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伯楽(はくらく紀元前680年‐紀元前610年)とは古代中国、春秋時代の郜国(山東省)の人で姓は「孫」、名は「陽」と言われる。
秦の穆公に仕え、馬の育成に功労があったため星宿の一つで天馬の神仙「伯楽」から「伯楽将軍」の名を与えられた。著書に「伯楽相馬経」がある。
駿馬か否かを見る目があった。調教の技術に優れていた。獣医としての能力もあった。などと『韓非子』などに逸話が残る。韓愈の「世有伯樂,然後有千里馬(世に伯楽あり、しかる後に千里の馬あり)」の言葉から、現在では、「名伯楽」とスポーツなどで後進の育成に優れた指導者のたとえに使われる。
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