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川内新幹線車両センター

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川内新幹線車両センター(せんだいしんかんせんしゃりょうセンター)は、鹿児島県薩摩川内市宮崎町にあった九州旅客鉄道(JR九州)の新幹線車両基地である。本社鉄道事業本部新幹線鉄道事業部の管轄であった。現在は車両基地としては廃止され、川内駅構内の留置線扱いとなっている[1]

概要

九州新幹線新八代駅 - 鹿児島中央駅間開業に伴い、同区間で運転される車両の車両基地として設置された。新幹線800系電車川内港からの搬入・入線にも使用された。川内駅の鹿児島中央方面西側に引込み線・連絡線が存在する。

九州新幹線博多駅 - 新八代駅間の全線開業を前にした2010年11月22日に、全線開業後の新たな車両基地として熊本総合車両所が開所し、当センターの機能は熊本総合車両所へ移転した。全線開業の2011年3月12日付で車両基地としては正式に廃止されて川内駅構内の留置線となり[1]、鹿児島中央駅ならびに川内駅発着列車の夜間車両留置、および仕業検査・交番検査などの簡易検査を行っている[2]。また対外的には「川内旧車両基地」と表記されることもある[3]

熊本総合車両所が開所する以前は、台車検査・全般検査の際は機器と台車を取り外し、鹿児島総合車両所(現鹿児島車両センター)までトラックで陸送した上で行われた。

主な業務

設備

  • 留置線:5本(熊本総合車両所開設前は10本、一部が保守用基地に転用)

配置車両

熊本総合車両所の開所に伴い、当センターに配置されていた車両は全て熊本総合車両所に転属したため、末期は車両配置なし。

過去の配置車両

  • 新幹線800系電車
    • 最大時には6両編成8本(U001 - U008編成)の48両が配属されていた。

配置車両の車体に記されていた略号

  • 新幹線を意味する「幹」と、川内の電報略号である「セイ」(んだ)から構成された「幹セイ」となっていた。

脚注

  1. ^ a b 『JR電車編成表 2019冬』p.209 交通新聞社 2019年
  2. ^ “九州新幹線 川内車両センターを縮小、熊本に機能移転”. 南日本新聞. (2010年11月18日). オリジナルの2010年12月12日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20101212183008/http://www.373news.com/modules/pickup/index.php?storyid=28105 
  3. ^ 新幹線ミニフェスタ in 川内 - 鉄道コム、2014年5月15日

関連項目