田村眞
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田村 眞(たむら まこと、1954年6月8日 - )は、日本の裁判官。横浜地方裁判所部総括判事や、徳島地方裁判所所長を経て、岐阜地方裁判所所長。
人物・経歴
埼玉県出身[1]。テレビドラマなどの影響で弁護士を志し、中央大学法学部卒業後、1983年裁判官に任官[2][3]。主に刑事事件を担当し[1]、浦和地方裁判所判事補、函館地方裁判所判事補、青森地方裁判所弘前支部判事補、弘前簡易裁判所判事等を経て[4]、1994年東京地方裁判所判事。1997年釧路地方裁判所部総括判事。1999年東京地方裁判所判事[1]。2002年秋田地方裁判所部総括判事。2005年東京高等裁判所判事[4]。2008年さいたま地方裁判所部総括判事。2013年横浜地方裁判所部総括判事[1]。
2015年から徳島地方裁判所所長、徳島家庭裁判所所長を務めた。その後、2017年から岐阜地方裁判所所長及び岐阜家庭裁判所所長を務め[1]、2018年には裁判所法上職務義務に反し、判決文が未完成のまま判決言い渡しを行っていた判事につき、裁判官分限法に基づき名古屋高等裁判所に懲戒申立てを行うとともに、「誠に遺憾。再発防止に努める」とのコメントを表明した[5]。趣味は登山やクラシック音楽鑑賞[1]。
裁判
- 偽造判決書等を使い、神戸法務局の供託金や遺産などの現金を騙し取っていた、京都大学法学部出身の元京都家庭裁判所書記官に対し、詐欺罪を適用して懲役11年を言い渡した[6][7]。
- 横浜市の自宅で、2人の娘の胸を触ったとして強制猥褻罪に問われた父親に対し、2人の証言の信用性を補強する客観的事実が見当たらないとして、無罪を言い渡すとともに、捜査報告書に虚偽記載をしていた鶴見警察署に対し、「公文書に対する社会的信頼の回復に努めることを希望する」と述べた[8]。
脚注
- ^ a b c d e f 岐阜地方・家庭裁判所長裁判所
- ^ 「徳島地方・家庭裁判所長になった田村眞(たむらまこと)さん」徳島新聞2015/2/11
- ^ 岐阜地裁・家裁:所長に着任、田村氏が抱負 県民に良質な司法サービスを毎日新聞2017/09/14
- ^ a b 裁判官検索:田村眞 | 法律情報サイト e-hoki
- ^ 判決文未完のまま言い渡し 岐阜地裁裁判官、懲戒へ日本経済新聞2018/6/13 15:38
- ^ <元家裁書記官詐欺事件で懲役11年の判決 さいたま地裁>2010.3.25 15:19MSN産経
- ^ <貧しい生活、仕事に失望 反省繰り返した元書記官> '10/3/25 中国新聞
- ^ 「娘2人にわいせつ行為」父親に無罪判決 横浜地裁「鶴見署は信頼回復を」産経ニュース2014.9.12 07:08
関連項目
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