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リバーウォーク北九州

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リバーウォーク北九州
RIVERWALK KITAKYUSHU
リバーウォーク北九州
店舗概要
所在地 802-0972
福岡県北九州市小倉北区室町1丁目1番地1号40番
座標 北緯33度53分8.9秒 東経130度52分31.7秒 / 北緯33.885806度 東経130.875472度 / 33.885806; 130.875472 (リバーウォーク北九州)座標: 北緯33度53分8.9秒 東経130度52分31.7秒 / 北緯33.885806度 東経130.875472度 / 33.885806; 130.875472 (リバーウォーク北九州)
開業日 2003年平成15年)4月19日
施設所有者 北九州紫川開発株式会社
ラオックス株式会社
福岡地所株式会社[1]
敷地面積 約24,600 m²
延床面積 約178,000 m²
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小倉城側から見たリバーウォーク北九州
八坂神社側から見たリバーウォーク北九州
ゼンリン・朝日新聞が入居する業務棟
大学棟(西日本工業大学西部ガスショールームが入居)

リバーウォーク北九州(リバーウォークきたきゅうしゅう)は、福岡県北九州市小倉北区にある大型複合商業施設である。2003年平成15年)4月19日オープン。

概要

北九州市ルネッサンス構想の事業の一つである、紫川マイタウンマイリバー整備事業と連動して行なわれた室町一丁目地区第一種市街地再開発事業による複合施設である。周辺には小倉城紫川などがある。

かつてこの場所には百貨店の小倉玉屋ダイエー小倉店(同社の九州一号店)、小倉北区役所(1954年竣工、旧小倉市役所庁舎)などがあった。小倉玉屋は当初再入居の予定であったが小倉駅前の小倉そごうビルに移転[2]、ダイエーは食品スーパー業態のグルメシティリバーウォーク店として地下1階に新たにオープンした(2012年6月30日に閉店)。グルメシティ閉店後も店舗部分の権利床を保有し、SAKODAホームファニシングスに賃貸していたが同店は2017年8月に閉店、その後2017年12月ラオックスと売買契約を締結し[3]、売却した。

第一期事業としてジョン・ジャーディのデザインにより、サービス・商業ゾーン(ショッピングセンターデコシティ、シネマコンプレックス)、各種文化的イベントを実施できる文化施設(北九州芸術劇場北九州市立美術館分館)、放送局や朝日新聞社を併設した情報発信ゾーンからなる地下2階地上15階の複合ビルとして完成した。第二期事業としてマイケル・グレイヴスのデザインによる西日本工業大学デザイン学部等の入居する大学棟(地下1階地上11階)と、レクサス販売店・レクサス小倉(地上4階)がオープンした。

各ゾーンが独立した建物群の集合体のような外観になっており、それぞれの建物に用いられている色は、日本の伝統的色彩美の融合を表し、「茶色」は大地、「黒」は日本瓦、「白」は漆喰壁、「赤」は、「黄色」は収穫前の稲穂を表現[4]したものである。

リバーウォーク南側に小倉城が隣接していることを意識した設計になっており、リバーウォーク内には南側に向かって外が見える場所が数ヶ所ある。施設内通路や展望デッキ・1階外側のオープンテラス等から小倉城を見ることができる。ただ、小倉城のすぐそばに「さまざまな色彩の建築物」を建てたことにより、小倉城を南側から見たときに背景にリバーウォークの赤や黄色の建物がすぐ後ろに見え、それらは小倉城と対照的な色彩となってしまっている、という一面もある。

主要施設・テナント

キャナルシティ博多マリノアシティ福岡などの管理運営実績のある福岡地所(旧エフ・ジェイ都市開発)が商業施設の運営・企画・管理を行っている。ただし、文化施設、放送局、新聞社などはそれぞれ独自に運営されている。

商業・飲食施設

文化・娯楽施設

マスメディア

NHKの真下で、RKBが『今日感テレビ』の中継を行ったことがある。FBSもNHK下ではなく、西側の噴水広場を利用することが多かった。また西側にある西日本工業大学とは『24時間テレビ』などで連携することがある。この両社は親会社の新聞社と同じ建物に北九州支社を入居させており、KBCもリバーウォーク開業を機に小倉駅前の京阪神興業小倉ビルディングから朝日新聞の一角に支社を移転させた。

一般企業・その他

かつて存在したテナント

  • グルメシティ(地下1階、旧ダイエー小倉店より移行、店番号は0711
    • 2012年6月30日閉店。グルメシティおよび下記店舗は、旧店舗相当分の地権者として全床権利をダイエーが有していたため、グルメシティと同時に閉店した[6]
    • ダイソー(地下1階)
    • フードパオ(飲食店・スイーツショップ、地下1階)
    • 小倉五つ星らーめん街など。閉鎖後は地上階の一部飲食店などと統合の上、4階に新たなフードコート「タベリバガーデン」が開業、一部テナントが移行[7]
  • SAKODAホームファニシングス(地下1階、グルメシティ跡に2012年10月26日にオープン、2017年8月31日閉店)[7]
  • スポーツオーソリティ(3階)
  • ゼンリン本社(業務棟12・13階)
    2014年に戸畑区に移転。登記上本店はそのまま。

会員カード

リバーウォーク北九州では、会員カードとして「f-JOYカード(旧・デコクラブカード)」を発行しており、100円の利用(対象外テナント有)で1ポイントが貯まり、500ポイントで500円のお買物券と交換というシステムとなっている。入会費・年会費無料、期限は最終利用日から1年間有効となっている。従来発行された「デコクラブカード」も、有効期限内であれば引き続き利用が可能。また、この「f-JOYカード」は、「キャナルシティ博多」、「マリノアシティ福岡」、「木の葉モール橋本」の3施設との共通ポイントカードとなっている。また、別途特典の付いたクレジット機能付きのf-JOY VISAカード(九州カード発行)も発行している。

交通

バス

リバーウォークは、ほぼ東西方向に広がっている施設であるため、どのテナントを利用するかによって最寄りバス停が変わる。公式サイトでは以下の2停留所を最寄りとして案内している。

西鉄バス北九州「室町・リバーウォーク」バス停
エリア東側。東行きバス停には西鉄バスの他、北九州市営バスの小倉駅経由若松・折尾方面のバスが停車する(逆方向は付近を通過しない)。かつてはサンデン交通宇部中央行き高速バスも発着していた。
西鉄バス北九州「西小倉駅前」バス停
エリア西側。主に二期事業でオープンした大学・西部ガスショールーム方面はここが近い。

鉄道

リバーウォーク開業を機に、これまで普通しか止まらなかった鹿児島本線の快速も止まるようになった。

脚注

  1. ^ 北九州市広報第1430号 - 2012年7月17日閲覧
  2. ^ その後閉店し、小倉伊勢丹を経て現在旧そごうビルはコレット井筒屋)となっている。
  3. ^ ラオックス 北九州・小倉出店 ダイエー床取得、リバーウォークに年明け 2017年12月21日 毎日新聞2018年2月25日閲覧
  4. ^ 北九州芸術劇場施設概要
  5. ^ 福岡)ラオックス リバーウォーク北九州でプレオープン 2018年1月29日 朝日新聞デジタル2018年2月25日閲覧
  6. ^ リバーウォーク北九州、ダイエー・グルメシティ撤退(読売新聞) - 2011年12月24日閲覧
  7. ^ a b "リバーウォーク北九州 2012年リニューアル計画" (PDF) (Press release). 福岡地所. 28 May 2012. 2012年6月17日閲覧

関連項目

外部リンク