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オモプラッタ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

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オモプラッタは、ブラジリアン柔術発祥の関節技の一つである。オモプラータ:Omoplata)とも呼ばれる。

高専柔道柔道の俗称では三角緘腕ひしぎ体固めと呼ばれる。

柔道での正式な分類では腕挫膝固に包含される。

概要

手で相手の腕を取り、膝で相手の肘関節を極める技。

一般にガードポジションで、下の選手が上の選手の腕を持ち、足を外側から肩付近に絡め、そのまま絡めた腕の腋の下から自分の体を相手のガードポジションから回転するように脱出しつつ、相手の腕を背中側から取る技である(一般に内オモプラッタという)。

脚をかけた状態で腕側(腕の外側)から回転して背後に移る方法もある(外オモプラッタ)。

極め技としては文字通り肩関節を極めることになる。

やり方はこれだけではなく上から下の選手にかけるものなどもあり、連絡技も多い。

簡単に説明すると「相手の腕に足を絡めて背中に回る技」である。

単純にその体勢を言う場合もある。

相手が肩や腕を極まるのを嫌い前転して、その結果、スイープになったとしたら、それはそれでオモプラッタの目的は果たしたともいえる。

相手がこらえた場合に前三角絞め、下からの腕ひしぎ十字固め、ホレッタスイープ、手首固めに切り替えることも可能であり汎用性が高い技である。

補足

総合格闘技でも柔術家が稀に虚を突き仕掛けるが、前転による脱出が容易であるため直接一本に繋がることは少なく、前述の通りスイープも視野に入れた技である。

2005年8月28日のPRIDE GRANDPRIX 2005 決勝戦マウリシオ・ショーグンヒカルド・アローナからオモプラッタをとったことで、ブラジリアン柔術黒帯を取得するなど、一種のシンボル技でもある。

アントニオ・ホドリゴ・ノゲイラヒカルド・アルメイダなどが良く使う。

外部リンク