FC神楽しまね
FC神楽しまね | |
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原語表記 | 松江シティフットボールクラブ |
呼称 | 松江シティFC |
クラブカラー | 黄、 赤 |
創設年 | 2011年 |
所属リーグ | 中国サッカーリーグ |
クラブライセンス | (未承認) |
ホームタウン | 島根県松江市 |
ホームスタジアム |
松江市営陸上競技場 松江市営補助競技場 |
収容人数 | 24,000人 |
運営法人 |
松江シティFC株式会社 NPO法人松江シティスポーツクラブ |
代表者 |
鈴木惠朗 中路修 |
監督 | 田中孝司 |
公式サイト | 公式サイト |
■テンプレート(■ノート)■サッカークラブPJ |
種類 | 株式会社 |
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本社所在地 |
690-0061 島根県松江市白潟本町30 |
設立 | 2017年4月20日 |
業種 | サービス業 |
法人番号 | 4280001007467 |
事業内容 | サッカークラブの運営 |
代表者 | 鈴木惠朗 |
資本金 | 850万円 |
外部リンク | http://www.matsue-city.com/ |
国籍 |
![]() |
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格付 | 特定非営利活動法人 |
法人番号 | 4280001007467 |
専門分野 | 教育系 (スポーツ) |
設立日 | 2012年1月16日 |
代表者 | 中路修 |
活動地域 | 島根県松江市 |
主な事業 | サッカークラブ運営、スポーツ振興 |
郵便番号 | 690-0061 |
事務所 | 島根県松江市白潟本町30 |
主な協力組織 | 島根県サッカー協会 松江支部 |
松江シティフットボールクラブ(まつえシティフットボールクラブ、英語: MATSUE City football club)は、島根県松江市を本拠地とするサッカークラブチーム。Jリーグ加盟を目指すクラブの1つである。
概要
島根県松江市をホームタウンとする社会人サッカークラブ。2011年度より島根県サッカー協会松江支部の代表チームとして運営組織の新規立ち上げと合わせ、中国リーグに所属していたヴォラドール松江を母体とした新クラブとして松江シティフットボールクラブが立ち上がる。
松江市の総合運動公園内にある、JFAフットボールセンター認定の松江市営補助競技場[1]を拠点にサッカーを中心とした総合スポーツクラブ創設の中心チームとして活動し、その先に将来的構想としてJリーグへの加盟を目指している。
松江市内などの子ども向けサッカースクールのコーチとして選手を派遣したり、地域イベントへの参加なども行っている。
ホームスタジアムは前述のように松江市営補助競技場だが、松江市営陸上競技場も併用する他、島根県立浜山公園陸上競技場(出雲市)や明石緑が丘公園サッカー場(雲南市)などをホームスタジアムとして利用したこともある。2015年シーズンは、松江市営陸上競技場のみを使用し、補助競技場はリーグ戦での試合に使用していない。
二度にわたる改称を経て
チーム名をそれまでの「松江RMクラブ(友の会)」から「ヴォラドール松江[2] 」と改称した2008年と2009年に島根県社会人サッカーリーグ1部で優勝。2009年は中国地域県リーグ決勝大会で準優勝の好成績を収めて中国リーグに昇格した。中国リーグ昇格初年度となる2010年度は序盤から快進撃を続けて、一時は優勝争いに絡むなどして最終的に3位の成績を残した[3]。
2011年は、現在の「松江シティフットボールクラブ」として、前述のような方法による運営組織の強化一新による新たなスタートを切るものの、前年からの戦力的な上積みが出来なかったことに加えて、新任のコーチによる戦術の徹底に時間を要したことなどによりシーズン序盤から苦しみ、リーグ戦では前年を上回る成績を残せなかった(最終的には7位)。また、中国地区予選を突破したことにより全国社会人サッカー選手権大会にも出場したが、FC岐阜SECOND(岐阜県)に敗れ、1回戦敗退となった。
Jリーグ参入に向けて
2012年1月16日に新たなチーム運営法人としてNPO法人松江シティスポーツクラブが設立され、今後のチーム運営を行うことが発表された。理事長には、なかじ製菓の代表を務める中路修が経営強化の期待を背負い就任した。また2月1日には、監督としてA級ライセンスを保持している小川秀樹が就任することが発表された[4]。更に、3月には運営法人設立発表の記者会見を開き、その中で2020年までにJリーグ2部に参入したいとする目標を明らかにした[5][6]。
2012年、デッツォーラ島根を破って初めて天皇杯島根県代表の座を得た。初出場の天皇杯1回戦では山口県代表の徳山大学に0-3で敗退するも、会場となった島根県立浜山公園陸上競技場には1,700名を超える観客が集まり、注目度の高さを窺わせた。中国サッカーリーグではデッツォーラ島根、ファジアーノ岡山ネクストに次ぐ3位だった。
2013年、中国サッカーリーグは4位に終わった。3位のレノファ山口FCとは勝ち点差が18もあり、不本意なシーズンとなった。また、全国社会人サッカー選手権大会の中国予選では1回戦で廿日市FCにPK戦の末敗れた。天皇杯島根県予選では決勝でデッツォーラ島根に0-1で敗れ、天皇杯への連続出場も叶わなかった。
2014年、実信憲明や山内智裕などJリーグ経験者が加入するなど戦力補強を敢行し、中国サッカーリーグでは初優勝を果たした。しかし、天皇杯島根県予選決勝ではデッツォーラ島根に敗れ、天皇杯出場はならなかった。また、デッツォーラ島根にリーグ戦でも敗れた(連敗した)ことを理由に9月19日付けで小川秀樹監督を解任し、ヘッドコーチであった片山博義が監督代行に就任した。[7]。第50回全国社会人サッカー選手権大会では、島根県勢初のベスト8に進出した。JFL昇格をかけて戦う第38回全国地域サッカーリーグ決勝大会に初出場したが、1次ラウンドで敗退となった。
2015年、監督代行だった片山博義が監督に就任。スポンサー並びにパートナー企業として山陰中央新報社を迎え基盤を強化。チームもJリーグ経験者が新たに5名完全移籍で加入するなど大幅な戦力補強を敢行した。中国サッカーリーグでは、17勝1分の無敗でリーグ連覇を決め[8]、谷尾昂也が得点王(他1名と同率)、実信憲明がアシスト王にそれぞれ輝いた。天皇杯島根県予選決勝でもデッツォーラ島根に雪辱を果たし、2012年以来の2回目の出場を決めた。天皇杯では、1回戦でJFLの鹿児島ユナイテッドFCに勝利し、天皇杯初勝利を飾った。2回戦はJ1リーグの川崎フロンターレに0-3で敗れた。第51回全国社会人サッカー選手権大会では、1回戦でアミティエSC京都にPK戦で敗れた。10月6日、島根県サッカー協会の常務理事である鈴木惠朗がゼネラルマネージャー(GM)に就任した。第39回全国地域サッカーリーグ決勝大会では、昨年に続いて1次ラウンド敗退となった。12月5日、片山博義監督の退任を発表[9]。12月29日、田中孝司が監督に就任[10]。
2016年、松江市営陸上競技場で行われるホームゲーム7試合を有料試合(高校生以下は無料)として開催した[11]。天皇杯島根県予選決勝では、SC松江に快勝し、2年連続3回目の出場を決めた。天皇杯1回戦は、J2リーグのファジアーノ岡山に1-4で敗れた。中国サッカーリーグは勝ち点1差の2位に終わり、3連覇を逃した。第52回全国社会人サッカー選手権大会は準々決勝で敗退し、全国地域サッカーチャンピオンズリーグ2016の出場権を獲得できなかった。
2017年、島根県サッカー選手権大会決勝でデッツォーラ島根に勝利し、3年連続4回目の天皇杯出場を決めた。4月20日、松江シティFC株式会社を設立した[12]。経営基盤の強化などが目的で社長には鈴木惠朗GMが就任した。年内にもNPO法人松江シティスポーツクラブから事務を引き継ぐ。天皇杯1回戦は、熊本県教員蹴友団に1-0で勝利。2回戦は、J1のサガン鳥栖に0-3で敗れた。
クラブ名変遷
- 松江RMクラブ (-2007[13])
- ヴォラドール松江(2008-2010)
- 松江シティフットボールクラブ (2011-)
戦績
![]() | この節の加筆が望まれています。 |
年度 | 所属 | 順位 | 勝点 | 試合 | 勝 | 分 | 敗 | 得点 | 失点 | 得失 | 天皇杯 | 監督 |
2006 | 島根県 1部 |
2位 | 21 | 10 | 6 | 3 | 1 | 24 | 14 | 10 | 県予選敗退 | - |
2007 | 4位 | 15 | 10 | 5 | 0 | 5 | 26 | 25 | 1 | 県予選敗退 | ||
2008 | 優勝 | 38 | 14 | 12 | 2 | 0 | 43 | 10 | 33 | 県予選敗退 | 廣瀬康彦 | |
2009 | 優勝 | 37 | 14 | 12 | 1 | 1 | 58 | 10 | 48 | 県予選敗退 | ||
2010 | 中国 | 3位 | 35 | 18 | 11 | 2 | 5 | 50 | 36 | 14 | 県予選敗退 | |
2011 | 7位 | 18 | 18 | 5 | 3 | 10 | 28 | 37 | -9 | 県予選敗退 | ||
2012 | 3位 | 38 | 18 | 12 | 2 | 4 | 36 | 25 | 11 | 1回戦敗退 | 小川秀樹 | |
2013 | 4位 | 25 | 18 | 7 | 4 | 7 | 39 | 34 | 5 | 県予選敗退 | ||
2014 | 優勝 | 38 | 18 | 12 | 2 | 4 | 50 | 20 | 30 | 県予選敗退 | 小川秀樹(-9月) 片山博義(9月-) | |
2015 | 優勝 | 52 | 18 | 17 | 1 | 0 | 70 | 4 | 66 | 2回戦敗退 | 片山博義 | |
2016 | 2位 | 40 | 18 | 12 | 4 | 2 | 48 | 16 | 32 | 1回戦敗退 | 田中孝司 | |
2017 | 位 | 2回戦敗退 |
所属選手・スタッフ
- 2017年[14]
スタッフ
役職 | 氏名 | 生年月日 | 出身地 | 前職 | 備考 |
監督 | ![]() |
1955年11月22日(68歳) | 埼玉県 | ベトナムリーグ 組織委員長[15] | |
コーチ | ![]() |
1983年5月30日(41歳) | 島根県 | 松江シティFC 選手 | |
コーチ | ![]() |
1980年5月7日(44歳) | 広島県 | ガイナーレ鳥取 選手 | 選手兼コーチ |
選手
Pos | No. | 選手名 | 生年月日 | 出身地 | 前所属 | 備考 |
GK | 1 | ![]() |
1983年10月10日(40歳) | 長崎県 | ![]() |
|
21 | ![]() |
1994年2月24日(30歳) | 鹿児島県 | ![]() |
||
DF | 2 | ![]() |
1991年5月13日(33歳) | 大阪府 | JAPANサッカーカレッジ | 新加入 |
3 | ![]() |
1992年5月3日(32歳) | 神奈川県 | ![]() |
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4 | ![]() |
1988年12月1日(35歳) | 埼玉県 | ![]() |
新加入 | |
5 | ![]() |
1993年3月1日(31歳) | 群馬県 | ![]() |
新加入 | |
6 | ![]() |
1994年5月4日(30歳) | 千葉県 | 中央学院大学 | 新加入 | |
17 | ![]() |
1993年1月5日(31歳) | 長崎県 | IPU FC | ||
20 | ![]() |
1990年1月20日(34歳) | 沖縄県 | ![]() |
||
26 | ![]() |
1989年7月18日(35歳) | 三重県 | ![]() |
新加入 | |
29 | ![]() |
1992年6月4日(32歳) | 島根県 | ![]() |
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MF | 13 | ![]() |
1991年3月20日(33歳) | 東京都 | ![]() |
|
14 | ![]() |
1994年6月5日(30歳) | 島根県 | 大阪体育大学 | 新加入 | |
15 | ![]() |
1993年8月18日(30歳) | 大分県 | ![]() |
新加入 | |
16 | ![]() |
1989年8月12日(34歳) | 兵庫県 | 桃山学院大学 | ||
23 | ![]() |
1980年5月7日(44歳) | 広島県 | ![]() |
選手兼コーチ | |
24 | ![]() |
1993年7月12日(31歳) | 山梨県 | ![]() |
新加入 | |
25 | ![]() |
1988年11月24日(35歳) | 鳥取県 | ![]() |
新加入 | |
31 | ![]() ![]() |
1989年1月1日(35歳) | 島根県 | ![]() |
キャプテン | |
FW | 7 | ![]() |
1983年12月26日(40歳) | 京都府 | ![]() |
新加入 |
9 | ![]() |
1991年6月29日(33歳) | 北海道 | ![]() |
新加入 | |
10 | ![]() |
1987年8月29日(36歳) | 鳥取県 | 九州産業大学 | ||
11 | ![]() |
1992年10月21日(31歳) | 埼玉県 | ![]() |
新加入 | |
39 | ![]() |
1993年2月2日(31歳) | 島根県 | ![]() |
歴代所属選手
- 西村英樹 2009
- 岸田茂樹 2009
- 荒維大地 2013
- 布施祐典 2013 - 2014
- 有田光成 2014
- 山内智裕 2014 - 2015
- 舘野俊祐 2015
- 谷尾昂也 2015
- 田中優毅 2015
- 山内晴貴 2015
- 田宮勇次 2016
タイトル
- 島根県社会人サッカーリーグ1部 (2008年、2009年)
- 中国サッカーリーグ (2014年、2015年)
ユニフォーム
| ||||||||||||||||||||
| ||||||||||||||||||||
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チームカラー
- 黄、 赤
ユニフォームスポンサー
掲出箇所 | スポンサー名 | 表記 | 掲出年 | 備考 |
胸 | 島根電工 | 島根電工 | 2017- | 2016年はパンツスポンサー |
背中上部 | テクノプロジェクト | テクノプロジェクト | 2013- | |
背中下部 | - | - | - | |
袖 | 山陰中央新報社 | 山陰中央新報社 | 2017- | 2015年 ~ 2016年は胸スポンサー[16] |
パンツ | ナカバヤシ | ナカバヤシ | 2016- |
ユニフォームサプライの遍歴
- 2011年 - 現在 : GAViC
歴代ユニフォームスポンサー年表
年度 | 胸 | 背中上部 | 背中下部 | 袖 | パンツ | サプライヤー |
2011 | - | - | 解禁前 | - | - | GAViC |
2012 | ||||||
2013 | テクノプロジェクト | |||||
2014 | スポーツ健康都市まつえ | 秘密結社 鷹の爪 | ||||
2015 | さんさんクラブ 山陰中央新報社 |
TOYO SOLAR 東洋ソーラー株式会社 | ||||
2016 | 山陰中央新報 | - | 島根電工株式会社 | ナカバヤシ | ||
2017 | 島根電工 | 山陰中央新報 |
下部組織
- 松江シティフットボールクラブデルソーレU-15
関連項目
- Jリーグ加盟を目指すクラブ
- 松江シティRagazza - 兄妹チーム。中国女子サッカーリーグに所属。
脚注
- ^ 通称 S-Pitch。人工芝のフィールドや陸上トラックの他、フットサルコートなどを持つ。照明設備も有し、夜間の試合開催にも対応する。
- ^ 「ヴォラドール」とはスペイン語で「トビウオ」(voladore) の意。現在も松江市や周辺区域で実施される少年向けサッカー教室に名前を残している。
- ^ クラブの公式サイトによれば、2010年までの歴史は記載されておらず、エンブレムの創設年表記からも明らかなように翌2011年から創設した新しいクラブ、という体裁をとっている。歴史 - 松江シティFC公式サイト
- ^ 2012年シーズン監督、コーチ決定のお知らせ 松江シティFC公式サイトニュースリリース 2012年2月1日付
- ^ 松江シティFCがNPO 島根 読売新聞 2012年3月4日付
- ^ 松江からJリーグ目指す 市民に支援募る 島根 朝日新聞デジタル 2012年3月3日付
- ^ 監督解任のお知らせ - 松江シティフットボールクラブ
- ^ 最終節では、リーグでこれまで1度も勝ったことのなかったデッツォーラ島根に勝利した。
- ^ 片山 博義監督 来季の契約について - 松江シティフットボールクラブ
- ^ 田中 孝司氏 監督就任のお知らせ - 松江シティフットボールクラブ
- ^ ホームゲーム有料入場実施のご案内 - 松江シティフットボールクラブ
- ^ 松江シティFC株式会社設立 J参入へ経営基盤強化(2017年4月21日) - 山陰中央新報
- ^ この間、時期は不詳ながら「松江RM友の会」を名乗った時期もある。
- ^ 松江シティフットボールクラブ - 選手&スタッフ紹介
- ^ "田中 孝司氏 監督就任のお知らせ" (Press release). 松江シティFC. 29 December 2015. 2015年12月29日閲覧。
- ^ 2015年は『さんさんクラブ山陰中央新報社』、2016年は『山陰中央新報』で掲出
- ^ 松江シティフットボールクラブ - ニュース|プレスリリース|松江シティ FC と U-15 チーム提携について
外部リンク
- 松江シティフットボールクラブ公式サイト
- FC神楽しまね (@matsuecityfc) - X(旧Twitter)
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