善楽寺
善楽寺 | |
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本堂 | |
所在地 | 高知県高知市一宮しなね二丁目23番11号 |
位置 | 北緯33度35分30.9秒 東経133度34分39.2秒 / 北緯33.591917度 東経133.577556度座標: 北緯33度35分30.9秒 東経133度34分39.2秒 / 北緯33.591917度 東経133.577556度 |
山号 | 百々山 |
宗派 | 真言宗豊山派 |
本尊 | 阿弥陀如来 |
創建年 | (伝)大同5年(810年) |
開基 | (伝)空海(弘法大師) |
中興年 | 昭和4年(1929年) |
正式名 | 百々山 東明院 善楽寺 |
札所等 | 四国八十八箇所30番 |
公式サイト | 四国30番霊場善楽寺 |
法人番号 | 4490005001115 |
善楽寺(ぜんらくじ)は、高知県高知市にある寺院。宗派は真言宗豊山派 。百々山(どどさん)、東明院(とうみょういん)と号す。四国八十八箇所霊場の第三十番札所。本尊は阿弥陀如来。
本尊真言:おん あみりた ていぜい からうん
ご詠歌:人多く 立ち集まれる 一の宮 昔も今も 栄えぬるかな
歴史
寺伝によれば、大同5年(810年)空海(弘法大師)が高賀茂大明神(土佐国一宮で現在の土佐神社)の別当寺として、神宮寺とともに創建したといわれている。
応仁年間(1467 - 1469)に兵火で焼失したが、土佐藩2代藩主山内忠義の庇護を受けて栄えた。明治初期の神仏分離まで、納経は神宮寺(別当寺)[1]で「高鴨大明神 本地阿弥陀如来 神宮寺」と記帳し行っていたが塔頭寺院の観音院善楽寺(本尊十一面観音)とともに廃寺となり、阿弥陀如来坐像(重要文化財)と弘法大師像が南国市にある29番札所国分寺に移された。両寺の廃寺により明治8年(1875年)に再興された安楽寺に、その阿弥陀如来像が移され30番札所となった。神宮寺は再興されず、善楽寺は昭和5年(1930年)に埼玉県与野町(現さいたま市中央区)にあった東明院をこの地に移転し、また国分寺に預けられていた弘法大師像を移し、本尊は阿弥陀如来坐像を新造して東明院善楽寺として再興したが、30番札所の正統性について善楽寺と安楽寺の間で論争が起こり、しばらく30番札所が2箇所並立することになった。その後、善楽寺を「開創霊場」、安楽寺を「本尊奉安霊場」と称することになり、平成6年(1994年)1月1日、安楽寺を30番札所奥の院とすることで決着した[2]。
境内
土佐神社参道の右手に大きな石造りの十一面観音菩薩立像が迎える。境内に入ると手水場があり、大師堂、本堂の順で並んでいる。その間には不動明王像、修行大師像が立つ。本堂の向かい側には地蔵堂、子安地蔵、梅見地蔵が並ぶ。庫裏・納経所は大師堂の左側に並んでいる。
- 宿坊:なし
- 駐車場:20台、大型4台。無料。
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一宮神社参道を通り境内へ
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入口には大きな観音像
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大師堂
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梅見地蔵
行事
- 大般若転読大法会 2月1日午後2時 本堂にて(入堂無料):当寺の最も重要な年間行事
- 白岩不動護摩法要 11月28日午前10時:当寺より離れた飛び地境内の不動堂で行われる。
交通案内
- 鉄道
- バス
- とさでん交通 「一宮東門」下車 (0.2km)
- 道路
- 一般道:高知県道384号北本町領石線 一宮東 (0.5km)
- 自動車道:高知自動車道 高知IC (1.8km)
奥の院
- 安楽寺
元の本尊である阿弥陀如来坐像(重要文化財)が祀られている。
- 白岩不動
昼でも暗い幽谷にある聖地で、石の不動明王が祀られている。
前後の札所
脚注
参考文献
- 四国八十八箇所霊場会編『先達教典』 2006年
- 宮崎建樹『四国遍路ひとり歩き同行二人』地図編、へんろみち保存協力会、2007年(第8版)
外部リンク
- 善楽寺
- 第30番札所 百々山 東明院 善楽寺(四国八十八ヶ所霊場会公式)