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マツヤ (長野県)

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株式会社マツヤ
Matsuya Co., Ltd.
本社ビル
種類 株式会社
市場情報
東証JQ 7452
2015年12月28日上場廃止
本社所在地 日本の旗 日本
381-0014
長野県長野市大字北尾張部710-1
設立 1968年昭和43年)10月1日[1]
業種 小売業
法人番号 6100001003259 ウィキデータを編集
事業内容 生鮮食品・一般食品・日用品など
代表者 代表取締役社長 小磯恵司
資本金 12億86百万円
(2015年2月末日現在)
売上高 連結315億23百万円
(2015年2月期)
純利益 連結△6億1百万円
(2015年2月期)
純資産 連結△91百万円
(2015年2月末日現在)
総資産 連結128億90百万円
(2015年2月末日現在)
従業員数 321名(2015年2月末日現在)
支店舗数 26店舗
決算期 毎年2月末日
主要株主 アルピコホールディングス株式会社 100%
(2016年1月2日現在)
主要子会社 株式会社マツヤショッピングモール
特記事項:創業は1914年大正3年)
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株式会社マツヤは、かつて存在した長野県で食品スーパーマーケットチェーンを展開していた企業。アルピコホールディングスの子会社でオール日本スーパーマーケット協会に加盟していた。

かつては「イトーヨーカ堂グループ(後のセブン&アイ・ホールディングス)」の一員であったが、マツヤからの申し入れにより、1988年(昭和63年)2月1日にグループを離脱した[2]

イトーヨーカ堂グループからの独立後、1995年平成7年)にはジャスダックに上場するなど拡大を続けてきたが、2010年代に入ると粉飾決算が発覚したり債務超過に陥るなど経営が悪化し、アルピコグループの傘下に入ることとなった。

2016年(平成28年)4月1日には同グループでスーパーを展開する株式会社アップルランドに吸収合併され、株式会社デリシアとなった。ブランドも「デリシア」に統一される予定で、1914年(大正3年)から続いてきた「マツヤ」の店名は消滅することとなる[3]

沿革

  • 1914年大正3年)11月 - 創業
  • 1968年昭和43年)10月1日 - 株式会社松屋スーパー設立[1]
  • 1971年(昭和46年)10月 - 本社を長野市村山から同市吉田三丁目に移転
  • 1973年(昭和48年)
  • 1983年(昭和58年) - 子会社として株式会社川西ショッピングセンターを設立
  • 1976年(昭和51年) - 本社を長野市田町に移転
  • 1984年(昭和59年)9月 - 本社を長野市三輪に移転
  • 1986年(昭和61年)
    • 2月5日 - 子会社として株式会社更北中央ショッピングセンターを設立。更北店の不動産管理を行う
    • 12月 - 子会社として株式会社松屋小山商店を設立
  • 1987年(昭和62年)4月 - 子会社として株式会社東部中央ショッピングセンター株式会社川中島中央ショッピングセンターを設立。それぞれ東部店・南川中島店の不動産管理を行う
  • 1988年(昭和63年)
    • 1月 - 子会社として株式会社川西ホームセンターを設立
    • 2月1日 - イトーヨーカ堂との提携を解消し、株式会社マツヤへ商号変更[2]
    • 4月 - 子会社として株式会社ジャスティンを設立し、ホームセンター事業に本格参入
  • 1989年平成元年)5月 - 子会社として株式会社高井富士ショッピングセンターを設立。中野西店の不動産管理を行う
  • 1992年平成4年)
    • 1月 - 子会社として株式会社シマダを設立
    • 10月 - 子会社の株式会社松屋商事を合併
  • 1993年(平成5年)
    • 1月 - 子会社の株式会社川西ホームセンターを合併
    • 10月 - 子会社の株式会社シマダを合併[1]
    • 12月 - 子会社の株式会社松屋小山商店を合併[1]
  • 1995年(平成7年)7月 - 店頭市場(後のジャスダック)にて株式公開[1]
  • 2000年(平成12年)3月 - 子会社の(株)ジャスティンの営業権を譲渡し、ホームセンター事業から撤退。同社は2008年(平成20年)清算結了
  • 2001年(平成13年)3月 - 同業他社の株式会社くろさき小売業から2店を譲受[1]。(同社若槻店・母袋店。マツヤ若槻店・稲葉店とする)
  • 2002年(平成14年) - 子会社の株式会社ジャスティン、株式会社東部中央ショッピングセンター・株式会社高井富士ショッピングセンター・株式会社川中島中央ショッピングセンター・株式会社川西ショッピングセンターを合併
  • 2006年(平成18年)
  • 2008年(平成20年)
    • 8月 - 子会社の株式会社ジャスティン、清算結了
    • 9月1日 - 子会社の株式会社更北中央ショッピングセンターを合併
  • 2009年(平成21年)
    • 5月1日 - 子会社の株式会社アップルパークが、長野市SC「マツヤショッピングモール」を開業
    • 5月8日 - 子会社の(株)アップルパークが、株式会社マツヤショッピングモールに商号変更
  • 2013年(平成25年)
  • 2014年(平成26年)
  • 2015年(平成27年)
    • 4月15日 - 2015年2月期に債務超過に陥った責任を取り、社長の小山栄造が辞任[4][8]
    • 5月13日 - 前年5月15日に東京証券取引所に提出した内部管理体制確認書の審査の結果、隠蔽工作に関った元役員がマツヤ及び子会社の口座を通じて取引先への金銭貸付等を行っていたことがが新たに発覚したため、東京証券取引所から特設注意市場銘柄継続決定を受ける[9]
    • 5月29日 - 債務超過による上場廃止猶予期間入り[広報 6]
    • 10月9日 - アルピコホールディングスによる株式公開買付の実施を発表(実施期間10月16日~11月30日)既にマツヤ、マツヤ創業家一族も賛同しており、アルピコホールディングスの完全子会社となる予定。尚、当面はマツヤブランドは存続の予定。
    • 12月4日 - アルピコホールディングスが株式公開買付けにより、議決権所有割合で95%の株式を取得(マツヤ、マツヤ創業家一族も賛同)し親会社となる[広報 7]
    • 12月28日 - ジャスダック上場廃止
  • 2016年(平成28年)
    • 1月2日 - アルピコホールディングスによる株式売渡請求により、同社の完全子会社となる[広報 8]
    • 3月1日 - 子会社の株式会社マツヤショッピングモールを合併
    • 4月1日 - 株式会社アップルランドに吸収合併、株式会社デリシアとなる。業務スーパー「ユー・パレット」を除き、店舗ブランドは順次「デリシア」に統一[3]

合併時点の店舗

2016年平成28年)4月1日の合併時点で営業していた店舗である。現行の店舗は、デリシア (スーパーマーケット)#店舗一覧を参照。

マツヤ

従来からのスーパーマーケット店舗で、合併時点で19店舗(うち1店舗は合併時点では休業中)があった。 合併後も店舗閉鎖や従業員削減はしない予定だが、店名は順次「デリシア」に統一される[3]

「*」印 - 合併後に「デリシア」ブランドに転換した店舗。
「**」印 - 合併後に「ユー・パレット」ブランドに転換した店舗。

ユー・パレット

穂高店

2006年平成18年)から展開していた業務スーパー。既存店舗の転換も含め、合併時点で7店舗あった。 合併後も「ユー・パレット」の店名を変更せず営業する予定[3]

マツヤショッピングモール

マツヤショッピングモール
MATSUYA SHOPPING MALL
店舗概要
所在地 381-0001
長野県長野市赤沼2399-1
座標 北緯36度42分28.2秒 東経138度17分4.6秒 / 北緯36.707833度 東経138.284611度 / 36.707833; 138.284611 (マツヤ)座標: 北緯36度42分28.2秒 東経138度17分4.6秒 / 北緯36.707833度 東経138.284611度 / 36.707833; 138.284611 (マツヤ)
開業日 2009年平成21年)5月1日
正式名称 マツヤショッピングモール
施設所有者 株式会社マツヤショッピングモール
施設管理者 株式会社マツヤショッピングモール
敷地面積 36,232 m²
延床面積 9,080 m² 
中核店舗 マツヤ 長野赤沼店(現 ユー・パレット赤沼店)
店舗数 16
営業時間 9:00-21:00
駐車台数 587台
前身 アップルパーク
後身 ユーパレットショッピングモール
MATSUYA
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子会社の株式会社マツヤショッピングモールが運営していたSC。同社が運営していたSC「アップルパーク」(旧豊野店)が、北陸新幹線建設に伴って国道18号の反対側に移転することとなったのを機に、2009年平成21年)に開業した。デリシア合併後は、「ユー・パレットショッピングモール」となっている。

この付近は長野市豊野地域・同市赤沼小布施町の境が錯綜する地帯である。旧店舗は豊野地域にあり「豊野店」を名乗っていたが、新SCに入るマツヤは赤沼にあり「長野赤沼店」を名乗っている(合併後はユー・パレット赤沼店)。しかしながら入居する店舗の中には「豊野店」を名乗るものも多く、また一部店舗は実際に住所も長野市豊野町浅野となっている。

主なテナント

脚注

注釈

  1. ^ 2016年(平成28年)6月17日にユー・パレット赤沼店に転換。
  2. ^ 2016年(平成28年)10月27日にデリシア吉田店に転換。
  3. ^ 2016年(平成28年)11月10日にデリシア若槻店に転換。
  4. ^ 2016年(平成28年)11月25日にデリシア三輪店に転換。
  5. ^ 合併時点では区画整理事業のため休業しており、合併後の2016年(平成28年)7月21日にデリシア七瀬店として再開した。
  6. ^ 合併先のデリシアにも篠ノ井店があったため、2016年(平成28年)8月1日にマツヤ篠ノ井東店に改称ののち、同年9月22日にデリシア篠ノ井東店に転換。
  7. ^ 2016年(平成28年)9月1日にデリシア須坂西店に転換。
  8. ^ 2017年(平成29年)7月6日にデリシア中野店に転換。
  9. ^ 合併先のデリシアにも丸子店があったため、2016年(平成28年)8月1日にマツヤ上丸子店に改称ののち、2017年(平成29年)4月13日にデリシア上丸子店に転換。
  10. ^ 2017年(平成29年)5月18日にユー・パレット臼田店に転換。
  11. ^ 2017年(平成29年)7月20日にデリシア東部店に転換。
  12. ^ 2017年(平成29年)4月27日にデリシア軽井沢店に転換。
  13. ^ 2017年(平成29年)5月26日にユー・パレット南佐久店に転換。
  14. ^ 合併先のデリシアにもアップルランド南松本店があったため、2016年(平成28年)8月1日にユー・パレット松本店に改称。なお、アップルランド南松本店は同年9月11日に閉店。
  15. ^ 合併先のデリシアにも穂高店があったため、2016年(平成28年)8月1日にユー・パレットあづみ野店に改称。

出典

  1. ^ a b c d e f g 『日経小売・卸売企業年鑑 2006年版』 日本経済新聞社、2005年12月12日。ISBN 978-4532211158
  2. ^ a b 『食料年鑑 1989年版』 日本食糧新聞社、1989年7月20日。
  3. ^ a b c d アップルランド・マツヤ合併へ 店名「デリシア」最大規模 - 信濃毎日新聞(平成28年1月21日)
  4. ^ a b “(人事)新社長に小磯氏 スーパー「マツヤ」”. 中日新聞 (中日新聞社). (2015年4月16日)
  5. ^ 高木潔(2014年2月5日). “マツヤが合理化策 不採算店閉め、希望退職も”. 朝日新聞(朝日新聞社)
  6. ^ 近所の店消えるなんて… マツヤ閉鎖にショック - 信濃毎日新聞(平成26年2月5日)
  7. ^ 長野県のマツヤ/アルピコホールディングスと資本業務提携 - 流通ニュース
  8. ^ “アルピコHDがマツヤ経営主導 創業家社長が退任”. 朝日新聞(朝日新聞社). (2015年4月16日)
  9. ^ 特設注意市場銘柄の指定継続 —(株)マツヤ— - 東京証券取引所(2015年5月13日)

広報資料・プレスリリースなど一次資料

関連項目