辻瑆

辻 瑆（つじ ひかる、1923年1月23日 - ）は、ドイツ文学者、東京大学教養学部名誉教授。

藝術院会員の画家・辻永の次男として東京に生まれる。フランス文学者の辻昶は兄。成城高等学校（旧制）卒、1947年東京帝国大学独文科卒。1954年東大教養学部助教授、のち教授、1984年定年退官、放送大学教授。

著書

• 『ドイツ文學』通信教育大学講座, 1966
• 『ドイツ語 3』放送大学教育振興会 1989

編著・共著

• 『カフカの世界 荒地出版社, 1971
• 『ドイツ語 2-A』グンヒルト・ニゲシュティヒ共編著 旺文社(ラジオ大学講座) 1983
• 『ドイツの旅』Magda Ferenbach,Barbara Noonan共著 朝日出版社 1984
• 『ドイツ語1 その1』中山純共著 放送大学教育振興会, 1985
• 『文学の東西』芳賀徹共編 放送大学教育振興会, 1988
• 『ドイツ語 2』中山純 放送大学教育振興会, 1989
• 『ドイツの言語文化』1-2 三島憲一共編著 放送大学教育振興会, 1990
• 『ドイツ語 4』ニゲシュティヒ共編著 放送大学教育振興会, 1991

翻訳

• ツヴァイク『哀愁のモンテ・カルロ 女の二十四時間』角川文庫 1953
• ゲオルク・ジンメル『恋愛論』高橋義孝共訳 玄海出版社, 1953
• マックス・ブロート『フランツ・カフカ』斎尾鴻一郎共訳 みすず書房 1955
• C.W.ツェーラム『狭い谷,黒い山 ヒッタイト帝国の秘密』みすず書房, 1959
• 『スピリ少年少女文学全集 9 学校に行くコルネリ』白水社 1961
• エーゴン・アイス『世界城塞物語』内垣啓一共訳 河出書房新社 1962
• ツヴァイク『歴史の決定的瞬間』白水社, 1964
• カフカ『世界の文学 第39 城,変身,流刑地にて,判決』中央公論社 1966
• カフカ『審判』岩波文庫 1966
• 『ハイネ詩集』三笠書房(世界の名詩集) 1967
• カフカ『実存と人生』白水社, 1970
• マックス・ブロート『フランツ・カフカ』林部圭一,坂本明美共訳 みすず書房, 1972
• ヘッセ『青春彷徨・車輪の下・春の嵐・デーミアン』山下肇,吉田正己共訳 筑摩書房 1977
• カール・R・ポパー,コンラート・ローレンツ、クロイツァー編『未来は開かれている アルテンベルク対談・ポパー=シンポジウム(ウィーン)記録』思索社 1986