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八幡市民会館

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八幡市民会館
Yahata Citizen Hall
八幡市民会館
八幡市民会館
情報
正式名称 八幡市民会館
完成 1958年10月
収容人員 1,454人
客席数 1,454席
1階 922席、2階 176席、3階 356席
延床面積 5,519.49m²
設備 反響板、オーケストラピット 他
用途 コンサート演劇
運営 共同企業体グループA2K(指定管理者
所在地 福岡県北九州市八幡東区尾倉2丁目6番5号
アクセス 八幡駅より徒歩7分
外部リンク http://www.g-a2k.com/yahata/
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八幡市民会館(やはたしみんかいかん)は、福岡県北九州市八幡東区にある多目的ホールや美術展示室などからなる複合文化施設である。

施設概要

1958年昭和33年)10月八幡市(現・北九州市)の市制施行40周年を記念し、文化活動の中核施設として、村野藤吾の設計により建設された。1960年昭和35年)第1回BCS賞受賞。2016年3月31日に閉館した。

ホールはコンサート・舞踊・式典・講演会等の様々な目的で利用されるなど市民の文化活動等の場として利用されていた。他に美術展示室、工芸教室、染色教室を備えていた。なお会館当初、美術展示室は「八幡美術工芸館」として美術館としての機能を担っていた。

また自主事業として、邦楽邦舞の祭典「八幡市民会館まつり」を毎年3月中旬に開催していた。

構造

  • 構造 - 市民会館:S造RC造、美術展示室:RC造、地上4階・地下1階
  • 敷地面積 - 9,810m2
  • 延床面積 - 5,519.49m2

館内設備

  • 大ホール - 3階層
  • 美術展示室
  • 工芸教室
  • 染色教室

周辺施設

存廃問題

  • 2014年3月31日に病院の新築に伴い、耐震基準を満たさないとして[1]、2016年3月31日に閉館[2]。しかし市民から存続を願うためシンポジウム[3]・署名活動[4]・「リノベーションアイデア大募集」[5]などを行っている。
  • 2015年に国際学術組織「DOCOMOMO JAPAN」により2014年度の「DOCOMOMO JAPAN選定 日本におけるモダン・ムーブメントの建築」の10件の一つに選定された[6]
  • 地元企業などで構成するまちづくり団体「八幡市民会館リボーン委員会」(山本雄造委員長)が2016年6月、「現代美術館」としてリノベーションする提案を北九州市に行った。美術館の仮称は「北九州現代美術センター」としている。リボーン委員会には、建築家で大阪市立大教授の宮本佳明や、建築批評家で東北大学教授の五十嵐太郎、京都工芸繊維大学助教で、村野藤吾の研究で知られる笠原一人ら、建築の専門家も多く参加している[7]

アクセス

関連項目

脚注

  1. ^ ようこそゲストさん(2014年3月31日)
  2. ^ 八幡市民会館
  3. ^ 早稲田大学創造理工学部建築学科・市民公開シンポジウム
  4. ^ 黒崎合同法律事務所
  5. ^ 八幡市民会館「リノベーションアイデア大募集」
  6. ^ DOCOMOMO JAPAN(2015年6月15日)
  7. ^ 解体?保存? 戦後民主主義の象徴・村野藤吾の名作「八幡市民会館」に危機

外部リンク