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FIM-92 スティンガー

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FIM-92 Stinger
FIM-92スティンガーを構える兵士

FIM-92スティンガーは、米国1970年代に開発した携行式地対空ミサイルである。「スティンガー」とは英語で「毒針」の意。

誘導方式は航空機が飛行中に発する赤外線を自動追尾する赤外線ホーミングで、射程は8000m~200m、最大上昇高度3200m、最高速度はマッハ2.2である。発射器上部には折りたたみ式のIFF(敵味方識別装置)アンテナを備えている。高度5000m以上を飛行する爆撃機などは破壊できない為、実際には低空を飛行するヘリコプター攻撃機COIN機を攻撃目標として使用する。ソ連のアフガン侵攻の際にムジャヒディンに大量に供与され、ソ連軍ヘリコプターにとって大きな脅威となった。

派生型としてヘリコプター向けのAIM-92スティンガー空対空ミサイルが存在する。

諸元

  • 全長:約1400mm
  • 直径:約70mm
  • 重量:約10kg
  • 誘導方式:赤外線ホーミング

外部リンク