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ダライアス コズミックコレクション

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ダライアス コズミックコレクション
ジャンル 横スクロールシューティング
対応機種 Nintendo Switch
開発元 エムツー
発売元 タイトー
プロデューサー 小林寛季
ディレクター 辛島由紀子
プログラマー 阿部哲也
音楽 春日達彦
工藤索興
シリーズ ダライアスシリーズ
人数 1-2人
メディア ゲームカード
発売日 2019年2月28日
対象年齢 CEROA(全年齢対象)
売上本数 9495本[book 1]
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ダライアス コズミックコレクション』(DARIUS COZMIC COLLECTION)は、タイトーより2019年2月28日に発売されたNintendo Switch用ゲームソフト。

概要

『ダライアスシリーズ』の各タイトルを収録したオムニバスソフト。アーケード版4タイトルを収録した通常版の他、コンシューマ版5タイトルを収録した特装版も同時発売される。

タイトーとしては2010年の『みんなの水族館』以来9年ぶりのコンシューマ向けタイトルとなる。

本作の発表を記念して、2018年7月16日から7月17日までAmazonプライムのプライムデー限定特典のゲームボーイ版『サーガイア』がDLCとして配信された。

2019年9月5日にアーケード版4タイトルを収録した「コズミックコレクション 通常版」と特装版に収録されていたコンシューマ版5タイトルを収録した「コズミックコレクションCE」をダウンロード販売する予定である。

収録タイトル

通常版・特装版共通タイトル
特装版追加収録タイトル

ゲームモード

ガジェット
余ったゲーム画面外にボーナスやパワーアップの状況、アームの耐久性、分岐情報を確認できる機能。対応はアーケード版のみ。
開発元のM2が「M2ショットトリガーズ」シリーズで得たノウハウを活用して導入された[web 1]
クイックセーブ&クイックロード
特定の場面からプレイデータを保存し、セーブした時点からの再開が可能。
2Pプレイ
Joy-Conのおすそわけ機能を使用した2人協力プレイモード。
連射速度調整
ショットのオート連射を設定する。タイトルによっては速度が異なる。
ランキング
アーケード版のみ対応するオンラインランキング。プレイヤーを含むランキング上位のリプレイを見る事が出来る。
スキャンライン&スムージング機能
ブラウン管モニターをイメージした画質でグラフィックを出力する機能。
難易度変更
最大4段階まで変更可能。

開発

ダライアスの復活は外山雄一がタイトーに入社する前から動いていた計画だった[web 1]。当初の計画では高価な特装版のみの予定であったが、より多くの人に遊んでもらうべく人気が高いアーケード版のみを収録した安価な通常版がラインナップされた[web 1]

収録数の多さから、M2一社での開発はスケジュールが厳しいことが懸念されたが、堀井が一存でスケジュールや人員を確保せず即決し、M2のみで開発が行われることになった[web 1]

『サーガイア』の開発はマスターシステム版はタイトーに残っておらず、M2が海外に出張した際に購入する形で用意された[web 1]。また、アーケード版の基板が動作する環境が用意できなかったため、基板からデータのみを取得し、『ダライアスII』の基板を前提としたエミュレーションを参考に調整を行っている[web 1]。途中サーガイアのROMをダライアスIIの基板に移植したところ、そのまま稼働したため、妥当性が裏付けられた。販促としてMEGARAGEにて初代~ダライアスバーストアナザークロニクルEXまでの全タイトルを稼働させたが、その時にもダライアスIIはサーガイアに差し替えられた状態で稼働していた。

そのダライアスIIだが、タイトーにも基板だけは保管されているが、実機が残っていなかったため、残っていたゲームセンターの筐体を借りて解析を行った。ダライアスについてはタイトー所有筐体[1]からの解析である。同様にダライアスアルファも実物がタイトーに残っていなかったため、偶然にも中古を買い取っていて在庫中であった秋葉原のショップ「BEEP」から貸し出してもらっていた。

当初の企画書は収録内容に古代祐三を呼び、また2D世代のダライアスは3D時代の物に対し「古代」ととらえ『ダライアス エインシャントコレクション』としていた時期もあったが、最終的に古代に寄せすぎたという反省から今の名前に変更されている[web 1]

『ダライアス』の移植はFM音源チップが2枚である事に加え、PCM音源チップや独自のチップなどが絡んだ設計により、その解析、再現に苦労した[web 1]

脚注

出典

  1. ^ 普段は秋葉原Heyで稼働している物。

ウェブサイト

Twitter

  1. ^ タイトーゲーム (2018年12月26日). “ツイート内容”. Twitter. 2019年1月31日閲覧。

書籍

  1. ^ 「ランキング研究所」『Nintendo DREAM』2019年5月号、アンビット、2019年3月20日、90頁、雑誌07113-05。 

外部リンク