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ドォーモ

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ドォーモDuomoどぉーも)は、1989年(平成元年)10月2日から放送されているKBC九州朝日放送発の若者向けバラエティ情報番組。現在の放送時間は月曜-木曜の24時10分から25時10分まで。テレビ朝日系列のYABNCCKABOABKKBでも放送されている。

概要

リポーターが取材してきたビデオを、生放送によるスタジオで紹介するという内容。番組の構成や深夜番組であることが『虎ノ門』『探偵!ナイトスクープ』などの番組に似ているが、九州という地域密着型であることや、取り上げられる内容の幅の広さが特徴である。内容はくだらないものも多いが、たまに戦争地震など、極めて深刻な問題をひたすら真面目に取り上げる一面も見せる。番組内で方言が多く登場する点も特徴。
 最近では、九州以外の取材も増えてきた。

第1期

リポーターとしてKBCアナウンサー、フリータレントを起用。ローカルテレビ局で、月曜から木曜までの毎日、深夜の生放送ワイド番組ということで、業界内外から注目を集め、東京や大阪のタレントやミュージシャンも数多くゲストとして登場した。また、平成2年以降、テレビ朝日系の九州・山口の各局にもネットされることで、福岡のみならず九州各地のレジャー・グルメの情報をバラエティー色豊かに紹介。テレビの規制も緩かった時代で、第2期である現在よりももっと「くだらなくてハードな内容」(あくびは人にうつるか、蚊に刺されると人はどうなるか、酔っ払い大集合、ラーメンの中に麺は何本入っているか…など)であることも多々あった。

また番組ではメディアミックスも数多く展開。フリーペーパー「ドォーモプレス」の発行や、番組の舞台裏を凝縮した「ドォーモ本」も発売された。
また当時はまだめずらしかったパソコン通信との連携も行われ、地元のGABGABネット内に1コーナーが作られていた
平井堅山崎まさよし古内東子藤原紀香(キャンギャル時代)など、現在では中央で活躍するゲストも多く出演していた。 ゲスト出演者としては、嘉門達夫が最多出演であったが、最近ではあまり出演していない。

主な特集
  • 視聴者の女の子と1日デートしよう「デートポイント」
  • 街中の変なものを紹介する「トワイライトゾーン」
  • すごいことやれるなら自薦他薦問いません「ドォーダ大賞」
  • ふられたあの娘を忘れらない貴方のために「やけぼっくいに火をつけろ」

なお番組にネタが採用されると情報提供者には『「豪華」な「粗品」』がプレゼントされていた。

ドキュメンタリー性も強く、原爆が落とされた直後の長崎の街のフィルム映像を番組ディレクターが入手。ノーカットで数回に亘って放送する企画や、レポーターの山本かよ(現 山本華世)の妊娠から出産までを取り上げたあの「妊娠日記」は、空前の反響を巻き起こし、本やビデオになって高校の教材として使われた。またこの企画が、平成5年度・日本民間放送連盟賞テレビ娯楽部門で最優秀賞を受賞した。

(これ以降、若者セックスの実態や性病に関する情報を番組内で取り上げるようになり、これは第2期になった今も続いている)

また、仮面ライダー1号・2号の同窓会企画を実施。本郷猛役の藤岡弘、一文字隼人役の佐々木剛が数十年振りに再会し、二度と見られないであろう2ショットでの変身ポーズをとった。藤岡と握手をしたレポーターのコンバット満は、身体が震えるほど緊張・興奮しており、番組の最高企画との呼び声も高い。

出演者

MC
レポーター陣

第2期

1999年4月から開始。キャスターは第1期ではレポーターだった武内裕之、中島浩二、山本華世。第1期の内容やコンセプトを継承しながらも、新しい企画も数多く放送。グルメ情報は重点的に放送され、2000年にはJTB出版とのタイアップで「るるぶドォーモ」を全国発売した。 リニューアル後のネット局は、NCC(2000年3月で一旦打ち切り)・OABKABKKBのみであったが、2005年4月からは、YAB(1999年3月の第1期終了を機に一旦打ち切り)・NCCがネット局に復帰した。

出演者

MC
  • 武内裕之
  • 中島浩二
  • 山本華世
レポーター陣

過去の出演者

主な特集

  • どこまで続くか「勝ち抜き美人バトル」
  • レポーター岡本啓の独壇場「岡本先生」
  • 西鉄大橋駅に集う少女達の成長物語「さなぎちゃん」

 九州各地から福岡にやって来た10代の女の子の成長を追っていくコーナー

  • 福岡県佐賀県大分県を舞台にした「○○ビンゴ」
  • コンバット満が扮した「なぞなぞ小僧」
  • 九州の観光名所を歩き渡るWALKINGTV
  • 2006年1月には、タイプーケットでの海外初ロケ
  • ドォーモプレゼンツ「AIシークレットライブ」を開催(2006年5月25日放送)。AIが日帰りであった為、2曲だけ歌う予定であったがアンコールもあり、全5曲を歌った。

2004年11月に放送されたドラマ「3日後の殺意」では番組レギュラー出演者が役者として登場。3日後に誰かが殺されるという内容以外はすべて謎。出演者にもどうなるかは全く教えられず直前に短い脚本(というか場面展開)を脚本家・高橋徹郎から渡され、与えられたセリフ以外は生リアクションという画期的な(?)内容であった。視聴者参加方式で最終日前には「誰が殺されるのか」を予想し最終日には「どんな結末がいいか」を選んで応募するとプレゼントがもらえた。好評だったため2005年4月に続編が同じ形式で制作・放送された。
「映画ロッカーズ」コーナーで、撮影状況や裏側を取材などをして、内容などが「ロッカーズ」初回限定版のDVDに収められている。
   毎年、夏にはイベント水と緑の物語にあわせて「ドォーモ」レギュラー陣が総出演、運営する一日限りの「ドォーモ海の家」がおこなわれ、県内外から多くの人が集まる一大イベントになっている。

外部リンク