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ウィリー・タベラス

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ウィリー・タベラス
Willy Taveras
モンクローバ・スティーラーズ #1
コロラド・ロッキーズ時代
(2008年4月16日)
基本情報
国籍 ドミニカ共和国の旗 ドミニカ共和国
出身地 エルマーナス・ミラバル州テナレス
生年月日 (1981-12-25) 1981年12月25日(42歳)
身長
体重
6' 0" =約182.9 cm
160 lb =約72.6 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 中堅手
プロ入り 1999年 アマチュア・フリーエージェントとしてクリーブランド・インディアンスと契約
初出場 2004年9月6日 シンシナティ・レッズ
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)
国際大会
代表チーム ドミニカ共和国の旗 ドミニカ共和国代表
WBC 2006年2009年

ウィリー・タベラスWilly Taveras , 1981年12月25日 - )は、ドミニカ共和国エルマーナス・ミラバル州テナレス出身のプロ野球選手(中堅手)。右投右打。現在はメキシカンリーグモンクローバ・スティーラーズに所属している。

経歴

プロ入りとインディアンス傘下時代

1999年5月27日クリーブランド・インディアンスに入団した。

アストロズ時代

2003年12月15日ルール・ファイブ・ドラフトヒューストン・アストロズへ移籍した[1]

2004年9月6日シンシナティ・レッズ戦でメジャーデビュー。ほとんどが代走による出場だった。

2005年はこの年の最多内野安打(71)・最多バント安打(31)・最多単打(152)を放ち、資格を残していた新人部門でも最多得点(82)と最多安打(172)を記録した。またナショナルリーグ6位となる34盗塁、打率も.291と結果を残した。タベラスは前年限りでニューヨーク・メッツへ移籍したカルロス・ベルトランに代わる中堅手としての役割を果たし、プレイヤー選出のナショナルリーグ新人王に選ばれ、記者投票の新人王はライアン・ハワードに次ぐ2位だった[2]

2006年開幕前の3月に第1回WBCドミニカ共和国代表に選出された[3]

シーズンでは打率.278とやや低調に終わったがこの年も最多バント安打(21)とリーグ10位の33盗塁を記録した。またジェフ・ケントが2004年に記録した25試合連続安打を上回る30試合連続安打を放ち、球団新記録となった[4]

ロッキーズ時代

2006年12月12日ジェイソン・ジェニングスミゲル・アセンシオトレードで、テイラー・バックホルツジェイソン・ハーシュと共にコロラド・ロッキーズへ移籍[5]

2007年松井稼頭央と1・2番コンビを結成。打率、出塁率、長打率は自己最高となり三振も自己最少に抑えた。バント安打38本は1992年ブレット・バトラーが記録した40本に次ぐもので[6]、両リーグ2位で19本のフアン・ピエールよりも2倍も多く放ち、成功率は64.4%だった[7]。打率は.320と初めて3割に乗せたが、終盤に故障し97試合の出場にとどまり、ポストシーズン途中で復帰を果たすものの精彩を欠いた。それでも、チーム最多となる33盗塁を決めるなど、ワールドシリーズ進出に貢献。

2008年は打率・251、出塁率・308と低調だったものの、68盗塁をマークして盗塁王に輝いた。しかし、若手育成を優先するチームの意向で新たな契約を打診されず戦力外となり、12月12日ノンテンダーFAとなった[8]

レッズ時代

2008年12月27日に2年総額625万ドルでシンシナティ・レッズと契約[9]

2009年開幕前の3月に第2回WBCのドミニカ共和国代表に選出された[10]

シーズンでは盗塁数が2005年以降では最低の25に終わり、打撃成績も振るわなかった。

ナショナルズ時代

2010年2月1日にトレードでオークランド・アスレチックスへ移籍した[11]が、同日にDFAとなり、2月9日に放出された[12]。3月21日にワシントン・ナショナルズとマイナー契約を結んだ。27試合に出場して1盗塁と、自慢の快足が鳴りを潜めた。5月21日に解雇される。

フィリーズ傘下時代

2010年6月3日フィラデルフィア・フィリーズとマイナー契約を結んだ[13]。AAA級リーハイバレー・アイアンピッグスで23試合に出場したが、6月29日に放出された。

ブレーブス傘下時代

2010年7月4日アトランタ・ブレーブスとマイナー契約を結んだ。AAA級グウィネット・ブレーブスで17試合に出場したが、8月2日に放出された。

レンジャーズ傘下時代

2010年8月15日テキサス・レンジャーズとマイナー契約を結んだ。AAA級オクラホマシティ・レッドホークスで23試合に出場した。11月6日にFAとなった。

ロッキーズ復帰

2011年1月24日にロッキーズとマイナー契約を結び、2月8日に球団が発表した[14]。AAA級コロラドスプリングス・スカイソックスで97試合に出場し、10本塁打44打点13盗塁、打率.302だった。11月2日にFAとなった。

ロッキーズ退団後

2012年12月11日カンザスシティ・ロイヤルズとマイナー契約を結んだ[15]

2013年はAAA級オマハ・ストームチェイサーズでプレーしていたが、7月25日に解雇された。

2014年メキシカン・リーグプエブラ・パロッツに所属。

2015年も当初はプエブラ・パロッツに所属していた。5月15日に独立リーグ・アトランティックリーグシュガーランド・スキーターズと契約。

2016年は4月11日にプエブラ・パロッツと契約。

詳細情報

年度別打撃成績

















































O
P
S
2004 HOU 10 2 1 2 0 0 0 0 0 0 1 0 1 0 0 0 0 1 0 .000 .000 .000 .000
2005 152 635 592 82 172 13 4 3 202 29 34 11 7 4 25 1 7 103 4 .291 .325 .341 .666
2006 149 587 529 83 147 19 5 1 179 30 33 9 11 2 34 0 11 88 6 .278 .333 .338 .671
2007 COL 97 408 372 64 119 13 2 2 142 24 33 9 7 1 21 0 7 55 1 .320 .367 .382 .749
2008 133 538 479 64 120 15 2 1 142 26 68 7 15 3 36 0 5 79 4 .251 .308 .296 .604
2009 CIN 102 437 404 56 97 11 2 1 115 15 25 6 11 2 18 0 2 58 2 .240 .275 .285 .559
2010 WSH 27 37 35 7 7 0 1 0 9 4 1 2 0 0 2 0 0 6 0 .200 .243 .257 .500
MLB:7年 670 2644 2412 358 662 71 16 8 789 128 195 44 52 12 136 1 32 390 17 .274 .320 .327 .647
  • 2016年度シーズン終了時
  • 各年度の太字はリーグ最高

代表歴

脚注

  1. ^ Willy Taveras Transactions” (英語). Baseball-Reference.com. 2008年8月16日閲覧。
  2. ^ Baseball Awards Voting for 2005” (英語). Baseball-Reference.com. 2008年8月16日閲覧。
  3. ^ 2006 Tournament Roster The official site of World Baseball Classic (英語) 2016年3月7日閲覧 [リンク切れ]
  4. ^ 「各球団マンスリー・リポート ヒューストン・アストロズ」『月刊メジャー・リーグ』2006年10月号、ベースボールマガジン社、2006年、雑誌 08625-10、42頁。
  5. ^ Rockies acquire CF Willy Taveras, RHPs Taylor Buchholz and Jason Hirsh from Houston in exchange for RHPs Jason Jennings and Miguel Asencio”. MLB.com Rockies Press Release (2006年12月12日). 2014年1月17日閲覧。
  6. ^ Schrodinger's Bat” (英語). Baseball Prospectus. 2008年8月16日閲覧。
  7. ^ Major League Leaderboards 2007 Batters Batted Ball Statistics” (英語). FanGraphs Baseball. 2008年8月16日閲覧。
  8. ^ Rockies non-tender Willy Taveras”. MLB.com Rockies Press Release (2008年12月12日). 2014年1月17日閲覧。
  9. ^ Reds sign Willy Taveras”. MLB.com Reds Press Release (2008年12月27日). 2014年1月17日閲覧。
  10. ^ 2009 Tournament Roster The official site of World Baseball Classic (英語) 2016年3月7日閲覧 [リンク切れ]
  11. ^ A's announce trade, free agent signing and waiver claim”. MLB.com Athletics Press Release (2010年2月1日). 2014年1月17日閲覧。
  12. ^ A's release OF Willy Taveras”. MLB.com Athletics Press Release (2010年2月9日). 2014年1月17日閲覧。
  13. ^ Phillies, Taveras agree to Minor League contract; Wise opts out of contract”. MLB.com Phillies Press Release (2010年6月3日). 2014年1月17日閲覧。
  14. ^ Rockies announce non-roster players for 2011 Spring Training”. MLB.com Rockies Press Release (2011年2月8日). 2014年1月17日閲覧。
  15. ^ Royals sign three players to Minor League contracts for 2013”. MLB.com Royals Press Release (2012年12月11日). 2014年1月17日閲覧。

関連項目

外部リンク