愛知機関区
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愛知機関区 | |
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![]() 手前の建物が仕業庫、奥の建物が検修庫 | |
基本情報 | |
鉄道事業者 | 日本貨物鉄道 |
帰属組織 | 東海支社 |
所属略号 | 愛 |
配置両数 | |
電気機関車 | 41両 |
内燃機関車 | 34両 |
合計 | 75両 |
備考 | 2017年3月4日現在のデータ |
愛知機関区(あいちきかんく)は、愛知県稲沢市下津町にある日本貨物鉄道(JR貨物)の機関区。東海道本線の清洲駅 - 稲沢駅間に隣接する。JR貨物の電気機関車、ディーゼル機関車、貨車、内燃機関の検査修繕業務を行う。
歴史
- 1994年(平成6年)5月2日 - 稲沢機関区と稲沢貨車区を統合の上、車両配置区として愛知機関区が分離発足[1]。
- 2015年(平成27年)4月 - 名古屋車両所での内燃機関検修業務を当区に移管し、愛知機関区稲沢派出が発足[2]。
構内設備
所在地は愛知県稲沢市下津町字南カマである[3]。
敷地の中ほどには、6線(有効長4両)を備える検修庫があり[4]、交番検査・台車検査・要部検査が施工される[5]。西側より、貨車用の1・2番線、電気機関車・ディーゼル機関車を在姿状態で検査する3・4番線、リフティングジャッキを備えた5・6番線となっている[5]。
敷地北側には、3線を備える仕業庫があり[4]、電気機関車やディーゼル機関車の仕業検査を行っている[6]。敷地南側には、転削庫を2線備えている[7]。
主な業務は、自区所属の電気機関車については仕業検査・交番検査・台車検査(重要部検査)および臨時修繕を担当するほか、各種貨車や内燃機関の検修を行っている[2][3]。
所属車両の車体に記される略号
「愛」・・・愛知を意味する「愛」から構成される。
所属機関車
2017年3月4日現在の所属車両である[8]。 現在愛知機関区には電気機関車38両・内燃機関車22両、計60両が在籍している。
電気機関車
- EF64形
- 1000番台の38両が所属している。
- 1002・1003・1004・1005・1008・1009・1010・1011・1012・1013・1015・1016・1017・1018・1019・1020・1021・1022・1023・1024・1025・1026・1027・1028・1033・1034・1035・1036・1037・1038・1039・1042・1043・1044・1045・1046・1047・1049号機。
ディーゼル機関車
- 500番台の4両、800番台の12両が所属している。
- 825・853・857・875・889・890・891・892・1028・1146・1147・1156・1801・1802・1803・1804・1805号機。
- 関西本線で運用されている。かつては高山本線、紀勢本線、伊勢鉄道伊勢線でも運用されていた。
- 1000番台の1両、1500番台の8両が所属している。
- 1165・1557・1562・1581・1592・1723・1725・1726・1727号機。
- 名古屋港線、東海道本線(沼津 - 静岡貨物間)のほか、稲沢駅、四日市駅、沼津駅、西浜松駅での入換作業と、日本車輌からの甲種輸送も担当する。
- 200番台223号機のみ1両が所属している。
- 今後、五稜郭機関区所属の100番台を改造した200番台を順次導入し、DD51形の置き換えをする予定である。
- 関西本線で運用される予定である。
脚注
- ^ 『JR気動車客車編成表』'02年版、ジェー・アールアール、2002年、p.230、ISBN 4-88283-123-6
- ^ a b 『鉄道ジャーナル』通巻598号、p.22
- ^ a b 『鉄道ジャーナル』通巻598号、p.23
- ^ a b 『鉄道ジャーナル』通巻598号、p.21
- ^ a b 『鉄道ジャーナル』通巻598号、p.24
- ^ 『鉄道ジャーナル』通巻598号、p.29
- ^ 『鉄道ジャーナル』通巻598号、p.30
- ^ 2017JR貨物時刻表、社団法人鉄道貨物協会
参考文献
- 鶴通孝「愛知機関区に注目」『鉄道ジャーナル』第598号、鉄道ジャーナル社、2016年8月、18 - 31頁。