  • メイク:小田桐 芭那・栃倉 千穂
  • 照明:斎藤 五郎・田中 陸・三嶋 樹
  • 大道具:清水 亮・岩田 晋一・錦織 拓哉・福島 竜二・田崎 大樹・渋谷 昭久・明田川 慎二郎
  • 小道具:賀部 成美・高村 佳織・北村 よし子
  • ポスター:田中 陸・石川 朱美[注 19]

作中の年代設定

拓実の携帯電話(スマートフォン)には、順が喋れなくなった理由などを打ち明けた際に「2015/10/13 火曜日」[35]、ホームルームでミュージカルを提案した後の場面で「2015/10/14 水曜日」、順がミュージカルのラストを変えたいと提案した場面で「2015/11/09 月曜日」と表示されているほか、2年2組の教室には「2015年」と書かれたカレンダーが壁に貼られている。地域ふれあい交流会は「12月5日の土曜日」に開催されているが、この日付と曜日も2015年と一致する[注 20]

公開前後のプロモーション

2015年6月2日から明治チョコレート製品CMにおいて、『あの花』とのコラボバージョンが順次放送された[3]。8月にはソニーのポータブルオーディオ「ウォークマン」のNW-A16に、本作と『あの花』をコラボレーションした『ウォークマンAシリーズ「ここさけ」×「あの花」コラボレーションモデル』がソニーストアで限定発売された[37]西武鉄道では8月29日から、『あの花』とコラボした上映記念乗車券を発売した[38]。さらに上映開始の9月19日には秩父鉄道の「パレオエクスプレス」が上映記念列車として運行された[39]。また、2015年9月24日にフジテレビ系特番『映画「心が叫びたがってるんだ。」公開記念 乃木坂46の「ここさけ」聖地めぐり旅』が放送されるとともに、乃木坂46の選抜メンバーによるCMも2015年10月3日から放送された[40]

そのほか興行に際し、シネコン興行チェーンティ・ジョイ系列の4館では訪日外国人向け上映企画「YOKOSO! EIGAKAN!」の対象となり[41]、期間限定で英語 /中国語(簡体字)の2言語字幕併記の特別版が上映された。

公開後の反響

公開直後から舞台のモデルとなった地を「巡礼」する観光客の存在が報じられ[42]、2015年12月には横瀬町と同町の観光・産業振興協会の手で、作中に登場する架空のバス停を再現した標識が(設定のモデルとされた場所に)設置された[43]

2016年8月7日に、秩父市役所前の特設会場にて、主要声優らが出演したイベント「秩父ふれあい交流会」が開催され、昼夜2回の公演で約6000人が参加したと報じられた[44]。本公演は、限定版ビデオグラムに優先販売申込券が同梱されていた。

興行成績

2015年9月19日の封切り以来、口コミ等による支持で長期の公開となり、約40日が経過した11月1日に興行収入が10億1529万3050円、累計動員数は74万4901人に達したと発表された[45][46]。興行収入10億円超えまでの期間は『あの花』の劇場版より12日早い[45][46]。また、原作やテレビシリーズを持たない完全オリジナルの日本の劇場アニメが興行収入10億円を突破したのは、スタジオジブリ作品や細田守大友克洋監督作品など限られた前例しかないとも報じられた[45][46]

賞歴

メディア展開

漫画

阿久井真の作画で、2015年7月8日から小学館の無料漫画アプリ「MangaONE」と漫画サイト「裏サンデー」で連載を開始[51]。2016年7月13日掲載分[52]にて完結。

小説

2015年9月13日、小学館文庫より発売[57]ISBN 978-4-09-406212-0)。豊田美加の執筆によるもので「脚本をもとに書き下ろした」と注記がある。

関連商品

CD

2015年9月16日、アニプレックスよりオリジナルサウンドトラック(SVWC 70100-70101)が発売。

映像ソフト

2016年3月30日に完全生産限定版(BD:ANZX-11701〜11703、DVD:ANZB-11701〜11703)と通常版(BD:ANSX-11701、DVD:ANSB-11701)がリリースされた[58]オリコンによるとリリース後最初の週に限定版ブルーレイが2.3万枚のセールスを記録し、4月11日付の「週間総合BDランキング」で1位となった[59]。リリースに前後して、ソニーのハイレゾ対応ヘッドホン・ウォークマンとのコラボCMが公開された[60]

実写版映画(2017年)

心が叫びたがってるんだ。
(実写映画版)
The Anthem of the Heart
監督 熊澤尚人
脚本 まなべゆきこ
原作 超平和バスターズ
出演者 中島健人
芳根京子
石井杏奈
寛一郎
製作会社 「心が叫びたがってるんだ。」製作委員会
配給 アニプレックス
公開 2017年7月22日
上映時間 未定
製作国 日本の旗 日本
言語 日本語
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2017年3月15日、実写版映画の製作が発表された[61]。3月14日に作品の舞台である秩父市でクランクインし、7月22日に公開予定[62]。配給はアニメ版を製作したアニプレックスの予定で、アニメ版のプロデューサーである斎藤俊輔が本作にも参加している[62]

原作(アニメ版)からは以下のような設定の変更がある。

  • 順の父親に名前の設定(泰史)があり[63]、順が父親の不倫を目撃するのは5歳のときとされている[64]
  • 作品の舞台となるクラスは「3年2組」である[65]
  • 「地域ふれあい交流会」は「2017年5月20日」に開催され、揚羽高校以外の団体も参加するイベントで、会場は市民会館である[66]

キャスト (実写映画)

スタッフ (実写映画)

注釈

  1. ^ 劇場版公式パンフレットの表紙や映画の宣伝用チラシの題字の下に記載されている。
  2. ^ 舞台となる揚羽高等学校については栃木県立足利南高等学校が校舎のモデルとして使用されており(クレジットに「ロケーション協力」と記載されている)、封切り前には同校の生徒と保護者を対象にした特別試写会が実施された[8]
  3. ^ 映画の画面では、妖精が順の口をチャックのように閉じる描写がなされている。
  4. ^ ただし、監督の長井龍雪は使用されていない。また大半は姓のみの使用であるが、字の表記まで含めてフルネームそのまま使用された例(栃倉千穂)もある。
  5. ^ 水瀬が2016年3月に第10回(2015年度)声優アワード主演女優賞を受賞した際、本作での演技に言及した報道があった[11]ほか、後述の通り本作で日本映画批評家大賞新人声優賞を受賞している。
  6. ^ 小学生時代の場面で、母親から「口から生まれてきた」と評されている[13]
  7. ^ 音源は、CeVIOの音声ライブラリ・キャラクターのさとうささらが使用されている[15]。さとうささらの音声は、成瀬順役の水瀬いのりが提供しており、その縁で水瀬はCeVIOと本作のコラボCMに順のコスプレ姿で出演した[15]
  8. ^ サントラCDに収録された「燃えあがれ」にも、この台詞が含まれている。
  9. ^ 名字の読みはDVD字幕より。小説版には明田川のフルネームがふりがなを振られた形で出てこない。
  10. ^ 吉田はアニメの声優は初挑戦であった[30]
  11. ^ 小説版では順が4年生の時とされている[31]。映画本編では具体的な学年や年齢を示す描写はない。
  12. ^ 作中では歌唱部分は使用されない(伴奏の最後のみ流れる)。
  13. ^ 作中では、拓実が音楽準備室で即興で歌う場面があり、城嶋がミュージカルを提案する直接のきっかけとなった。また、順が歌ならおなかが痛くならないことに気づく場面でも歌われている。さらにクラス会で、順が即興で「わたしはやれるよ」と別の歌詞で歌う場面があり、このことにより歌なら声が出せることをみんなに分かってもらうようになった。
  14. ^ ミュージカルの中で歌われる場面はないが、拓実がピアノで曲合わせをする場面が制作中の描写として登場する。
  15. ^ 映画公開前に流された予告CMでは、清浦夏実がこの歌を独唱している[33]
  16. ^ 作中で歌われる場面はない。
  17. ^ 後述の小説版には、映像化されていないこれらの歌を含むミュージカル本番の描写がある。
  18. ^ 当日の舞台では仁藤菜月が少女役を務め、順は少女の「心の声」役を務めた。なお、2016年3月にリリースされた限定版のブルーレイ・DVDの特典CDには、水瀬いのりの歌唱による「順バージョン」のミュージカル曲(「あこがれの舞踏会」「光のない部屋」「word word word」)が収録されている。
  19. ^ 作中に映される、教室に板書されたスタッフリストでは「田中」「北村」となっている(石川は板書ではどのパートにも名前が挙がっていない)。小説版ではプログラム通りに田中と石川がポスター制作を相談している描写がある(p.183)。本編でも二人が話し合うカットが存在するが、ポスターの打ち合わせであることは明示されていない。
  20. ^ この日付にちなんで、実際の2015年12月5日には映画館「シネ・リーブル池袋」で、作中の上演時間に合わせた本作の上映イベントが行われた[36]

出典

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外部リンク