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陽月華

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ひづき はな
陽月 華
生年月日 (1980-09-02) 1980年9月2日(43歳)
出生地 日本の旗 日本 東京都足立区[1]
身長 164 cm
血液型 O型
職業 女優
ジャンル 舞台テレビドラマ映画
活動期間 2000年 -
活動内容 2000年宝塚歌劇団入団、星組配属
2007年宙組トップ娘役就任
2009年:宝塚歌劇団退団、女優として活動を開始。
所属劇団 宝塚歌劇団2000年 - 2009年
事務所 スペースクラフト
公式サイト 陽月華オフィシャルウェブサイト
主な作品
舞台
雨に唄えば』(2003年)
ベルサイユのばら』(2006年)
備考
宝塚歌劇団卒業生
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陽月 華(ひづき はな、1980年9月2日 - )は、日本女優。元宝塚歌劇団宙組トップ娘役。

東京都生まれ[2]足立区[3]育ち。東京都立飛鳥高等学校卒業[4]スペースクラフト所属。愛称は本名から「うめ」「ようこ[4]

来歴

生い立ち

幼稚園から中学生まで仙台市に住んでいた[4]。しかし異説もあり、幼稚園から小学校4年生までを仙台市で過ごしたとの文献もある[2]

中学生の頃、宝塚をよく観るようになる。初観劇は、安寿ミラのお披露目公演『スパルタカス』(1992年)であった。叔母が宝塚歌劇の大ファンで、チケットをもらって観に行った。高校生になり行動範囲が広がると、東京宝塚劇場の3階席のチケットをお小遣いで買って観るようになり、自身も宝塚歌劇の大ファンとなった[4]

元々、芝居が好きで、宝塚の見ているうちにはまっていった。高校生の時にバレエを始め、宝塚の受験生になること自体が夢だった[5]

宝塚歌劇団時代

1998年宝塚音楽学校入学。同期には凰稀かなめ(元宙組トップスター)、城咲あいらがいる。

2000年3月、86期生として宝塚歌劇団に入団。入団時の成績は43人中9番[6]花組源氏物語 あさきゆめみし』で初舞台後、星組に配属。ダンス巧者として早くから舞台やショーで使われ、特に1期上の柚希礼音(後に星組トップスター)と組むことが多かった[7]

2001年1月、阪急電鉄の初詣ポスターモデルを務める。

2002年、8代目の池田銀行のイメージガールとなる[8]

2003年の日生劇場公演『雨に唄えば』でキャシー役に抜擢され、ヒロインを演じる。同年の『王家に捧ぐ歌』で新人公演初ヒロイン[9]

2007年2月、大和悠河の相手役として宙組トップ娘役就任。同年3月、『A/L(アール)-怪盗ルパンの青春-』で新主演コンビ披露。同年6月、『バレンシアの熱い花/宙FANTASISTA![10]』で宝塚大劇場お披露目。

2008年、『黎明の風/Passion 愛の旅』の稽古中に左足首を骨折し、同公演と続く『雨に唄えば』を全日程休演する。同年9月、『Paradise Prince/ダンシング・フォー・ユー』より復帰。

2009年7月5日[6]、『薔薇に降る雨/Amour それは…』千秋楽を最後に大和と同時退団。

宝塚歌劇団退団後

2009年10月よりスペースクラフトに所属し、女優として活動を開始。

退団後初舞台となる2010年3月の『ULTRA PURE!』を皮切りに[11]、舞台作品を中心にヒロインや主演を務める[3]

また、2010年の『ハンチョウ〜神南署安積班〜』をはじめとして、テレビドラマCMなど映像作品にも進出[3]2011年の『ミューズの鏡』に主人公の母親役でレギュラー出演し、2012年公開の『劇場版 ミューズの鏡〜マイプリティドール〜』で映画デビュー。2013年には『あぽやん〜走る国際空港』で初めて地上波ゴールデンタイムのテレビドラマにレギュラー出演する[3]

人物

身長164cm、血液型O型。

趣味は本屋巡り、好きな花は

学生時代は剣道部・水泳部に所属。

同じ女優の吉田羊に似ていると称されることが多い[12]

宝塚歌劇団時代の主な舞台

星組時代

  • 2001年『ベルサイユのばら2001』アンドレ(少年時代)/小公女
  • 2003年『おーい春風さん』(バウ)
  • 2003年『巌流』(バウ/東京特別)アンナ
  • 2005年『王家に捧ぐ歌』(中日劇場)女官アウウィル
  • 2005年『長崎しぐれ坂』本公演/柳麗 新人公演/花魁(本役:松本悠里
  • 2005年『龍星』(梅田芸術劇場/東京特別)花蓮

新人公演ヒロイン

  • 2003年『王家に捧ぐ歌』本公演/女官ターニ 新人公演/アムネリス(本役:檀れい
  • 2004年『1914/愛』本公演/クロディーヌ 新人公演/アデル(本役:檀れい)
  • 2004年『花舞う長安』本公演/梅妃 新人公演/楊貴妃<玉環>(本役:檀れい)
  • 2006年『ベルサイユのばら』本公演/ロザリー 新人公演/マリー・アントワネット(本役:白羽ゆり
  • 2006年『愛するには短すぎる』本公演/ナンシー・ブラウン/ドリー・マコーミック(二役) 新人公演/バーバラ・オブライエン(本役:白羽ゆり)

バウホールヒロイン

  • 2003年『雨に唄えば』キャシー(日生劇場)
  • 2006年『フェット・アンペリアル』エンマ(バウ)
  • 2007年『Hallelujah Go!Go!』ブレンダ(バウ)

宙組トップ娘役時代 

  • 2007年『A/L』アニエス・ド・スーピーズ(梅田シアタードラマシティー・東京特別・中日劇場)
  • 2007年『バレンシアの熱い花/宙FANTASISTA!!』イサベラ(宝塚大劇場・東京宝塚劇場・全国ツアー)
  • 2008年『Paradise Prince/ダンシング・フォー・ユー』キャサリン(宝塚大劇場・東京宝塚劇場)
  • 2009年『外伝 ベルサイユのばら-アンドレ編-/ダンシング・フォー・ユー』マリーズ(中日劇場)
  • 2009年『薔薇に降る雨/Amour それは…』イヴェット(宝塚大劇場・東京宝塚劇場)

宝塚歌劇団退団後の主な活動

舞台

  • ULTRA PURE!(2010年) - ヒロイン・田中沙織 役
  • 地球ゴージャスプロデュース公演VOL.11『X day』(2010年)
  • 愛と青春の宝塚(2011年) - 星風鈴子(トモ) 役
  • ノミコムオンナ(2011年)
  • KREVAの新しい音楽劇 最高はひとつじゃない(2012年) - ジュリ・朋子 役
  • 灰色のカナリア(2012年)
  • 魔法のオルゴール(2012年) - 主演・タマキ 役
  • 純愛物語 meets YUMING 8月31日 〜最後の夏休み〜(2012年)
  • 音楽劇『ザ・オザタク』(2013年)
  • フランケンシュタイン(2013年)
  • みえない雲(2014年)
  • ORANGE(2015年)
  • うたかふぇ(2015年)
  • 柚希礼音ソロコンサート『REON JACK』(2016年)[13]

テレビドラマ

テレビ

映画

CM

イベント

雑誌

連載

  • 「陽月華の今月の華」(歌劇、2010年1月号 - )

脚注

  1. ^ “集大成/大和悠河、陽月華 - プレシャス! 宝塚”. 日刊スポーツ. (2009年4月20日). http://www5.nikkansports.com/entertainment/takarazuka/entry/20090420_78144.html 2016年9月27日閲覧。 
  2. ^ a b 陽月華 『日経23plus+』 2011年6月号 株式会社日経ピーアール刊
  3. ^ a b c d 中野由喜 (2012年12月27日). “下町のプリンセス陽月華/気になリスト”. 日刊スポーツ. http://www.nikkansports.com/entertainment/news/p-et-tp0-20121227-1064824.html 2016年9月27日閲覧。 
  4. ^ a b c d ウィズたからづかインタビューより本人談
  5. ^ 日経ウーマンオンラインインタビューより抜粋
  6. ^ a b 監修:小林公一『宝塚歌劇100年史 虹の橋 渡り続けて(人物編)』、阪急コミュニケーションズ2014年4月1日、112頁。ISBN 9784484146010
  7. ^ 『王家に捧ぐ歌』新人公演では柚希の相手役として抜擢され、柚希の新人公演卒業・陽月の宙組異動までコンビを組み続けた
  8. ^ 2009年まで。トップ娘役経験者としては4人目。
  9. ^ 以降2006年の『愛するには短すぎる』まで5作品で新人公演ではヒロインを務めた
  10. ^ 宙組誕生10周年も兼ねたショー
  11. ^ 岩村美佳 (2010年1月25日). “宝塚元娘役トップの陽月華、初舞台でV6三宅健と共演”. 朝日新聞デジタル. http://www.asahi.com/showbiz/stage/spotlight/OSK201001250043.html 2016年9月27日閲覧。 
  12. ^ 週刊女性2016年12月20日号インタビューより
  13. ^ 元宝塚トップ柚希礼音、来年3月に退団後初のソロ公演”. ORICON STYLE (2015年11月22日). 2015年11月24日閲覧。
  14. ^ 【試写室】「警視庁・捜査一課長」堅苦しく考えず、思う存分“ツッコむ”のが正解か”. ニコニコニュース. ニコニコ動画 (2018年4月12日). 2018年4月13日閲覧。
  15. ^ “陽月華の願望「同じ絵で感動できる人に」”. 日刊スポーツ. (2010年5月25日). http://www.nikkansports.com/entertainment/news/f-et-tp0-20100525-633837.html 2016年9月27日閲覧。 

外部リンク