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京阪特急

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京阪特急を代表する専用車両・8000系(新塗装)
淀屋橋方から3両目に座席指定車「プレミアムカー」を連結しており、快速特急、特急、ライナーのみの運用に就く。日中の特急は8000系、2代目3000系での運用(2017年8月20日撮影)
専用車8000系を補完する車両2代目3000系(前面形状改造後)
本来は快速急行用車両であるが現在は主に特急運用に就く(2018年1月1日撮影)

京阪特急(けいはんとっきゅう)は、京阪電気鉄道京阪本線鴨東線で運行されている特急列車の通称である。 「京阪特急」という名称は快速特急・特急[注 1]及び専用車[注 2]を指すが本項では、京阪特急の歴史と概要に加え、事実上その前身となったかつての急行および最急行2003年から2008年まで運行されていた「K特急」、特急を補充する列車として2008年10月19日より運転の快速急行、翌20日より運転の快速特急通勤快急[注 3]および2017年8月21日より運転開始のライナーについても記述する。

歴史

前身

  • 1914年大正3年)5月15日:日本の大手私鉄において「史上初の料金不要の速達電車」として急行を運転開始した。
    • 京阪本線(以下、本線)は1910年に開業し、大阪天満橋駅と京都五条駅(現:清水五条駅)の間を当初1時間40分で結んだ。その所要時間は開業後徐々に短縮され、1912年には1時間20分となった。
    • その後、京阪の役員の中に、さらなる速達を求めてノンストップの列車を運行する考えが生まれた。これに対しては反対意見もあったが、とりあえず終電後に1本増発する形となった。
    • 当時は信号が全くなく安全を見込んで、終電後に相当運転間隔を取り、京都と大阪をそれぞれ午前0時30分に出発し(現在の本線の京阪間直通最終列車発車時刻よりも遅い[注 4])、1時間で走破する列車として設定された。
  • 1915年(大正4年)
    • 4月1日:急行が朝夕4往復に増発。本線では日本初の三位式三現示自動閉塞信号機を採用しており、それが威力を見せることになった。
    • 10月27日:起点駅が三条駅に変更される。
      • 運転区間延長にも関わらず1時間運転をそのまま維持した。同年12月には四条駅に停車する急行も2本設定した。
  • 1916年(大正5年)
    • 4月1日:従来の急行を最急行と改称し、新たに枚方東口駅(現:枚方市駅)、八幡駅(現:八幡市駅)、中書島駅伏見桃山駅、稲荷駅(現:伏見稲荷駅)、七条駅、五条駅と主要駅に停車する列車(現在の特急に相当)を急行として設定。天満橋駅 - 三条駅間を70分で結び、24分間隔で運転した。
    • 8月1日:最急行を廃止。主要駅停車の急行を増発し、7時から21時までの時間帯に20分間隔で運転することとなった。

「びわこ号」運転開始

  • 1934年昭和9年):日本初の連接車である60形による京津線直通の特急「びわこ号」が運転開始。天満橋駅 - 浜大津駅間を72分で結ぶ。2018年改定の現行ダイヤにおいても天満橋駅 - 浜大津駅間はそれ以上の所要時間がかかる[注 5]
    • 当時、その前の1928年に開業した新京阪線(現:阪急京都本線)の存在により、京阪間の直通客は新京阪線に任せて京阪本線は沿線利用中心という方針を採った。このため、昭和初期において同線には「びわこ号」を除いて特急と名の付く列車は設定されなかった。

京阪特急運転開始

  • 1950年(昭和25年)7月1日:この日のダイヤ改正で1000形・1100形運用による本線単体としては初の特急列車が設定され、9月1日[1]より運転が開始された。京橋駅 - 七条駅間ノンストップ運転はこの時から。この時点では朝夕のみの設定であった。特急でありながら特急料金を不要としたのは、将来を睨みつつ京阪間において1時間あたり3往復以上の高頻度運転を行い、かつ急行・普通とを組み合わせて効率よいダイヤを組むことを最初から計画していたためである。
    • 戦中に京阪電気鉄道が京阪神急行電鉄(1973年に阪急電鉄と改称)に統合され、戦後の1949年に新京阪線が阪急に残る形で再度京阪電気鉄道として発足すると、それらとも争う形で再び京阪間直通客の獲得に乗り出した。
  • 1951年(昭和26年):運転時間の日中への拡大(日中は1時間毎)にあたり、京阪として初めての特急専用電車である1700系が登場。
  • 1952年(昭和27年)
    • 特急の増発(日中は30分毎、他の時間帯は20分毎)に伴い1300系の一部車両が特急運用に入る。
    • 7月17日より公募で選ばれたデザインをベースとする特急のヘッドマーク(鳩マーク)が従来の円形のものに代わって使用される。

テレビカー登場

  • 1953年(昭和28年):日本初のカルダン駆動方式を採用した1800系が登場。この系列より一部の車両に登場間もないテレビを設置し、テレビカーと称される。また日中も20分毎の運行に増発。最終特急も1951年から1953年にかけて、天満橋・三条双方20時発から22時発に延長。
  • 1956年(昭和31年):1800系の改良型である1810系が登場。
    • これに伴って1700系は順次一般車へ格下げ改造され、また1300系も特急運用から離脱したため、これ以降は定期列車の京阪特急は原則として特急車による運行となる。また最終特急を1時間繰り下げ、運行時間帯は天満橋発は7:00 - 23:00、三条発は6:50 - 23:00とした。
  • 1958年(昭和33年):テーマソング「京阪特急」が制作される。
  • 1963年(昭和38年)
    • 2月:4月の天満橋駅 - 淀屋橋駅間延伸開業に伴い、それに伴う増備と1700系と1800系の置き換えを兼ねて1900系が登場。1810系は2両を除き1900系に編入され、1700系と1800系は順次一般車へ格下げ改造される。
    • 4月16日:同区間を延伸開業。運行時間帯を淀屋橋発、三条発とも6:40 - 0:00に拡大[注 6]
  • 1967年(昭和42年):特急が夜間以外6両編成化される(夜間は3 - 4両編成)。この頃最終特急を双方23:50発に繰り上げ。
  • 1969年(昭和44年):翌年の日本万国博覧会開催に備えて特急の側面に掲示するサボが英語表記入りとなる[注 7]

特急車の冷房化から鴨東線開業まで

  • 1971年(昭和46年):阪急2800系や国鉄の新快速登場に伴う対抗策として、全車冷房装置およびカラーテレビを搭載した3000系が登場。1900系は順次一般車へ格下げ改造される。守口付近の複々線化工事の進捗と樟葉駅の改良工事、新門真駅(現:門真市駅)の完成で運転間隔が15分ヘッドに変更される。その一方で、三条発の時刻が毎時7、22、37、52分ときりの良い時刻でなくなった。また最終特急が淀屋橋・三条発とも23:30に繰り上げられた。
  • 1973年(昭和48年):すべての特急が3000系となり、特急車の予備編成も1本から2本に増えた[注 8]。一方で1900系は定期特急運用を完全に失った。
  • 1975年(昭和50年):この頃、最終特急が30分繰り上げられ、淀屋橋・三条発とも23:00となった。
  • 1987年(昭和62年)6月1日:七条駅 - 三条駅間地下化工事完成(同年5月24日)に伴うダイヤ改正で、早朝と深夜に運転されていた3 - 4連の特急が廃止される(すべて6 - 7連化)。
  • 1989年平成元年)9月27日鴨東線開業に伴うダイヤ改正で、その車両補充と3000系の7両編成への統一のために8000系が登場。淀屋橋23:20発の最終特急を増発(出町柳発は従来通り)。
    • 当初8000系は7両1編成と3000系6両編成への増結中間車が投入されたが、8000系の反響が大きかったために3000系の置き換えへと至り、同系列は大半がそのまま廃車となり、先頭車は富山地方鉄道大井川鉄道(現:大井川鐵道)に譲渡される。その後の時代情勢の変化や寝屋川市駅高架化工事による運用増加に合わせて同系列は7両1編成と2両の予備車が残存することになった。

ダブルデッカー登場と停車駅増加

  • 1993年(平成5年)1月30日:この日のダイヤ改正で平日朝の淀屋橋行が中書島駅に追加停車。京橋駅 - 七条駅間ノンストップ運転の原則が初めて破られた。
    • 京阪間輸送で競合する西日本旅客鉄道(JR西日本)がJR京都線の新快速で大攻勢をかけたことやバブル経済崩壊による影響で京阪特急の利用客が減少傾向に入ったことに対し、京阪側は京阪間の途中駅の利用客をこまめに拾う戦略へと転換を始め[注 9]、依然として混雑率の高い急行・準急の利用客の特急への誘導による混雑率の平準化を狙ったものである。[注 10]奈良線六地蔵駅が前年10月22日に開業した事にも対抗している。混雑時の補助いす使用停止はこの時から。
  • 1995年(平成7年)3月1日:初代3000系の車体更新工事を実施。そのうちの1両が2階建車両に改造される。既存車両のこのような改造は日本国内で初めての例となる(同年12月25日より営業運転復帰)。
  • 1997年(平成9年)
    • 3月22日:この日のダイヤ改正でさらなる特急と急行・準急の混雑の平準化を狙い、平日朝の淀屋橋行特急を枚方市駅に追加停車。これに伴い3扉セミクロスシートの9000系が投入され、これらの運用に優先的に回される。この車両の投入により41年ぶりに特急車以外の定期運用が設定される。
    • 9月11日:8000系に2階建車両増結開始。
  • 1998年(平成10年)4月28日:この日までに8000系への新造2階建車両投入と3000系の予備車を活用してすべての定期列車の特急が8両編成になる[注 11]
  • 2000年(平成12年)7月1日:この日のダイヤ改正で中書島駅と丹波橋駅が終日停車駅。
    • また平日の片道1本が3000系で運用が統一されて以来、定期列車では初めてオールロングシート車両(2200系[注 12]・6000系・7200系[注 13])の運用を開始する[注 14]
    • それまで大阪市内からは急行で長時間乗車となっていた上記の2駅終日停車による(宇治線乗り換え客を含む)利用率向上を狙ったものである。昼間時間帯と夕方ラッシュ時では丹波橋駅で急行を追い抜くダイヤとなった。そのため、特急停車駅 - 急行以下(あるいは普通のみ)停車駅の到達時間が短縮された。
  • 2002年(平成14年)10月1日:この日から平日朝ラッシュ時特急の京都寄り先頭車を三条駅 - 天満橋駅間で女性専用車両とする。なお、女性専用車両シールを貼付けされなかった6000系(6014Fを除く)と2200系8連車はこの日から同時間帯の特急運用から外れた。ただし6014F以外の6000系にも2003年改定時にオールロングシート車両の特急が大幅に増発されたことからシールが貼付けられ、特急運用が復活する。

過去のダイヤ上での特記事項

  • 「びわこ号」のほかに、1950年代ごろから1960年代辺りまでは京津線にも夏季海水浴シーズンや冬のスキーシーズンなどに臨時特急が運転されていたことがあった。停車駅は1950年代ごろの夏の海水浴臨時特急では京阪山科駅のみに停車、1960年代の冬の臨時特急では全線ノンストップであった。しかし、1970年代は不明確であり、また1980年代以降は設定自体がされていない。車両は1950年代には大津線1型などが、1960年代には200型60型260形[注 15]などが充当され、時には車両運用の都合で当時の最新鋭車両であった普通列車専用の80形も2両編成で充当されていた[注 16]。60形では不明だが、200形や260形や80形が特急として運用される場合、鳩マークの掲出はステーのない関係上不可能であったものの、前面には丸形の標識板が掲出され、側面にも当時の本線特急同様「特急」サボが掲出されていた。
  • また設定開始当初から淀屋橋延長の1963年ごろまでは正月ダイヤでは特急を全便運休としていた。このため、正月ダイヤでは特急車は急行などで運用していた[2]
  • 京阪社史『鉄路五十年』(1960年)の年表には、1958年3月9日に「琵琶湖島めぐり船連絡特急びわこ号の座席指定を開始」という記述がある。清水祥史によると、この座席指定は8時20分発の5両編成特急において後部1、2両を「島めぐり」利用者専用の座席指定扱いとするもので、定期列車の指定席利用者が「編成の半数以上になる場合」には、2分前に琵琶湖連絡客を対象とした特発臨時列車(三条まで直行便)を運転するというものであったという[3]。最終的には座席指定・特発便のない「専用車」扱いとして「昭和50年代初頭」(1970年代半ば頃)まで続けられたとされるが、座席指定自体の終了時期は不明である[3]

京阪特急増発、K特急・支線直通の設定

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K特急おりひめ(2004年9月6日 枚方市駅、運転初日の初列車)
臨時K特急(2006年10月22日 枚方市駅 - 枚方公園駅間)
  • 2003年(平成15年)9月6日:この日のダイヤ改正で従来の特急停車駅の列車を「K特急」に名称変更し(平日朝・夕方・夜間のみ運転)、特急は新たに枚方市駅と樟葉駅が終日停車駅になる。昼間時間帯の全区間通しの急行の運転がなくなる。その結果、淀屋橋駅 - 三条駅間の所要時分は1989年10月の44分だったものが、51分にスピードダウンした[注 17]
    • K特急の設定経緯は、このダイヤ改正で特急停車駅を追加した際、平日(昼間時を除く)に限り従来の特急停車駅で運転する特急も残すことになり、この列車には新種別を設定する必要が出てきたことから設定されたものである。そのため、公式発表では新種別と発表されていたが、実際には種別名の変更である。初めての平日となる9月8日よりK特急の運転を開始した。
      • 「K」は「京都 - 大阪」の意味である。
    • K特急の私市発淀屋橋行の列車も設定され、愛称は一般公募により選ばれ、約1,000通の応募の中から交野地区が「七夕伝説」の地域であることにちなんで「おりひめ」と命名された[4]
    • 昼間時の特急が15分ヘッドから10分ヘッドに[注 18]。運用増加に合わせて日中の3分の1の特急がセミクロスシート車の9000系での運用となったほか[注 19]、平日ラッシュ時を中心に6000系などのロングシート車運用も増加した。
    • 女性専用車両は平日朝ラッシュ時のK特急(おりひめを除く)で全区間での設定となる。
  • 2005年(平成17年):特急用車両および6000系以降の車両にも弱冷房車を設置。
  • 2006年(平成18年)
    • 4月16日:この日のダイヤ改正で主に平日朝7 - 11時の時間帯においてロングシート車両の運用が増加(下りK特急3本・特急5本、上りK特急・特急各1本の合計10本にロングシート車を定期運用に充当)。平日の特急運転時間を前後30分程度拡大する。この時K特急から置き換わった一部の特急にも女性専用車両が設定される。「おりひめ」は、朝ラッシュ時の発車時刻が2列車とも約20分早められた。
    • 10月22日鉄道の日記念トーマストレイン(10000系)による臨時運転。「おりひめ」および鉄道の日マスコットキャラクター「テッピー」のヘッドマークが付いたが、幕は特急表示であった(私市9:33→天満橋10:14、休日初運行)。
  • 2007年(平成19年)1月21日宇治線10000系きかんしゃトーマス号)による本線への臨時特急を運行。宇治線での特急列車の走行は(臨時ではあるが)初となる。同線内では各駅に停車していた。
    • また、テレビカーの地デジ対応工事が7月までにすべて完了、同時に受像装置も液晶モニタに交換した。
  • 2008年(平成20年)
    • 6月27日:現存する3000系が8000系に編入(改番)される(改番後は8000系30番台)。
    • 6月30日:これまでの塗装の上下を逆転させた新塗装車両が運転を開始した(これに合わせて内装、自動案内装置、戸締め予告ブザーなどを更新)[5]。8000系0番台車は2012年までにすべての車両が新塗装になり、旧塗装のままで残った30番台車は後述の通り2013年3月で運行を退いている。
    • 10月17日中之島線開業に伴うダイヤ改正でK特急が運用を終了するのに伴い、8000系8531Fに「K特急」のヘッドマークを装着して運転した。

「おりひめ」の特記事項

以下はK特急として運転されていた当時の「おりひめ」の特記事項である。

  • 2003年(平成15年)9月8日:一番列車(1919-1920編成・特急色)。
  • 2004年(平成16年)
    • 3月12日:1900系復活特急塗装(1919-1920編成)さよならイベント(定期列車の運用変更)。
    • 7月7日:七夕イベント(1919-1920編成・一般色、私市19:10→天満橋19:47、「おりひめ」として初めての臨時運行)。
    • 9月6日:前日の地震による運用変更・鳩マーク掲出なし(1919-1920編成・PiTaPaラッピング)。
  • 2005年(平成17年)
    • 7月7日:七夕イベント(1917-1918編成、2004年と同じダイヤ、「おりひめ」2度目の臨時運行)。同時に新ヘッドマークの発表。
    • 7月8日:ヘッドマークのデザインを変更。
  • 2006年(平成18年)
    • 1月4日:車両故障による交野線内での運用差し替えにより、10000系(10001編成・PiTaPaラッピング)がK特急「おりひめ」の1本に充当(4連K特急初)。
    • 4月17日:前日付ダイヤ改定の祝賀列車 (1917-1918編成)。
    • 5月18日:1917-1918編成勇退記念(定期列車の運用変更)。
    • 7月7日:七夕イベント(1929-1930編成・特急色、「おりひめ」3度目の臨時運行)。
    • 7月26日:突発的に1900系充当・鳩マーク掲出なし(1919-1920編成・一般色、50周年記念副標識取り付け)。
  • 2007年(平成19年)
    • 1月21日:トーマストレイン10000系(10003編成)最終運転日の臨時運転。「おりひめ」およびトーマストレイン引退記念「ありがとう」のヘッドマークが付いたが、幕は特急表示であった(私市11:07→天満橋11:44・休日2度目の運行)。
    • 7月9日:2度目のヘッドマークデザイン変更(新ヘッドマークは前々日の七夕伝説イベントで披露)。
  • 2008年(平成20年)
    • 7月7日:七夕イベント(1919-1920編成、定期列車の運用変更)。
    • 10月17日:K特急としての運用終了(1919-1920・1929-1930両編成とも、中之島線開業に伴う1900系の営業列車からの引退イベントも兼ね、定期列車の運用変更の形で、同日の「おりひめ」に充当)。

中之島線開業から京橋 - 七条間ノンストップ列車の復活

ノンストップ京阪特急「洛楽」(2012年5月4日 関目駅)
  • 2008年(平成20年)10月19日:中之島線開業に合わせたダイヤ改正。
    • 昼間時に中之島発着の快速急行が毎時2本設定されている。これに充当される新型3扉セミクロスシート車両が3000系(2代)とされた関係で、従来の3000系3505Fは床下機器面などではほぼ同一の8000系30番台に改番された。
    • また、同日よりK特急を快速特急に改称し(運転時間帯は京都方面平日夕夜のみに縮小)、下りの京阪間ノンストップの列車は完全に消滅した。さらに定期の京阪特急で初めて途中駅での折り返しを行う特急が設定されたほか、出町柳発着の一部が三条発着となり、昼間時に枚方市発着(下りは最終特急のみ枚方市到着を設定)[注 20]、朝夕ラッシュ時および夜間に樟葉止まり(樟葉発は1本も存在せず)の特急(快速急行と接続)が一般車で運行されている。通勤快急と快速急行の途中折り返しも設定されているが、これは前者は三条始発、後者は樟葉止まり(三条止まりと樟葉発は1本も存在せず)のみの設定となっている。この改定で19年ぶりに三条駅発着の特急が復活した。
      • これにより、昼間時[注 21]に運転される出町柳発着の特急・快速急行はすべて転換クロスシートを備えた車両で運転されることとなる。また土曜・休日ダイヤの全線通しの特急は上り早朝1本・深夜2本を除く全便[注 22]が8000系での運転となる反面、平日ラッシュ時には混雑時対策による一般車特急の大幅増便[注 23]による対応と、夕方上りに8000系で運転される快速特急による遠距離通勤客に対する着席サービスの確保といった、曜日や時間帯に応じた臨機応変なサービスの提供が実施されている。なお、快速急行の運転は2002年ごろに既に検討されていた[注 24]
      • ダイヤ改定後の日中の優等列車のダイヤパターンは枚方市駅以東は従来の特急のみ10分間隔運転から特急と快速急行が一体となって10分間隔で運転され、以西も枚方市駅始発の特急と快速急行と接続することとした[注 25]
    • 「おりひめ」は通勤快急に格下げ、準急からの格上げで「ひこぼし」が快速急行となった。
      • 改正後最初の平日となる10月20日の運行から通勤快急に種別が変更され、停車駅と行先の変更が行われたが、この時には車型(2600系)に変更はなく、ヘッドマークについても「K特急」の部分を「通勤快急」に改めた程度で大きな変更はされていない。
  • 2009年(平成21年)
    • 正月ダイヤでは特急運転は行われたが、急行停車駅である八幡市駅伏見稲荷駅への初詣参拝客輸送のため、同駅を通過する快速急行の運転は終日行われなかった[6](2010年の正月も同様)。
    • 9月12日:最終の特急出町柳行きが三条行きに変更され、三条より普通出町柳行きに種別変更の上で運転(実質的に神宮丸太町駅への追加停車措置と言える)。三条止まりの快速急行の設定[注 26]と夕方の樟葉止まりの快速急行の削減、21時台の快速急行の樟葉までの短縮を実施。このほか、3000系使用の淀屋橋発の特急の追加設定[注 27]や、9000系の全編成オールロングシート化に伴う9000系と一般8両編成車(6000系と7200系)の完全共通運用化が行われた。
    • 12月19・20・23日:初めて土休日に、出町柳 → 中之島間の下り臨時快速特急「光のルネサンス号」を運転。なお、始発駅の出町柳駅ではかつてのK特急用のメロディが使用された。
  • 2011年(平成23年)
    • 5月28日:同日のダイヤ改定で平日夕方、夜間の快速特急がすべて特急に格下げ、定期運用は廃止された。淀屋橋 - 出町柳間で早朝・深夜、平日朝ラッシュ時以外で特急のみの10分間隔での運転になる。快速急行の大幅削減および天満橋 - 淀屋橋間にも快速急行を運転。また土休日ダイヤの下り列車の1本が一般8両編成での運転となった。またこの改定で特急の昼間時の運用編成本数が12本から13本となる[注 28]。ほか、夜間に運転される快速急行の一部に8000系を充当。これに伴い折り返し駅の入線の都合と一部の駅で停車時間の延長余裕時分を見込んだ影響で淀屋橋 - 出町柳間の所要時間は下り57分、上り55分に延びた。この改定で快速急行の淀駅臨時停車を一旦廃止した。
      • ただし中之島線直通の快速急行は大幅削減されたが、特急と中之島駅発着の普通または準急を京橋駅で相互接続させることにより、中之島線各駅 - 樟葉駅以東の特急停車駅間の所要時間を、従来の快速急行利用時と比較して3分短縮した(主に日中)[7]
    • 10月22日 - 12月4日:京橋 → 七条間ノンストップの臨時快速特急「ノンストップ京阪特急」を土休日に運転。午前の上り2本を設定[8]
  • 2012年(平成24年)
    • 3月24日 - 6月3日:京橋 → 七条間ノンストップの臨時快速特急「ノンストップ京阪特急『洛楽』」を土休日に運転。午前の上り2本を設定。この運行に向けて愛称の募集が朝日放送のラジオ番組「ドッキリ!ハッキリ!三代澤康司です」で行われ、「洛楽」の列車愛称が与えられた[9]
    • 7月:8000系0番台車のリニューアル工事が完了し、テレビが撤去される[10]。これにより、テレビ受像器を装備するのは旧3000系の8000系30番台車1編成のみとなった。
    • 11月3日 - 12月2日:京橋 → 七条間ノンストップの臨時快速特急「ノンストップ京阪特急『洛楽』」を土休日に運転。午前の上り2本を設定。11月3日の淀屋橋10:06発と12月2日の淀屋橋10:36発は、8000系30番台(旧3000系)で運転された[11]
  • 2013年(平成25年)
    • 3月10日:8000系30番台(旧3000系)が定期列車での営業運転を終了。同月31日までに4日間実施された臨時列車の運転などをもって引退し、同時にテレビカーも全廃された[12]
    • 3月16日:ダイヤ変更に伴い、通勤快急「おりひめ」・快速急行「ひこぼし」を前日限りで廃止。交野線直通列車が全廃された。
    • 4月6日 - 5月12日:京橋 → 七条間ノンストップの臨時快速特急「ノンストップ京阪特急『洛楽』」を土休日に運転。午前の上り2本を設定[13]
    • 11月2日 - 12月1日:京橋 → 七条間ノンストップの臨時快速特急「ノンストップ京阪特急『洛楽』」を土休日に運転。午前の上り2本を設定[14]
  • 2014年(平成26年)
    • 1月1日 - 1月3日:正月ダイヤで、京橋 - 七条間ノンストップの臨時快速特急「ノンストップ京阪特急『洛楽初詣』」を運転。午前の上り8本、午後の下り8本を設定。京橋 - 七条間の所要時間は「ノンストップ京阪特急『洛楽』」の約43分から、約36 - 38分に短縮[15]
    • 3月21日 - 5月6日:京橋 - 七条間ノンストップの臨時快速特急「ノンストップ京阪特急『洛楽』」を土休日に運転。午前の上り3本だけでなく、午後の下り2本が初めて設定された。京橋 - 七条間の所要時間はそれまでの「ノンストップ京阪特急『洛楽』」の約43分から、約40分に短縮[16]
    • 10月4日 - 11月30日:「秋の特別ダイヤ」を土休日に実施[17]
      • 「京橋 - 七条間ノンストップ・快速特急『洛楽』」を運転。淀屋橋駅9時発 - 11時発の上り5本、出町柳駅15時43分発 - 17時43分発の下り5本を設定。従前は特急との平行ダイヤであったものを、前後に走る特急を快速急行に改め枚方市駅で通過待避を行うダイヤに変更したことにより、京橋 - 七条間の所要時間は「ノンストップ京阪特急『洛楽』」の約40分から、2000年6月30日以前の特急と同じ約35分に短縮。
      • 淀屋橋駅9時頃 - 11時頃発の上り特急(毎時6本)を、快速特急(毎時2本)・特急(毎時4本)・快速急行(毎時2本)に変更。出町柳駅16時頃 - 18時頃発の下り特急(毎時6本)を、快速特急(毎時2本)・特急(毎時6本)に変更。
      • 一部列車の種別、行先、発着時刻を変更。
      • 快速急行についても、特別ダイヤ実施日で中央競馬開催日と重なる場合に限り、競馬開催時間帯は淀駅に再び臨時停車するようになった。淀駅の快速急行の臨時停車は3年ぶりである。
  • 2015年(平成27年)
    • 1月1日 - 1月4日:正月ダイヤで「京橋 - 七条間ノンストップ・快速特急『洛楽』」を運転。午前の上り8本、午後の下り8本を設定。京橋 - 七条間の所要時間は前年の正月ダイヤで運転された「ノンストップ京阪特急『洛楽初詣』」の約36 - 38分から、35分に短縮[18]
    • 3月21日 - 5月6日:「春の特別ダイヤ」を土休日に実施[19]。実施内容は2014年の「秋の特別ダイヤ」と同様。
    • 9月19日 - 11月29日:「秋の特別ダイヤ」を土休日に実施[20]。シルバーウィークに合わせ、実施期間を拡大する。実施内容は2014年の「秋の特別ダイヤ」と同様。
  • 2016年(平成28年)
    • 1月1日 - 1月3日:正月ダイヤで「京橋 - 七条間ノンストップ・快速特急『洛楽』」を運転。午前の上り8本、午後の下り8本を設定[21]
    • 3月19日:同日のダイヤ改定で土休日に限り「京橋 - 七条間ノンストップ・快速特急『洛楽』」を定期化する。快速特急運転時間帯は快速特急(毎時2本)・特急(毎時4本)・快速急行(毎時2本)に変更(これら全列車は淀屋橋駅発着で運転)。待避駅や停車時間を見直し、昼間の特急の所要時間を淀屋橋 - 出町柳間の各駅で1 - 4分短縮する(特急と交野線・宇治線との接続時間見直しを含めると、交野線・宇治線では最大6分の短縮)。これにより、特急の淀屋橋 - 出町柳間の所要時間は上り下りともに54分に短縮した[22]が、昼間時の準急の特急待避回数は改定前の3回(枚方市・丹波橋・三条)より4回(香里園・樟葉・丹波橋・三条)に増加した(香里園は通過追い越し)。また、快速特急の定期列車格上げおよび快速急行の午前上り/午後下り列車の設定により、春季および秋季の土曜・休日に実施していた特別ダイヤは再度廃止された。このほか、途中駅始発の快速急行が設定されるなど、快速急行の運行形態に一部変更がなされた[注 29]
    • 7月16日:祇園祭(前祭)の宵山に合わせて、三条行き臨時快速特急「洛楽」を運転。淀屋橋17:49、18:18発の2本を設定[23]。京橋 - 七条間の所要時間は37分。
使用車両が3000系に変更された快速特急「洛楽」
  • 2017年(平成29年)
    • 1月1日 - 1月3日:正月ダイヤで、”京橋 - 七条間ノンストップ” 快速特急「洛楽」を運転。午前の上り8本、午後の下り8本を設定[24]
    • 2月25日:ダイヤ改定。快速特急「洛楽」が平日にも2往復の定期運転を開始し、毎日運転となる。一方、使用車両は8000系から3000系に変更する。同時に、快速特急運転時間帯に運転されている淀屋橋 - 出町柳間の快速急行のうち、午前中の出町柳行きを急行に変更した上で平日にも設定(夕方の出町柳発淀屋橋行きは、快速急行のまま平日にも設定)。平日夕ラッシュ時の樟葉行き快速急行は中之島駅発から淀屋橋駅発に変更された[25]
    • 4月15日 - 5月7日:臨時快速特急「洛楽」と臨時特急を、4月22日・23日を除く土休日に運転。臨時快速特急「洛楽」は淀屋橋9:48、10:18発の上り2本、臨時特急は出町柳17:12、17:42発中之島行きの下り2本を設定[26]。臨時快速特急の京橋 - 七条間の所要時間は37分。臨時快速特急「洛楽」3000系で運転し、期間中の快速特急「洛楽」定期列車を8000系に変更。また、臨時特急は3000系または一般車7両編成で運転する。
    • 7月15日 - 7月16日:祇園祭(前祭)の宵々山、宵山に合わせて、三条行き臨時快速特急「洛楽」を運転。淀屋橋17:17、17:47発の2本を設定[27]。京橋 - 七条間の所要時間は37分。

プレミアムカーの導入と新列車種別「ライナー」の設定

  • 2017年(平成29年)
    • 8月20日:ダイヤ改定。座席指定車両である「プレミアムカー」を導入(乗車料金400円または500円)。また翌8月21日より全席座席指定列車である「ライナー」を設定(平日朝ラッシュ時の枚方市発淀屋橋行き1本、樟葉発淀屋橋行き1本の計2本)[28]。これに伴い、8000系の各駅停車・区間急行・準急の運用が廃止された。
  • 2018年(平成30年)
    • 1月1日 - 1月3日:正月ダイヤで、”京橋 - 七条間ノンストップ” 快速特急「洛楽」を運転。午前の上り6本、午後の下り6本を設定。今回から使用車両に3000系が加わった。
    • 7月14日 - 7月16日:祇園祭(前祭)の宵々山、宵山に合わせて、三条行き臨時快速特急「洛楽」を運転。なお、使用車両は従来の8000系から3000系に変更された。
    • 9月15日:ダイヤ改定。快速特急「洛楽」は土・休日のみ定期列車全列車を8000系に戻した(平日は従来通り3000系で運用)。ライナーはこれまでの片道運転から往復運転に拡大の上で京都側に延長し、鴨東線でも運転開始。朝ラッシュ時下り3本(増発される1本は樟葉始発であるが、今回より枚方市にも停車。1本は枚方市始発のまま変わらず、これまで樟葉始発であった1本を出町柳始発に延長)に増発し、夜間に2本(2本とも淀屋橋発出町柳行き)を新規設定。また、ライナーは特急と同じ停車駅に統一した(車両は従来通り8000系を使用)。「プレミアムカー」は土休日に限り快速特急「洛楽」の定期全列車に拡大し、8000系の特急運用も増加する関係上、平日は上下全特急・快速特急の合算本数延べ199本中105本に、土・休日は同195本中118本が「プレミアムカー」連結=8000系運用列車となった。その代わり、1997年以来21年ぶりに、8000系の快速特急・特急・ライナー以外の種別での運用を回送を除いて廃止した)。また、平日朝の上り快速急行に途中駅始発が新たに設定された(寝屋川市6時59分発出町柳行き)。その他、朝ラッシュ時に特急を増発など[29]

種別解説・停車駅

快速特急・特急・ライナー・K特急(廃止)

現在の停車駅

快速特急
快速特急「洛楽」
平日のみ2代目3000系で運行(前面改造後撮影)
  • 淀屋橋駅 - 北浜駅 - 天満橋駅 - 京橋駅 - 七条駅 - 祇園四条駅 - 三条駅 - 出町柳駅
    • 京阪線の最速達種別。
    • 2011年5月27日に「快速特急(旧)」が廃止されてから僅か約5ヶ月後の10月22日に1993年までの特急と同じ停車駅で新たに「快速特急」が再設定され復活し、2011年10月22日以降、行楽期の土曜・休日に臨時列車として設定された。
    • 運行開始翌年の2012年に公募で決定された「洛楽」の愛称が付けられ、のちに種別名にも愛称が付き、以降「快速特急 洛楽」と案内されるようになった。
    • 2013年までは上りのみしか運行されていなかったが、2014年の正月ダイヤ以降は下りも運行されている。
    • 2016年3月19日のダイヤ改定より、行楽期以外の土曜・休日の運行も開始された。
    • 2017年2月25日のダイヤ改定により、平日の運行も開始された。
    • 2016年以降、行楽期や沿線で行事(祇園祭など)がある際は、定期の快速特急とは別に「臨時快特 洛楽」が設定される。ただし、祇園祭の際の臨時列車は京阪本線のみで完結する上り列車のみの設定となり、帰宅時間帯の下り列車の設定はなく、また三条止まりとなるため、鴨東線には入らない。
特急
大阪に向かう特急
特急は8000系のほか補完的に3000系(2代)などでも運用される(正面形状変更後、鳩マーク掲出開始前)
ライナー
  • 淀屋橋駅 - 北浜駅 - 天満橋駅 - 京橋駅 - 枚方市駅 - 樟葉駅 - 中書島駅 - 丹波橋駅 - 七条駅 - 祇園四条駅 - 三条駅 - 出町柳駅
  • 2018年9月18日から上記の停車駅となった(特急と同じ停車駅)。
    • 朝の淀屋橋行きのうち、出町柳駅 - 七条駅の各停車駅は乗車専用となる。
    • 夜の出町柳行きのうち、淀屋橋駅 - 京橋駅の各駅は乗車専用となる。
  • 2017年3月30日、京阪は同年8月21日より京阪電車初の全席座席指定列車である「ライナー」を設定(平日朝ラッシュ時の枚方市発淀屋橋行き1本、樟葉発淀屋橋行き1本の計2本)すると発表[30]。ライナーは設定当初、それぞれ始発駅を出発すると、京橋までノンストップ運転を行っていた。
  • 駅のホームや車両の車内などに掲示されている「京阪線停車駅のご案内」ではライナーは特急や普通などその他の種別とは違い停車駅の案内は別に書かれている。
  • 特急運用上の特色でも述べているが、快速特急[注 30]・特急を表す「鳩マーク」は、ライナーでは掲出されない[31]ライナーは京阪初のカタカナ種別である。
  • ライナーに乗車の際は、運賃以外に別途ライナー券(300円(枚方市・樟葉発着)、淀屋橋~京橋の各駅と七条~出町柳の各停車駅間は380円。6号車を除く)またはプレミアムカー券(400円(枚方市・樟葉発着)または500円。6号車のみ乗車可)のいずれかが必要である。ただし、朝の下りの京橋~淀屋橋の各駅間と夜の上りの七条~出町柳の各停車駅間は、プレミアムカーを除き、乗車券のみで一般車両に乗車できる。ライナー券の購入方法はプレミアムカー券と同様であるほか、発車時刻の約20分前から約3分前までの間のみ、樟葉駅および枚方市駅の改札内に臨時発売所が設置される。
  • 車両はプレミアムカー連結の特急専用車8000系8両編成を使用する。なお、6号車以外の一般車両についてはロングシート部分も有料の指定席扱いとなっている[32][注 31]。また、ライナーは女性専用車両の設定対象外である。
  • 2018年1月、京阪ホールディングス社長の加藤好文は、今後需要に応じて運行区間を京都方面に延長することも検討すると述べた[33]。同年7月17日、同年9月15日のダイヤ変更を予告し、ライナーをこれまでの片道運転から往復運転に変更して運転本数も増強し、運転区間も鴨東線の出町柳駅までに拡大することを決定した。ダイヤ改正時に停車駅についても特急と統一され、樟葉駅発のライナーは枚方市駅にも停車を開始した[29]
  • なお、朝の出町柳発のうち、出町柳 - 七条の各停車駅と、夜の淀屋橋発のうち、淀屋橋 - 京橋の各駅は乗車専用となる。また、淀屋橋行きの京橋以西および出町柳行きの七条以北を除き、全区間ドアカットが行われる。

過去の停車駅

かつて設定されていたK特急(八幡市駅)
京阪本線・鴨東線K特急・快速特急(旧)(2003年9月8日 - 2011年5月27日)
  • 淀屋橋駅 - 北浜駅 - 天満橋駅 - 京橋駅 - <枚方市駅> - 中書島駅 - 丹波橋駅 - 七条駅 - 四条駅(現:祇園四条駅) - 三条駅 - 出町柳駅
    • <>の駅は朝の淀屋橋行きのみ停車(K特急が運転されていた2003年9月から2008年10月まで)。
特急(2000年7月1日 - 2003年9月5日)
  • 淀屋橋駅 - 北浜駅 - 天満橋駅 - 京橋駅 - <枚方市駅> - 中書島駅 - 丹波橋駅 - 七条駅 - 四条駅 - 三条駅 - 出町柳駅
    • <>の駅は平日朝の淀屋橋行きのみ停車。
特急(1997年3月22日 - 2000年6月30日)
  • 淀屋橋駅 - 北浜駅 - 天満橋駅 - 京橋駅 - <枚方市駅> - <中書島駅> - 七条駅 - 四条駅 - 三条駅 - 出町柳駅
    • <>の駅は平日朝の淀屋橋行きのみ停車。
特急(1993年2月1日 - 1997年3月21日)
  • 淀屋橋駅 - 北浜駅 - 天満橋駅 - 京橋駅 - <中書島駅> - 七条駅 - 四条駅 - 三条駅 - 出町柳駅
    • <>の駅は平日朝の淀屋橋行きのみ停車。
特急(1989年10月5日 - 1993年1月31日)
  • 淀屋橋駅 - 北浜駅 - 天満橋駅 - 京橋駅 - 七条駅 - 四条駅 - 三条駅 - 出町柳駅

ライナー(2017年8月21日 - 2018年9月14日)

  • 樟葉駅 / 枚方市駅 → 京橋駅 → 天満橋駅 → 北浜駅 → 淀屋橋駅
  • 始発駅を出ると京橋までノンストップであった。

快速急行・通勤快急

京阪本線・鴨東線・中之島線快速急行で運用される2代目3000系電車

2008年10月19日ダイヤ改定時に設定。

中之島線・京阪本線・鴨東線快速急行・通勤快急
  • 中之島発着:中之島駅 - 渡辺橋駅 - 大江橋駅 - なにわ橋駅 - 天満橋駅 - 京橋駅 - <守口市駅> - 寝屋川市駅 - 香里園駅 - 枚方市駅 - 樟葉駅 ← 中書島駅 ← 丹波橋駅 ← 七条駅 ← 祇園四条駅 ← 三条駅 ← 出町柳駅
  • 淀屋橋発着:淀屋橋駅 - 北浜駅 - 天満橋駅 - 京橋駅 - <守口市駅> - 寝屋川市駅 - 香里園駅 - 枚方市駅 - 樟葉駅 - (淀駅) - 中書島駅 - 丹波橋駅 - 七条駅 - 祇園四条駅 - 三条駅 - 出町柳駅
    • <>の駅は通勤快急は通過(中之島・淀屋橋行きのみ設定)。
    • ()の駅は中央競馬開催日および中央競馬パークウインズ実施日と重複している場合のみ臨時停車。
    • 2011年5月28日のダイヤ改定までは競馬開催日の8 - 17時台に淀駅に臨時停車していた[34]
    • 2014年秋以降、春と秋に実施されている特別ダイヤ実施日に中央競馬開催日と重複している場合、午前中の淀屋橋発の快速急行が淀駅に臨時停車していた。
    • 2016年3月19日のダイヤ改定では、一部の通勤快急が淀屋橋行きとなった。また、土曜・休日の朝の出町柳行きと、夕方の淀屋橋行きの快速急行が設定されたが、代わりに朝の出町柳駅発淀屋橋行きの快速急行が樟葉発に短縮された。この改定で途中駅を始発とする快速急行が、平日は樟葉8:38発の淀屋橋行きと枚方市8:56発の中之島行きの2本、土曜・休日は朝の樟葉発淀屋橋行きの6本が初めて設定された。なお、中央競馬開催日および中央競馬パークウインズ実施日と重複した場合の快速急行の淀駅臨時停車も再開した。
    • 2017年2月25日のダイヤ改定では、平日夕ラッシュ時の快速急行が淀屋橋発となり、中之島発着の快速急行の本数はさらに減少した。同時に平日朝の枚方市発の快速急行が1本増発され、同駅8:56発(中之島行き)の後に9:16発(淀屋橋行き)が設定された。土曜・休日は午前中の淀屋橋発出町柳行きの快速急行は急行に格下げされ廃止となった。これにより土曜・休日の快速急行は京都方面から大阪方面への片道のみの運転となった。
    • 2017年8月20日のダイヤ改定では、平日朝の中之島発樟葉行きの快速急行1本が淀屋橋発となり、中之島発着の快速急行は平日朝の中之島7:58発の樟葉行きと枚方市8:56発の中之島行き上下1本ずつのみとなった。また、土曜・休日朝の快速急行淀屋橋行きの一部が急行淀屋橋行きとなった。
    • 2018年9月15日のダイヤ改定では、平日朝にライナーと特急を増発する関係上、出町柳7:55発淀屋橋行きの快速急行が樟葉発に短縮となり、出町柳を発車する快速急行は平日・土休日とも夕方の淀屋橋行きのみとなった。一方、平日の朝に上りの快速急行としては初めて、途中駅始発の列車が設定された(寝屋川市6:59発出町柳行き)。

過去の列車

いずれの列車も交野線内は各駅に停車していた。

交野線直通K特急「おりひめ」(2003年9月8日 - 2008年10月17日)
交野線直通通勤快急「おりひめ」(2008年10月20日 - 2013年3月15日)
  • 私市駅 → 河内森駅 → 交野市駅 → 郡津駅 → 村野駅 → 星ヶ丘駅 → 宮之阪駅 → 枚方市駅 → 香里園駅 → 寝屋川市駅 → 京橋駅 → 天満橋駅 → なにわ橋駅 → 大江橋駅 → 渡辺橋駅 → 中之島駅
交野線直通快速急行「ひこぼし」(2008年10月20日 - 2013年3月15日)
  • 中之島駅 → 渡辺橋駅 → 大江橋駅 → なにわ橋駅 → 天満橋駅 → 京橋駅 → 守口市駅 → 寝屋川市駅 → 香里園駅 → 枚方市駅 → 宮之阪駅 → 星ヶ丘駅 → 村野駅 → 郡津駅 → 交野市駅 → 河内森駅 → 私市駅

車両

専用車両

以下の車両は特急運用(快速特急及びK特急、特急、ライナー)につく専用の特急車両である。

( )の太字は特急車としての期間、細字は一般車格下げから引退までの年

初代
  • 1700系1951年 - 1956年 - 1983年)
    • 初の特急専用車で、特急専用塗装と鳩マークを初めて採用した。特急専用車で唯一の吊り掛け駆動方式採用車であった。一般車格下げ後は1983年の京阪線1500V昇圧まで運用された。
2代目
  • 初代1800系1953年 - 1963年 - 1981年)
    • 日本初のカルダン駆動を採用した電車。先述のように京阪特急初のテレビカーを連結している。1900系登場とともに一般車に格下げされた。後に昇圧対応改造を兼ねて足回りを600系に譲る形で2代目1800系が登場している(1989年に全廃)。
3代目

1956年 - 1963年 - 1973年 - 2006年)

特急時代の1900(1810)系電車(1971年頃 七条駅)
    • この系列より18m・空気バネ台車に変更された。1900系登場時に金属バネ台車の2両を除いて同系列に編入した。なお、1900系編入後最後まで(先頭車として)残った1914以下5連は2006年3月31日付で廃車となった[35]
4代目
  • 1900系1963年 - 1973年 - 2008年)
通勤車改造後。左が特急色復刻車、右が通勤色車(私市駅)
    • 淀屋橋延伸開業時に登場した、前面のバンパーが特徴の高性能車。初代3000系登場後は特急運用から離脱して一般車に格下げた後も、臨時特急のほか、2000年代にはK特急「おりひめ」にイベントなどで運用された実績もあり、その際は前面に特急鳩マークとヘッドマークの両方を掲出していた。
    • 中之島線開業前日の2008年10月18日をもって一般の営業運転を終了し、同年12月に実施したさよなら運転をもって運行を終了した。
5代目
原型に近い姿に復元(クラシックタイプ)された初代3000系
    • 特急専用車として初めての冷房車となり、テレビカーもカラーテレビ搭載となった。しかし、下記の8000系増備に伴い大半が廃車または(車体のみ)譲渡されたため、1編成のみ(3505F)が残存した。1995年の改修工事に合わせて1両をダブルデッカー化改造(改造車のダブルデッカーは日本の鉄道車両で唯一の存在)するとともに特急マークはプレート式から幕式に更新された。そして、2008年の2代目3000系登場に合わせて8000系30番台に改番された。また2011年より平日の一部の快速急行でも運用を開始した。
    • 2012年9月に鳩マークがプレート式になるなど改修前の姿に復元された。他にも「びわこ連絡」などの副標識も新規に作成され掲出された。快速特急洛楽の運用にも就いていた。
    • 2013年3月10日をもって一般の営業運転を終了し、同31日のさよなら運転をもって運行を終了、それと同時にテレビカーは全廃となった(ダブルデッカーの車体は富山地方鉄道に譲渡)。なお、当初予定されていた新塗装化は見送られた。
    • 2014年のくずはモールの増床・リニューアルに際し、南館(ヒカリノモール)に「SANZEN-HIROBA」(名称は旧3000系に由来)に3505号車が、走行映像の車窓への投影や運転シミュレータの設置を伴う形で保存され、京阪では「デジタル動態保存」と呼称している[36]
    • 2018年現在、歴代京阪特急専用車で登場から廃車まで一貫して定期の特急運用に就いていた唯一の車両[注 33]
6代目
快速特急「洛楽」運用の新塗装車
    • 現行の主力で、鴨東線開業時に登場した。特急専用車として初めて固定編成となった。バケットタイプの転換クロスシートに横引きカーテンを装備する豪華な車内設備が特徴である。1998年には3000系に続いて新造ダブルデッカーを連結し、特急専用編成は8両固定編成に統一された。
    • 2009年度より車端部の座席について、背もたれの高さをクロスシートと同等以上の位置まで確保したハイバックロングシートに改造の上、テレビ受像機も撤去するリニューアル工事が開始(新塗装化も同時に施工)。この改造車は2010年3月27日より運転が開始され、その後も順次リニューアル工事は進行し、テレビカーは2012年7月をもって当形式からは消滅した[10]。2009年12月に運行された快速特急「光のルネサンス号」はこの0番台が充当された。2011年5月28日改定より平日・休日の一部の夜間に出町柳駅を発車する快速急行でも運用を開始したが、2016年3月19日改定で特急車の快速急行での運用は廃止となった。2012年3月より運行されている快速特急「洛楽」は原則として、この車両[注 34]が使われてきたが(故障などの代走を除く)、2017年2月25日のダイヤ改定により、使用車両が下記の2代目3000系に変更され、春秋の行楽期の土休日と正月ダイヤ実施日を除いて一旦撤退した。
    • 2017年8月20日ダイヤ改定より有料座席指定車となる「プレミアムカー」連結の為、対象となる1両が脱車の上で寝屋川工場で改造を受けた。その間は7連で暫定的に運用していた。
    • 2018年9月15日のダイヤ改定より、土休日に限り正式に定期の快速特急運用に復帰した。一方、快速特急・特急・ライナー以外(通勤快急以下の各種別)の定期の営業列車(間合い運用)からは完全に撤退した。

特色

車体面
  • 特急専用車両はすべて片開き2扉の転換クロスシート車[注 35]である。
  • 2011年[注 36]及び2013年[注 37]まで特急色(いわゆる旧塗装、旧特急色)としてカーマインレッドとマンダリンオレンジの専用塗装を施していた。塗装は初代の1700系から8000系旧塗装車に至るまで変わっていないが、1989年の同系列登場後は若干色調が変更されていた。また、鋼索線1・2号車両も専用塗装を施している。なお、2010年に8000系0番台の塗装を逆転する塗装(いわゆる新塗装、新特急色)の変更が完了した。
車内面・その他
  • いずれの車両も乗車券のみで乗車できる特別料金不要列車としては最高水準の接客設備を備えているが、登場当時のタイミングの悪さからブルーリボン賞ローレル賞受賞を逃している。京阪でのローレル賞受賞車両は、通勤車扱いの6000系と3000系(2代目)のみである[注 38][注 39]
  • 技術面では、1700系で日本で初の空気ばね台車KS-50をテストし、1800系が日本初のカルダン駆動車、1900系でデフレンシャルギヤ台車のKS-68の長期テストをするなど、鉄道技術史上において重要な存在である。1995年からは先述のダブルデッカーを連結している。
  • 特急専用車は、車内広告を一切排除する施策をとっている。これは、料金不要の特急列車としては異例である[注 40]。また、初代3000系が主力だった時代は座席枕カバーに名刺程度の大きさの広告を入れていたことはあった。

車両の愛称

ロマンスカー

1927年、京阪は日本初の本格的転換クロスシート車である1550型を製造し、進行方向に二人並んで座るロマンスシートであったことから「ロマンスカー」と命名した。これが「ロマンスカー」という言葉の始まりとされている[注 41]

テレビカー
過去に8750形に設置されていた液晶テレビ(画像モザイク処理済み)

1954年8月に1800系に白黒テレビを設置して以来、1810系・1900系・初代3000系・8000系に導入され、2013年3月31日の初代3000系である8000系30番台の営業運転終了まで運行されていた車両である。1800系・1810系・1900系は白黒テレビ、初代3000系・8000系はカラーテレビが設置され、車両側面の外板窓上に大きく朱色の書き文字で「テレビカー」と表示されていた[注 42]。 なお、「テレビカー」の名称は京阪ホールディングスの登録商標(第4045693号)であるため、無許可では使用できない。

現在、テレビカーはくずはモールにある「SANZEN HIROBA」にデジタル動態保存されている初代3000系(3505号車)や富山地方鉄道に譲渡された3000系のうち京阪特急色と鳩マークが復元された編成[注 43]にて見ることができる。

富山地鉄で復元されたテレビカー(ダブルデッカーエキスプレス)
(2013年12月)
くずはモール「SANZEN-HIROBA」に展示されている3505号車
ダブルデッカー
8000系2階建て(ダブルデッカー)車両の外観(旧塗装)

1995年の初代3000系の車体更新時に3600型中間付随車(旧車番は3608)を、自社の寝屋川車両工場で平屋車両から二階建て車両に改造。1995年12月25日に営業運転を開始した車両である。普通の平屋車両を二階建て車に改造するのは珍しいケースであり、日本で唯一である。その後、自社製ダブルデッカー車の評判は良く8000系編成にもと要望[37]があったため1997年には8000系にもダブルデッカーが製造、連結された。旧塗装のダブルデッカーには時代祭絵巻のイラストが描かれていたが8000系の新塗装への塗り替えと初代3000系引退によって消滅した。なお富山地方鉄道に譲渡された初代3000系のダブルデッカーには時代祭絵巻が当時のまま残され、車内もあまり改造されずに現在も「ダブルデッカーエキスプレス」[注 44]として運行されている。

富山地鉄「ダブルデッカーエキスプレス」(元3518-3018)
初代3000系完全引退後に譲渡されたダブルデッカー車両(富山地鉄サハ31)
プレミアムカー
プレミアムカーの外観

2015年9月30日、京阪は約16億円の投資をおこなって2017年上半期をめどに、有料の座席指定車両「京阪特急プレミアムカー(仮称)」を8000系特急に導入すると発表した[38][39]。 2016年9月1日には、仮称であった座席指定車両の名称が「プレミアムカー」に決定したことを発表し[40]、車両の改造工事・組込み作業を経た上で、2017年8月20日のダイヤ改定より正式に営業を開始した[41]

「プレミアムカー」の外観デザインは京阪特急伝統の赤色を基調に、特別車両としての存在感をより際立たせる金色を扉周りに配置。内装は漆黒色と生成り色を基調とし、アクセントカラーに金色を配置する[40]

なお、「プレミアムカー」改造工事開始に伴い、2016年9月24日から一部の8000系を7両編成で運用し、2017年2月25日から同年8月18日までは8000系全編成が7両編成となった。7両編成と8両編成の8000系の運用が混在していた間には、8両の編成には8両編成を示すステッカーが前面左部に貼り付けられていた[42]。一連の改造工事・組込作業は、営業開始の前日である同年8月19日までに完了した[注 45][注 46]

サービスの内容
プレミアムカーの車内
プレミアムカーの座席

8000系の6号車(京都側から6両目)を、大阪方の客室扉を埋め込んでこの部分を客室とし、すべて京都方の客室扉のみ残した1扉車[注 47]の「プレミアムカー」に改造の上で有料の座席指定車両を導入する。車体外板の塗色は変更され、京都方にある客室扉部分には、存在感を際立せるため金色としている。客室は客室扉があるエントランスを境に大阪方と京都方に区画されており、京都方の車端部にアデンタント室と荷物置き場、エントランスの京都方に車椅子スペースがそれぞれ設置されている。但し、他社の有料特急車とは異なり便所・洗面所などの設置はない。妻引戸とガラス仕切りで区切られた客室には、天井の照明を反射式のLED照明とし、座席部分にカーペットが敷かれ、空気清浄効果のある微粒子イオン「ナノイー」発生装置(パナソニックJR東日本テクノロジー製)が8台設置される。座席は2+1列の回転式リクライニングシートに、ヘッドレスト・フットライト・背面テーブルと肘掛部には電源コンセント(許容電流2A)を装備する。また、一部の席を除き大型テーブルも装備される。

座面幅は460mm(現行430mm)、座席幅は600mm(1人あたり)、背もたれの高さは770mm(現行640mm)、座席間隔は1,020mm(現行920mm)で、リクライニング角度は最大20度である(これに伴って座席定員は40名程度となる)。 また、当車両の利用客に案内をおこなう専属のアテンダントが乗務する。

利用料金は淀屋橋〜京橋・守口市・寝屋川市・香里園〜八幡市・淀〜丹波橋・伏見稲荷〜祇園四条・三条〜出町柳で分かれており、大阪市内(淀屋橋、北浜、天満橋、京橋)〜京都市内(中書島、丹波橋、伏見稲荷、七条、清水五条、祇園四条、三条、神宮丸太町、出町柳)間の駅発着と守口市〜(伏見稲荷〜祇園四条)間、寝屋川市〜(三条〜出町柳)間は500円、それ以外の同一市内・大阪市内・京都市内 - 枚方市内などの発着は400円である。

チケット(プレミアムカー券)は、専用サイトで登録の上、インターネット予約および特急停車駅の案内所で14日前から列車出発時刻3分前まで可能である。なお、プレミアムカーの運用は原則的に、快速特急・特急・ライナーのみとなる。かつて、早朝および土休日ダイヤの夜に8000系で運転されていた一部の急行にもプレミアムカーの設定があった。ただし、急行停車駅でのプレミアムカー券の発売は行っていなかった(急行停車駅発着のプレミアムカー券はインターネット予約および特急停車駅の案内所での事前購入のみ可能)。

プレミアムカー車内は種別を問わず座席指定である性質上、優先座席は設定されていない。また他社の有料特急にみられるような、エントランスと客室が完全に分離された構造になっていない。このため、この車両に限り携帯電話の使用ルールは「マナーモードに設定、通話は自粛(混雑時電源オフのルールは非適用)」に統一されている。

なお、プレミアムカーと類似の方式は、翌2018年12月14日より東京急行電鉄が同社の大井町線から田園都市線に直通する平日に運転する急行列車の一部で行われている。東急では「Q SEAT」と言う愛称である。

今後の予定

2018年7月9日、京阪は8000系に連結しているプレミアムカーを3000系に拡大する計画があると一部マスコミが報道[43][44]。 同年11月8日、京阪は3000系へのプレミアムカー導入を正式に発表した[45]。車体は8000系の改造車と同じ1扉車であるが、こちらは全て新造で賄う。京阪では特別車両(ロマンスカー、テレビカー、ダブルデッカー、プレミアムカー)は特急専用車両のみに連結していたが、一般車である新3000系への導入は京阪では初となる。

汎用車両

以下の車両は特急車両(専用車両)ではないが、定期の特急運用にもつく汎用性のある車両である。

  • 6000系 (1983年 - )
    • 2003年9月のダイヤ改正以前までは急行〜普通運用だったがダイヤ改正以降、特急運用に積極的に充当されている。現在でも朝夕を中心とした特急運用や8両の通勤快急〜急行や8両編成が停車できない京都市内の4駅を通らない淀・樟葉〜淀屋橋・中之島間の列車に充当されている。
    • 3扉のロングシート車で、鳩マークは掲出しない。代走の快速特急にも使用される場合がある。この場合、洛楽の愛称板を掲出する。
  • 9000系 (1997年 - )
    • 3扉車で特急の停車駅増加に伴う混雑緩和を目的として登場した(特急運用兼用車両の項も参照)。
    • 登場当初は全車セミクロスシートだったが後に中間車のみロングシートになり2008年に同じ3扉セミクロスシート車で、より8000系に近い豪華な装備を備えた2代目3000系が登場したため2008年からの新塗装塗り替えを機に全車ロングシートに改造された。同時に3扉のうち真ん中の扉を締め切る機能も廃止された。
    • 当初は全編成8両だったが10000系への中間車編入により4編成が7両化し、現在8両編成は9005Fのみとなった。
      • 9005Fは6000系と共通運用を組み、鳩マークや洛楽の愛称板の掲出扱いも同様である。
  • 2代目3000系(2008年 - )
    • 中之島線開業による所要車両数の増加および快速急行の設定に際して製造された3扉の車両である。2008年10月19日より主に快速急行や通勤快急で運用され、他には平日夕方ラッシュの内1本と夜間・深夜および土休日ダイヤの上り早朝・深夜には淀屋橋方面にも入線し、特急や急行の運用にも就いていた。また、土休日ダイヤは検査や部品交換時の代走を除くすべての快速急行に3000系が使用されていた。2009年9月12日当時のダイヤでは従来一般3扉車で運転されていた平日夜間の上り特急6本(出町柳行き4本・樟葉行き2本)が3000系の運用となった。
    • 2011年5月28日のダイヤ改正以降は特急用車両に準ずる運用に就いている(特急運用兼用車両の項も参照)。

特急運用兼用車両

以下の車両は、特急運用に入ることを前提とした車内設備などを持っている。ただし後述の1300系はロングシート車であり優等列車用ではないが特急色を纏っていた時期があるため記述する。旧塗装9000系と2代目3000系は8000系の補完車両的位置付けといえる。

  • 2代目1000系(1937年 - 1970年)
    • 戦後の京阪特急運転開始時は同系列が専用車として充当された(運転開始時には1700系はまだ登場していなかった)。戦前製の流線形ロマンスカー。
  • 1300系(1948年 - 1983年)
    • 本来は通勤車であるが、3両が1700系の増結用に特急車となった。塗装は京阪特急色に変更されたが、車内はロングシートのままであった。
  • 9000系(1997年 - )(汎用車両の項も参照)
    • 1997年3月22日のダイヤ改正で朝の下り特急(現・快速特急)が枚方市に停車するのに伴い、ラッシュ時の特急運用向けに登場した3扉セミクロスシート車(クロスシートは2人掛け固定クロスシート)である。通勤車の7200系をベースにしており、塗装も通勤車のグリーン濃淡に水色の帯を追加しただけである。
    • 2003年9月6日のダイヤ改正から2008年10月18日までは10分ヘッドとなった日中(一部夜間)の特急の定期運用も担っていた(日中の特急の1/3は本系列であった。ただし、検査入場時は6000系などのオールロング通勤車8両編成が代走していた)。
    • 2008年10月19日のダイヤ改定からは3扉車特急・快速急行(または通勤快急)を中心とする6000系・7200系8連グループとの間で共通運用が組まれることとなり、同改定以降はデビュー時代に類似する運用に就くこととなった(ただし同系列のロングシート化完成までは暫定的に9000系を優先的に特定運用に就かせたが、これも2009年9月12日改定で終了し6000系・7200系8連グループと完全共通運用となった)。2008年から2011年までの日中および土曜・休日ダイヤにおいては枚方市折り返し特急や深夜急行・準急以下一般種別の運用にも就いていた。また3000系の検査時には代走を行う場合がある。
    • 2008年度より同系列は全編成がロングシート化される改造工事[46]が実施され、全編成完了した。
    • 2015年より2017年にかけて、9000系は第5編成以外の編成は8両編成より7両編成に減車したが、2016年のダイヤ改定で7両編成の快速急行・通勤快急の運用が設定されたため、第1編成から第4編成まではこの2種別の運用に入ることもある。8両編成で残っている第5編成は6000系と共通運用で特急運用に入ることもある。
  • 2代目3000系(2008年 - )(汎用車両の項も参照)
    • 2011年5月28日のダイヤ改定において、日中の快速急行が廃止された代わりに一部の特急運用に就き、以降、快速急行用として製造された本系列は現在は特急車8000系を補完する役割を担う[47]。このため3000系の中之島線入線や快速急行・通勤快急での運用は大幅に減少している。この際、日中・夜間の特急だけではなく、朝ラッシュ時の特急の一部についても、3000系で運用されることとなったため、女性専用車両であることを示すステッカーが全編成の京都方先頭車に貼付された。また、早朝と深夜には8000系と同様に入・出庫を兼ねた普通・準急運用などにも使用されている。他には、臨時運転(主に春や秋に)の特急や、快速急行・通勤快急の運行がない正月ダイヤ時は、8000系とともに特急で運用されるほか、一部の急行・準急などにも用いられる。2016年3月19日のダイヤ改定からは3000系の中之島線入線や快速急行・通勤快急での運用はさらに減少した。2016年9月24日〜2017年2月24日の間は3000系の快速急行の定期運用は全く設定されなかった。その後、2017年2月25日のダイヤ改定で、快速急行の運用が平日夕方上り1列車のみ復活した(淀屋橋発樟葉行き)。
    • 2017年2月25日のダイヤ改定からは、上記の特急専用車である8000系0番台に変わって、快速特急にも運用されるようになった。ただし、春秋の行楽期は、土休日の定期の快速特急が、全て8000系0番台での運用に戻り、2代目3000系は臨時の快速特急に運用されていた。また、2018年1月の正月ダイヤにおいては、8000系とともに初めて快速特急運用が設定された。しかし、2018年9月15日のダイヤ改定で土休日の快速特急は本来の8000系に戻った(平日の快速特急は3000系のまま)。
    • 2017年8月から順次正面貫通窓下部に表示器を設置、9月中旬より洛楽マークや鳩マークの表示が開始された。これに伴って車番やCIロゴが左右に移動している[48][49][50][51]
    • 8000系に続いて、本系列にも2020年を目処にプレミアムカーを連結する事が発表された。なお該当する車両は新造で賄う。

臨時特急使用車両

以下の車両は京阪が公式に臨時特急使用車両として形式を指定していた時期もあった。ただし、車両運用の都合によりこれ以外の車両形式が充当される場合もあった。

  • 1700系1800系(1963年 - 1966年)
  • 2200系(1966年 - 1971年。ただし、2000系が充当されることも多々あった)
  • 1900系(1971年 - 1983年。2200系・2400系[注 48]も冷房が必要な時期を中心にしばしば使用された)
  • 6000系(1983年 - 1993年)
  • 7000系(1993年 - 1995年)
    • 1995年6月19日のダイヤ改正より7連車両(5000系を除く[注 49])に、1998年4月28日の特急全列車8連化により8連車両全形式に変更(ただし、特急車の予備車を最優先とし、次に3000系の予備車、一般8連車の優先順位で運用される)。
    • 2200系は2000年から2002年まで8両編成で定期の特急運用に就いた実績もある(下記参照)。

なお、現在は8両編成であること以外に臨時特急使用車両の形式限定はない。

通勤車の特急・快速急行・通勤快急使用車両(2016年改定以前)

特急・快速急行・通勤快急には通勤車も定期運用に充当されているが、編成両数の関係上、一般8両編成(過去には4両編成と5両編成も運用されていた)のみに限定され、使用車両形式も下記の系列に限定されていた。なお、快速急行・通勤快急の運用は設定当時(2008年10月19日の改定ダイヤ)は3000系の他には一般8両編成のみであったが、2016年3月19日改定のダイヤでは快速急行・通勤快急の一部で5000系を含む一般7両編成の運用も新たに設定され、5000系は当時平日夜間の中之島発樟葉行き快速急行の1本のみで限定運用されていた[52](2017年2月25日のダイヤ改定で5000系の快速急行運用は廃止)。同運用については、2017年2月25日のダイヤ改定以後は5000系を除く7両編成車の他形式が充当されている。

快速特急や特急の7両編成は、事故や災害、車両トラブルなどによるダイヤの大幅な乱れが発生した時や、8000系のプレミアムカー改造工事期間を除いて運用されることは基本的にない[注 50]

以下の欄で記述する形式は、2000年7月1日改正で設定された通勤車の定期特急に充当されていた形式、2016年まで存在していた8両編成のみの限定運用であった時代の快速急行・通勤快急に充当されていた形式と、交野線直通の列車に充当されていた形式のみを記述し、その他の5000系を含めた一般7両編成については記述を割愛する。なお、過去に定期列車で使用されていた形式も含む。

  • 2200系(1964年 - )
    • 運用開始当時より1971年までは、臨時特急や運用開始当時特急車の予備編成が1本(5 - 6両程度)しかなかった関係上、2000系とともに定期特急の代走に充当された実績があり、その後の冷房改造後も時折臨時特急での運用があったが、2000年7月1日の改正で8両編成5本のみ定期特急運用に就いていた。下記の6000系と7200系との共通運用であった。2002年、女性専用車両試験導入を機に定期特急運用から外れた。その後の編成替えにより、現在は2200系の8両編成はなく、また廃車が進んでいるが、2016年3月19日の改定で新たに7両編成での快速急行・通勤快急運用が設定されたため、その運用に2200系が充当されるようになった。
  • 2600系(1978年 - )
    • 交野線直通の通勤快急「ひこぼし」と通勤快急「おりひめ」のみで使用される。原則として5両編成を使用して運行されるが、これはホーム有効長の関係で交野線内が5連までしか入線できないためである。また、前面に「直通通勤快急 おりひめ」「直通快速急行 ひこぼし」のヘッドマークを掲出して運転されていた。2009年から2011年まで最終便が4両編成に短縮されたが、これには交野線運用の間合いである10000系を充当しており、2600系は運用されていなかった。2011年以降は「おりひめ」「ひこぼし」はそれぞれ片道1本のみとなった後、2013年改定で廃止された。交野線直通の快速急行・通勤快急の廃止後は0番台・30番台ともに7両編成のみとなった。その後2016年3月19日の改定で7両編成での快速急行・通勤快急運用が設定されたため、その運用に2600系が充当されるようになった。
  • 6000系(1983年 - )
    • 2008年から2011年までは昼間は、枚方市折り返しの特急列車(平日ダイヤの大半と土曜・休日ダイヤの一部)に主に使用されていたが、2011年以降も昼間時以外の本線の特急・快速急行・通勤快急に広く運用されている。時期によっては一部の編成が7両編成となっていたこともあり、2016年3月19日改定以降は、第3編成と第4編成が7両編成になった後、2016年末に全編成が8両編成に復帰した。前出の9000系第5編成と同様、3000系運用の代走にも使われることがあるが、快速急行・通勤快急の一部でも使用されている。特急から普通までの全列車に使用される汎用性の高い車両である。
  • 7200系(1995年 -2016年 )
    • 7200系はかつては第1編成と第2編成は8両編成であったが、現在は全編成が7両編成である。第1編成は2015年2月11日より、8連→7連に減車されたため、特急、快速急行、通勤快急運用から一旦離脱したが、2016年3月19日改定で快速急行・通勤快急の7両編成運用が設定されたため、7両編成運用で復帰した。また、最初から7両編成であった第3編成も、2016年3月19日改定以降快速急行・通勤快急の7両編成運用に充当されるようになった。7両編成の運用は5000系を除く他形式と、8両編成の運用は9000系や6000系とそれぞれ共通(前者は一般7両編成運用、後者は一般8両編成運用)。最後まで8両編成であった第2編成も2016年末に7両編成となったため、これをもって7200系は特急運用から撤退した。
  • 10000系(2002年 - )
    • きかんしゃトーマスラッピングのラストランで午前中のK特急「おりひめ」のほかに、午後の宇治発天満橋行きの臨時特急に使用された実績がある(上記参照)。2009年8月10日には宇治川花火大会開催による車両運用変更により、快速急行「ひこぼし」にも使用され、中之島線にも初めて10000系が入線した。2009年9月12日のダイヤ修正で交野線直通の快速急行運用のうち、中之島発の最終の1運用が5両編成から4両編成に減車される際に、この運用を交野線と共通運用の10000系限定運用とした上で、2011年5月28日改定前日まで最終「ひこぼし」に運用されていたが、「ひこぼし」の減便により10000系は快速急行運用および中之島線、本線の寝屋川信号所 - 天満橋間の定期運用から再び外れた(ただし、まれに中之島・淀屋橋 - 私市間の臨時快速急行など、臨時列車として運行される場合がある)[注 51]。2011年5月28日改定より2016年3月19日改定前日までの間、本線での定期運用は中書島・枚方市 - 寝屋川信号所、中書島 - 淀、および土曜・休日の深夜に設定されている中書島 - 三条 - 淀の回送列車のみに縮小されていたが、2016年3月19日の改定と相前後して、第1編成が9000系より2両、7200系より1両を編入して7両編成となったため、同改定で新たに設定された7両編成の快速急行の運用に充当されるようになり、ここに10000系の快速急行への充当が両数違いながらも復活した(2017年には第2編成も9000系より2両、7200系より1両を編入して7両編成となった)。また、同日設定された通勤快急の7両編成運用にも充当されている。なお、4両編成の10000系(第3編成以降のその他の編成)は宇治線がワンマン化された2013年6月1日より13000系の4両編成とほぼ共通で運用されている。

特急運用上の特色

ヘッドマーク(鳩マーク)

原型(デビュー当時)の初代3000系1次車。真ん中の貫通扉に付いているマークが「鳩マーク」
  • をデザインした特急のヘッドマークは公募で選出されたデザインによるもので、沿線にある石清水八幡宮で鳩が神勅の使いとされていることなどがその由来とされる。
    • 「鳩マーク」は京阪特急の象徴であるが、専用車両にのみ掲出しているのではなく現在では一般車の2代目3000系、以前までは2200系などにも掲出されていた。「鳩マーク」を掲出する事で特急列車だと容易に認知できる。2代目3000系の「鳩マーク」掲出もこの為である。1900系までは金属製の板で貫通扉に取り付けられた金具に吊り下げて使用していた。通勤用車両も臨時特急の運用に就く可能性があったため、5000系(第4編成まで)以前の主な車両の貫通扉にこの金具が装備されていたが、2代目600系の630型〈旧1650型〉などに例外もあった。
    • しかし、近年は通勤用車両(セミクロスシート時代の9000系を含む)が特急運用に入る場合は種別幕のみで、鳩マークは表示されない。ただし、更新後の2200系でのダイヤ乱れ時の代走の際(の影響によるもの)に標識板ステーに鳩マークを1度のみ掲出したことがある[注 52]
    • 歴代特急車は快速特急(かつてのK特急を含む)または特急運用時は鳩マークを掲出する。現在、鳩マークは8000系、一般車の2代目3000系での特急と8000系で運用する快速特急の場合のみに掲出し、3000系での運用の快速特急では満月と雲とをモチーフとした洛楽マークを掲出するが、通勤快急以下の列車種別およびライナーでは全形式とも掲出をしない[53]

愛称板

快速特急

洛楽

2012年の愛称名公募で「洛楽」の愛称が快速特急に付けられた。以後、快速特急「洛楽」運用に就く特急車である8000系0番台・初代3000系[注 53])と一般車[注 54](2代目3000系[注 55]6000系。まれに6000系と共通運用の9000系9005F)には、洛楽と描かれた愛称板が掲出されて運行している。この愛称板は場合によってデザインが変わることがある。臨時快速特急の場合は小さく洛楽と描かれ、大きく臨時を表す「臨」と描かれている。2014年の正月ダイヤでの快速特急は「洛楽初詣」と描かれた愛称板が使用されていた[54]。ただし2015年からの正月ダイヤは”洛楽初詣”の愛称板は使用されず、洛楽の愛称と共にその年の干支の絵が描かれている。2018年正月ダイヤではそれらに加え、8000系に使用される快速特急には8000系の絵が、3000系(2代)に使用される快速特急には3000系の絵が描かれていた[55]。また、叡山電車の観光列車「ひえい」などと連絡する快速特急には「ひえい連絡 洛楽」など”〇〇連絡”と書かれている。臨時洛楽の場合は愛称板に代わり、臨時の洛楽を表す「臨 洛楽」の表示板を装着する。

その他の臨時快速特急

2009年に臨時快速特急「光のルネサンス号」、2011年に後述の臨時特急と同じ愛称の「わかばExpress」が快速特急に格上げの形でそれぞれ運行され愛称板も作成された。いずれも専用車8000系(新塗装車)が充当された。なお以上の愛称板に加え、臨時列車を表す「臨」の表示板も装着された。

臨時特急

中之島行き臨時特急もみじExpress(三条駅)

過去には行楽期に特急車の8000系、初代3000系や一般車9000系や2代目3000系を使った臨時特急があり、洛楽と同じく愛称が付けられ愛称板が作成されていた。

  • 過去に使用された臨時特急愛称は以下の通りである。
    • さくらExpress
    • わかばExpress
    • もみじExpress

その他

  • 特急の定期運用を持つ9000系は通勤車と同様に中吊り広告枠があるが、近年までは広告を掲示せず、沿線案内などのみ掲示。後には主に1編成貸し切り形の広告を掲示していたが、2008年10月16日から一般車同様の広告を掲示している。また、1編成貸し切り形の広告は3000系が受け継いでいる。
  • 1981年頃[56]以降、1997年までは特急車は定期ダイヤでは特急以外の列車に使用されることはなく、車両基地への出入庫はすべて回送列車で行っていた。ただし、競馬開催時や夏季の祭事時、正月などの臨時列車で急行以下の列車に使用されることはあった。1991年に2400系が改造により正面行先表示器を設置してから、1995年に当時の初代3000系(後の8000系30番台)がダブルデッカー車組み込み改造を行うまでの間は、3000系が臨時列車で特急以外の運用につく時が、京阪線系統の営業列車で唯一方向板を使用する機会であった。なお、2018年9月改定ダイヤ以降はプレミアムカーの客扱面との兼ね合いから、再び車両基地への出入庫はすべて回送列車に戻している。
  • 2000年以降、通勤車運用による特急が特急車運用の急行以下の列車を追い抜くという光景が見られたこともあった。
  • ダイヤが乱れた場合、定期運用で使用しない車両が特急運用の代走となることや、逆に3000系や一般8両編成車両での運用に8000系を充当することがまれにあるが、この場合はプレミアムカーは締切扱いとなり、6号車への乗車ができなくなる(8000系を指定の列車以外での列車種別に代走で使用する場合も同様)。同様に運転整理の関係で途中の駅発着(運転打ち切り)となる場合もある。
  • 2017年2月25日のダイヤ改定までは、始発・終着駅(淀屋橋・中之島・出町柳)でのドア扱いにおいては独特の手順を践んで行われていた。具体的には、一部の列車を除き終着駅に到着する際に、まず乗車目標位置のない手前の停止位置に列車を停止させてからドア扱いを行う。この時、乗客がすべて降車したことを乗務員と駅係員が確認し、一旦ドアを閉めてから車内整理(転換クロスシートの方向転換および補助椅子の施錠)を行った後、乗車目標位置に対応する停止位置へ列車を数メートル移動させてから再度ドアを開けて乗客を乗せていた(ラッシュ時を中心に淀屋橋駅ではロングシート車運用の特急や準急でも同じことが行われることがある。これは利用客への整列乗車の促進が目的である、2月25日のダイヤ改定により車内整理後の車両の移動が廃止された)。淀屋橋駅や中之島駅、出町柳駅では、このようなドア扱いをする列車が到着する直前に「降りる方が済みますと、扉を閉め、車内整理の後、今お並びの乗車位置に入れ替えしますので、そのままお待ち下さい。」という駅構内放送が自動音声で流れることがあった。この車内整理の扱いは、快速急行でも同様に行っていた(転換クロスシートの自動転換を行うため)。なお、到着列車が遅延して折り返し時間に余裕がないときは、車内整理を省略する場合がある。また、車庫や引上線などから回送された列車の場合は、車内整理は行われない。2017年2月25日のダイヤ改定をもって、始発・終着駅における車内整理の方法が変更され、いったん手前の停止位置に止めて乗客を降ろしてから再度正規の停止位置に移動する手順が廃止となり、到着時は当初から正規の停止位置(ホーム上の乗車目標のある位置)に停車し、降車・車内整理の後に再度扉が開くという手順となった[57]
  • 鴨東線開業以降、1990年代半ばまでは「エレガン都エクスプレス」というキャッチコピーで宣伝が行われていたが、通勤客対応で停車駅を増やしてからは使われていない。なお8000系の塗色更新車には「ELEGANT SALOON」というフレーズが車体に描かれている。
  • 長らく特急は臨時列車であっても大阪側は淀屋橋発着を原則としていた。祇園祭五山送り火平日夕方ラッシュ時に臨時特急を運転する時は、運転時刻が接近する区間急行や普通を淀屋橋発着から天満橋発着に変更したり、臨時特急自体を天満橋駅発とすることもあった。しかし、1998年5月に初めて京橋始発の臨時特急が試行的に運転され、1999年まで運転された。2000年正月以降の臨時特急は淀屋橋発着に戻した後、同年7月1日のダイヤ改正より平日夕方に運転される祇園祭および大文字五山送り火の臨時特急のみ天満橋発となった後、2003年以降中之島線開業までの臨時特急は天満橋発着が多かった。同線開業後2011年までは、臨時特急は中之島発着となっていたが、2011年5月28日のダイヤ改定より再度淀屋橋発着に戻した。なお、中之島線開業後は枚方市始発臨時特急出町柳行きの運用例もある。
  • 2005年10月23日には競馬客対応のため特急淀屋橋行き4本が急遽、淀駅に臨時停車。2009年5月3日にも競馬客対応のため特急の淀駅臨時停車を実施した[58]
  • 中之島線の開業後、競馬開催時に特急の停車駅ではない淀駅始発の臨時特急淀屋橋行きが運転される場合がある[59](2011年5月28日ダイヤ改定までは通常の枚方市駅始発特急の延長運転によるものであり、それ以降は全区間臨時列車として設定)。
  • ノンストップ時代には、京橋駅 - 七条駅間無停車であったことから、上り・下りとも一定区間に達したところで、おおよその残り時間を見きわめつつ「ご案内いたします。京橋(七条)には、ただいまから約30分で到着いたします。」とアナウンスされていたが、中書島・丹波橋の両駅に終日停車するようになってからはそれがなくなった(ただし「ご案内いたします。ただいまから補助椅子がご使用になれますので、ご利用ください。」(8000系のみ)と「ただいまから車掌が車内にまいります。ご用の方はお申し出下さい。」は継続)。
  • 同様に、特急のノンストップ時代においては、特急が停車する各駅での案内が下記のように行われていた。当時は現在と異なり、停車駅の案内には終着駅を含んでいなかった。2016年3月19日のダイヤ改正で快速特急(洛楽)の設定により下記放送がホーム上、列車内で行われている(終着駅含む)。
    • 大阪市内の各駅(淀屋橋駅 - 京橋駅間)ではこう放送された。
      • (例:淀屋橋駅の場合)「途中の停車駅は、北浜・天満橋・京橋と、京都の七条・四条(現在の祇園四条)・三条です。」
    • 京都市内の停車駅(出町柳・三条・四条・七条の各駅)ではこう放送された。
      • (例:出町柳駅の場合)「途中の停車駅は、三条・四条・七条と、大阪の京橋・天満橋・北浜です。」
        • 放送の出典は京阪電気鉄道が以前発売していたCD「旧3000系特急車引退記念 大伴英嗣氏懐かしのアナウンスCD」である(同CDには昭和50年代の放送と鴨東線開業当時の放送の2種類が収録されている)。
  • 昼間時のみひらかたパークで催し物が行われている場合(夏期のプールも含む)、枚方公園駅付近を通過した際に車内CMが車掌の肉声および自動放送によって行われる(特急のみ。快速特急・通勤快急・快速急行では実施されていない)。

副標識

京阪では京津線直通の「びわこ号」、交野線から直通のK特急「おりひめ」を除いて本線特急に個別の愛称を設定したことはない。ただしノンストップ時代には、ダイヤ上江若鉄道1969年廃止)や琵琶湖汽船への乗り継ぎに便利(浜大津駅大津港)でそれぞれの便と連絡する京津線準急(1971年8月以前には急行)と三条で接続)な上り(京都方面)列車に以下のような副標識を掲示して運行したことがある。

  • 「比良」(江若鉄道連絡)
    • 夏山シーズンに淀屋橋7時40分発の列車に掲示[60]
  • 「びわこ連絡」「ミシガン(ショウボートまたはナイト)」「ビアンカ」(琵琶湖汽船連絡)
    • 「びわこ連絡」(1989年まで)「ビアンカ」(1990年以降)は琵琶湖開きから11月までの期間に淀屋橋9時発、「ショウボート」は同じ期間に淀屋橋17時発の列車に掲示[60][61][62]

また、夏の水泳シーズンに三条駅から琵琶湖畔の近江舞子に向かう江若鉄道の臨時列車および専用バスに接続する便には「まいこ」、比叡山ドライブウェイ納涼バスに連絡する便には「ひえい」の副標識が掲示された(「まいこ」の副標識には同じ図柄で一部の色が異なる2種類が存在した)[63]

「比良」は江若鉄道の廃止後もその代替交通となった江若交通バスへの連絡便に掲示されたが、1974年7月の国鉄湖西線開通に伴い掲示を終了。琵琶湖汽船連絡の副標識も1997年京都市営地下鉄東西線の開通に伴い、京津線と京阪本線との接続が断ち切られたことで掲示は行われなくなった(「まいこ」の終了時期は不明確)。

2003年から1年間、京阪本線の淀屋橋延長40周年を記念して1900系1編成の特別塗装(特急色への塗り替え)が実施された際には、2004年にファイナルイベントとしてこれらの副標識を掲示し、7年ぶりの「復活運行」となった。また、2008年12月20日に1900系が「ラストラン」を行った際にも、特急色に復元された1929編成が「びわこ連絡」の副標識をつけて「リバイバルびわこ号」、一般色の1919編成が「比良」の副標識をつけた「リバイバル比良号」として運行された。

上記以外にも沿線の特急停車駅付近で催事のある際にはそれにちなんだ副標識が付けられたことがある。特急では1960年代後半ごろまで「ルーブル号」などの副標識を付けていたが、後に廃止された。しかしその後催事関連の副標識は2008年に3000系を使用する列車で再開され、これまでに「水都大阪2009」、「ルーブル美術館展」や「長谷川等伯展」の副標識が掲出された。

快速特急・特急と快速急行・通勤快急の共通点・相違点

京阪では快速急行・通勤快急は快速特急・特急に準ずる列車の扱いをしており、種々の点で一般列車ではなく快速特急・特急と同じ運用上の扱いをすることが多いが、いくつかの点では特急と異なる扱いをされている面がある。

  • 終点駅(出町柳駅、淀屋橋駅、中之島駅)での車内整理の扱いは共通。快速急行(中之島駅では「ひこぼし」を含む)・通勤快急も快速特急・特急と同様の車内整理を行う。乗車位置の手前で停車して降車し、転換クロスシート車両の場合はドアを閉めて転換クロスシートの向きを自動転換して、正規の乗車位置へ移動する(なお、8000系・3000系が急行以下の種別で運用されるときはこの扱いは行われない)。ただし、2011年5月28日改定以降は、夜間に出町柳駅を発車する快速急行での車内整理の扱いは廃止された。
  • 駅での乗車位置は、快速急行・通勤快急は一般列車用(○○で表示)ではなく、特急列車用(△△)である(一部の駅を除く)。
  • 車内の自動放送・ジングルは、快速急行・通勤快急も快速特急・特急と同様のものが使用される(8000系と3000系使用列車のみ)。
  • 駅の発車メロディーは、快速特急、特急、快速急行・通勤快急でそれぞれ異なるメロディーが使用される。
  • 開始時期は不明であるが、車内限定販売の「京阪特急 ご乗車記念スルッとKANSAI Kカード」(車掌から購入する)が特急車内のみで販売されていたこともあった。快速急行・通勤快急車内では販売されていなかったが、通勤車で運行される日中の淀屋橋駅 - 枚方市駅間の折り返しの特急列車においてもカードは販売されていた。対象であったのは、平日は淀屋橋発 9:00 - 15:50、出町柳発 9:00 - 15:50、土曜・休日は淀屋橋発 9:00 - 15:50, 出町柳発 9:00 - 15:50の特急列車の車内だけである(運転時間帯の関係上、快速特急では取り扱わない)[64]。このカード販売は2011年3月30日で終了した。

京阪特急に関する楽曲

発車メロディ

  • 1971年8月15日改正より特急専用の発車メロディが始発駅(三条駅→鴨東線開業後は出町柳駅・淀屋橋駅)にて導入されている(それ以外の種別にも別のメロディが現在のものに更新されるまで使用されていた)。導入以前は始発駅を毎時0分発に限りNHKの時報を発車ベル代わりに使用していた。
  • 1995年12月25日よりこれまで使用していたフィガロの結婚から牛若丸をベースにした曲に変更された。ただし、駅放送の声優更新に伴い、音質が向上した同じメロディーとなった。
  • 2007年6月17日より向谷実作曲による新しい発車メロディが導入された(ただし、快速特急用メロディは2017年8月3日から)。快速特急用は出町柳駅三条駅京橋駅天満橋駅淀屋橋駅の各駅に、特急用は前述の駅と丹波橋駅中書島駅樟葉駅枚方市駅に導入され[注 56]、かつては、京橋駅の上りK特急・快速特急の発車時は「朝靄の京橋で乗り換え」を、出町柳駅の下りK特急・快速特急の発車時は「出町柳から」をアレンジしたものを、それ以外の駅では特急用メロディを使用していた。
  • 2008年10月19日のダイヤ改正で登場した快速急行・通勤快急の発車メロディは、特急用ではなく一般列車用のものを使用している。
    • かつてK特急が運転されていたころ、私市駅では普通列車とは違うメロディを使用していたが、上記のダイヤ改正によってK特急の廃止とともに役目を終えた[注 57]
  • 淀駅では京都競馬場の多客時に始発の臨時特急が運転されるが、この時の発車メロディはフィガロの結婚を使用している。

車内チャイム・ジングル・自動放送

  • 2000年7月1日のダイヤ改正(特急の中書島・丹波橋終日停車化)の際に、オルゴールの車内チャイムを導入した。自動放送が入る前にチャイムが鳴っていた。ただし、チャイムがなるのは自動放送装置を備えた8000系と初代3000系(後の8000系30番台8531F)のみ。
  • 2003年9月6日のダイヤ改正の際に、停車駅増加による放送装置ROM容量の増加と、自動放送装置を持たない9000系や一般車の特急運用増加によって、到着前の開扉方向の案内をのぞいて特急の自動放送がいったん中止され、車内放送のチャイムもいったん廃止された。
  • 2008年10月の中之島線開業に合わせて特急と快速急行で自動放送が再び導入され、放送前に向谷実作曲のジングルが鳴るようになった。ジングルは始発駅発車前・主要駅発車後・主要駅到着前で曲が異なり、曲調は発車メロディに合わせて上りが琴、下りが都会的な曲になっている。発車メロディとは異なり、特急と快速急行で同じ曲を使用する。上りは淀屋橋発車前・京橋発車後・枚方市到着前・中書島到着前・七条到着前・出町柳到着前に流れる。下りは、出町柳発車前・七条発車後・中書島発車後・枚方市到着前・京橋到着前に流れる。なお、ジングルは自動放送装置を備えた8000系(30番台も含む)と3000系、および13000系と6000系の更新車のみで使用される。この自動放送は、快速急行の淀への臨時停車にも機械を操作することで対応している。4両編成の10000系(7両編成車はワンマン運転設備撤去時に同時に撤去)にも自動放送装置自体は設置されているものの、当時は同系の装置にはワンマン運転を実施する交野線および宇治線内の駅しか収録されていないため、快速急行・通勤快急運用では自動放送装置による放送は行っていなかった。
  • 自動放送はその後、2018年よりタブレットによる簡易型の装置が導入され、2018年度内に全面的に使用を開始した。これにより本格的な自動放送装置を搭載していない8000系、3000系、13000系20番台と6000系の更新車や、4ヶ国語化対応時まではワンマン運転を実施する交野線および宇治線内の駅しか収録されていなかった10000系4両編成車以外の形式でも、簡易型の自動放送を使用することでジングルや4ヶ国語放送を流せるようになり、同時に深夜急行以下の列車種別での自動放送を簡易型の装置で開始した(車両設置の本格的な自動放送装置は、0番台の代走で4両編成に組成する際にワンマン運転を実施する、交野線および宇治線内の駅も併せて収録した13000系の20番台を除き、4ヶ国語化対応時までは快速急行以上のみを収録したものであったが、2017年より8000系に限りライナーにも対応するようにバージョンアップされている)。これとは別に、13000系0番台と10000系4両編成車の自動放送装置についても4ヶ国語に対応したものにバージョンアップされ、収録内容も13000系20番台車と同じくワンマン運転を実施する交野線および宇治線内の駅にプラスして本線の快速急行以上の停車駅にも対応する放送内容を収録したものに拡大された[注 58]が、これとは別に、2018年に簡易型の装置の対応がワンマン運転設備と自動放送装置を撤去した10000系の7両編成車を含めて施行された[65]

看板

祇園四条駅すぐ上のビルに掲出されている広告看板。
  • 祇園四条駅など一部の主要駅には「京阪特急」の広告看板が掲出されている。また、京橋駅や天満橋駅でも同様の看板が見られる。

参考文献・関連書籍

  • 沖中忠順(編著)『京阪特急』JTBパブリッシング <JTBキャンブックス>、2007年2月28日発売 ISBN 9784533066504
  • 清水祥史『京阪電車』JTBパブリッシング <JTBキャンブックス>、2017年
  • 『京阪時刻表』1980年以降発行分各号 京阪電気鉄道
  • 『鉄道ピクトリアル』2000年12月臨時増刊号、2009年8月臨時増刊号 電気車研究会
  • 『京阪特急 駅配布パンフレット』2011年秋発行 京阪電気鉄道
  • 『京阪神からの旅行に便利な交通公社の時刻表』1957年以降発行分各号(1987年頃に廃刊)、日本交通公社関西支社

関連項目

  • 大伴英嗣 - 車内自動放送アナウンスを長年にわたって務めた声優。2012年9月に発売された初代3000系惜別DVDのナレーションも担当。
  • 船渓真弓 - 現在の車内自動放送アナウンスを務めている声優。上記の大伴が代表を務める芸能事務所に属する[66]
  • 名探偵コナン 絶海の探偵 - 犯人が京阪祇園四条駅で8000系に乗って淀屋橋駅で降りる場面で映っている。

脚注

注釈

  1. ^ 現在は廃止のK特急(2003年-2008年)を含む。
  2. ^ 後述の1700系、初代1800系、1810系、1900系、初代3000系、8000系
  3. ^ 通勤快急については、これが正式種別名であり、「通勤快速急行」とは称さない。
  4. ^ 2009年9月12日改正での直通最終列車は京都寄りが出町柳23時25分発の急行淀屋橋行き、大阪寄りが淀屋橋23時40分発の特急三条行き。
  5. ^ 東海道線経由の場合でもびわこ号の方が速い
  6. ^ 1963年の淀屋橋開業時は、最終電車は淀屋橋1:30発(普通守口行)、三条1:25発(普通深草行)であり、終着駅到着は1時40 - 50分頃であったが、数年間のうちに短縮されていき、1968年頃には双方とも0:45発、1970年頃には双方とも0:40発となっていた。
  7. ^ 特急」文字の下に青字で「LTD.EXPRESS」の文字が追加されたもの。
  8. ^ これにより2本以上入場した際の一般車の代走は原則的になくなった。
  9. ^ 阪急京都線もそれに追随する動きを見せる
  10. ^ 叡山電鉄からの利用者が多い出町柳駅開業後、三条駅(京阪京津線)からの利用者が座席確保のできる急行を利用するようになり急行の混雑がより激しくなった。この時点で特急の混雑率は120~130%、急行・準急の混雑率は180%前後だった。当時の運輸省は鉄道会社に混雑率を150%前後に緩和させるよう促していた。
  11. ^ ただし後年登場した交野線私市発のK特急を除く
  12. ^ 2002年10月に撤退
  13. ^ 2016年12月に撤退
  14. ^ それ以前では1100形・1500形および1300系はオールロングシートであり、1800系にもオールロングシートの編成があったが、車両運用上、止むを得ない場合を除き特急ではオールロングシート編成を使用しなかった。またそれ以外の1700系、1800系、1810系、1900系も車内に部分的にロングシートのある車両であった(1900系の付随車を除く)。
  15. ^ NEKO MOOK「鉄道車輌ガイドVOL.17 京阪大津線の小型車たち」(ネコ・パブリッシング 2014年)およびJTBパブリッシング「京阪電車」に260形の臨時特急の写真が掲載されている。
  16. ^ JTBパブリッシング「京阪電車」に80形の臨時特急の写真が掲載されている。
  17. ^ ただし運転間隔は従来の15分間隔から10分間隔となったことで、待ち時間を加味した実効的な所要時間増は差し引き2分に留まる。
  18. ^ 阪急京都線では2001年にほぼ同様のダイヤ改正が行われていた
  19. ^ 当時のダイヤ改正を周知するテレビCMでは回転する時計の針の上を、10分毎にすべて8000系特急が滑りこむという演出がされていた。しかし実際は8000系の車両本数が足りず9000系での運用を交えることが当初から予定されていた。
  20. ^ 枚方市発着の特急は原則的にロングシート車で運転されていた。ただし2008年改定より2009年改定までは平日下り最終と土曜・休日ダイヤの大半は9000系が優先的に枚方市発着特急の運用に割り当てられていたが、9000系のロングシート化が完了したため2009年改定以降は9000系は6000系・7200系の8両編成と完全に共通運用となった。
  21. ^ 平日10 - 16時台(出町柳発10時の特急のみ一般用3ドア車両で運転)、土曜・休日9 - 19時台に始発駅を発車する列車を指す。なお、2009年9月12日のダイヤ改正以降は出町柳で折り返す特急列車の混雑に対応するため平日淀屋橋発15時50分、16時50分の特急も一般用車両で運転されており、この原則が若干崩れている。
  22. ^ 土・休日の全線通しの3扉車特急は23時40分発の1本を除きいずれも3000系で運用されていた。なお、23時40分発の三条行き特急は三条で普通列車に種別変更した上で出町柳駅まで運転されていたが、出町柳での滞泊後翌日に急行で折り返す関係上、土曜・休日ダイヤで唯一ロングシート車での京阪間通しの特急として運転されていた。
  23. ^ 平日ダイヤにおいて9000系以外のオールロングシート一般車で運転される前提で運用が組まれている特急は、区間運転のものが主流ではあるものの、2008年10月18日以前の10本から57本(朝および夕方以降25本、日中の枚方市折り返し便が32本)へと激増した(なおこの本数は前者は当時限定運用であった9000系運用を除き、後者は9000系を含めた一般8両編成車の運用本数である)。2009年9月12日のダイヤ改正以後は平日に運転される淀屋橋発の特急のごく一部に3000系(2代)が充当されていた(淀屋橋駅6:40発と23:20発の特急み2008年10月19日改定より3000系で運用していた)。
  24. ^ JTBキャンブックス『京阪特急』の2003年9月6日改定の記事内にこの記述があったが、この時は特急の停車駅増加で対処した。つまり、2008年設定の快速急行とは無関係である。
  25. ^ このダイヤ改定では、中之島直通の快速急行を設定しながらも、淀屋橋から京都方面への利便性は乗り換えの手間を除けば従来どおり維持されていると同時に、守口市駅・寝屋川市駅・香里園駅から樟葉駅以東の京都方面行き特急停車駅相互間のアクセスが大幅に改善された。なお、枚方市駅 - 出町柳駅間は特急・快速急行とも全く同じ停車駅であるが、土・休日ダイヤにおいては、特急は乗降に時間がかかる2扉車で運転されるため一部の駅で乗降時間を快速急行よりもわずかに長く取っており、逆に3扉車で運転される快速急行は乗降時間が特急より短く設定されている代わりに、競馬開催時の淀駅臨時停車に備えて樟葉駅 - 中書島駅間の運転余裕時分を特急より長めに取っていた。このため、特急と快速急行を合わせた途中停車駅での運転間隔は9 - 11分とわずかにずれたダイヤが組まれていた。
  26. ^ 三条止まりの快速急行は樟葉で快速特急を待避するため、中書島以北への先着列車とはならなかったが、三条到着は快速特急の1分後で、出町柳へは先行の準急と接続する。
  27. ^ この特急の設定は、同改定での平日のみ21時台の快速急行の運用を一般車8両編成に変更した関係による3000系と運用の持ち替え実施に伴うものである。
  28. ^ 厳密には途中で編成の差し替えがあるので実際の運用編成本数は13本を越えている。内訳は平日日中及び土休日の全日:8000系8本および3000系5本。平日夕方以降は原則8000系7本・3000系4本・一般8両編成車2本。ただし土休日の出町柳発8時台の1本と淀屋橋発最終は一般8両編成車
  29. ^ この改定では、快速特急運転時間帯の快速急行について、競馬開催日と場外馬券発売日は上り全列車と下り3列車を淀駅に臨時停車とした。また、快速急行と通勤快急に7両編成で運転される列車を設定した。なお、このダイヤ改定では快速急行が初めて途中駅を始発とする列車として平日は2本設定された(平日の樟葉8:38発(淀屋橋行き)と枚方市8:56発(中之島行き))。土曜・休日は、朝に運転の大阪方面行き快速急行が出町柳駅始発から樟葉駅始発に変更となった上で、6本設定された(出町柳駅 - 樟葉駅間は特急に振替して対処)
  30. ^ 快速特急「洛楽」では8000系のみに鳩マークが掲出される。新3000系では鳩マークの代わりに満月と雲をモチーフとしたヘッドマークがLCD表示器に掲出され、代走で使用される6000系などでは鳩マークは掲出されない。
  31. ^ ただし予約サイトにおいては、優先座席の区画は座席指定の対象外とされており、座席位置の選択が不可能である。
  32. ^ 京阪では2013年3月31日に引退したが後述の富山地方鉄道では2018年現在も譲渡された車両は全て運行中である。
  33. ^ 先述の1810系は廃車ではなく1900系への編入によって形式消滅のため除く。
  34. ^ 初代3000系も2013年3月31日に引退するまで快速特急の運用に就いていた。
  35. ^ ただし、8000系はリニューアル車は利用客増加などに伴い車内端をクロスシートからロングシートに変更された。同時につり革も設置された。
  36. ^ 8000系は2011年に新特急色への塗装変更が完了した。
  37. ^ 2013年に唯一旧特急色だった旧3000系が引退した。
  38. ^ 6000系の設計当時、車両担当の役員だった宮下稔(後に社長)は「3000系特急車の時には果たせなかったので、今度の6000系車両ではぜひブルーリボン賞かローレル賞を取りたい」と当時の青木精太郎社長に述べたと回想している(出典:京阪電気鉄度総務部(編集・発行)『青木精太郎さんの思い出』1992年、p.159 - 160)
  39. ^ 阪神5700系が2016年にブルーリボン賞を受賞したことで、関西大手私鉄でブルーリボン賞を受賞していないのは、京阪だけとなった。
  40. ^ 競合する阪急京都線の特急でも同様の施策を長年続けていたが、不況の影響などにより現在は車内広告を導入している。
  41. ^ ただし、現在「ロマンスカー」は小田急電鉄株式会社の登録商標(第3321840号)となっている。
  42. ^ 8000系は1編成に中間付随車1両のみの設置となるとともに、着色のないステンレスの切り抜き文字に変更された。
  43. ^ 「ダブルデッカーエキスプレス」
  44. ^ 前述のとおり京阪時代は無料だったが富山地鉄では座席指定の有料車両となっている。
  45. ^ 同年8月17日の昼より8000系の全編成に順次「プレミアムカー」の組込を開始し、同日昼と翌日の8月18日には一部の運用を一般7両編成の車両で代走した。
  46. ^ 「プレミアムカー」営業開始の前日の8月19日には8000系は全編成の運用を休止し(ただし、同日午後以降、同日午前中は8000系の特急運用が1運用あり)、これに伴い全運用が3000系と一般車(8両・7両)の代走と(ただし、3000系は定期特急運用あり)なったため、この日の午後以降に限ってではあるが、京阪特急史上初めてで唯一の「定期ダイヤで全特急列車が特急専用車両で運用しなかった日」となった(『鉄道ジャーナル』2017年10月号記事「今夏8月20日デビューの座席指定特別車両京阪プレミアムカー改造工事を見る」伊原薫・山下大祐)。ただし、同日には8000系プレミアムカーを組み込んだ臨時回送列車が数本設定されていたほか、同日午前中だけではあるが、8000系の特急運用が1運用あり、8000系の運用自体が全くなかった訳ではない。
  47. ^ 京阪での1扉車の導入は初めてとなる。
  48. ^ 特に冷房付きの3000系(初代)が登場する前の1970年夏期には、2400系は当時京阪唯一の冷房車ということもあったため、臨時特急の運用にも重用された。
  49. ^ ただし、ダイヤが乱れた際に定期特急の代走に5000系が使用されたことはある。
  50. ^ ただし、2017年春の行楽期は、初めて臨時特急(中之島行き)に一般7両編成の車両が充当されることとなった
  51. ^ 「再び」と表現したのは、2002年の運用開始当時より2003年9月6日の改定前日まで、平日ダイヤの早朝に運転される萱島発淀屋橋行き普通とその折返しの淀屋橋発出町柳行き普通が、本線大阪口(寝屋川信号所以西を指す)の4両編成運用(当時大阪口における唯一の定期4連運用)であり、それに10000系が運用されていたこともあったためである。
  52. ^ 2000年発売の鉄道の日記念スルッとKANSAI Kカードにその2200系代走時の写真が掲載されたものが「2200系ピンチランナー」と称して発売されていた。
  53. ^ 初代3000系は2013年3月31日引退
  54. ^ 臨時、代走含む
  55. ^ 前面形状変更まで
  56. ^ 中之島駅は定期の特急の発着はないが、臨時特急の発着を想定して特急用メロディ自体は用意され、運転の際には使用されている。
  57. ^ 音楽館「京阪電車発車メロディコレクション」およびその新盤の「京阪電車発車メロディコレクション2016」には私市駅のK特急用メロディも「上り特急」用として収録されている。ただし、「朝靄の京橋で乗り換え」・「出町柳から」、ならびに、発売後に制定された淀駅の特急用のメロディ「フィガロの結婚」と、現在の快速特急用メロディも収録されていない。
  58. ^ 放送収録内容は車両設置の本格型の装置も簡易型の装置も基本的には共通であるが、本格型のものは、部品の共通化の事情から、4ヶ国語放送対応以降のソフトウェアには京阪線の快速急行以上の列車種別および宇治線・交野線のワンマン列車のみが一括して収録されるようになったため、4ヶ国語放送開始以降は本格型の収録内容も全形式が共通のものとなっている。よって、13000系0番台と20番台および10000系4両編成車以外の自動放送放置搭載車両では本来は使用しない宇治線・交野線の普通の放送が収録され、逆に13000系20番台以外の7・8両編成車では、8000系以外では使用することのない特急・ライナー・快速特急・快速特急 洛楽が収録されている

出典

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  56. ^ 当時の『京阪時刻表』(京阪電気鉄道編集)では始発・終着駅の入線時刻や到着番線が記載されておらず確認は不可能だが、『鉄道ピクトリアル』(電気車研究会編)1980年11月号(京阪電気鉄道特集)のp.99に掲載された1980年3月改正ダイヤ(平日)によると、萱島発淀屋橋行区間急行(535列車)の折り返しが淀屋橋6:40発の特急(60列車)となっていることが確認できる。
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  62. ^ 「ビアンカ」は1997年3月から副標識の廃止された同年10月までは副標識付きの定期特急で唯一9000系を使用していた。
  63. ^ 京阪社史『鉄路五十年』の年表によると、「ひえい」は1958年の7月20日から8月31日まで運行。
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外部リンク