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上野さんは不器用

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上野さんは不器用
ジャンル 青年漫画ラブコメディ
漫画
作者 tugeneko
出版社 白泉社
掲載誌 ヤングアニマル
レーベル ヤングアニマルコミックス
発表号 2015年5号 - 連載中
巻数 既刊3巻(2017年10月27日現在)
テンプレート - ノート
プロジェクト 漫画
ポータル 漫画

上野さんは不器用』(うえのさんはぶきよう)は、tugenekoによる日本漫画。日本の漫画雑誌『ヤングアニマル』(白泉社)にて、当初は2015年5号から8号に短期集中連載の単発読み切りとして掲載。その後、同年18号より同誌に復帰し、連載中[1]。作者独特のポップな絵柄で「さわやかなエロ」が描かれている[1]

ストーリー

基本的に一話完結型のギャグ漫画であり、とある中学校理科室が主な舞台。科学部の部長の上野が意中の後輩である田中に想いを告げるために、彼女自らの発明品を駆使して遠回しに不器用な告白を試みて失敗に終わる、というのが毎回の基本的なプロットである。

上野の遠回しな「告白」は、ろ過した自分の尿を田中に飲ませようとしたり、自ら着用している発電スパッツを田中にまさぐらせようとしたりと、奇抜な作戦で田中を恋の罠に陥れようというものばかりである。しかし、上野の想定を毎回斜め上に超えてくる田中のデリカシーのないリアクションに、上野は翻弄される。

登場人物

上野(うえの)
中学3年生の女子生徒。中学生とは思えないレベルの発明品を創り出す天才。普段は強気な態度だが、ひそかに想いをよせる田中に直接気持ちを伝えられず、発明品を駆使した不器用な告白に毎回挑戦する。田中に対して、自分の尿(濾過済み)を飲ませる、ノーパンスカートたくし上げる[2]など、特殊な性癖をうかがわせる強気とも弱気ともとれる告白を行う。
田中(たなか)
中学2年生の男子生徒。気は優しいが天然ボケの激しい性格。その性格ゆえ、思春期の中二男子なら必ず戸惑うような上野の「告白」にもまったく動じず、上野のあの手この手の恋の策略を田中は(意図せずに)次々と破綻させていく。
山下(やました)
中学1年生の女子生徒。理科室では大抵読書している。上野の田中への気持ちを知っており、上野の「告白作戦」にいつも協力している。基本的に物静かだが、デリカシーのない田中の言動にときどきキレることがある。
ダッシュたん
上野が発明した瞬間脱臭装置なのだが、自走式のロボットでもあり、ときおり理科室内を徘徊している。
ウエノ13号
上野が発明した自身を模したガイノイド。元は介護用のロボットであり、周囲の細かいところに気が回る。
タモン
上野の穿いていた黒タイツに発明品“サモンスタット”を使って召喚した生命(のような者)。同作者の彼とカレット。などに登場する四角いイヌ「びしゃもん」の姿をしており、配色が黒になっている。人間の老廃物をエネルギー源にして活動するため、上野の脚にすりよったり、着用済みの衣服を漁って持ち去ったりする。
北長(きたなが)
上野の同級生の女子生徒。水泳部の部長。セクシーゾーンを視覚的に護る上野の発明品を信頼しているのか、単にそういうことに頓着してないのか、いきなりスクール水着を脱ぎだして全裸になる度胸の持ち主。
西原(にしはら)
上野の同級生の女子生徒。陸上部の部長。超人的な身体能力を有しており新陳代謝が激しく、嬉ションと見間違われるほど(当人談)のをかく。上野の発明によって吸収・再回収・濾過した自身の汗を田中に飲ませようと勧める大胆な性格の持ち主。
田中みずな
田中の双子であり、よもぎの。山下と同じ1年2組の女子生徒。直接顔をあわせるまで、上野は田中の妹たちの存在は一切認知していなかった。
田中よもぎ
田中の妹。同じく双子のみずなの妹。1年6組の女子生徒。体格や髪形などがみずなと異なるため、山下には双子だとは思われていなかった。

書誌情報

脚注

  1. ^ a b 虚構新聞・社主UK (2016年10月23日). “あくまで実験だから私の尿を飲んで! 恋愛ベタな中学生が明るいエロスを発揮するラブコメ「上野さんは不器用」”. ITmedia. 2016年10月24日閲覧。
  2. ^ ただし、スカートの中が見えないよう発明品で対策済み

外部リンク