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カムロちゃん

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カムロちゃんは、千葉県佐倉市マスコットキャラクター。コンセプトは「ゆるキャラ以上、萌えキャラ未満」。

概要

2010年(平成22年)1610年(慶長15年)土井利勝が佐倉藩主となって400年目にあたる事にちなみ、築城に要したとされる7年間(2010年度~2017年度)、佐倉市の歴史・文化・魅力を全国に発信する事を目的とした佐倉・城下町400年記念事業が執り行われている。

カムロちゃんは同事業のイメージキャラクターとして、江戸時代の書物『古今佐倉真佐子』の記述にある、毎晩城内の書院の杉戸に描かれた絵から抜け出して遊ぶ8~9歳くらいの「かむろ」をモチーフとして、佐倉の魅力を発信するため「現代に復活」した。

キャラクターデザインを担当するのは佐倉市内在住の漫画家イラストレーター「誰か(すいか)」である。彼の手による4コマ漫画「ふりむけばカムロちゃん」が、広報誌「こうほう佐倉」と「佐倉・城下町400年記念」公式サイトで連載されている。

また、『古今佐倉真佐子』の記述のごとく、大妖術・三次元と称して絵から抜け出したカムロちゃんが、各種イベントや佐倉市の行事等に定期的に登場している。

カムロちゃんの名前の「カムロ」とは、肩までで切りそろえた髪型の子どもを指す言葉である。詳細は禿を参照。現代で言うところのおかっぱ頭ボブカットに近い。

プロフィール

  • 年齢:400歳
土井利勝が佐倉の地に封ぜられた1610年から、2010年で400年となった事にちなむ。(その後7年をかけて佐倉城を築城。)カムロちゃんはにその頃から同城に棲んでいた妖かしという設定である。)
  • 身長:2頭身ちょっと
  • 性別:?
  • 性格:子どもらしい純粋さと400歳のしたたかさを併せもつ
  • 一人称=「わち」/二人称=「おぬち」/語尾「~ぢゃ」
  • 桜餅・お団子などを好む
  • ノンアルコール甘酒を飲む

歴史

  • 2010年1月1日 - 佐倉市の広報紙「こうほう佐倉」にて、4コママンガの連載がスタート。
  • 2011年4月5日 - 佐倉ふるさと広場にカムロちゃんが描かれた飲料自動販売機が設置される。
  • 2011年4月6日 - 佐倉市内の小学1年生に「カムロちゃん」と「としかつ君」(前述の「ふりむけばカムロちゃん」に登場する、土井利勝の名に由来するキャラクター)が描かれたランドセルカバーを配布。
  • 2011年10月15日~2013年8月 - 「ちばのご当地キャラクターラッピングトレイン」企画にて、カムロちゃんをはじめ千葉のご当地キャラクターのイラストが描かれた電車が、JR東日本の房総方面の特急として運行される。
  • 2011年11月26日 - 佐倉・城下町 400年記念 第13回時代まつりにて大妖術・三次元の姿をお披露目。この日が公式な誕生日となる。以後、各種イベント等や佐倉市の行事に定期的に出没。
  • 2013年9月17日~11月8日 - ゆるキャラグランプリ2013に参加。企業枠含む総合ランキングで全1580エントリー中97位、県内5位となる。
  • 2013年12月1日 - 佐倉市循環バスのデザインがリニューアルされ、カムロちゃんデザインとなる。
  • 2014年3月14日 - Flashアニメーション「ふりむけばカムロちゃん ~市上最大の危機(ピンチ)!?」が公開される。

関連項目

脚注

外部リンク