コンテンツにスキップ

フィフィアネ・ミデマー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。Dutchy45 (会話 | 投稿記録) による 2019年11月11日 (月) 13:56個人設定で未設定ならUTC)時点の版であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

フィフィアネ・ミデマー
名前
本名 Anna Margaretha Marina Astrid Miedema
愛称 Viv, Viev
ラテン文字 Vivianne Miedema
基本情報
国籍 オランダの旗 オランダ
生年月日 (1996-07-15) 1996年7月15日(28歳)
出身地 ドレンテ州ホーヘフェーン
身長 1.75m
選手情報
在籍チーム イングランドの旗 アーセナル・レディースFC
ポジション FW
利き足 右足
ユース
2001-2009 オランダの旗 HZVV
2009-2011 オランダの旗 VV de Weide
クラブ1
クラブ 出場 (得点)
2011-2014 オランダの旗 sc ヘーレンフェーン 69 (78)
2004-2017 ドイツの旗 FC バイエルンミュンヘン 39 (21)
2017- イングランドの旗 アーセナル・レディースFC
代表歴2
2013- オランダの旗 オランダ 86 (67)
1. 国内リーグ戦に限る。2017年6月10日現在。
2. 2019年6月15日現在。
■テンプレート■ノート ■解説■サッカー選手pj

アンナ・マルガレータ・マリーナ・アストリド・ミデマーAnna Margaretha Marina Astrid Miedema1996年7月15日 - )は、オランダの女子サッカー選手。ドレンテ州ホーヘフェーン出身。現在2017年真夏からイングランドのアーセナル・レディースFCでプレー。2013年からはサッカーオランダ女子代表でもプレーしている得点力のあるストライカー。

クラブ

sc ヘーレンフェーン

ミデマーは5歳の時にホーヘフェーンのHZVVのユースチームでフットボールを始めた。2009年にホーヘフェーンのもう一つのクラブVV de Weideへ移り[1]、2011年にsc ヘーレンフェーンへと移籍[2]。2011年9月2日、エールディヴィジの2011/2012シーズン第1節において15歳でリーグ史上最年少デビュー。第2節のPEC ズヴォレ戦で初ゴールを決め、デビュー・シーズンを計17試合出場10得点のクラブトップスコアラーで終えた。

2013-2014シーズン、BeNeリーグに参戦していたsc ヘーレンフェーンでミデマーは26試合で41得点。実に1試合平均1.6得点という脅威的な数字を残し、移籍市場でブラジルのCR Flamengoや欧州のトップクラブ FC Bayern München, Olympique Lyonnais, Paris Saint-Germain, Umeå IKなどから関心を集めた[3]。2014年6月6日、ミデマーは自身のオフィシャル・チャンネルでBayern Münchenへの移籍を発表。

Bayern München

2014年6月6日、17歳のミデマーはBayern Münchenと3年契約でサイン[4]。ドイツでの初のリーグ戦ゴールは2014年10月5日、FCR Duisburg戦(6-0)だった[5]。11月30日のSG Essen-Schönebeck戦でミデマーは足首の外部靭帯を断裂、これにより2015年2月22日のVfL Wolfsburg戦で復帰するまで長期離脱を経験した[6]が、3月1日のBayer Leverkussen戦で再びスタメン起用されると、1ゴールを決めて2-0勝利に貢献。

クラブは8節を終えてブンデスリーガの首位に立っていたが、第11節でVfL Wolfsburgに敗戦。最終節でミデマーはSGS Essen戦での2-0勝利に貢献し、首位のWolfsburgが引き分けたため、Bayernは1976以来のランデスマイスターとなった[7]

代表

19歳以下オランダ代表

ミデマーは2013年からフロート・オランイェ(A代表)に加わっているが、2014年夏に同世代の選手たちと共に19歳以下欧州選手権に参戦。ノルウェーで行われた本大会でミデマーはこの大会で6得点を決める重要な役割を果たし、スペインとの決勝でもこの試合唯一のゴールを決めて1-0での勝利とオランダの優勝に大きく貢献した。ミデマーはこの大会をトップスコアラーとUEFAが選ぶ最優秀選手として終えている[8]。ミデマーはこの時すでにA代表で大きな価値を持つ選手だったため、19歳以下オランダ代表ではそれほど多くの試合に出場しておらず、最終的に10試合7得点。

オランダ代表

ミデマーは代表監督 ローヘル・ライネルスによって選出され、2013年9月26日のアルバニア戦でオランイェ・レーウヴィネン(女子オランダ代表)にデビュー、その後自身のいくつものゴールによってオランダ代表にワールドカップ・チケットをもたらすことになる。イタリアとのPO2試合目のアウエーゲームに、ミデマーの2得点によって2-1で勝利したオランイェ・レーウヴィネンは2015年カナダで行われるワールドカップ本大会へ初めての出場権を獲得した。

しかしワールドカップ本大会ではゴールを決めることができず、低調だったチームの象徴として批判が集中。開催国として迎えた2017年夏の欧州選手権でもグループステージ3試合無得点で批判を受けた[9]が、準々決勝のスウェーデン戦で遂に本大会初得点を決めた[10]

2019年6月15日 ワールドカップのグループステージ カメルーン戦(3-1勝利)で2得点を決めてオランダ代表での通算得点を60(77試合)に伸ばし、マノン・メーリスの持っていた記録(59点)を抜いて22歳で歴代最多得点者となった。

勲章

  • ミデマーは2014年12月14日にオランダのスポーツ雑誌 Heldenの読者投票によって2014年のヘルディンに選ばれている。全投票の31.7%を得て、2位のIreen Wüst (23%)、3位のDafne Schippers (22.2%)を大きく突き放した[11]
  • 2014年の素晴らしいパフォーマンスにより、ミデマーは2015年1月5日にはホーヘフェーネール・ファン・ヘット・ヤールにを受賞した[12]

エピソード

ミデマーは正真正銘のフェイエノールト・サポーターであり、かつてはシーズンチケットも持っていた。かつては大ファンだったディルク・カイトがお手本とする選手であり、後にはこちらも自身のヒーローだったロビン・ファン・ペルシがプレースタイルのお手本となった[13]

脚注

外部リンク