三里塚のイカロス
三里塚のイカロス THE FALL OF ICARUS: NARITA STORIES | |
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監督 | 代島治彦 |
製作 | 三里塚のイカロス製作委員会 |
音楽 | 大友良英 |
配給 | ムヴィオラ、スコブル工房 |
公開 |
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上映時間 | 138分 |
製作国 |
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言語 | 日本語(英語字幕付き) |
前作 | 三里塚に生きる |
『三里塚のイカロス』(さんりづかのいかろす)は、2017年の日本のドキュメンタリー映画。
概要
三里塚闘争(成田空港問題)を題材としたドキュメンタリー映画。『三里塚に生きる』の続編。前作では成田空港反対派の地元農民を中心に描かれていたのに対し、今作では元革共同、元ML派、元第四インターなどの、新左翼の支援者・活動家・支援妻を中心に描く。また、元空港公団職員で農家の用地買収を担当していた「0期生」と呼ばれた人物も登場する。
本作を制作するため、クラウドファンディングを利用して制作資金を集めた[1]。
2017年(平成29年)9月9日から9月17日まで、渋谷区のシアター・イメージフォーラムで、英語字幕付きで公開された。また、公開記念および小川紳介没後25周年として「小川プロダクション・三里塚とあの時代 1967-1973」も、アテネ・フランセ文化センターと武蔵大学提供の16ミリフィルムで再上映された。その後は『三里塚に生きる』の再上映を実施している。
第18回チョンジュ国際映画祭の招待作品に選ばれた。
なお、主要登場人物の1人である元活動家岸宏一(中核派元代表、2007年(平成19年)に中核派から除名)は、映画撮影後の2017年(平成29年)3月26日に、谷川岳への雪山スキー中に遭難しており、捜索の結果、持ち物のリュックが見つかったが、身体が見つかっていない[2][3]。岸が三里塚闘争の責任者(1981年 - 2006年)だった期間中、中核派は成田空港問題を巡り、10.20成田現地闘争のほか、東鉄工業作業員宿舎放火殺人事件、千葉県収用委員会会長襲撃事件、日本飛行機専務宅放火殺人事件、仲間同士の内ゲバなどのテロリズムを起こしたが[3]、劇中の岩屋鉄塔のシーンでは「あれは間違っていた。過ちだった」と、生前に三里塚闘争の失敗を認め、事実上最期の遺言となり、活動を総括している。
スタッフ
脚注
- ^ “傑作『三里塚に生きる』につづく戦後ニッポン黙示録の第二章、『三里塚のイカロス』製作費をご支援ください。”. 2017年4月30日閲覧。
- ^ “「三里塚のイカロス」完成 成田反対運動その後描く 元現地闘争活動家の「遺言」 /東京”. 毎日新聞. (2017年6月20日) 2017年9月17日閲覧。
- ^ a b 渡辺浩 (2017年6月23日). “【ニュースの深層】 中核派元幹部、雪山で不明3カ月 10年前に除名…「完全打倒」予告されていた”. 産経新聞 2017年9月19日閲覧。
- ^ “スタッフ”. 2017年9月17日閲覧。