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リュウ (ストリートファイター)

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リュウ プロフィール

リュウRyu)は、カプコンが開発・販売している対戦格闘ゲーム、『ストリートファイター』シリーズの全作品に登場する主役的キャラクターである。

キャラクターの設定

剛拳(ゴウケン)の弟子で、暗殺術を昇華させた格闘術を使う日本人。空手をベースに、柔道テコンドーの技を駆使した独自のスタイルで闘う。シリーズを通して「真の格闘家」を目指して強い奴と戦うため修行の旅を続ける。かつて「ムエタイの帝王」として世界に名を轟かせていたサガットを倒した若者として世界中にその名が知られている。同門のケンとは親友であり最大のライバルである。他にライバルとしてはサガットやSNKKOFシリーズの草薙京等がいる。

鉢巻に道着、赤い(作品によっては茶色の)篭手を身に付けている。初代『ストリートファイター』では靴を履き赤い頭髪をしていたが、後のシリーズではすべて素足と黒髪となっている。鉢巻の色は、初代と『ZERO』シリーズでは白、それ以外では赤。『ZERO2』や劇場版アニメでは、ケンの髪留めの赤いリボンをリュウが受け取り鉢巻にする描写がある。

漢字の「隆」は初代「ストリートファイター」の時点で既に設定されていたが、『ストリートファイターII』発表からしばらくの間は雑誌の記事などで常にリュウとカタカナで表記されており、そのため多くのユーザーから“漢字で書くと「竜」か「龍」のどちらかだろう”と誤解されていた時期があった。開発段階の名前は「武神 隆」。殺人拳の使い手であり、家族への影響を心配して苗字を名乗らない、という設定があったともされる。フルネームは公式には設定されていないが、実写映画『ストリートファイター』では「リュウ・ホシ」(星 隆)という名前になっている。ちなみに初代ストリートファイターでは恋人に別れを告げ修行の旅に出たという設定があった。

各作品における位置づけ


注意:以降の記述には物語・作品・登場人物に関するネタバレが含まれます。免責事項もお読みください。


ほぼ全ての作品に共通して「強い奴に会いに行く」のコンセプトに忠実。

ストリートファイターIIシリーズ全般…自分より強い相手と戦うために、表彰式を放棄して世界を旅する。
ストリートファイターZERO…強い相手を求めて旅をするが、自らの未熟さを憂い修行の再開を決意。
ストリートファイターZERO2…師の仇の豪鬼に1格闘家として挑み、殺意の波動の潜在能力の高さを見出される。
ストリートファイターZERO3ベガに肉体を支配されかけるが、不屈の精神でこれを撥ね退ける。その後再び修行の旅へ。(しかし、殺意リュウの場合は真・豪鬼を倒した後に殺意の波動に呑まれ、彼と同じく「拳を極めし者」へと変貌する。)
ストリートファイターIII…相変わらず修行の毎日。久々にケンとの再会を果たすが、その際にショーンを押し付けられる。
ストリートファイターIII 2nd IMPACT…豪鬼との会話により殺意の波動の克服が目標の一つと判明。
ストリートファイターIII 3rd STRIKE…「指1本でも動く限り戦うのみ」と改めて真の格闘家への道を決意。
ストリートファイターEXシリーズ全般…強い相手と戦うために参戦。今シリーズでは殺意の波動は克服した事になっている。

人物

ストIIが世に出てからしばらくは豪快な性格に描かれることあったが、徐々に剛毅木訥なキャラクターが構築されていく。格闘に関しては非常に求道的で妥協を許さない。礼儀正しく謙虚な性格で自分の能力を他人にひけらかすことは無い。その一方で格闘の事以外はあまり考えていないようにも思える。真面目過ぎるとも言われ、ストZEROシリーズのストーリーを見て解るように思い悩むタイプでもある。誰もが認める一流の格闘家となった今でも自分自身は満足しておらず、CAPCOM VS. SNKでの二つ名は「永遠の挑戦者」。

生年月日が安田朗と同じ。

ケンと共に修行時代を「朱雀城」で過ごす。師匠の剛拳の墓はここにあり、リュウは年に一度墓参りに訪れる。城内や付近は何度かリュウのホームステージとして使用されている。

富や名声に執着がない。サガットを倒し世界一の称号を手に入れた時もリュウ自身はすぐに姿を消している。ストIIでも表彰式を辞退していることから、おそらく賞金は受け取っていないと思える(掲示板などでは寄付したのでは等の憶測が飛んだ)。表舞台の格闘大会には興味がないようにも思える。

着替えの胴着が入ったザックを持ち歩いている。CAPCOM FIGHTING Jamではアナカリスの王家の裁きにより裁かれ状態となった時にその姿となる。勝利時の動作は片手を突き上げるもの(ケン、ショーンも同様の動作を行う)と、腕を組み風で鉢巻が揺れるものが有名。顔の向きや表情こそ違うもののこの二つの動作は全ての出演作で行われている。

潜在能力が非常に高く、ストリートファイターII MOVIEでのシャドルーが調査した潜在格闘値が3620(今までの最高が2000だった)という非常に高いものだった。

同映画の設定資料にもある通り決して美形キャラではない。どちらかというと男を感じさせる顔立ちである。シリーズによっては無精髭を生やしている。

鈍感。これに関してはリョウ・サカザキと共通している。

彼に惹きつけられる者は多く世界中に友達がいる。真の格闘家への道をひたむきに探求する生き様は春日野さくら等、数々の格闘家に大きな影響を与えた。その他、ストIIIでオロに弟子入りを勧められたが、リュウ本人は思い切り迷惑がっていた。

好みの女性のタイプは「日本が似合う女性」。

ヒューゴーが中心となったプロレス軍団『H.W.A』に参加した際、落胆するケンに対してリュウは楽しそうだった。本人曰く、「レスリングも闘いの参考になる」とのこと。

殺意の波動

体内に「殺意の波動」と呼ばれるエネルギーが眠っており、この力を忌まわしいものとし、シリーズによってはこれを克服することを旅の目標としてあげていることもあるが、時には力が抑えきれず殺意の波動に心身とも支配されてしまう。この状態のリュウは殺意の波動に目覚めたリュウ(略して殺意リュウとも)と呼ばれ、これをプレイヤーキャラクターとして使用できる作品もある。『ストリートファイターZERO』シリーズに登場する場合は自我を完全には失っておらず、道を誤ったことへの後悔や迷いが見られるが、『CAPCOM VS. SNK』では破壊衝動にとりつかれ凶暴化してしまっている。なお殺意リュウの初出は『ストリートファイターALPHA2』(ZERO2の北米版)で、同作においてこのキャラが追加されていることが判明した事から国内でも彼の登場を望む声があがり『ストリートファイターZERO2 ALPHA』の発売に至った、という経緯がある。 豪鬼はリュウが殺意の波動に目覚め、自らの宿敵となる事を望んでいる。

キャラクターの特徴

必殺技の波動拳、昇龍拳共にがクセがなく使いやすく通常技も使いどころがはっきりしており優れた技が多い。これらの使いやすさのために初心者にも非常に使いやすく、またプレイヤー実力に性能が正比例していくため多くの上級者にも使用されている、まさに万人向けのキャラクターとなっている。

初代『ストリートファイターII』においては、技の動きや判定がこだわりを持って作られているためか判定がおおまかに作られた他キャラに比べると明らかに弱いため、それが祟って他キャラとは見劣りしている点が多かった。必殺技性能もそれほど高くなく、相対的にザンギエフに次ぐ弱いキャラとされてしまった(ポテンシャルはザンギエフのほうが上)。しかし、めくりアッパー昇龍拳(めくりジャンプ強キック→近距離強パンチ→昇龍拳の三段攻撃)などの連続技の威力が高くそれらを使いこなせば、使っていて非常に気持ちのよいキャラクターでもあった。ちなみにこの時はしゃがみ弱キックの威力やピヨリ値が非常に高くこれが当たれば勝ち同然であった。

「~II'」においては波動拳をはじめとした技性能の底上げが図られ、使いやすい性能を備えることとなる。 『スーパーストリートファイターIIX』では使いやすいスーパーコンボや優れた地上中段攻撃(しゃがみガード不能攻撃)が追加され、さらに使いやすさが上がっている。

ストリートファイターIII』においては、使いやすさは従来と変わらず、一撃の重さにより重きを置いたキャラクターとなっている。

必殺技

波動拳〔はどうけん〕
組み合わせた両手から気弾を撃つ。『ストII』時代は気弾の中に両手の形が見えるのが特徴。

ロックマンXでも特定の条件を満たすと何故かライト博士がこの技をエックスに伝授してくれた。

灼熱(ファイヤー)波動拳〔しゃくねつはどうけん〕
『スパII』からの技。赤い波動拳を発射、当たった相手は燃える。元はストII初期で波動拳を出すとき稀に出るパレットのバグで出た赤い波動拳。
『ストZERO』シリーズでは、『ZERO2』までは波動拳を強で出して近距離で当てた場合のみこれに変化し、『ZERO2 ALPHA』から単体技となる。
『ストIII』シリーズでは波動拳のEX必殺技版となっている。
昇龍拳〔しょうりゅうけん〕
恐らく格闘ゲームで最も有名な技。アッパーカットを繰り出しながらジャンプする。
初代『ストリートファイター』では出してから着地するまでずっと無敵という脅威の性能を誇った。

ロックマンX2でもこれまたライト博士が伝授してくれる。

竜巻旋風脚〔たつまきせんぷうきゃく〕
竜巻のように連続で回し蹴りを放ちながら前進する。『ストIIターボ』以降は空中でも使える。

ロックマンX8で特定のボスを倒すとゼロ(レイヤー)が『旋風脚』という技名ではあるが「竜巻旋風脚!」と言いながら攻撃する。

『ストリートファイターEX』シリーズでは一発一発の回し蹴りを追加入力で繰り出す技になっている。
上段足刀蹴り〔じょうだんそくとうげり〕
『ストIII』シリーズでのみの技で、蹴りを突き込む。EX必殺技版はヒットさせると追撃可能。
波動の構え〔はどうのかまえ〕
『ストZERO』シリーズ(2から)でのみの技で、波動拳の動作だけを行うフェイント技。
阿修羅閃空〔あしゅらせんくう〕
殺意リュウの技で、豪鬼のものと同様の移動技。

スーパーコンボ(アーツ)

真空波動拳〔しんくうはどうけん〕
複数の波動拳を重ねて撃つ、彼の代表的なスーパーコンボ。『マーヴルVS.シリーズ』ではかめはめ波さながらの太いビーム状の気を放つ。
真空竜巻旋風脚〔しんくうたつまきせんぷうきゃく〕
その場にやや浮いた状態で竜巻旋風脚をしばらく放ち続ける。『ストZERO』から使用。
『ストIII』シリーズでは竜巻旋風脚のEX必殺技版となっている。
『ポケットファイター』では、雨雲をも呼び起こす「暴風竜巻旋風脚」となっている。
真・昇龍拳〔しん・しょうりゅうけん〕
ショートアッパーから反対の腕でもう一度ショートアッパーを繰り出し、そのままモーションの大きい昇龍拳につなぐ。地上にいる間にヒットさせないと単に多段ヒットするだけの昇龍拳になってしまい、威力が大幅に低下する。『ストIII』から使用。
頂上決戦 最強ファイターズ』では隠し必殺技で、下記の滅・昇龍拳同様の踏み込みながらのヒジ打ちから真・昇龍拳のモーションに繋ぐ技になっている。(こちらは間合いによってモーションが変化することはない) 勘繰り過ぎかもしれないが、『頂上決戦~』ではユリ・サカザキが隠し必殺技として本技のパロディ『芯!ちょうアッパー』を使用するため、これと重複するのを避けてこうなったのではないかという見方がある。
滅・昇龍拳〔めつ・しょうりゅうけん〕
『ZERO3』におけるLv3専用スーパーコンボ。踏み込みながらのヒジ打ちからそのまま昇龍拳につなぐ。ただし、最も遠い間合いでヒットさせると真・昇龍拳のモーションに派生する(この際のボイスも真・昇龍拳の物になる)。
電刃波動拳〔でんじんはどうけん〕
『ストIII』シリーズにおけるスーパーアーツの一つ。溜め撃ちが可能なガード不能の波動拳を出す。溜め中にレバー入力で溜まるのが早くなる。気絶値が非常に高い。
烈風迅雷掌〔れっぷうじんらいしょう〕
ポケットファイター』におけるマイティコンボの一つ。乱舞攻撃の後に真・昇龍拳を出す。名前はケンの「疾風迅雷脚」になぞらえたものと推測される。
滅殺豪昇龍〔めっさつごうしょうりゅう〕
殺意リュウのスーパーコンボ。昇龍拳を連発で繰り出す。
瞬獄殺〔しゅんごくさつ〕
殺意リュウのスーパーコンボ。豪鬼のものとほぼ同様だが、性能がやや劣る傾向にある。
滅・波動拳〔めつ・はどうけん〕
カプエス2』でのみの殺意リュウのLV3専用スーパーコンボ。電刃波動拳と同様に気絶値の高い波動拳を撃つが、溜め撃ちはできずその上で発生が遅い。
龍哭波動拳〔りゅうこくはどうけん〕
『頂上決戦 最強ファイターズ』の殺意リュウの隠し必殺技。太いビーム状の波動拳を撃つ。形状は『マーヴルVS.シリーズ』の真空波動拳に酷似している。
チェンジモード
MARVEL VS. CAPCOM CLASH OF SUPER HEROESのみの技。ケンとゴウキのモードに変身し、技や服の色がそれぞれのキャラと全く同じになる。どのモードからでも全てのモードにチェンジすることができ、ゲージさえあれば何度でもチェンジできる。

風の拳

中平正彦漫画RYU FINAL』に登場した、「一撃必殺の境地を越えた」リュウの必殺技の究極の形。ゲームには登場してないが、お蔵に入りになったカプコンファイティングオールスターズではこれに似た「疾風の拳」という技があった。『NAMCO x CAPCOM』ではスキルとして登場している。

ケンとの連携技

W(ダブル)真空波動拳
『MARVEL SUPER HEROES VS. STREET FIGHTER』などでのヴァリアブルコンビネーション。二人同時に真空波動拳を放つ(本来ケンは真空波動拳を使わないはずが、この時だけ使用する)。元は劇場版ストIIのクライマックスで二人が使用した技。
双龍拳
『NAMCO x CAPCOM』でのMA攻撃。敵の前後から飛び込んでからの連撃の後、二人同時に昇龍拳を叩き込む。

三種の神器

ストリートファイター』から全作を通じて使われている波動拳(はどうけん)、昇龍拳(しょうりゅうけん)、竜巻旋風脚(たつまきせんぷうきゃく)の3つの技は一部で「三種の神器」と呼ばれ、現在でも必殺技のコマンドを確認するときに「波動コマンド」「昇龍コマンド」等の名前を用いて説明する人が多い。また各雑誌に掲載されているコラムや漫画などでもツッコミなどで昇龍拳が使われることがあり、ゲーム業界以外にも影響を与えている。波動拳は当時人気最高潮のドラゴンボールにでてくる孫悟空らが使うカメハメ波が元ネタなのだが、「ドラゴンボールZ 龍拳爆発!!悟空がやらねば誰がやる」では逆に昇龍拳を孫悟空が使うようになった。

以後の作品に与えた影響

数々のフォロワーが存在するストIIだが、主人公の技の仕様の元祖にもなってしまっていることから、いかに優れた設定であったかがわかる。「真横に飛んでいく飛び道具」「対空技」(以上二つを持ち、飛び道具で牽制して対空技で落とす戦法をとれるキャラを「リュウケン系」、あるいは「波動昇龍」と呼ぶほど)「相手方向に向かって移動しながら攻撃する技」「波動拳・昇龍拳コマンド」「和風の武術使い」「外見」「性格」など、似ているキャラは数知れない。技の類似性については、初心者でも扱いやすく、複雑化するインストカードで技表を確認せずともとりあえず技が出せる、逆にコマンドを見ればどんな技かだいたいわかるなど、メリットが多かったようだ。

  • 餓狼伝説
    • 主人公のひとり「アンディ・ボガード」は、道着姿で技が似ている。気を放つ「飛翔拳」、対空技「昇龍弾」など。求道的な雰囲気もリュウに似ている。
  • 龍虎の拳
    • 主人公リョウ・サカザキロバート・ガルシアの技はリュウやケンそっくり。波動拳コマンドの「虎煌拳」、昇龍拳コマンドの「ビルトアッパー」、移動しつつの蹴り技「飛燕疾風脚」など。ほぼ同じ性能の二人が1P2Pキャラという部分も似ている。リョウはコスチュームも似ている。が、もともと龍虎の拳や餓狼伝説のプランナーは「ストリートファイター」を企画した人であり、一概に類似キャラと割り切ることはできない。ストリートファイターシリーズでは逆に「ダン」というリョウとロバートをもじったキャラを登場させた。
  • ファイターズヒストリー
    • 主人公ではないが、最も目立つキャラクター「溝口」は、黒髪にハチマキと外見も似ているが、波動拳コマンドの「タイガーバズーカ」、対空技の「虎流砕」、旋風脚を空中で連続で前進しつつ繰り出す「空中連続蹴り」など。
  • ワールドヒーローズ
    • 主人公ハンゾウとフウマはまんまリュウとケンのオマージュ。波動拳コマンドの「烈光斬」「烈風斬」、昇龍拳コマンドの「光龍破」「炎龍破」、回転しながら相手に向かう「忍法光輪渦斬」「忍法風輪華斬」など。ハンゾウのストイックな性格、フウマの明るい性格もリュウとケンを投影させていると思われる。
  • ザ・キング・オブ・ファイターズ
    • 主人公、草薙京は最初の'94の頃はいわゆる「リュウケンタイプ」であった。波動拳コマンドの「百八式・闇払い」、昇龍拳コマンドの「百式・鬼焼き」など。また、黒髪にハチマキ(風にしたバンダナ)という共通点もある。'95からは「2Pデフォルトになる、似た性能を持つライバルキャラ」として八神庵が登場した。
    • また、麻宮アテナ椎拳崇もリュウケン系で飛び道具の「サイコボールアタック」「超球弾」、対空技の「サイコソード」「龍顎砕」があるが、アテナは飛び道具のコマンドが左右逆、拳崇は両方とも左右逆(さらに対空技の方はキックボタンで出す)である。
  • ヴァンパイア
    • 同じカプコン作品であっても、主人公の技はやはりこうなってしまうようだ。主人公・デミトリとモリガンはいわゆるリュウケン系。波動拳コマンドの「カオスフレア」「ソウルフィスト」、昇龍拳コマンドの「デモンクレイドル」「シャドウブレイド」移動回転蹴りの「バットスピン」など。
  • 豪血寺一族
    • 空手家の大山礼二が似ている。波動拳の「撃掌破動波」、昇龍拳の「流炎昇」、移動蹴りの「昇燕舞」など。
  • マーヴルシリーズ
    • X-MEN Children of The Atomでは、Xメンリーダーのサイクロップスが、技の性質が似ている。波動拳コマンドの「オプティックブラスト」昇龍拳の「ライジングアッパーカット」竜巻旋風脚の「サイクロンキック」など。
    • MARVEL SUPER HEROESでは、キャプテンアメリカが波動拳コマンドの「シールドスラッシュ」昇龍拳の「スターズ&ストライプス」移動技の「チャージングスター」がある。
  • サムライスピリッツ
    • 主人公・覇王丸に波動拳コマンドの「旋風裂斬」、昇龍拳コマンドの「弧月斬」などがある。後のシリーズで主人公として登場した緋雨閑丸、風間火月にも、波動拳コマンドの飛び道具(「霧雨刃」「焦熱魂」)と昇龍拳コマンドの対空技(「梅雨円殺陣」「大爆殺」)がある。
    • 覇王丸のライバルとして登場した牙神幻十郎にも飛び道具「桜華斬」、対空技「桐覇 光翼刃」があるが、飛び道具のコマンドは左右逆。
  • 超人学園ゴウカイザー
    • 主人公・ゴウカイザーの技が波動拳コマンドの「バーニングスラッシュ」昇龍拳の「カイザーストライク」蹴り技「トリックスターキック」など。
  • わくわく7
    • 主人公・ライとアリーナがリュウケン系。飛び道具「イナズマキャノン」「アリーナビーム」、昇龍拳の「イナズマアッパー」「アリーナクラッシュ」、竜巻旋風脚の「アリーナトルネード」など。
  • 月華の剣士
    • 主人公・楓と雪の技。波動拳コマンドの「一刀・疾風」「氷刃」、昇龍拳の「一刀・空牙」「蒼華」。
  • ブレイカーズ
    • 主人公・翔の技。波動拳コマンドの「烈光波」、対空技の「紅三段蹴り」、竜巻旋風脚の「乱気流蹴り」など。
  • ギルティギア
    • このシリーズでもやはり、主人公のソルとカイに波動拳コマンドの「ガンフレイム」「スタンエッジ」、昇龍拳コマンドの「ヴォルカニックヴァイパー」「ヴェイパースラスト」が用意されている。
  • ジャスティス学園
    • この作品でも、主人公の一文字伐の技には飛び道具の「気合弾」、対空技の「ガッツアッパー」「バーニングエルボー(バーニングバツの技)」などがある。
    • それに加え、登場キャラの一人・島津英雄の技「正波拳」、「実直拳」、「真円脚」はコマンド、性能ともにリュウの技にそっくりである。いわゆるセルフパロディだと思われる。

その他

  • あまりにも有名なセリフ「俺は俺より強い奴に会いに行く」とは「日本にはもう自分より強い奴がいないから少しでも骨のある相手を探しに世界に旅立つ」という今の彼からはおおよそ想像し難い傲慢な意味だった。
  • ストリートファイターII Vの彼は本編とはまるで別人でバーチャファイターシリーズのアキラのような容姿となっている。
  • ポケットファイターのオリジナルシステム「フラッシュコンボ」では彼だけコスプレをしないという少々寂しいものだった(性能自体は悪くない)。
  • 定職がない事や破れた胴着を着用しているせいか、四コマ漫画等では貧乏ネタを描かれることが多い。余談だが、SNK VS. CAPCOM SVC CHAOSではリョウ・サカザキの事を「貧乏な方が無敵の龍か」と本人の目の前で発言してしまい、怒らせてしまっている。カプコン公式トレーディングカードでの書き下ろしイラストでは、コインランドリーでブリーフ一丁で洗濯機を仁王立ちでにらみ、周囲の一般人が引いているというものがある。
  • ストIIIにて主人公の座はアレックスに譲っているが、キャラクターセレクトの1P側はリュウにカーソルがあっている。

声優

参考文献

  • 映画ストリートファイターII メモリアル公式ファンブック 小学館
  • ゲーメストムック ストリートファイターIII ファンブック 新声社
  • ALL ABOUT カプコン対戦格闘ゲーム 1987-2000 電波新聞社