サンライナー
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サンライナー | |
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![]() 117系電車で運転される「サンライナー」 | |
概要 | |
国 |
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種類 | 快速列車 |
現況 | 運行中 |
地域 | 岡山県、広島県 |
運行開始 | 1989年3月11日 |
運営者 |
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路線 | |
起点 | 岡山駅 |
終点 | 福山駅 |
営業距離 | 58.3 km (36.2 mi) (岡山 - 福山間) |
運行間隔 |
平日:下り10本上り9本 土休日:下り10本上り8本 |
使用路線 | JR西日本:山陽本線 |
車内サービス | |
クラス | 普通車 |
座席 | 自由席 |
技術 | |
車両 |
117系電車 (岡山電車区) |
軌間 | 1,067 mm |
電化 | 直流1,500 V |
最高速度 | 115 km/h |
サンライナーは、西日本旅客鉄道(JR西日本)が岡山駅 - 福山駅間を山陽本線経由で運行している快速列車である。
概要
1989年3月11日のダイヤ改正で、岡山駅 - 福山駅間で快速「SUNライナー」として運転を開始。1984年2月に同区間で快速の運転を終了して以来、およそ5年ぶりに快速が復活した[1]。のちに「サンライナー」に名称を変更し、主に朝ラッシュ後から30分間隔で運行されていたが、2009年3月14日のダイヤ改正で日中の運転がなくなり、ラッシュ時のみ運転されるようになった。
運行概況
2017年3月4日現在、岡山駅→福山駅間に10本、福山駅→岡山駅間に9本(うち1本は休日運休)が運転されており、岡山駅 - 福山駅をおよそ50分で結んでいる。
原則として下り列車は福山駅では上り6番のりばに到着するため、2009年3月14日のダイヤ改正以前は、尾道・三原方面へは同一ホームで乗換ができる笠岡駅で緩急接続していたが、2009年3月14日のダイヤ改正以降は、笠岡駅での緩急接続が一時なくなっていた。なお2017年3月4日現在、下りは一部が金光駅もしくは笠岡駅で、上りは一部が新倉敷駅もしくは倉敷駅で緩急接続している。以前は、福山駅下り3番のりばに到着後、備後赤坂駅まで回送して折り返していた。このため、上下とも福山駅で緩急接続していた。また過去には岡山駅で高松駅行きの快速「マリンライナー」に変更する列車(パノラマグリーン車連結の213系を使用)も存在していた。
土曜・休日の昼間の列車が、尾道駅・糸崎駅・三原駅のいずれかまで快速扱いで延長運転されたこともあったが、その際には松永駅にも停車した。また、三原駅行きは糸崎駅を通過するダイヤだったこともある。
上りのみ岡山駅以東、赤穂線に直通する列車があり、2012年10月現在は早朝の1本が西大寺駅まで、夜間の1本が播州赤穂駅まで直通運転している。播州赤穂駅・西大寺駅終着の列車は、快速「サンライナー」岡山行きとして運転され、岡山駅到着後に種別・行先を変更して運転されている。
2009年3月14日のダイヤ改正から三原駅行きが設定され、福山駅以西では各駅に停車していたが[2]、2017年3月4日のダイヤ改正で廃止された。
停車駅
岡山駅 - <北長瀬駅> - <庭瀬駅> - <中庄駅> - 倉敷駅 - 新倉敷駅 - (金光駅) - (鴨方駅) - (里庄駅) - 笠岡駅 - 〔東福山駅〕 - 福山駅
- ( )は一部の列車のみ停車。鴨方駅は朝の岡山行2本のみ、里庄駅は朝の岡山行1本のみ停車。
- 〔 〕は朝の岡山行1本のみ通過。
- < > は朝の岡山行1本のみ停車。
- 過去には夜間の列車で西阿知駅(下り)・大門駅(上り)に停車するものもあった。
- 中庄駅を最寄りとする倉敷マスカットスタジアムでプロ野球の試合が開催される時は、一部列車が同駅に臨時停車することが多い。
使用車両
原則117系4両編成で運転されているが、上り始発の2720Mは115系、2本目の2722Mは平日に限り117系8両編成で運転されている。117系4両編成の場合、一部列車を除いてワンマン運転を行っているが、停車駅が全て有人駅なので車内で料金収受は行っていない、いわゆる都市型ワンマン列車である。
現在運用されている117系は関西地区の新快速用の一部を短編成化・塗色変更のうえ転用したもので、それ以前は115系に専用ヘッドマークをつけて運転されていた。また、マリンライナー用(当時)でグリーン車組み込みの213系電車、103系電車、快速「チボリ号」の間合いの221系電車も一部列車に使用されたことがある。
2009年3月14日のダイヤ改正以前の水曜日でなおかつ保守工事による運休が発生した場合は、115系電車[3]が代わりに充当される列車が一部にあった。115系が充当される場合にはワンマン列車とならず車掌が乗務していた。また、三原行きの1便(2725M)においては213系が運用に就いていたことがあり[4]、この列車もワンマン運転非対応の3両編成が充当されるため車掌が乗務していた。
沿革
![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/5/5c/JR_West_115series_kuha115-161_Sun_Liner_okayama.jpg/200px-JR_West_115series_kuha115-161_Sun_Liner_okayama.jpg)
- 年月日不明:「SUNライナー」から「サンライナー」に名称を変更。
- 1992年(平成4年) - 117系電車が導入され、本数の増発を実施。
- 1997年(平成9年) - 倉敷チボリ公園開園により同園への観光アクセス列車として、姫路駅 - 福山駅間で臨時快速「チボリ号」を運行。
- 「チボリ号」は朝夕の「サンライナー」1往復を区間延長したもので、朝は姫路発、夕方は福山発で、姫路 - 岡山間は相生駅・和気駅・瀬戸駅に停車していた。
- 車両は221系電車(網干総合車両所)の場合と117系電車の場合があった。また、221系を使用する場合は、正面にヘッドマークを取り付けていたため、間合いで当該車両により運転された「サンライナー」も「チボリ号」となってしまう旨、当時の交通新聞社刊『ポケット時刻表』にただし書きされていた。
- 1999年(平成11年) - 大部分の列車がワンマン運転となる
- 2002年(平成14年) - 乗車率の低迷により、「チボリ号」の運行を終了。
- 2009年(平成21年)3月14日 - この日行われたダイヤ改正より、日中の運転が中止され、朝と夕方以降の運転となる。
- 2015年(平成27年)3月14日 - 笠岡始発だった朝の上り1本が福山始発に延長されるとともに、東福山駅が上り1本を除く全列車の停車駅に追加される[5]。
- 2018年(平成30年)3月17日 - 朝の岡山行1本が北長瀬駅、庭瀬駅、中庄駅に停車する[6]。
脚注
- ^ 復活前の快速は全列車が金光駅に停車していたが、「サンライナー」では一部列車のみ停車駅に格下げされた。
- ^ 実際はそれ以前から運転されており、停車する各駅では三原行として案内されていたが、市販の時刻表上では福山駅を境に別列車扱いとなっていた。
- ^ 基本的に岡山電車区の車両だが、初期には広島運転所の車両も夕方の下り1本に使用されていた。この列車は福山駅からは普通に種別を変更し、三原駅から呉線を経由して岩国駅まで運転されていた。1991年3月16日のダイヤ改正で三原止めとなったが、117系投入まで広島車が使われていた。
- ^ 交通新聞社 普通列車編成両数表Vol.24
- ^ 平成27年春ダイヤ改正について (PDF) - 西日本旅客鉄道岡山支社、2014年12月19日。2014年12月20日閲覧。
- ^ http://www.westjr.co.jp/press/article/items/171215_00_okayama.pdf 2018年春ダイヤ改正について] (PDF) - 西日本旅客鉄道岡山支社、2017年12月15日。2018年3月17日閲覧。