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梵音寺 (江戸川区)

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梵音寺
所在地 東京都江戸川区東葛西2-28-16
山号 海潮山
宗派 曹洞宗
本尊 観世音菩薩
創建年 承和14年(847年)?
開山 慈覚大師円仁
中興年 江戸時代初期
中興 栄室寿盛
文化財 板碑(江戸川区指定有形文化財)
法人番号 6011705000179 ウィキデータを編集
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梵音寺(ぼんのんじ)は、東京都江戸川区にある曹洞宗寺院

概要

847年承和14年)、慈覚大師円仁によって開山されたといわれている。円仁がから帰国の途中、大風で難破しそうになり観音菩薩に祈ったところ、観音菩薩が現れて風が止んだ。円仁は直ちに観音菩薩を描写し、当地に上陸後、その絵を参考にしながら彫刻し、その観音像を本尊とする寺を建てたといわれている[1]。なお、史実の円仁は、新羅経由で比較的安全に博多津(現・福岡県福岡市博多区)に上陸している。

境内には室町時代宝篋印塔の残骸が残っているので、寺伝にいう平安時代初期の開山かはともかく、比較的古い寺であることが推測される[1]

その後江戸時代初期、栄室寿盛(1626年寂)によって中興された[1]

交通アクセス

脚注

  1. ^ a b c 内田定夫 著『江戸川区史跡散歩 (東京史跡ガイド23)』学生社、1992年、143-144p

参考文献

  • 内田定夫 著『江戸川区史跡散歩 (東京史跡ガイド23)』学生社、1992年

関連項目