サッカー
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サッカー(蹴球:しゅうきゅう)は、11人対11人でひとつの球形のボールを使い、敵チームのゴールにボールを入れるために競う団体球技である。イングランドをはじめ、フットボールと言えばサッカーのことを指す国、地域も多い。
サッカーの現状
ボール以外に特に重要な道具を必要とせず、ルールも単純なため、中南米やヨーロッパを中心に世界中のあらゆる地域でプレーされている。そのため、純粋な数は計りかねるが、選手人口および国際的な人気は間違いなく1番である。「FIFAワールドカップ™」は世界最大のスポーツイベントとして、参加国(正確には地域)数、スタジアムやTVでの観戦者数などで、オリンピックを凌駕する。
サッカーの歴史
元々はイギリスの農村で流行っていたスポーツで、村同士で1つのボールを互いの村まで運んでいくものだった、とするのが定説。当時はルール無用だったので負傷者もたくさん出た。それを産業革命時にオックスフォード大学やケンブリッジ大学の学生たちがフットボールのルールブックを世界で初めて作り、現在のスポーツとして出来上がった。創生期に行われたフットボール(ルール等詳細不明)の試合の中である選手がボールを持ったまま突き進んでゴールしたと言うエピーソードがあり、ラグビーも生まれることになったという説もある。また、サッカーという名前は、1904年のFIFA創立の際に作った造語で、Association Footballからきていると言われている。15世紀イタリアでもサッカーとラグビーの間の子の様なスポーツが存在した。イタリア人はフランス人と同じく自らが発祥の地だと信じて疑っていない様である。
サッカーと文化
- サッカーと文化を参照せよ。
用語・ルール等
- 試合時間:
- 一般男子 前後半45分の計90分
- 高校生男子 前後半30分~40分の計60分~80分など(日本におけるローカル・ルール)。
- 年齢、性別、季節や大会の規模によりかなり異なる。
- 途中の選手交代や反則による中断時間を審判が独自に計測し、その分の余剰時間(ロスタイム)を付ける。
- 時間内に決着がつかなければ次のように取り扱われる。
- 引き分け:各国リーグではそのまま引き分けにする場合が多い。
- 延長戦:主に国際トーナメント戦で行われる。Vゴール参照のこと。
- PK戦:どうしても勝負をつけなければならない試合で行われる。延長戦後に行われる事もある。
- 出場人数:
- ゴールキーパーを入れて11人
- 交代は3人まで。
- 大会、リーグにより異なる。
ルールに関する用語
- イエローカード:警告
- レッドカード:退場
- フリーキック:リンク参照
- ゴールライン:ゴール後方に引かれたライン。ボールがこのラインからフィールドの外に出たとき、最後に触れた選手が攻撃側の場合はゴールキック、守備側の場合はコーナーキックになる。
- コーナーキック:ゴールラインを割ったときに最後に触れた選手が守備側だった場合、フィールドの角を示すコーナーポストの位置から相手に邪魔されない形でキックすることができる。この時、直接ゴールを狙っても良い。
- タッチライン:フィールドの側方に引かれたライン。ボールがこのラインからフィールドの外に出たとき、最後に触れた選手の相手方のチームにスローインが与えられる。
- センターサークル:ゲームの開始時 (キックオフ) 、また、得点が入ったとき、ここの中心 (センターマーク) からプレイが始められる。相手側の選手がこのエリアにいるときは、キックオフすることができない。
- ペナルティエリア:このエリア内では、守備側のゴールキーパーがボールを手で扱える。また、守備側が直接フリーキックにあたる反則をした場合には、攻撃側にペナルティキック (PK) が与えられる。
- オフサイド:相手側ゴールラインより前に相手側の選手が2人以下の時に、その選手の前でボールを受けること。または、ボールに関与する動きをすること。
ポジション
大きく分けて次の4つのポジションがある。(細かい分類はリンクへ)
- ゴールキーパー (GK):ゴールを守る選手。唯一ペナルティエリア内で手でボールを扱うことができる。
- ディフェンダー (DF):主に後方で守備を行う選手。DFの攻撃参加をオーバーラップという。
- ミッドフィールダー (MF):主に中盤で守備と攻撃とをつなぐ選手。
- フォワード (FW): 主に前線で攻撃を行う選手。
その他(選手・プレイに関するもの)
- パサー(パッサー): パスを出す選手。「自分からパサーの視野に入れ!」「××高校に凄いパッサーがいるぜ!」
※転じて「上手にパスを出す選手」を指すこともある。
- ファンタジスタ : リンク参照
- どフリー : ボールを受ける際、近くに敵がいないこと。
- イエローコレクター : イエローカードをよく出される選手。
- 削る : 厳密にはファウルだが、見逃される位のボディコンタクト。特にスパイクの裏ですね辺りを蹴ったり膝を入れたりすること。激しく足をはらいに行く行為などもこう呼ぶ。この場合はもちろんファウルとなる。
- 宇宙開発 : ゴール枠のはるか上にシュートを放ってしまう行為。「ロケット発射」・「フジヤマ(富士山)」と言われたりもする。
戦術等
その他
- フィールド : サッカーをする競技場のこと。
- フーリガン : 暴力的なサッカーファンのこと。
- サポーター : サッカーファン・応援する人々。
- スターシステム : 前日本代表監督のフィリップ・トルシエが、日本のマスメディアの若い有望選手を過剰に持ち上げて報道する体質を揶揄して述べた言葉。
- ダービーマッチ : 同一都市に本拠地を置くチーム同士の対戦の意。
用具
- シャツ
- パンツ
- ストッキング
- スパイク
- 脛当て(シンガード)
- グローブ(キーパー用)
団体
- 国際サッカー連盟 (FIFA)
- アジアサッカー連盟 (AFC)
- 日本サッカー協会 (JFA)
- 欧州サッカー連盟 (UEFA)
- アフリカサッカー連盟 (CAF)
- オセアニアサッカー連盟 (OFC)
- 北中米カリブ海サッカー連盟 (CONCACAF)
- 南米サッカー連盟 (CONMEBOL)
- アジアサッカー連盟 (AFC)
- 国際サッカー評議会(IFAB)
- 各国のプロサッカーリーグ
サッカーの大会
競技施設
競技選手
- サッカー選手一覧を参照。