スーパーマリオRPG
ジャンル | アクションRPG |
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対応機種 | スーパーファミコン |
開発元 | 任天堂・スクウェア |
発売元 | 任天堂 |
人数 | 1人 |
メディア | 32Mbitロムカセット |
発売日 | 1996年3月9日 |
売上本数 | 約147万本 |
『スーパーマリオRPG』(- アールピージー)は、任天堂から発売された日本のコンピュータゲーム。1996年3月9日にスーパーファミコン用のアクションRPGとして発売された。
任天堂とスクウェア(現:スクウェア・エニックス) が共同制作した。販売本数約147万本。
作品解説
クォータービューによるグラフィックでキャラクターのコミカルで活き活きとした動きを再現している。音楽は当時スクウェア社員であった下村陽子が作曲。
マリオ達の住む世界を痛めつける武器型の敵を倒していくストーリー。わかりやすいストーリーだが、秀逸なセリフ回しと以前のマリオシリーズの世界とは毛色の違うコミカルかつハードなキャラクターが非常に魅力的で、RPG作成者としてのスクウェア、キャラクター提供者としての任天堂の抜群のチームワークが伺える。
スーパーファミコンが4000円安くなるクーポン券つきで発売され、パックンフラワーが歌うテレビCMも放映された。
注意:以降の記述には物語・作品・登場人物に関するネタバレが含まれます。免責事項もお読みください。
『スーパーマリオRPG』の世界
スーパーファミコンのソフトとしては後期である1996年に発売されたこのソフトは、任天堂の作品としても、スクウェアの作品としても、アクションRPGとしても異色と言われている(実際にはマリオが主人公のためスクウェア色は薄めに見られる)。
ゲームの出来が非常に良いためGBAやDSといった携帯ゲーム機でのリメイクを求める声が多いが、会社の版権関係で難しいとみられる。2006年に発売される新世代機Wiiに搭載される、過去の任天堂ゲームをダウンロードできる機能「バーチャルコンソール」に期待。データのダウンロード販売なので品切れを起こす心配も無い。
ストーリー
多くの『マリオ』シリーズ作品に見られるようにピーチ姫がクッパにさらわれるのだが、いきなりクッパ城へ助けに行くことになる。そこでいつものようにマリオはクッパと戦うのだが、大きな衝撃と共に、マリオ、ピーチ、クッパは城の外へ飛ばされてしまう。その衝撃の原因は、なんとクッパ城に大きな剣が刺さったためであった。クッパ城を占拠し、マリオワールドの征服を狙う新たな敵、カジオーを倒すべく、マリオは冒険に出る。
戦闘方式
所謂コマンド式だが、攻撃と同時にタイミングよくボタンを押すとダメージが増えるなど、アクションコマンド制を導入。相手が攻撃してくる時にタイミングよくボタンを押すとダメージを減らすこともできる(通称:ボタンガード)。ただし魔法攻撃などの特定の攻撃は防御できない。
この方式は『マリオ』のRPGシリーズの基礎となり、後の『マリオストーリー』、『マリオ&ルイージRPG』、『ペーパーマリオRPG』、『マリオ&ルイージRPG2』、『スーパーペーパーマリオ』にも受け継がれている。
ミニゲーム
10以上のミニゲームは、当時としてはかなり多いと言える。
- 「ばくれつカブトむし」
- メリー・マリー村クリア後、キノコ城で500コインで売ってもらえる。画面内のコウラを撃って得点を稼いでいくシューティングゲーム。ゲーム中ではゲームボーイのような端末で遊ぶ姿が描かれている。
- 「ワイン川のほとり」
- 川に流されながらコインを取っていくゲーム。多くのコインを集めればカエルコインがもらえる。滝コースと川コースがある。
- 「ドゥカティマウンテン」
- トロッコに乗って出口までのタイムを競う。コインを賭けて挑むことも可能。
- 「クリボーたたき」
- 制限時間内に4つの土管から出てくるクリボーを踏んで得点を稼ぐゲーム。トゲへいを踏むと得点が下がる。
- 「ヨッシーレース」
- 流れる音楽に合わせてリズムよくボタンを押す事でヨッシーを走らせる。1位になればクッキーがもらえる。
- 「玉あてゲーム」
- クラウンブロスの指定したボールが、両手のどちらにあるか当てるゲーム。
- 「ブッキー坂・カブトムシキャッチャー」
- タルが落ちてくる坂を駆け上がりながらカブトムシを獲得していくゲーム。
- 「ちくわブリッジ」
- ちくわゆかを飛んでいきゴールまでたどり着くことが目的。難易度は3段階。
- 「ヒゲヲガケニノボラセロ作戦」
- パタパタの上をジャンプで飛び移りながら崖の上を目指すゲーム。登るタイムが早ければ賞をもらえる。
- 「クラウンカジノ」
- ブラックジャック、スロットマシン、あっちむいてホイの3つのゲームが楽しめる。
他にもミニゲームは多数存在する。
隠し要素
クリアに必要なシナリオ以上に隠し要素がある。典型的なお使いもの、戦闘中に成長するアイテム、隠しブロックなど。ある町の雲の上にはひまんパタこうらと呼ばれる最強の武器と防御アイテムがある(ただし防御アイテムの方は装備すると攻撃力が大幅に下がるし、攻撃アイテムの方も『ムラっけ』(ダメージのぶれ幅)が大きいという欠点を持つ)。
またクリスタラーと呼ばれる、カジオーと同等かそれ以上強い敵もとある場所にいる。ちなみに、クリスタラー戦のBGMはスクウェアから発売された『ファイナルファンタジーIV』のボス戦のテーマをアレンジしたものであることは有名(ついでに、クリスタラーの画像処理もマリオとは違う代物である)。この戦闘に勝ったときのBGMも、ファイナルファンタジーシリーズの戦闘勝利の音楽である。
さらにはステータス画面で「下・上・右・左・セレクト・スタート・セレクト・スタート・B」と入力するとキノピオが勝手に登場してひたすらに喋る…などと言った細かいフィーチャーもあるなど、今なら『アルティマニア』クラスの攻略本が出ても不思議ではないほど細かい部分でもこだわっているのが分かる。
主な登場人物
味方
冒険者 (プレイヤーキャラクター)
- マリオ (Mario)
- 本作の主人公。クッパ城にさらわれたピーチを助けるが、予想外の出来事が突如起き、今までにない過酷で長い冒険に出る。スペシャル技はファイヤーボールとジャンプとどちらかと言えばシリーズお馴染みの技を使う。なお、とある村の子供に馬鹿にされると本気で怒るといった大人気ない一面もある。何故か終始ノッポさんのようなマイムで感情を表現している。能力は平均的。パンチグローブ、ハンマー、こうらが武器。つなぎが防具。
マリオの使えるスペシャル技
- ジャンプ
- ファイアボール(炎属性)
- スーパージャンプ
- スーパーファイア(炎属性)
- ウルトラジャンプ
- ウルトラファイア(炎属性)
- マロ (Mallow)
- フカフカな体をしていて、手が伸びる。雷や雪のスペシャル技が使える。泣くと雨が降る。自分をカエルだと思っているが、カエル仙人の口からカエルではない事が明らかになり、(この事を知った時マロはもちろん、周りのオタマジャクシもビックリしていたのでこの事はカエル仙人しか知らなかったと伺える)これを聞いたマロは本当の両親を探す為にマリオと共に旅に出る。実はマシュマロ国の王子でエンディングでは無事に自分の家に帰ることが出来た。星の丘で願い事をしており、これを見たらマロが出てきて、苦しい言い訳で話を逸らすようになっている(ちなみに願い事の内容は「泣き虫が直りたい」)。武器はグローブ、シンバル、杖。パンツが防具。能力はマリオよりも素早さが低く攻撃力、HPも低いが魔法が強い。
マロの使えるスペシャル技
- でんげきビリリ(電気属性)
- かいふくシャワー(回復技)
- なにかんがえてるの
- かみなりドッカン(電気属性)
- ユキやこんこん(氷属性)
- キラキラおとし
- ジーノ (Geno)
- とある町の宿屋にある人形に別の世界の魂が宿ったキャラクター。ジーノは人形の名前である(本名は、マリオワールドでは発音しづらい名前らしい。ちなみの母星の言語は"スター語")。沈着冷静で少しキザな喋り方をする。スペシャル技は主に星の力を借りて攻撃したり自らの体を変形させるなど。エンディングではスターピースをすべて回収し、スターロードの修復に帰ってしまう。この別れのシーンはマリオシリーズでは珍しく感動ものである。武器はガン、ロケットパンチ。防具はマント。能力は素早さが5人中最高で攻撃力も高いが防御に関しては低め。
ジーノの使えるスペシャル技
- ジーノビーム
- ジーノウェーブ(能力を高める技)
- ジーノカッター(アクションコマンド成功でザコ敵とカリバー本体に9999ダメージ)
- ジーノブラスト
- ジーノフラッシュ
- クッパ (Koopa)
- 自分の城を乗っ取られ、マリオをクッパ軍団に入れた気にしているがマリオ達の仲間になって城を取り戻しにいく。カジオーを恐れて逃げてしまった部下を許すなど、意外に優しい面もあるが、あまり素直ではない。カチョウに無視されたり部下に逃げられたりし、最後には一人になったり強引にごまかしたりと大魔王としての威厳はあまりない。本作では台詞が度々片仮名で表記される。エンディングではクッパ城を取り戻し、部下総勢で城の修復を行っている。武器はワンワン系、ぶんなげグローブ、ドリルクロー。防具はこうら。能力は素早さは一番低いが耐久力はかなり高い。初期の攻撃力もすででもかなり高いが装備の少なさ故にピーチにまで攻撃力が抜かれる。
クッパの使えるスペシャル技
- きょうふのしょうげき(恐怖属性)
- どくガスもくもく(毒属性)
- つきでろボボーン
- メカクッパプレス
- ピーチ (Peach)
- 本作のヒロイン。クッパにいつものごとくさらわれるが、予想外のことが起きクッパ城の外へ飛ばされる。その後ブッキーの花嫁候補となりブッキータワーに閉じ込められるが、マリオ達に助けられる。その後大臣達に心配をかけないよう内緒で冒険に出る。スペシャル技は主に仲間を回復させたり、ステータスアップや敵の状態異常などが使える。また城のとある場所には「ピーチのXXX」という謎のアイテムがあり、これを取ろうとすると怒られる。装備はびんたグローブ系、パラソル、センス、フライパン。防具はドレス。能力は攻撃は最初は低めだがフライパンを装備するとクッパ以上の破壊力をもつこともある。すばやさはマリオより高めだが、HPが低い。回復中心。
ピーチの使えるスペシャル技
- いたいのとんでけ(回復技)
- みんなげんきになあれ(回復技)
- ねむれよいこよ(眠り属性)
- おねがいカムバック(復活技)
- おくちにチャック
- ヒステリックボム
その他
- キノピオ
- ピーチ姫の使いの者。アドバイスをしてくれる。お城には何人か同じ顔のキノピオがいるが、冒険の手助けをしてくれるのは一人だけ(その一人とは長い付き合いになる)。最終地点では半額でアイテムを売ってくれる。いつもいつもクッパにピーチをさらわれるだけでなく、ケンゾールたちにもあっさりと占拠され、しかも大臣のことを忘れていたりと頼りないのが多い。
- キノコ大臣
- キノコ王国の大臣。しかし、マリオ&ルイージRPG以降はキノじいに取って代わられる。最初は「たのみますぞ」と意気揚々と送り出してくれるのだが、あまりしつこいと「早く行け!」と怒ってしまう。
- キノ、ナンシー
- キノピオのとてもラブラブなカップル。ようやく結婚式場を見つけたと思ったらヘイパーに占拠されて家から出られなくなり、やっと式を挙げられると思ったらブッキーに追い出され、結婚までにはかなり長かった。新婚旅行でヨースター島に行くがキノは運動神経が鈍くヨッシーに乗れない。
- ヨッシー
- ヨースター島に住む恐竜の一族。ヨースター島で仲間と共にレースをしている。今回、彼は冒険のお供はしてくれないが、アイテムを使うことによって、戦闘の手助けをしてくれる。星の降る丘には願い事がある。
- ワッシー
- ヨースター島に住むヨッシーのライバル。ヨースター島レースでは一番の実力を誇り、ほかのヨッシーたちを見下していた。しかし、ゲーム中でヨッシーに負けてからは改心する。サングラスをかけた青ヨッシーでこの作品以降は登場していないが、ワリオ、ワルイージなどのライバルキャラが出揃っているので復活を求める声も少なからずある。
- カエル仙人
- マロのおじいちゃんのケロケロ湖の仙人。物知りなことで有名である。コオロギせんべいといったコオロギのお菓子が大好き。星の降る丘には彼の願い事があり、「コオロギようかんを食べてみたい」とまである(ゲームの進め方によって、その願いは叶えることも可能)。コオロギようかんを食べた後は願い事の内容が変わる。
- キノコフスキー
- ケロケロ湖の音楽家。名前はチャイコフスキーから。
- トイドー
- ローズタウン宿屋の子供。ジーノ人形の持ち主。ジーノが何よりも好きでマリオのことを弱いと思っている。
- プランター
- ローズタウンに引っ越した園芸家の老人。「よくそだつたね」「よくそだつひりょう」を50年間も探し求めていて、見つけるとかなりの早口とかなり長いセリフでその喜びを表現するかなりの変わり者。その内容を全部理解することは相当に難しい。
- ダイナ、マイト
- ドゥカティの大工のドカハハ、ドカチチの子供。ダイナが姉、マイトが弟。炭坑に閉じこめられるがマリオに助けられる。名前はダイナマイトから。
- リップルタウン長老
- セリフのカタカナの部分がすべてひらがなで表記されるキノピオ。ヤリドヴィッヒにスターピースを渡すのを拒否すると彼がヤリドヴィッヒの分身によってくすぐられ、くすぐられた後はマリオへのお礼の質が落ちる。
- カエル仙人の弟子
- カエル仙人の元で修行し卒業して長老宅に居候中のカエル。マロと面識があるのかは不明。カエルコインと交換でいろんな物をくれる。彼だけヤリドヴィッヒに幽閉されなかったのを見ても外出はほとんどしておらず住民からの陰も薄かったことが予測される。
- モンスターばあさん
- モンスタウンの町長に近い存在。モンスタウンのアイドルであるヒトデナシと同居している。さらにパタパ隊を従える。
- サージェント・パター
- パタパ隊の隊長。階級は名前からして軍曹と思われる。
- ノコヤン
- クッパ部下のノコ兵。逃げ出した後はジャッキーの元で修行している。
- ジャッキー
- モンスタウンのジャッキー道場の師範代。かなりの実力者。最初はマリオたちを甘く見ていたが3回目の手合わせでは看板を賭けた本気の勝負を挑んでくる。負けた後はマリオを師匠と呼び、道場名を「ジャッキー道場」から「マリオ道場」に改め、看板をJからMに変え、ジャンプの特訓に励む。かなり体の大きさは小さい。
- クリジェンヌ
- メスのクリボーでクッパから逃げてしまった後はモンスタウンで店を開いている。息子たちと思われるマメクリボー(三つ子ちゃん)のキノコを食べると・・・
- ガロ
- マシュマロ王国の銅像職人。マシュマロ王からもマルガリータからもその腕を信頼されていた。マロの事を王子だと気がついた最初の男。
- マロパパ、マロママ
- マロの両親、マシュマロ王夫妻。パパの方はなにかと自分の若い頃のことを喋りたがり、かつクッパやマリオ、ピーチにサインをもらおうとしたりする。ママの方は優しいしっかり者。マルガリータに幽閉されていた。
- ルイージ
- マリオの双子の弟。エンディングと取扱説明書にのみ登場する。ヨッシー同様ひそかに星の降る丘には願い事もある。
敵
下級
()内は上級種。
- ノコへい(ノコへいレッド)〔ノコノコの変種だと思われる〕
- クリボー(ミラクリボー)
- パタパタ(パタパタダッシュ)
- トゲへい(イガへい、ウニへい)
- ハイイヌ(ハイイヌドライ)
- リチャード(リチャード2せい)
- ヘイパー(ヘイパワー)
- チュータロウ(チューベエ)
- シャドウ(ドッペル)
- ピエール(エドワード)
- プクプク(ピチピチ)
- ヘイホー(ハイヘイホー)
- パチール(パクール)
- ヒトデナシ(ロクデナシ)
- タリンチュラ(ワカッチュラ)
- イヴ(フラワーリップ)
- ドソキーユング(バーレルコング) - ドンキーコングと瓜二つ。
- ハナチャン
- 8ビート(8ビートレッド) - 「エイトビート」と読む。
- ポピン
- タコロン(タコベーダー)
- パックンフラワー(パックンブルー)
- バブル(ブブル、ボブル)
- テレサ(ハイテレサ)
- ボムへい(ハイボム)
- プチボム(ビッグボム、キングボム)
- マグメット(メグメット)
- クラスター(ルピー)
- バットン(バットントン)
- ソソクサ(カサカサアロエ)
- キャロライン
- ジュゲム
- ムーチョ
- ワンワン(ワン・ツー)
- キボット(ヒノキボット)
- ポポ(ロロ)
- ズドン(ズドンマーク2)
- ダウト
- ムクムク
- レオン(レオンレッド)
- マンゾー
- ゲッソー
- カーニィ(スターカーニィ)
- クララ(ハイクララ)
- グレイビー
- レイホー(ヨロレイホー)
- カロン(カロンゼット)
- バンダナレッド(バンダナブルー)
- アントウォリアー(アリのゆうしゃ)
- トンダリヤ
- バーディ(ブルーバード)
- ヒマンパタ(チャンコパタ)
- スペール
- ヘクトバール
- デミグラ(オイスター)
- ジダンダ、からだ
- フンガー
- ツッツクン
- ニンジャくん
- ヒッポポ
- ブヨメーバ
ボス
- ハンマーブロス
- マリオシリーズお馴染みのハンマーカメ。今回は2体いる。
- ナンダロウ
- 宝箱のモンスター。属性攻撃を無効化し、かなりの強敵だが、ジャンプに弱い。上級種に「ナンダロナ」「ナンダベエ」「ナンジャロ」がいて、HPが300ずつ増えていく。ナンダロナはマメクリボー4体、ナンダベエはモックン、ナンジャロはドッシーを出現させられる。ジャンプに弱い点は4種とモックンに共通する特徴。ドラゴンクエストシリーズのミミックをモデルにしたと思われる。ちなみに攻略本ではボス扱いにはなっていない。
- クロコ
- 自称世界一の怪盗のワニ。だが外見はヨッシーに近く、エンディングではヨッシーとかけっこをし、ワッシーに慰められている。とても素早い。赤いシルクハットをかぶっている。何故か英語交じり。一人称は「ミー」。部下はパチール3体。最後はマリオ達にアイテムを売るなど手助けをしてくれる。どこか憎めないキャラ。
- ベローム
- キノケロ水路の妖怪。マロとピーチが大好き。「~なんだなあ~」と喋る。眠っているときと食べているときが幸せらしい。2度目にベローム神殿で戦うときは食べた相手のコピーを作れるようになっている。ちなみにコピーはせいすい一撃で倒せる。
- ペパット
- 謎の爆弾魔。有名になりに上京したらしい。「~ゲス」が口癖。
- クラウンブロス兄・弟
- ブッキーの部下のピエロの兄弟。技も強力。ある程度ダメージを与えると兄が弟の上に乗り、より強力なスペシャル技を使うようになる。攻略を進め、ある場所へ行くとマリオと遊んでくれる。
- ブッカー
- ムーチョにそっくりのブッキーの手下。3人おり、3人ともかぶと虫が大好きといった、変わった奴等。1号、2号は真面目でしっかり者だが、3号はのんびり屋で友好的な性格である。名前は「部下」から。
- ブッキー
- ピーチをさらった謎のヒゲ面の男。愛機の「ブキ96」に乗って攻撃する。友情深いなど憎めない性格であるが、結婚の意味を式場でケーキを食べて終わりと勘違いしていたり、マリオを見た瞬間にマリオ人形を見つけてそっちにばかり目がいってしまったりとかなりずれているキャラ。マリオのことを知っているにもかかわらず、本物のマリオを見ると「たびのおかた」だと勘違いすることもある。最後にあるキャラと結婚する。
- みならい
- ブッカーになりたがっているが、ブッカーより弱い。マリオたちが負けるとブッカー4号~と負けるたびにブッカーが増えるがブッキータワーをクリアするとブッカーとの戦闘はない。ちなみにブッカーの定員は7名までらしい。
- ストロベリー&ラズベリー
- ノコックが作った2段のウェディングケーキの化け物で、上の段がストロベリー、下の段がラズベリー。何故か生きていて、「かんけつせん」などの強力なスペシャル技を使える。ラズベリーは最後ブッキーに食べられる(ブッキーは一瞬動いたのに気付いたが、ブッカーは気のせいと言ってラズベリーを投げた)。
- ノコック
- 式場でケーキを作っているケーキ職人。ストロベリー戦では一緒に攻撃してくるが、こちらからはダメージを与えられない(ウルトラジャンプで多少ダメージを与えられるものの倒すことは不可能に近い)。
- タコつぼゲッソー
- 船を沈めジョナサンに閉じこめられた沈没船の化け物。脚で攻撃する。また、仲間を監禁し恐怖状態にする。火あぶりで食べられるのを恐れているようである。
- ジョナサン・ジョーンズ
- 拳で語り合う海賊船長。バンダナブルー4体を従えている。「サメはだきょうか」で肌を固くする。強化後に4体のバンダナブルーをすべて倒してしまうとマリオと1対1の勝負になる。後に助っ人として現れる。グレープジュースを飲んでいる。
- クィーンフラワー
- トンダリヤが育てた巨大なパックン。
- キャサリン
- あやしげなカラを壊すと出現。ピンクの恐竜のオカマ。愛称は「キャシー」。何故ここにいるのかは不明。
- ドド
- マルガリータの手下の黒い肥満の鳥で、偽者のマロとして王子に成り代わっていた。「~ズラ」が口癖(実際には何も喋っていない)。よく叩かれる。
- マルガリータ
- マシュマロの国を乗っ取ろうとした悪女。部下からは完全に嫌われている。ザマス口調。後にブッキーと…。
- カイザードラゴン&ドラゴンゾンビ
- バーレル火山のドラゴン。見た目がウンババに酷似している。「なにかんがえてるの」のセリフは「燃えてます。まさに今燃えております。」と実況ふうのセリフ。ドラゴンゾンビはカイザードラゴンが倒されて変身した姿。ドラゴンゾンビは「まだ死んでねえよ」と一度死に掛けたゾンビであることは自覚している模様。ゾンビはお化けなので聖水でダメージを与えることができる。
- カメザード
- カジオー軍団に操られたカメック。どうやらヨッシーアイランドの時のカメックと同一人物らしい。洗脳が解けた後は無限にコインが出てくる金色の宝箱を出してくれる。
- モクラクラー
- カントリーロード、及びベローム神殿で時々出現する雲の敵。最初は「しょうたいふめい」で、これをスペシャル技で攻撃すると出現。何故か「ゲヒゲヒゲヒ」と笑っている。HPは620と低いもののスペシャル技はかなり強いためあなどれない。
- クリスタラー
- 隠しボス。3Dで描かれる世界(彼曰く「厚みのある世界」)を嫌っていて彼だけ唯一FF調のドット絵で描かれている。マリオシリーズでは考えられないシリアスな口調で話す。火・水・土・風のクリスタル(4つまとめて「森羅万象をつかさどるもの」という)を従えているが、火のクリスタルにはあきれられ、水・土にも愚痴を叩かれ、風は意味不明なこと(風の吹く音)を言っていて、本人自身も場違いなことを自覚している。彼らの戦闘力は恐ろしいほど高く、クリスタラーは「ダークスター」「ひっぺがし」、火のクリスタルは「コロナ」「フレイムストーン」「ほのお」「かきゅう」「ほのおのかべ」、水は「けっしょう」「アイスロック」「ダイヤモンドカッター」「カチカッチン」、土は「すいじょうきばくはつ」「ストーム」「がんせきガラガラ」、風は「さくらふぶき」「ほうでんげんしょう」「にじいろシャボン」などの強烈な技を多用しカジオーより強いという説があるが、しばらく戦うと技のパワーが尽き、クリスタル系はまったく戦えなくなる。クリスタラーのHPは4096(2の12乗)。クリスタラーを倒すとクリスタル系は自然に倒れていく。ちなみに、ボス戦の音楽はFF4から拝借したもの。また水のクリスタルはなぜか女性口調である。
カジオー軍団
- ケンゾール(剣)
- 剣の姿のボス。炎を操る。ヘイパーに似たしんえいたいを4体従えている。
- ユミンパ(弓)
- 弓の姿のボス。「~ニャ」が口癖。ローズタウンの住民に1000本もの矢を放ち、動けなくしていた。雷を操る。彼が射たコマンドはしばらく使えない。自分もそのコマンドは使わないといっておきながらふつうに使ってくる。
- ヤリドヴィッヒ(槍)
- 槍の姿のボス。出世に命をかける。リップルタウンの住人に化けていた。水蒸気爆発が強力。分身もする。
- カジオー戦隊オノレンジャー(斧)
- レッド、グリーン、ピンク、ブラック、イエローのメンバーの悪の戦隊。悪であることも自覚しているらしい。オノフォースを操る。オノフォースは強力な「ジャスティスブレイカ」を使える。しかし、グリーンは解散を考えていたり、腹が減った、サングラスが割れた、化粧が崩れたなどのつまらない理由で戦線離脱したりとまとまりがない。決めポーズなどを意識しているわりにレッドは立ち位置を間違えた。
- ブーマー
- カジオー軍団の親衛隊長。武士道を極めている。
- カリバー
- クッパ城に刺さった巨大な剣。本体はメノ・バリアーによって守られていて、目を倒さない限り本体に攻撃できない。唯一ジーノカッターが効くボス敵である。ちなみに両眼とも視力はかなり悪い。マリオたちの世界と武器世界をつなぐ入り口でもある。
- メビウス&リンリン
- 武器世界の時計と鈴のボス。メビウスは自身の時計の針が指す時間によって攻撃の種類を決める(1時:コオリヲフラス ジカン(けっしょう・アイスロック)、3時:カイフクノ ジカン(かいふく)、5時:オーロラヲミル ジカン(オーロラのかがやき)、6時:ダイカイフクノ ジカン(だいかいふく)、7時:オフロヲタク ジカン(すいじょうきばくはつ)、9時:ナニモシナイ ジカン、10時:ハナミヲスル ジカン(さくらふぶき)、12時:ヒガノボル ジカン(コロナ)。カッコ内は使う技の名前)。リンリンはマリオたちへの攻撃の代わりにメビウスの針を進めることがある。
- ドルトリンク&メーテルリンク
- 武器世界の敵二人組。メーテルリンクを先に倒すとドルトリンクがアースリンクと合体する。ドルトリンクを先に倒すとメーテルリンクがメルクリンクと合体する。
- アースリンク&メルクリンク
- 蛇の姿のボス。名前は違うが姿は同じ。アースリンクは打撃技、メルクリンクは魔法技で攻めてくる。
- カカリチョウ
- トン4体を従えて登場。カジオー軍団に10年勤めている。
- カチョウ
- テン4体を従えて登場。カジオー軍団に25年勤めている。
- ブチョウ
- カン4体を従えて登場。自分の過去を振りかえっている。
- ラスダーン
- コウジョウチョウと一緒にいる機械兵器。ジャスティスブレイカが使える。
- カジオー
- マリオワールドの征服を狙う新たな敵。最後に姿を現すが、王の格好をして、鍛冶打ちのようなことをしているから、カジオーという名前が来ていると思われる。2000ダメージを与えると激怒し、様々な姿に変身する真の姿を現す。
- 変身した姿は以下のような種類である。
- 戦車:一撃死のマグナムを撃つ(ズドンが撃ってきた「デスキラー」と同じ)。「なにかんがえてるの」で言っている通り、精密機械なので電気系魔法に弱い。
- 魔法使い:化け物染みた顔だが魔法攻撃が強力。ちなみに、魔法使いのように守備が弱く大ダメージを狙える。
- 宝箱:様々な状態異常にしてくる。攻撃はしない(からだは普通に攻撃する)。
- 棺桶:非常に固い。自分のHPを回復する。
量産型
武器世界で登場する、モンスターの量産型。オリジナルより強いものが多い。
- ヘイパー量産型
- ツッツン量産型
- ケンゾール量産型 - ケンゾール2型という。ちなみに「なにかんがえてるの」の台詞は、『機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY』のアナベル・ガトーの名台詞のパロディである。
- ユミンパ量産型
- ヤリドヴィッヒ量産型 - ヤリドヴィッヒ・マーク2という。量産型も出世に命をかける。分身がツッツン4体になる点が変わっている。
- レッド量産型
- ブラック量産型
- イエロー量産型
- グリーン量産型
- ピンク量産型
- できたてヘイパー - カジオーが直接管理するようこうろ(溶鉱炉)から次々と出てくる。スペシャル技が強いためあなどれない。
ゲストキャラクター
- リンク (『ゼルダの伝説』シリーズ)ローズタウンの宿屋に泊まり、起きると寝ている。
- サムス (『メトロイド』シリーズ)ブッキータワーをクリアした後、マシュマロの城に到達するまでキノコ城の客間で爆睡している。
マップ
街等
- マリオの家 - どうやらマリオ一人暮らしの家のようだ。ルイージと共同生活をしている様子は見られない。
- キノコ城 - キノコ王国の中枢となる城。実際にプレイヤーが操作してキノコ城に入ることのできる作品は本作が初となる。
- ケロケロ湖 - 名前のわりにいるのはほとんどいるのはオタマジャクシ。カエル仙人が住んでいる場所で、マリオも何度か訪れる場所となる。
- ローズタウン - 近くに森がある町。ユミンパのせいで矢の雨が降り、住民達が動けなくなってしまう事件が起きる。
- ドゥカティ - もぐらに似た住民達が暮らしている炭鉱町。炭鉱から発見された珍しいものが売り出されている。
- ヨースター島 - ヨッシー達が暮らしている島で、地下水道から行くことが出来る。
- メリー・マリー村 - 結婚式の会場がある町。団体さんと写真を撮る事が出来る。
- リップルタウン - みかけは普通の町ではあるが、実はヤリドヴィッヒによって住民達は倉庫に閉じ込められている。ここにはキノコ鑑定士がいる。
- モンスタウン - 改心したモンスターだけが暮らしている小さな町。クッパの配下たちもここでお店を営んでいる。
- マシュマロの国 - 雲の上にある王国でマロの故郷。住人達はみんな綿雲のような姿をしている。
- クラウンカジノ - ビーンズバレーから行けるが、ブリリアントカードを入手しないと行けない。
ダンジョン
- マッシュロード - マリオの家とキノコ城を結ぶ道。
- どろぼうロード
- キノケロ水路 - キノコ城とケロケロ湖を結ぶ水路。テレサを利用してカントリーロードへ向かう危険な技も試すことができる。
- ケローズ - ケロケロ湖とローズタウンを結ぶ道。
- ハナチャンの森
- パイプダンジョン
- ドゥカティ炭坑
- イガ谷
- ブッキータワー
- 星の降る丘
- 海
- ちんぼつ船
- カントリーロード
- ベローム神殿
- ビーンズバレー
- 豆の木
- マシュマロ宮殿
- バーレル火山
- クッパ城
- 武器世界
- 武器工場
主なスタッフ
- 坂口博信 プロデューサー
- 藤岡千尋 ディレクター
- 前川嘉彦 ディレクター
- 下村陽子 音楽
- 松原啓介 イベントディレクション
- 松村靖 イベントディレクション
- 工藤太郎 イベントディレクション
- 長谷部裕之 バトルデザイン
- 太田顕喜 バトルデザイン
- 青山伸一 バトルプログラマー
- 武藤竜 バトルプログラマー
- 深谷文明 メインプログラマー
- 吉岡光生 メニュープログラマー
- 皆葉英夫 グラフィックコーディネーター
外部リンク
- スーパーマリオRPG(任天堂公式サイト)
- スーパーマリオRPG(スクウェア・エニックス公式サイト)