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ロート製薬

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ロート製薬株式会社
ROHTO Pharmaceutical Co., Ltd.
ファイル:ロート製薬本社.JPG
本社
種類 株式会社
市場情報
略称 ロート
本社所在地 日本の旗 日本
544-8666
大阪府大阪市生野区巽西一丁目8番1号
設立 1949年昭和24年)9月15日
業種 医薬品
法人番号 6120001019253 ウィキデータを編集
事業内容 医薬品健康食品化粧品の製造・販売
代表者 山田邦雄(代表取締役会長兼CEO)
吉野俊昭(代表取締役社長、同社初の創業家以外からの社長)
資本金 64億11百万円
2016年(平成28年)3月31日現在)
発行済株式総数 1億1,792万9,250株
(2016年3月期)
売上高 連結:1,670億16百万円
単独:892億64百万円
(2016年3月期)
営業利益 連結:156億83百万円
単独:106億95百万円
(2016年3月期)
経常利益 連結:153億39百万円
単独:127億5百万円
(2016年3月期)
純利益 連結:90億98百万円
単独:71億18百万円
(2016年3月期)
純資産 連結:1,112億71百万円
単独:908億40百万円
(2016年3月期)
総資産 連結:1,795億73百万円
単独:1,225億47百万円
(2016年3月期)
従業員数 連結:6,642名 単独:1,524名
(2016年3月31日現在)
決算期 3月31日
主要株主 日本マスタートラスト信託銀行(株)(信託口) 7.43%
日本トラスティ・サービス信託銀行(株)(信託口) 6.67%
NORTHERN TRUST CO. (AVFC) RE SILCHESTER INTERNATIONAL INVESTORS INTERNATIONAL VALUE EQUITY TRUST 3.61%
(株)三菱東京UFJ銀行 3.33%
山田清子 2.60%
山昌興産(株) 2.28%
NORTHERN TRUST CO.(AVFC) RE U.S. TAX EXEMPTED PENSION FUNDS 2.14%
日本生命保険(相) 1.86%
(有)山田興産 1.82%
山田邦雄 1.71%
(2016年3月31日現在)
主要子会社 クオリテックファーマ(株) 100%
(株)北辰フーズ 100%
摩耶堂製薬(株) 100%
関係する人物 山田安民(創業者)
外部リンク ロート製薬株式会社
特記事項:創業 1899年(明治32年)2月22日
1949年(昭和24年)9月15日に信天堂山田安民薬房の事業を受け継ぐ形式で設立。
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ロート製薬株式会社(ロートせいやく、英称:ROHTO Pharmaceutical Co., Ltd.)は、大阪府大阪市生野区巽西に本社を置く、日本製薬会社である。東京証券取引所の第1部に上場している(証券コード:4527)。

企業概要

概要

前身の「信天堂山田安民薬房」は1899年(明治32年)に創業。現在は胃腸薬や一般向け目薬をはじめとする一般用医薬品OTC医薬品)やスキンケア製品を主力商品としており、医療用医薬品には一切参入していない。それゆえに医薬情報担当者(MR)も不在である。更にグループ企業としてアメリカ合衆国メンソレータム社を傘下に置く。主力の一般用目薬ではトップシェアを誇る[1]

拠点

大阪市(本社)と三重県伊賀市[2]の2ヶ所に工場を設置。また研究所が本社・伊賀市・京都府木津川市の3ヶ所にそれぞれ所在する。

企業スローガン

※コーポレートスローガンを含む[注 1]

企業キャラクター

ロッ太とロッチー。2004年に制定。ロッ太は男の子(5歳)、ロッチーは女の子(3歳)。
この2人のほか、信天堂山田安民薬房の創業年である1899年から生きている白い鳩・ポッポロートがいる。[注 2]

沿革

  • 1899年(明治32年)2月22日 - 奈良県出身の山田安民大阪市南区清水町(現在の大阪市中央区東心斎橋)で「信天堂山田安民薬房」として創業。胃腸薬「胃活[5]を始めとする薬品を販売する。
  • 1908年(明治41年)12月5日 - 「ロート」が初めて商標登録[6]される。[注 3] [注 4]
    ※「ロート」は、中国語名では「楽敦」と表記される。
  • 1909年(明治42年)4月 - 目薬「ロート目薬」を発売。[注 5]
  • 1931年(昭和6年)2月 - 薬瓶とスポイトを合体した「両口式点眼瓶」を発明。それまでの綿棒に薬液を染み込ませて垂らしたり、スポイトを使って薬瓶から吸い取ったりする手間や衛生上の問題を解決し、「ロート目薬」を一躍「人気商品」に押し上げる。
  • 1943年(昭和18年)4月 - 創業者・山田安民が75歳で他界。2代目店主に長男の山田輝郎が就任。
  • 1945年(昭和20年)
  • 1946年(昭和21年)2月 - 信天堂山田安民薬房の営業を完全再開。
  • 1949年(昭和24年)9月15日 - 創業50周年を機に信天堂山田安民薬房の事業を継承する形で資本金1000万円の「ロート製薬株式会社」に改組。初代社長に店主の山田輝郎が就任。年内に本社を東成区大成通へ移転。
  • 1952年(昭和27年)12月 - 目薬「ロートペニマイ目薬」を発売。
  • 1954年(昭和29年)9月 - 胃腸薬「胃活」をリニューアルし、「ロート胃腸薬 シロン」として発売。「パンシロン」シリーズの源流となる[注 6]
  • 1956年(昭和31年)10月 - 目薬「ロートネオマイ目薬」を発売。
  • 1958年(昭和33年)9月 - 目薬「ロート目薬」をリニューアルし、「新ロート目薬」として発売。
  • 1959年(昭和34年)
    • 4月 - 健胃生薬を配合した胃腸薬「キャシロン」を発売。
    • 11月 - それまでは東成区大成通に所在していた本社及び大阪市内(主に南区清水町及び生野区林寺)に点在していた工場を全て統合し、生野区巽西に移転。
  • 1962年(昭和37年)2月1日 - 胃腸薬「パンシロン」を発売。同時に胃腸薬「ロート胃腸薬 シロン」の後継品である胃腸薬「ロート胃腸薬 シロンS」も発売。
  • 1963年(昭和38年)6月 - 胃腸薬「パンシロン〈錠剤〉」を発売。
現在のV・ロート。新V・ロートと同じ容器になっている。
  • 1964年(昭和39年)2月 - 目薬「V・ロート」を発売。
  • 1966年(昭和41年)
    • 9月 - 目薬「ロート目薬S」を発売。
    • 10月 - 鎮痛剤「ロートン錠」を発売。
  • 1967年(昭和42年)9月 - 胃腸薬「パンシロンG」を発売。
現在のV・ロートクール。V・ロートと同様、新V・ロートと同じ容器になっている。
発売当初のなみだロート。パッケージのウインドウには涙の形を採用している。
  • 1973年(昭和48年)
    • 3月 - 涙液状の目薬「なみだロート」及び抗菌性点眼薬「サルファロート」を発売。
    • 10月 - 目薬「V・ロートクール」を発売。
  • 1975年(昭和50年)8月 - 近江兄弟社滋賀県近江八幡市)の経営破たんにより、1974年(昭和49年)12月に日本国内での製造・販売権を返上していた外皮用薬メンソレータム」の製造・販売権をメンソレータム社から取得し、外皮用薬「メンソレータム」、外用鎮痛消炎薬「メンソレータムのラブ」、薬用リップクリーム「メンソレータム薬用リップスティック」の3商品を発売。
    ※「メンソレータム」は、日本ではメンソレータム社のライセンシーとして近江兄弟社が製造していたが、同社の会社更生法適用申請により1975年(昭和50年)3月31日を以て生産を完了させており、同社の後を受けてロート製薬が権利を継承する形となった。[注 7]
  • 1978年(昭和53年)4月 - 山田輝郎が会長に就任し、社長に長男の山田安邦が就任。
  • 1979年(昭和54年)4月 - 目薬「新V・ロート」を発売。
  • 1980年(昭和55年)4月 - 胃腸薬「新パンシロン」を発売。
  • 1981年(昭和56年)6月 - 抗菌性点眼薬「ロートSD点眼薬」を発売。
  • 1982年(昭和57年)
    • 4月 - 目薬「ロートハイなみだ」及び漢方胃腸薬「パンシロン漢方胃腸薬」を発売。
    • 4月17日 - 山田輝郎が87歳で他界。
    • 10月 - 液状の胃腸薬「パンシロン胃腸内服液」を発売。
  • 1986年(昭和61年)2月 - プログラマー向け目薬「ロートOA1」を発売。
  • 1987年(昭和62年)
    • 1月 - 花粉症向け目薬「ロート点眼薬 アルガード」を発売。
    • 2月 - 若者向け目薬「ロートZi:」を発売。
    • 11月 - 当社初の健康食品「ロート漢方アマチャヅル」を発売し、健康食品分野に進出。
  • 1988年(昭和63年)
  • 1989年(昭和64年/平成元年)
    • 3月 - 中高年向け目薬「ロートV40」を発売。
    • 5月30日 - 創業90周年を機にCIを導入。ロゴマークを左側が赤で右側が青のダブルRシンボルに変更すると共に、企業スローガンを「健やかな明日のために」と定める。
    • 10月 - 日本で初めて、ウルソデスオキシコール酸を配合した胃腸薬「パンシロン新胃腸薬」を発売。
  • 1990年(平成2年)
    • 6月 - プロフェッショナル向け目薬「ロートPRO」を発売。
    • 8月 - 外皮用薬(鎮痒消炎薬)「メンソレータムAD軟膏」及び「メンソレータムADクリーム」を発売。
  • 1991年(平成3年)4月 - 目薬「新V・ロート」をリニューアルし、「新V・ロートプラス」として発売。
  • 1992年(平成4年)3月 - ドライアイ向けの目薬「なみだロート ドライアイ」を発売。
  • 1993年(平成5年)9月 - 水のいらない胃腸薬「パンシロンNOW」を全国で発売[注 8]
  • 1994年(平成6年)4月 - 市場では初のティーン向け目薬「ロートZi:リセ」を発売[注 9]
  • 1995年(平成7年)
  • 1996年(平成8年)
    • 3月 - 目薬「ロートZi:」をリニューアルし、「ロートジーファイ」として発売。
    • 9月 - 胃腸薬「パンシロン01」を発売。
  • 1997年(平成9年)
    • 6月 - 目薬「新・ロート養潤水」を発売。
    • 6月 - 三重県上野市(現・伊賀市)に新工場(上野テクノセンター)を着工。
  • 1999年(平成11年)2月22日 - 創業100周年。山田安邦が会長に就任し、社長に長男の山田邦雄(安民の曽孫)が就任。上野テクノセンター操業開始。健康食品「フレックスパワー」を発売し、通販事業を開始。また初のコンタクトレンズ「ロートi.Q.(アイキュー)」及び創業100周年記念の期間限定で胃腸薬「パンシロン胃活飲力」を発売。
  • 2000年(平成12年)
    • 7月 - 目薬「ロートジーファイ」をリニューアルし、「ロートジーファイ ニュー」として発売。同時に中高年向け目薬「ロートV40タウ」も発売。
    • 8月 - 異物が混入された目薬と現金を要求する脅迫状が本社に送りつけられる[注 11]。この一件を機に、消費者相談窓口の製品情報センター(現・お客さま安心サポートデスク)の電話番号が、各製品のパッケージや添付文書に明記された。この時期、企業CMとして、ロートの目薬の安全性を説明するCM[注 12]を数回流した。また新聞紙上や店頭でも「お求めの際、ご使用の際はご確認ください」という内容の注意喚起広告が掲示された。
新V・ロートEXの中身が多く入った「新V・ロートEX 大容量タイプ」。
  • 2001年(平成13年)4月 - 目薬「新V・ロートプラス」をリニューアルし、「新V・ロートEX」として発売。[注 13]
  • 2002年(平成14年)
    • 4月 - 当社唯一の目薬シリーズ「解眼新書」が発足。第1弾として「ロートアイストレッチ」を発売。
    • 5月22日 - 目薬シリーズ「解眼新書」の第2弾として「なみだロート ドライアイ」をリニューアル。
  • 2003年(平成15年)
    • 1月 - 阪急百貨店系列の阪急共栄物産より発行済全株式を取得し、エムジーファーマを子会社化する。
    • 3月31日 - 山田安邦が76歳で他界。
    • 5月 - 目薬シリーズ「解眼新書」第3弾「ロートUVキュア」を発売。
    • 7月 - 目薬シリーズ「解眼新書」の第4弾として「新・ロート養潤水」をリニューアルし、「ロート養潤水」として発売。
    • 9月 - 森下仁丹と資本・業務提携を結ぶ。
  • 2004年(平成16年)
    • 3月 - 特定保健用食品「タクティTG」を発売。
    • 5月 - 目薬シリーズ「解眼新書」第5弾「ロート抗菌目薬EX」を発売。
    • 5月20日 - 創業105周年を機に新たなロゴマーク(2代目CIロゴ)を制定し、キャッチコピーも「Happy Surprise! よろこビックリ誓約会社」に変更。
    • 6月 - 目薬シリーズ「解眼新書」第6弾「ロートドライエイド」を発売。
    • 8月 - スキンケアブランド「肌研(ハダラボ)」シリーズを発売。
    • 12月 - メンソレータム社がグラクソ・スミスクラインからニキビ治療薬等の商品ブランド「OXY」の商標権・製造権・特許権を買収、同ブランド商品を発売開始。
  • 2005年(平成17年)
    • 1月14日 - 花粉症向け目薬「ロート点眼薬 アルガード」をリニューアルし、「ロート アルガード」として発売。
    • 7月1日 - 森下仁丹との共同販売会社「メディケアシステムズ」を設立。
  • 2006年(平成18年)
    • 1月 - 目薬シリーズ「解眼新書」第7弾「ロートクリア」を発売。
    • 2月 - 日本初のティーン向けコンタクトレンズ対応目薬「ロートリセ コンタクトa」及び日焼け止め「Orezo(オレゾ)」を発売。
    • 5月11日 - 京都府木津町(現:木津川市)の関西文化学術研究都市に研究施設「ロートリサーチビレッジ京都」をオープン。前年にバイエル薬品から取得していたもの。
    • 8月 - ノンカフェイン処方のビタミン含有保健薬「ビタレスト錠」を発売。
    • 11月8日 - 漢方薬和漢箋(わかんせん)」シリーズを発売。
  • 2007年(平成19年)
    • 3月22日 - 三共(現:第一三共ヘルスケア)から、同社子会社の目黒化工株式会社の全株式を取得し、完全子会社化。
      ※2014年(平成26年)4月1日付でクオリテックファーマ株式会社に商号変更。
    • 4月4日 - 目薬シリーズ「解眼新書」第8弾「ロート抗菌目薬i」を発売。
    • 11月13日 - 少子高齢化社会に向けて、新プロジェクト「AOHAL(アオハル)プロジェクト」をスタート。その一環として、新規医療法人財団「青輝会(せいきかい)」へ設立資金を寄付。同財団は2008年(平成20年)1月8日に美容皮膚科領域のクリニック「AOHAL CLINIC(アオハル クリニック)」を開院。
  • 2008年(平成20年)
    • 4月9日 - コンタクトレンズ装用液としても使える目薬「ロートCキューブ ダブルチャージ」を発売。
    • 4月22日 - 一般用医薬品では日本初となる膣カンジダの再発治療薬「メンソレータム フレディCC膣錠」を発売。
    • 5月9日 - 11種類の有効成分を配合した目薬「ロートV11」を発売。
    • 10月16日 - 2004年から当社従業員並びにその家族の福利厚生を目的として開設したリラクゼーション施設「スマートキャンプ」を一般人にも利用できるように事業化し、同日「スマートキャンプ東京」をオープン。
    • 10月17日 - ストレスなどによる胃痛・胸やけに対処する胃腸薬「パンシロンキュア」を発売。同時に「ロートAZ胃腸薬U」の後継品である胃腸薬「パンシロンAZ」も発売。
    • 10月31日 - 皮膚医学の向上発展に寄与することを目的とした研究助成「ロート皮膚医学研究基金」を新設。
  • 2009年(平成21年)
    • 4月 - 「ロート目薬」が発売100周年を迎える。
    • 6月 - 吉野俊昭常務が創業家以外で初めて社長に就任。山田邦雄社長は会長に就任。
    • 9月1日 - 日本で初めて、ソフトコンタクトレンズにも使える「目のかゆみ」に効く目薬「ロートアルガード コンタクト」を発売。
    • 9月2日 - 百貨店向けの機能性化粧品ブランド「episteme(エピステーム)」を伊勢丹新宿店と高島屋大阪店にて発売。
  • 2010年(平成22年)
    • 3月8日 - 「ロートジー」シリーズ全商品がリニューアルされ、主力製品である「ロートジーファイ ニュー」は「ロートジーb」となる。
    • 5月10日 - 日本で初めて、抗ヒスタミン剤を配合したソフトコンタクトレンズ対応目薬「ロートCキューブ クリアフラッシュAL」を発売。
    • 7月 - 新規事業として、熱分解炉システム外販の営業活動を開始。同年11月に当社上野工場に熱分解炉システムを導入。
    • 10月12日 - 胃腸薬「パンシロン01」の微粒タイプをリニューアルし、「パンシロン01プラス」として発売。
    • 12月15日 - ソフトコンタクトレンズ対応目薬「ロートアルガードコンタクト」をリニューアルし、「ロートアルガードコンタクトa」として発売。
  • 2011年(平成23年)
    • 3月25日 - 東日本大震災による震災孤児支援を目的に、当社社員による震災復興の専任支援チームで編成された「震災復興支援室」を新設[8]
    • 7月11日 - 日本で初めて、ネオスチグミンメチル硫酸塩を配合したソフトコンタクトレンズ対応目薬「ロートアイストレッチコンタクト」を発売。
    • 9月3日 - 製剤技術的な問題からこれまで外用剤への配合が難しかった、ピロロキノリンキノンを世界で初めて配合した美容液「エピステーム Cデュアルエナジー」を「エピステーム」取扱の百貨店で発売。同年11月にはドラッグストア等向けに、同じ成分を配合した美容液「オバジ アクティブベース PQエッセンス」を発売。
    • 9月21日 - 東日本大震災において被災し、両親またはどちらかの親を亡くした子供たちの進学支援を目的に、カゴメカルビーとの3社合同で奨学基金「みちのく未来基金」を設立。[9]
      ※同年12月1日に認可を受け、公益法人化される[10]
  • 2012年(平成24年)
    • 5月30日 - 竹島が韓国領であると宣伝していた韓国女優キム・テヒを宣伝に起用したことに絡めて竹島がどこの国に帰属するかを問い合わせに訪れた元在日特権を許さない市民の会幹部らが強要罪で逮捕、懲役刑が科される(ロート製薬強要事件)。
    • 6月1日 - 目薬「新V・ロートEX」をリニューアルし、約21年ぶりに製品名を「新V・ロート」に戻して発売。
    • 6月30日 - 子会社のメディケアシステムズが解散[11]
    • 9月28日 - 兵庫県神戸市中央区に、イートインのカフェスペースを併設したスイーツショップとエステ&リラクゼーションの複合施設「スマートキャンプ神戸」をオープン[12]
    • 10月13日 - これまで一部の百貨店限定で販売していた「エピステーム」を同日にイオン成田店内にオープンした直営のビューティカウンター「ROHTO BEAUTY SCIENCEロートビューティサイエンス)※」でも取り扱いを開始。
      ※2013年より「ROHTO BEAUTY HEALTH SCIENCEロートビューティーヘルスサイエンス)」に改称。
  • 2013年(平成25年)
  • 2014年(平成26年)
    • 1月15日 - 日本で初めて、トラニラストを医療用と同濃度配合したアレルギー専用目薬「ロートアルガード プレテクト」を発売。
    • 2月22日 - シリコーンハイドロゲル素材を使用した2週間交換型ソフトコンタクトレンズ「ロートモイストアイ」を発売。
    • 3月12日 - 「SUGAO Air Fit(スガオ エアーフィット)CCクリーム」を発売し、ベースメイク化粧品市場に本格進出。
    • 4月10日 - 「V・ロート」発売50周年を記念した目薬「ロートVアクティブ」を発売。
    • 4月20日 - 目薬「ロートCキューブ」シリーズのうち、「クリアフラッシュAL」「モイスト」「ダブルチャージ」を刷新し、「ロートCキューブプラス ビタフラッシュ」「ロートCキューブプラス モイスト」「ロートCキューブプラス ダブルフィット」として発売。
    • 6月10日 - 「ロート」ブランドが「最新年度において最も売上の高いOTCアイケアブランド」としてギネス世界記録の認定を受ける[16]
    • 6月15日 - 「ロートリセ」シリーズ全商品をリニューアル。このうち「ロートリセ コンタクトa」からリニューアルした「ロートリセ コンタクトb」はカラーコンタクト装用時でも使用可能となる。
    • 11月16日 - 当社製目薬で初めてとなる1週間使いきりタイプの目薬「ロートソフトワン点眼液」を発売。
  • 2015年(平成27年)
    • 3月16日 - 奈良県との間で、連携と協力に関する包括協定を締結[17]
    • 4月17日 - 東急不動産との間で、互いの強みを生かした事業の実施及び検討を開始する包括的業務提携に合意したことを発表[18]
    • 5月31日 - 再生医療関連の特許管理と共同研究の管理並びに導出を目的とした子会社として、株式会社インターステムを設立[19]
    • 6月24日 - 当社初の機能性表示食品となるサプリメント「ロートV5粒」を発売。
    • 6月26日 - 沖縄県にある琉球大学内に「再生医療研究センター」を建設し、同大学に寄贈したことを発表[20]
    • 10月1日 - 当社初となる1日使い捨てタイプのコンタクトレンズ「ロート1dayフレッシュビュー」を発売。
    • 10月11日 - カラーコンタクトレンズ用ケア剤「ロートCキューブ ソフトワン カラーズ」を発売。
    • 10月15日 - 兵庫県神戸市に本社があり、生薬製剤等を中心とした一般用医薬品・化粧品・医療用医薬品の製造販売を手掛ける(初代)摩耶堂製薬吸収分割して同社の事業に関する権利義務の一部を譲渡した新摩耶堂製薬の全株式を取得して完全子会社化。当社の完全子会社となった新摩耶堂製薬は(2代目)摩耶堂製薬に商号変更する(同時に(初代)摩耶堂製薬はMS整理会社に商号変更)[21]
    • 12月7日 - モバイルヘルステクノロジーベンチャー企業の株式会社FiNCが実施する第三者割当増資を引き受けたことを発表[22]
    • 12月17日 - 大阪大学大学院医学系研究科及び医学部附属病院との間で、「研究・事業化連携の推進に関する協定書」を締結することについて合意したことを発表[23]
    • 12月21日 - 「ウェルネス経営協議会」への加入を発表[24]
  • 2016年(平成28年)
    • 2月24日 - コーポレート・アイデンティティ(CI)を改定し(これに伴いロゴマークも変更され、3代目CIロゴが制定)、コーポレートスローガンを「NEVER SAY NEVER」に変更することを発表(発表に先立ち、公式の企業情報サイトでは創業日である同年2月22日より変更済み)[4]
    • 3月16日 - 白髪用染毛料「50の恵 頭皮いたわりカラートリートメント」を発売し、ヘアカラーリング剤市場に進出。
    • 10月25日 - 目薬「V・ロートプレミアム」を発売。発売に合わせ、取引先であるドラッグストア小売業36社と共同で目薬の売り上げの一部を世界の眼科医療発展の支援活動に寄付する社会貢献活動の取り組みを開始。[注 15][25]
    • 11月1日 - 特定細胞加工物製造許可を取得[26]
    • 11月11日 - スープ「ダルーラ」を通信販売[注 16]で発売。
    • 12月21日 - 排卵日予測検査薬「新ドゥーテストLH」を「ドゥーテストLHa」にリニューアル。リニューアルに伴って排卵日予測検査薬では初めての一般用医薬品(第1類医薬品)となる。
  • 2017年(平成29年)
    • 3月21日 - 歯槽膿漏薬ハレス口内薬」を発売し、オーラルケア分野に進出。

歴代ロゴマーク

正式な社章は、山田安民薬房の創業から使用されているものが別に存在する。赤い丸の中に四方の山型を白くあしらい(家紋の「丸に七宝」に類似)、中央に日の丸とアルファベットの "A" を配して「山田」を抽象化すると共に「薬房は薬房として、従業員は従業員として日本一を目指す」という意味が込められている。この社章は「ロート目薬」や初代「パンシロン」、初代「V・ロート」等の外箱にも表記されていた[27][28]

初代(1931年4月 - 1989年5月)

  • シンボルマーク:「ROHTO」の文字が右上がりに配置され、Rの斜め棒が後の「OHTO」を包み込む形で大きく伸びている。1933年(昭和8年)7月9日の「ロート目薬」の新聞広告およびパッケージで使用が確認されていた。
  • 社名ロゴ:「ロート」の「ロ」の上の横棒が右上がりになっていたのが特徴だった。また「製薬」の「衣」の下の部分が、大正製薬のロゴと同じく「「∧∧」の形に似た崩し字」となっている。
  • これらは原則、CM上ではテロップで表示されず(例:ROHTO+ロート製薬)、パッケージ上に表記されている「(シンボルマーク)ロート製薬株式会社(改行)大阪市生野区巽西1-8-1」の文字を映すことでロート製薬のCMであることを示していた。[注 17]

2代目(1989年6月 - 2004年5月)

  • 初代CIロゴ。
  • シンボルマーク:いわゆるダブルRシンボル。左のRは赤、右のRは青を用いていた。
  • 社名ロゴ:字体が変化し、「ロ」及び「製」は普通の字体になる。
  • 製品パッケージやテレビCMのクレジットには原則、シンボルマーク+社名ロゴを用いていたが、2002年頃からCMのクレジットにシンボルマーク+英語表記の社名ロゴ「ROHTO」も用いるようになった。[注 18]

3代目(2004年6月 - 2016年1月)

  • 2代目CIロゴ。
  • シンボルマーク:奥村昭夫によるデザイン。「ROHTO」(青字)をベースに、末尾の「O」を跳ねて、赤いアンダーバーをつけている。一見、初代のロゴマークと似ているが、3代目のロゴマークでは「R」とアンダーバーは分かれている。[注 19]
  • 社名ロゴ:「ロート」の部分のロゴは多少変化して太い字体となり、「製薬」の部分のロゴはゴシック体に変化。
  • 製品パッケージやテレビCMのクレジットには、シンボルマーク又は社名ロゴを用いる[注 20]が、製品によってはパッケージにシンボルマークと社名ロゴの両方を用いる場合もある。また、商品名に「ロート」が入る目薬の一部製品では「右上がりロ」の横幅を縮めた「ロート」が現在でも用いられている。洗眼薬「ロートフラッシュ」シリーズは2013年7月のリニューアル時に「ロート」をシンボルマークから目薬の一部製品と同じフォントに改められた。また、2014年2月に発売した2週間交換型ソフトコンタクトレンズ「ロートモイストアイ」や2015年10月発売の1日使い捨て型ソフトコンタクトレンズ「ロート1dayフレッシュビュー」も目薬の一部製品と同じフォントが用いられている。
  • 3代目のロゴマークに変更されたきっかけとなったのは、2003年2月に当社の若手社員で発足した「明日のロートを考える(略称ARK)プロジェクト 社是チーム」の提言によるものである。

4代目(2016年2月 - 現在)

  • 3代目CIロゴ。
  • 社名ロゴ:「ロート」の部分のロゴは3代目社名ロゴよりも細い字体となり、「製薬」の部分のロゴはゴシック体から専用書体に変更。また、文字色が2代目・3代目でシンボルマークに用いていた知性を表す青色となった。
  • また、社名ロゴの上に青字でスローガンである「NEVER SAY NEVER」を配し、スローガンと社名ロゴの間には赤色の吹き出しデザインを配した。赤色は情熱を表し、吹き出しデザインは宣言を表すとともに、鼓動を表現している[29]
  • TVCMにおいてはロートリセ『セーラー服と機関銃 タイアップ』篇より、CMの最後にサウンドロゴとして表示されている[注 21]
  • 提供番組のクレジット表示は2016年4月より4代目社名ロゴへ変更。製品パッケージへの表示についても、2016年6月以降、リニューアル品・新製品やセルフメディケーション税制対象品(ロートクリア、パンシロンキュアSP等)を中心に順次4代目社名ロゴの表記を開始している。ちなみに、製品パッケージに記載されている「株式会社」の部分も「製薬」の部分と同じ専用書体に変更されている。

製品

提供番組

現在の番組

一社提供

複数社提供

ほか。

過去の番組

一社提供

びっくりショー万国びっくりショー
相性診断!あなたと私はピッタンコ相性診断!ザ・ピッタンコ
三枝の愛ラブクリニック三枝の愛ラブ!爆笑クリニック
  • ひらけ!GOMA王国(関西テレビ)
    ※同上。
  • SMAP×SMAP(関西テレビ)
    ※同上。番組開始 - 2010年3月。
  • お笑い他流試合(NETテレビ)
    ※わずか2本のNETテレビ → テレビ朝日の制作による一社提供番組。
  • 木曜スター対抗戦(NETテレビ)
    ※同上。
  • レレレの天才バカボン(テレビ東京)
    ※2004年1月 - 3月に深夜で再放送した時のみ。唯一の「テレビ東京での一社提供番組」「一社提供アニメ」だが、オープニングキャッチはない。

これらのほか、2011年4月から10月までTBSの水曜19時枠で放送された1時間番組『ファミ☆ピョン』の前半枠を一社提供していたが、当時のTBS水曜19時枠はローカルセールス枠であるため、前半枠を一社提供していたのは関東地区のみであり、オープニングキャッチもなかった。また、上記一社提供番組を休止して特別番組を放送した場合、オープニングキャッチはない場合が多かった[注 22]

複数社提供

テレビ提供番組の遍歴

  • もともとロート製薬はテレビ東京系を除き各局ともに一社提供番組でスポンサーをやっていた。(一社提供番組については原則30分以内という条件付きで)テレビ東京系は東京12チャンネル時代の頃から時折スポットは流れていたものもタイムCMを出稿するのは今は亡き広告代理店萬年社が制作するテレビアニメ作品の兼ね合いやテレビ大阪の開局以後テレビ大阪の開局記念番組やアニメ作品などの時期限定(主に4月-9月)を中心に1980年代から徐々に増やしていった。しかし、日テレ系で「新ごきげん月曜7時半」[注 23]、テレビ朝日系で旧:NETテレビ時代の「木曜スター対抗戦」、TBS系もTBS制作の「クイズテレビずき」、毎日放送制作の「クイズ!!ひらめきパスワード」の後期を持ってそれぞれ一社提供が終了、以降番組枠は二転、三転、四転するも複数社の一社で提供番組は残り続けた。(アニメからバラエティー、ドラマ・時代劇、ニュースなどジャンル問わず)残す砦は「ぼうふら紳士」より続いていたフジテレビ→関西テレビ制作前半枠・フジテレビ系→フジテレビ・関西テレビ共同制作前半枠の一社提供番組(中断有り)のみだった。しかし、この一社提供枠も2010年3月末を持って終了することになった。
  • 子供向けアニメ番組については、子供用目薬[注 24]の需要が増える7月から8月にかけて限定で提供していた[注 25]
  • 2016年現在BS-TBS以外の全国放送は各局とも30秒での提供番組となっている。
  • かつて年末年始の提供番組は「パンシロン」扱いによる単発番組提供も全国ネット、ローカル問わず数多くあった。

オープニングキャッチ

ロート製薬の一社提供テレビ番組では、番組開始時に、ロート製薬社屋の白いタワーにが舞い、社屋全景が映し出されるオープニングキャッチ(16秒間)が放送されていた。これは1962年の『私はナンバーワン』 - 2010年の『SMAP×SMAP』、48年3ヵ月間に亘って放映された。その間、幾度かの変更が行われ、全部で8パターン製作された。公式サイトのロートCFライブラリーでは、以下4種類の映像が掲載されている。

初代版(1962年1月 - 1993年3月)
本社社屋前で撮影。社屋ロゴは「ロート」の片仮名表記のみ。撮影の為に本社屋上に鳩を飼い、撮影条件の好い雨上がりや台風一過を待つため、撮影に半年を要した。1962年 - 1964年は白黒で放送され、1965年 - 1993年改訂はカラーで放送された。BGMは変ホ長調
テロップは3パターン放送され、(1)1962年 - 1975年は「ROHTO ロート製薬」と表示され、(2)1976年 - 1989年5月[注 26]は「番組ロゴ[注 27] 提供 ロート製薬」と表示され、(3)1989年6月 - 1993年改訂は番組ロゴを先に出してから「提供 RR ロート製薬」と表示されたが、ロートCFライブラリーは「ROHTO ロート製薬」のヴァージョンである。
1993年改訂版(1993年4月 - 1996年9月)
社屋ロゴが、RRマークのものに変更され、アニメーションとCGで制作。ラスト5秒のみ実写に切り替わる。これ以後、BGMはト長調に変更された。コーラスを担当しているのは大阪パフォーマンスドール
1996年改訂版(1996年10月 - 2004年5月)
『SMAP×SMAP』のみ。映像自体は1993年改訂版と同じだが、BGMが変更されている。なお当初は番組ロゴを出していたが、やがて廃止された。
2004年改訂版(2004年6月 - 2010年3月)
新ロゴマークの採用に伴い、ロゴマーク部分だけを変更している。
ロゴマークは「ROHTO ロート」でアルファベットと片仮名で書かれていたが、実際の本社ビルは3代目(現在)のロゴマークに変わってから「ROHTO ロート製薬」の表記である。本記事中の「基礎情報」にある本社屋の写真を参照されたい。[注 28]

最後に登場する社屋全景の映像は初代から不変で、実際には本社社屋の手前に写っていた池は駐車場に変わり、後方にも高層建造物が林立している[33]など、かつての風景とは大きく様変わりしている。

このオープニングキャッチで流れる曲は、加美乃素「見知らぬ街角」やジャパン (チェーンストア)「ジャパン音頭」など関西発のCMソングを多数手がけてきた「津野陽二」の作曲である。ただしこの曲は社歌ではなく、正式な社歌(企業キャラクターソング)は2004年制定の「Happy Surprise! 〜よろこビックリの唄〜」である[34]

2010年3月をもって『SMAP×SMAP』前半枠が複数社提供となり、原則筆頭スポンサーもP&Gに変更したことに伴い、ロート製薬のオープニングキャッチは廃止された。現在では一社提供から撤退しており、少なくとも同社のオープニングキャッチは縮小傾向にある。スポンサー料の高騰や提供企業サイドの広告費の削減が理由である。同社と共同提供となるケースに移行する場合は広告収入の減少であるため、同社の一社提供だとメリットを持たない点がある。そのため、徐々に同社も含む複数社提供に移行し、毎日放送日曜19時前半枠では1991年9月の『クイズ!!ひらめきパスワード』の一社提供の撤退、TBS土曜19時後半枠では1993年9月の『クイズテレビずき』の放送終了し、同年10月に『チャレンジ大魔王』の放送開始に伴い一社提供の撤退[注 29]、最後は2010年3月の『SMAP×SMAP』の前半提供の撤退を持ってロート製薬のオープニングキャッチにおける地上波の本放送からは完全に廃止された。

ただし、TBSが運営するCS専門チャンネルであるTBSチャンネル2では、『クイズダービー』が現在も再放送されており、本放送当時に流されたオープニングキャッチやスタジオに掲げられていたロート製薬の商品の看板もそのまま流されているため[注 30]スカパー!ケーブルテレビ等で同チャンネルを視聴契約すれば初代版ではあるが、現在でもオープニングキャッチの視聴は可能である。

2015年に製作された、子供用目薬とアニメ作品『妖怪ウォッチ』とのコラボとなるPRアニメ「やってはいけない、ワルニャン講座」では冒頭でこのオープニングのパロディが使われた[35][36]

その他

  • 本社内には、様々なロート製薬の製品を保存する「保存品室」が存在している。
  • 数ある当社一社提供番組の中で、毎日放送が制作した『アップダウンクイズ』における出場申し込み等のハガキの応募先は毎日放送(〒565 大阪吹田千里局)宛てではなく、当社(〒544 大阪・生野局区内または〒544-91 大阪・生野局私書箱1号[37])宛てだった[38]。これは当社と第二次大戦前から取り引きがあり1999年に倒産した、大阪本拠地の老鋪広告代理店萬年社』が同番組の出場者募集・宣伝等を担当していたためである。なお、「生野郵便局私書箱第1号」は現在もロート製薬が使用しており、ロート製薬大阪本社の専用郵便番号「〒544-8666」はここに割り当てられている。

脚注

注釈

  1. ^ 1社単独も含む筆頭提供番組において、これらのスローガンが放送されたのは「健やかな明日のために」となった1989年6月1日以後で、それまでは読み上げは全くなかった。ただし『クイズダービー』等の提供画面ではキャプションで社名ロゴの上にスローガン前半コピーがロゴより小さい文字で表記されていた事はある。
  2. ^ ロッ太・ロッチー・ポッポロートは、2005年7月から2010年3月一社提供の撤退まで5年間、『SMAP×SMAP』(関西テレビフジテレビ系列)のオープニングキャッチにも登場していた。
  3. ^ 「ロート」という名称は、ミュンヘン大学の教授アウグスト・フォン・ロートムント(目薬の処方を手がけた当時の眼科医界の権威・井上豊太郎のドイツ留学時代における恩師)からつけられた。
  4. ^ 俗説として「両口式点眼瓶」の発明の元となったといわれる、逆三角形の注入器具である「漏斗」から採った名称という説、胃腸薬「パンシロン」シリーズに含まれている成分の一つである「ロート根」(ロートエキス)が由来という説もあるが、いずれの名称も誤り。
  5. ^ 戦時中(昭和16年 - 昭和20年)には「ロート目薬」を「老篤眼薬」と表記していたこともあった。
  6. ^ 当地を訪れた山田輝郎がその美しさに感銘したことから、スイスレマン湖に浮かぶシヨン城(フランス語/英語:Château de Chillon)の英語読み(シャトー・ド・シロン)が由来となった。
  7. ^ 近江兄弟社は現在「メンソレータム」とは別に「近江兄弟社メンターム」を独自に製造・販売している。
  8. ^ 1992年9月に滋賀県以西で先行発売された。
  9. ^ 2003年9月からは商品名を「ロートリセ」に変更(2005年4月から「ロートリセa」、2014年6月から「ロートリセb」にそれぞれ商品名を変更)。
  10. ^ 日本の眼科研究の発展・向上を目指して制定された。日本の大学およびそれに準じる研究機関の若手眼科研究者を対象に毎年二名選出され、受賞者には額(プラーク)と副賞(1名1件300万円)が授与される。
  11. ^ 同業者の参天製薬が、同種の被害にあった直後のタイミングである。
  12. ^ 個々の目薬の容器に「密封ピロー包装」を施していることの告知と、ロートの主力製品の画と使用上の注意のテロップが最後に掲示されるという内容。
  13. ^ 後に中身が多く入った「新V・ロートEX 大容量タイプ」も販売された。
  14. ^ 本事業は同年3月に設立した新会社の株式会社ロートウェルコートが運営にあたる。
  15. ^ 第一期として、発売日から2017年3月31日までの同製品の売り上げの一部が寄付の対象となる。
  16. ^ ロート製薬の通信販売は「ロート通販」と呼ばれている。
  17. ^ ごく一部のCM(目薬「ロートジーb」および風邪薬「ユアS」)では、使用上の注意のテロップの右下に社名ロゴのテロップが表示されているものがある。
  18. ^ 1997年から2003年にかけて発売された当社製の目薬の一部に付属する目薬ケースにも、シンボルマーク+社名ロゴが銀メッキで印刷されていた。
  19. ^ 後述する4代目社名ロゴへ移行後もシンボルマークについては引き続き使用される。
  20. ^ ただし、「肌ラボ」・「SUGAO」及び「メンソレータム」の一部製品のTVCMにはシンボルマークや社名ロゴのクレジットが表示されない。
  21. ^ なお、シンボルマークや社名ロゴのクレジット表示がされない「肌ラボ」「SUGAO」「デ・オウ」も2016年3月以降に放映されているTVCMから同様にCMの最後にサウンドロゴが挿入された(TVCMによっては、関連製品を紹介する関係でサウンドロゴが無い場合がある。また、CI改定前に放映されていたTVCMの一部も新CI・サウンドロゴを挿入した改訂版に移行)
  22. ^ 例として、日本テレビ月曜19時台後半枠に一社提供番組が編成されていた時期に、月曜20:00からの『ザ・トップテン』→『歌のトップテン』が30分拡大放送された時は、20:00までロート製薬が一社提供するもオープニングキャッチは行わなかった(19:00からの2時間SPは最初からなし)。なお、『トップテン』では、番組に寄せられたリクエストから抽選して20名にスポンサー(花王石鹸など)から商品が贈られたが、拡大版ではロート製薬(19:00からでは月曜19:00スポンサー)からの商品は贈られなかった。
  23. ^ 厳密には「ギャグパラダイス!俺たちにカギはない」
  24. ^ ロートこどもソフトなど
  25. ^ ただし「オバケのQ太郎(第3作」と「ドラゴンボール」では春場でも放送、内容は机で目を本に近づけている子供を見たオバQや孫悟空が、「そんなに目を近づけちゃって…」と忠告するという物であった。
  26. ^ 1988年10月頃から1989年1月頃までは、昭和天皇の病状悪化に伴う自粛ムードの影響で、ごく一部のケースを除き放送されなかった。
  27. ^ 番組ロゴは原則として同じ配列で出すが、『木曜スター対抗戦』や『おもしろクイズBOX』の様にロゴの配列を変えるのもあった。なお特別番組では、『クイズダービー』・『三枝の愛ラブ!爆笑クリニック』などの正月拡大版の時は番組ロゴを出したが、『ギャグパラダイス!俺たちにカギはない』では「提供 ROHTO ロート製薬」と、番組ロゴを出さなかった(初代1に近い)。
  28. ^ 提供テロップは、2005年以後は「提供 よろこビックリ誓約会社! ROHTO ロート製薬」の表記となっていた。
  29. ^ 同社とP&Gの2社提供に移行。
  30. ^ ただし、本放送時に番組内で流れたCMは再放送されていない。

出典

  1. ^ 第2位は当社と同じ大阪市に本社を置く参天製薬
  2. ^ 拠点が設置された時は合併する前の上野市だった。
  3. ^ 直訳すると「不可能は絶対にない」という意味。また「世の中を健康にするために自分の進むべき道を見据えどんな困難にもめげず常識の枠を超えてチャレンジし続けること」と定義されている。
  4. ^ a b "新CI「NEVER SAY NEVER」制定" (Press release). ロート製薬株式会社. 24 February 2016. 2016年2月24日閲覧
  5. ^ 胃腸薬「胃活」は、1999年2月に創業100周年の期間限定で液状の「パンシロン胃活飲力」として復刻された。
  6. ^ 商標登録の番号は「日本第34402号」。
  7. ^ "研究助成『ROHTO AWARD(ロート アワード)』第20回 受賞者が決定いたしました。" (Press release). ロート製薬株式会社. 17 April 2015. 2016年3月19日閲覧
  8. ^ "震災孤児支援のための「震災復興支援室」を新設" (Press release). ロート製薬株式会社. 25 March 2011. 2016年3月19日閲覧
  9. ^ "企業合同で取組む復興支援『みちのく未来基金』設立" (Press release). ロート製薬株式会社・カゴメ株式会社・カルビー株式会社(3社連名). 21 September 2011. 2016年3月19日閲覧
  10. ^ "奨学金への希望者は給付想定の2倍に。『みちのく未来基金』公益法人認定" (Press release). 1 December 2011. 2016年3月19日閲覧
  11. ^ "合弁会社の解散に関するお知らせ" (Press release). ロート製薬株式会社・森下仁丹株式会社(2社連名). 26 April 2012. 2016年3月19日閲覧
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  22. ^ "モバイルヘルステクノロジーベンチャー 株式会社FiNCの第三者割当増資の引受に関するお知らせ" (Press release). ロート製薬株式会社. 1 December 2015. 2016年2月23日閲覧
  23. ^ "国立大学法人大阪大学大学院医学系研究科及び医学部附属病院との「研究・事業化連携の推進に関する協定書」の締結について" (Press release). ロート製薬株式会社. 17 December 2015. 2016年2月23日閲覧
  24. ^ "「ウェルネス経営協議会」加入のお知らせ" (Press release). ロート製薬株式会社. 21 December 2015. 2016年2月23日閲覧
  25. ^ "ロート製薬、取引先36社と共同で、国際眼科支援活動をスタート!" (Press release). ロート製薬株式会社. 25 October 2016. 2016年11月5日閲覧
  26. ^ "新規事業への挑戦、「特定細胞加工物製造許可」を取得。細胞培養受託を可能に。" (Press release). ロート製薬株式会社. 4 November 2016. 2016年11月5日閲覧
  27. ^ 常に常識の逆を行く“ロート製薬のDNA” シェア奪還に向けた商品革命の歴史”. ロート製薬株式会社 (2016年2月22日). 2016年2月23日閲覧。(リンク先にある「ロート目薬(1931年発売品)」や「V・ロート(1964年発売品)」の写真で社章が確認できる)
  28. ^ 2004年6月のシンボルマーク改定後も、株券にはこの社章が印刷されている。
  29. ^ NEVER SAY NEVER”. ロート製薬株式会社. 2016年2月23日閲覧。
  30. ^ ただし、同枠がかつて弊社の提供番組だった「主治医が見つかる診療所」のSP編成時は提供・CMを見合わせし、単発特番などに振替。
  31. ^ パンシロン01プラス「吉田類 一力にて」篇”. ロート製薬 製品情報サイト. 2016年3月19日閲覧。
  32. ^ カウキャッチャー』から。2016年10月4日にフジテレビ系にて放送された『へんないきもの2016最新ランキング大発表SP』の21:35頃に流れたのをきっかけに以降毎週固定となる。
  33. ^ 涙のロート・ロード”. @nifty デイリーポータルZ. 2016年3月19日閲覧。(リンク先の写真は2代目ロゴの時のもの。また、ロゴマークの下はオープニングキャッチと同じく「ロート」のみ書かれている)。
  34. ^ "伸びてる会社の社歌! その1". がっちりマンデー!!. 16 March 2008. TBS
  35. ^ ロートこどもソフト 「やってはいけない、ワルニャン講座」 - YouTube、2015年6月14日配信
  36. ^ ロートこどもソフト「やってはいけない、ワルニャン講座」篇”. ロート製薬 製品情報サイト. 2016年3月19日閲覧。
  37. ^ 放送時期によって異なる。
  38. ^ 宛名は「ロート製薬 アップダウンクイズ」としており、放送局名はなく当社宛の一般郵便物と同じ扱いであった。

関連項目

外部リンク