高井崇志
高井 崇志 たかい たかし | |
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生年月日 | 1969年9月26日(54歳) |
出生地 | 北海道函館市 |
出身校 | 東京大学経済学部 |
前職 |
国家公務員(郵政省、総務省) 江田五月議員秘書 |
所属政党 |
(民主党→) (無所属→) (民主党→) (無所属→) (維新の党→) 民進党(玄葉グループ・松野派) |
称号 | 経済学士 |
公式サイト | 衆議院議員 高井たかし |
選挙区 | 比例中国ブロック(岡山1区) |
当選回数 | 2回 |
在任期間 |
2009年 - 2012年11月16日 2014年12月14日 - 現職 |
高井 崇志(たかい たかし、1969年9月26日 - )は、日本の政治家。民進党所属の衆議院議員(2期)。
来歴
北海道函館市生まれ。父は北海道函館営林局職員。函館ラ・サール高校卒業。東京大学経済学部卒業。卒業論文のテーマが「NTT分離分割論」であったため電気通信行政に関心を持ち、大学卒業後は郵政省に入省、電気通信局電気通信事業部に配属された。ミュンスター大学への留学を経て、帰国後は大臣官房総務課行政改革担当係長や総務省情報通信政策局放送政策課課長補佐を務める。岡山県企画振興部情報政策課へ出向中に総務省を退官し、岡山県選挙区選出参議院議員・江田五月の秘書に転じる。
2007年、民主党から第21回参議院議員通常選挙における岡山県選挙区の公認を受けたが[1]、現職の萩原誠司の第44回衆議院議員総選挙出馬に伴う岡山市長選への出馬を表明し、参院選の公認を辞退。同年10月9日の岡山市長選挙で落選。落選後、民主党を離党した[2]。
民主党岡山県総支部連合会が実施した衆議院議員総選挙の候補者公募に合格し、再び民主党に入党。
2009年8月30日の第45回衆議院議員総選挙に岡山1区から民主党公認で出馬。選挙区では自由民主党の逢沢一郎に敗れるも、重複立候補していた比例中国ブロックで復活し、初当選した。
2012年12月16日の第46回衆議院議員総選挙に岡山1区から民主党公認で出馬するも、再び逢沢に敗れ、比例復活もならず落選。
2013年5月21日、民主党を離党。同年7月の第23回参議院議員通常選挙に岡山県選挙区から無所属で出馬し[3][4]、民主・社民・みどりの風の推薦、新経済連盟などの支援を受けたが[5]、落選。さらに、同年10月の岡山市長選挙に無所属で出馬したが、落選した[6]。
2014年12月の第47回衆議院議員総選挙に際して維新の党公認で岡山1区から出馬[7]。選挙区では逢沢に敗北するものの、重複立候補していた比例中国ブロックで復活し国政復帰を果たす。
政策
- 憲法改正と集団的自衛権の行使に反対。
- アベノミクスを評価しない。
- 軽減税率の導入に反対。
- 原発は日本に必要ない。
- 村山談話・河野談話を見直すべきでない。
- ヘイトスピーチを法律で規制することに賛成[8]。
- 選択的夫婦別姓制度の導入にどちらかといえば賛成[9]。
人物
- 好きなものは、サッカー・野球・マラソン・ラーメン食べ歩き[10]
- 四国地方や中国地方での獣医師の不足に対して初当選時から問題意識を持ってきた議員である。特に区域に獣医学を学べる大学がない四国に設置を求める活動を2009年の初当選から2012年までの民主党政権時代の衆議院議員ほ時もしてきた。そのため2016年に愛媛県今治市に設置が決まりそうなことをこれは悲願であり希望が見えたと述べている。四国4県には獣医学部のある大学が一つも無い偏在を問題視してきたので、地元の岡山理科大学による設置を「何としても実現して欲しい」と山口俊一与党筆頭理事(徳島県選出)と共に地方創生特別委員会で求めた。かつて中国地方の鳥取県に誘致を試みた経験のあった石破茂地方創生大臣(鳥取県選出)が四国に新たに獣医学部を設置することへ前向きな答弁したことを評価している[11][12][13]。
脚注
- ^ 江田五月の国会レポート 第36号 2005年6月10日
- ^ プロフィール
- ^ “参院選に高井氏出馬表明 無所属で岡山選挙区”. 山陽新聞. (2013年5月21日) 2013年6月7日閲覧。
- ^ “参院岡山に高井氏 民主離党し無所属出馬へ”. msn産経ニュース. (2013年5月21日) 2013年6月7日閲覧。
- ^ 選挙区 岡山 選挙結果 : 参議院選挙(参院選)2013 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)
- ^ “選挙:岡山市長選 大森氏が初当選 - 毎日新聞”. 毎日新聞. (2013年10月7日)
- ^ 第47回衆議院議員総選挙第2次公認候補予定者発表のお知らせ | ニュース|活動情報|維新の党
- ^ 毎日新聞2014年衆院選アンケート
- ^ 朝日新聞、2014年衆院選、朝日・東大谷口研究室共同調査、2014年。
- ^ プロフィール
- ^ [1]『地方創生特別委員会にて、「国家戦略特区」について、石破大臣に...』
- ^ それは、岩盤規制の象徴はやはり医学部の話、それから獣医学部の話。特に獣医学部の話、四国の話でございます。愛媛県の今治市で獣医学部が特区のメニューの中に入ったということで、実はこれは、新聞記事を持ってまいりましたけれども、十年来の悲願だと。私も実は、民主党政権のときにも国会議員をやっていましたけれども、そのときからずっとこの問題に取り組んできているんですけれども、実は獣医学部というのは半世紀新設されていないんですね。ところが偏在があるんです、獣医さんの数というか、まず大学が四国には一校もない、それから中国、四国合わせても二大学しかないということで。私は岡山ですから、非常に中四国で獣医さんが足りない、やはり大学がないとなかなか県庁とかそういったところで採用しようと思っても採用できないという問題があって、ずっと要望し続けてまいったんですけれども、なかなかこれが実現しなかった。それが今回の国家戦略特区で一つの希望が見えてきたわけではありますが、しかし、まだこれは決まったわけではない、これからいろいろな課題があるということなのであります。
- ^ [2]『衆議院議事録 2016年4月26日』