松野尾勝明

松野尾 勝明
生誕	1889年6月5日 日本 神奈川県
死没	(1972-04-19) 1972年4月19日（82歳没）
所属組織	大日本帝国陸軍
軍歴	1910年 - 1945年
最終階級	陸軍少将

松野尾 勝明（まつのお かつあき、1889年（明治22年）6月5日 - 1972年（昭和47年）4月19日）は、大日本帝国陸軍軍人。最終階級は陸軍少将。

経歴・人物

神奈川県出身。1910年（明治43年）陸軍士官学校第22期卒業、陸軍歩兵少尉に任官。

1939年（昭和14年）歩兵第108連隊長（第21軍、第104師団、歩兵第132旅団）に任ぜられ、支那事変に出征。汕頭攻略、翁英作戦など南支那での作戦に参戦する。 1941年（昭和16年）12月に朝鮮軍（混成第101連隊長）、1943年（昭和18年）3月に陸軍少将・第116歩兵団長（第13軍、第116師団）、1944年（昭和19年）1月に独立歩兵第7旅団長（第34軍、安慶にて編成し、南昌に進出）を経て、同年10月、予備役に編入する。1945年（昭和20年）3月、応召され、歩兵第84旅団長（支那派遣軍、第1軍、第114師団）に任官し、太原にて終戦を迎えた。

父方の長兄（伯父）には、戊辰戦争時に城代家老として責任を取るため自決し、山形藩に戦火が及ぶことを止めた水野元宣がいる。また末弟である松野尾繁雄は、弁護士から戦後日本ゴム統制委員会を経て福岡製紙（現日本製紙）会長を務めた。

参考文献

• 福川秀樹『日本陸軍将官辞典』芙蓉書房出版、2001年。
• 外山操編『陸海軍将官人事総覧 陸軍篇』芙蓉書房出版、1981年。