鈴木武蔵
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名前 | ||||||
愛称 | 鈴木さん、武蔵 | |||||
カタカナ | スズキ ムサシ | |||||
ラテン文字 | SUZUKI Musashi | |||||
基本情報 | ||||||
国籍 |
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生年月日 | 1994年2月11日(30歳) | |||||
出身地 | 群馬県太田市 | |||||
身長 | 185cm | |||||
体重 | 74kg | |||||
選手情報 | ||||||
在籍チーム |
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ポジション | FW | |||||
背番号 | 11 | |||||
利き足 | 右足 | |||||
クラブ1 | ||||||
年 | クラブ | 出場 | (得点) | |||
2012-2017 | アルビレックス新潟 | 97 | (7) | |||
2014-2015 | →Jリーグ・アンダー22選抜 | 3 | (0) | |||
2015 | →水戸ホーリーホック (Loan) | 6 | (2) | |||
2017 | →松本山雅FC (Loan) | 9 | (0) | |||
2018- | V・ファーレン長崎 | 29 | (11) | |||
1. 国内リーグ戦に限る。2018年12月1日現在。 ■テンプレート(■ノート ■解説)■サッカー選手pj |
鈴木 武蔵(すずき むさし、1994年2月11日 - )は、群馬県太田市出身(出生地はジャマイカ[1])のプロサッカー選手。Jリーグ・V・ファーレン長崎所属。ポジションはフォワード。
ジャマイカ人の父と日本人の母を持つ[1]。
来歴
プロ入り前
中学時代はFCおおたジュニアユースの初代団員として活躍。
桐生第一高等学校に進学後、あまりに荒削りなプレーを見かねた小林勉総監督から徹底的な基礎練習を命じられ、1年生の頃は全く公式戦に出場しなかった[1]。
2011年末、第90回全国高等学校サッカー選手権大会群馬県大会決勝で5連覇中だった前橋育英高等学校を下し、全国大会に出場。初戦島根県立大社高等学校戦でハットトリックを達成するなど、初出場ながらベスト8まで進出したチームの躍進を支え、大会優秀選手に選出された。
アルビレックス新潟
2012年、アルビレックス新潟に入団。背番号は、かつて船越優蔵が着けていた「28」を与えられた。リーグ開幕直前に右膝半月板を損傷し出遅れたものの[2]、4月4日のヤマザキナビスコカップ清水エスパルス戦で公式戦デビュー。グループリーグ最終節大宮アルディージャ戦では、0-3からの大逆転劇を締めくくる決勝ゴールを決め、公式戦初得点を記録した[3]。 2013年、開幕直後に左足関節を捻挫し[4]、約2ヶ月間の離脱を余儀なくされたが、復帰初戦となったJ1第13節川崎フロンターレ戦でリーグ戦初得点を記録した。
2014年2月、新潟所属のまま、同年から開幕したJ3に参戦するJリーグ・アンダー22選抜に選手登録された[5]。
2015年8月3日に水戸ホーリーホックへの期限付き移籍が発表された[6]が、2016年アルビレックス新潟に復帰[7]。
2017年8月17日に松本山雅FCへの期限付き移籍を発表[8]。
V・ファーレン長崎
2018年シーズンよりV・ファーレン長崎へ完全移籍[9]。9月15日、J1第26節・対名古屋グランパス戦でプロ入り後リーグ戦初ハットトリックを達成した[10]。
日本代表
2010年、小林の「面白いやつがいるから見てみてよ」という進言により[1]、吉武博文監督率いるU-16日本代表に選出され、国際ユースサッカーin新潟に出場。それまでは無名の選手であったにも関わらず、3試合で3得点を挙げる大活躍を見せ、一躍注目を浴びた[11]。
2011年、FIFA U-17ワールドカップ直前のスロバキア遠征で肋骨2本と腰椎を骨折する大怪我を負ったが[12]、本大会を戦うU-17日本代表に選出され、計4試合に出場。得点こそなかったものの、爆発的なスピードで対戦国の選手を圧倒し[1]、自国開催だった1993年大会以来となる18年ぶりのベスト8進出に貢献した。 2012年、U-19日本代表に選出され、AFC U-22アジアカップ予選に参加。第1戦マカオ戦でハットトリックを達成し勝利に貢献したが、この試合で左足関節脱臼骨折の重症を負い全治4ヶ月と診断され[13]、残りシーズンの大半を棒に振った。
2013年、U-20日本代表の一員として参加した第6回東アジア競技大会では、3試合3得点の活躍で日本の銅メダル獲得に貢献した。
2016年、リオ五輪最終予選兼AFC U-23選手権2016のメンバーに選出。グループリーグ第2戦のU-23タイ代表戦では決勝トーナメント進出を決める貴重な先制点を挙げた。7月3日、リオデジャネイロオリンピックのメンバーである久保裕也がクラブとの兼ね合いで代表を辞退して、バックアップメンバーの鈴木が追加招集された[14]。初戦のナイジェリア戦では途中出場で得点を挙げた[15]。2試合1得点と結果を残したが、チームはグループリーグ敗退となった。
人物・エピソード
- 『武蔵』という名前は、鈴木の母が「武士のように強く生きてほしい」という思いから名付けたもので、鈴木本人も「一番好きですし格好いい」と気に入っている[12][16]。
- 高校生の時点で50m走のタイムは5秒9だった[16]。また体力測定で垂直跳びを行った際は、測定機器の限界値である90cmをオーバーし測定不能となった[16][注 1]。
所属クラブ
- ユース経歴
- 200?年 - 2005年 太田市立韮川西小学校サッカースポーツ少年団
- 2006年 - 2008年 FCおおたジュニアユース(太田市立太田北中学校)
- 2009年 - 2011年 桐生第一高等学校
- プロ経歴
- 2012年 - 2017年
アルビレックス新潟
- 2014年2月 - 2015年
Jリーグ・アンダー22選抜
- 2015年8月 - 同年12月
水戸ホーリーホック (期限付き移籍)
- 2017年8月 - 同年12月
松本山雅FC (期限付き移籍)
- 2014年2月 - 2015年
- 2018年 -
V・ファーレン長崎
個人成績
国内大会個人成績 | |||||||||||
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年度 | クラブ | 背番号 | リーグ | リーグ戦 | リーグ杯 | オープン杯 | 期間通算 | ||||
出場 | 得点 | 出場 | 得点 | 出場 | 得点 | 出場 | 得点 | ||||
日本 | リーグ戦 | リーグ杯 | 天皇杯 | 期間通算 | |||||||
2012 | 新潟 | 28 | J1 | 9 | 0 | 3 | 1 | 0 | 0 | 12 | 1 |
2013 | 15 | 2 | 2 | 0 | 1 | 0 | 18 | 2 | |||
2014 | 29 | 3 | 6 | 3 | 2 | 3 | 37 | 9 | |||
2015 | 19 | 13 | 1 | 2 | 0 | - | 15 | 1 | |||
水戸 | 40 | J2 | 6 | 2 | - | 3 | 1 | 9 | 3 | ||
2016 | 新潟 | 19 | J1 | 14 | 0 | 1 | 1 | 3 | 0 | 18 | 1 |
2017 | 49 | 17 | 1 | 5 | 0 | 2 | 0 | 24 | 1 | ||
松本 | 50 | J2 | 9 | 0 | - | 0 | 0 | 9 | 0 | ||
2018 | 長崎 | 11 | J1 | 29 | 11 | 0 | 0 | 2 | 1 | 31 | 12 |
通算 | 日本 | J1 | 126 | 18 | 19 | 5 | 10 | 4 | 155 | 27 | |
日本 | J2 | 15 | 2 | - | 3 | 1 | 18 | 3 | |||
総通算 | 141 | 20 | 19 | 5 | 13 | 5 | 173 | 30 |
その他の公式戦
国内大会個人成績 | |||||||||||
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年度 | クラブ | 背番号 | リーグ | リーグ戦 | 期間通算 | ||||||
出場 | 得点 | 出場 | 得点 | ||||||||
日本 | リーグ戦 | 期間通算 | |||||||||
2014 | J-22 | - | J3 | 1 | 0 | 1 | 0 | ||||
2015 | 2 | 0 | 2 | 0 | |||||||
通算 | 日本 | J3 | 3 | 0 | 3 | 0 | |||||
総通算 | 3 | 0 | 3 | 0 |
出場・得点記録
- 公式戦初出場 - 2012年4月4日 ヤマザキナビスコカップ 清水エスパルス戦(IAIスタジアム日本平)
- Jリーグ初出場 - 2012年5月19日 J1第12節 ジュビロ磐田戦(東北電力ビッグスワンスタジアム)
- 公式戦初得点 - 2012年6月27日 ヤマザキナビスコカップ 大宮アルディージャ戦(東北電力ビッグスワンスタジアム)
- Jリーグ初得点 - 2013年5月25日 J1第13節 川崎フロンターレ戦(等々力陸上競技場)
- ハットトリック
- 2014年7月13日 天皇杯2回戦・サウルコス福井戦(テクノポート福井スタジアム)
- 2018年9月15日 J1第26節・名古屋グランパス戦(パロマ瑞穂スタジアム)
タイトル
クラブ
- 全国高等学校サッカー選手権大会群馬県大会 (2011年)
代表
- AFC U-23選手権2016(2016年)
個人
- 全国高等学校サッカー選手権大会 優秀選手 (2011年)
代表歴
出場大会
- U-16日本代表
- 国際ユースサッカーin新潟 (2010年)
- 豊田国際ユースサッカー大会 (2010年)
- U-17日本代表
- スロバキアカップ (2011年)
- FIFA U-17ワールドカップ (2011年)
- U-18日本代表
- Traditional Winter Tournament Israel (2011年)
- 日本高校サッカー選抜
- NEXT GENERATION MATCH(2012年)
- U-19日本代表
- AFC U-22アジアカップ予選 (2012年)
- アルクディア国際ユースサッカートーナメント (2013年)
- U-20日本代表
- 東アジア競技大会 (2013年)
- U-21日本代表
- AFC U-22アジアカップ2013 (2013年)
- アジア競技大会 (2014年)
- U-22日本代表
- AFC U-23選手権2016 (予選) (2015年)
- U-23日本代表
- AFC U-23選手権2016(2016年)
- キリンチャレンジカップ(2016年)
- リオデジャネイロオリンピック(2016年)- 追加招集
脚注
- 注釈
- 出典
- ^ a b c d e 鈴木武蔵、ベールを脱いだ“上州の弾丸” 初出場の桐生第一をけん引する未完の大器 - スポーツナビ 2012年1月4日
- ^ 鈴木武蔵選手の負傷について - アルビレックス新潟公式サイト 2012年3月8日
- ^ 【ヤマザキナビスコカップ 新潟 vs 大宮】レポート:新潟が3点差をはね返して逆転勝利。決勝弾はルーキー鈴木武蔵のプロ初ゴール - J's GOAL 2012年6月28日
- ^ 鈴木武蔵選手の負傷について - アルビレックス新潟公式サイト 2013年4月1日
- ^ Jリーグ・アンダー22選抜 登録選手決定 J3リーグ公式サイト、2014年2月24日
- ^ 鈴木 武蔵選手 水戸ホーリーホックに期限付き移籍のお知らせ - アルビレックス新潟公式サイト 2015年8月3日
- ^ 鈴木 武蔵選手 復帰のお知らせ - アルビレックス新潟公式サイト 2015年12月28日
- ^ 鈴木武蔵選手 アルビレックス新潟から期限付移籍加入のお知らせ - 松本山雅FC公式サイト 2017年8月17日
- ^ 鈴木武蔵選手 アルビレックス新潟より完全移籍加入のお知らせ公式HP 2017年12月22日閲覧
- ^ 名古屋の連勝が7でストップ!ジョーの7試合連続弾も実らず。勝った長崎は鈴木武蔵がハットトリックを達成2018年9月15日 SOCCER DIGEST Web
- ^ U-17代表候補、ジャマイカ生まれの注目FW鈴木「J相手に点を取りたい」 - ゲキサカ 2011年2月24日
- ^ a b [選手権]注目FWインタビュー3 桐生一鈴木武蔵「違いを見せないといけない」 - ゲキサカ 2011年12月30日
- ^ 鈴木武蔵選手の負傷について - アルビレックス新潟公式サイト 2012年7月11日
- ^ 久保の招集を断念、鈴木武蔵を登録 サッカー五輪代表 - 朝日新聞 2016年8月3日
- ^ 【U23】希望つなぐ4得点、武蔵が見せたフェイントは中1夏の猛特訓の成果だった - スポーツ報知 2016年8月6日
- ^ a b c [MOM541]桐生一FW鈴木武蔵(3年) 褐色のエースが圧巻の全国デビュー - ゲキサカ 2012年1月2日
関連項目
外部リンク
- 鈴木 武蔵|アルビレックス新潟 公式サイト
- 鈴木武蔵 (@musatoro) - X(旧Twitter)