摩天崖

概要

島根県隠岐郡西ノ島町浦郷に位置する海崖。海抜は257メートルで国内最大級の海崖として知られ、国賀海岸の中心的存在となっている。摩天崖周辺には、鬼ヶ城、天然の洞門である通天橋など豪快にして勇壮、かつ大規模な奇勝が見られる。摩天崖上には牛馬が放牧されている牧草地となっており、非常に穏やかな光景を見せ、壮大な景観となっている。その東方には高さ100メートル級の東国賀海岸がある。

隠岐諸島全体とその周辺の海は、隠岐ユネスコ世界ジオパークに指定、また、山陰と岡山を含む、大山隠岐国立公園に指定されており、隠岐地域のハイライトの一つになっている。

交通・アクセス

西ノ島、別府港から車で25分程で行けるが、車道が狭く、馬などに遭遇し進めないこともある。

駐車場から摩天崖の頂上まで徒歩5分程で向かうことが可能。

ただし、町営バスなどがないため定期観光バス・タクシーや自転車などを利用する必要がある。

史跡

第二次世界大戦中の旧日本軍の監視所跡がある。この名所は、大変見晴らしがよく、日本海を航行する敵船の監視には絶好の場所であった。

当時、建物は半地下式で窓だけが陸上部に出ていた。屋根の武運は芝を張ってカモフラージュされていた。現在もこの跡地が残っている。

景観

この場所は、夕陽百選、一生に一度は訪れたい遊歩百選に登録されている。

崖の頂上では、水平線が180度見渡すことができ、放牧されている牛や馬も見ることができる。

崖の上の展望のみでなく、遊歩道で下の海岸まで下りることができる。

リンク

西ノ島町観光協会　https://nkk-oki.com/japan/