百瀬大騎
2016年3月5日、横須賀スタジアムにて | |
基本情報 | |
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国籍 | 日本 |
出身地 | 長野県松本市 |
生年月日 | 1997年3月11日(27歳) |
身長 体重 |
175 cm 70 kg |
選手情報 | |
投球・打席 | 右投左打 |
ポジション | 内野手 |
プロ入り | 2014年 ドラフト6位 |
初出場 | 2019年7月31日 |
最終出場 | 2020年9月4日 |
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度) | |
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この表について
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百瀬 大騎(ももせ ひろき、1997年3月11日 - )は、長野県松本市出身の元プロ野球選手(内野手)。
経歴
プロ入り前
小学生時代に剣道を始めていたが、野球に興味を持ったことがきっかけで、4年時に軟式野球の「蟻西ファイターズ」に入団。投手や遊撃手として実戦経験を積んでいた。松本市立旭町中学校への在学中は、校内の軟式野球部で主に捕手を務めた。
松本第一高等学校への進学後は、2年夏の全国高等学校野球選手権長野大会からベンチ入りを果たすと、秋には遊撃手としてレギュラーに定着。50m走で最速5.9秒を記録したほどの俊足と、遠投で100mを計測したほどの強肩の持ち主で、対外試合では通算5本塁打中4本がランニングホームランであった。
高校時代には春夏とも甲子園球場の全国大会と無縁であったが、2014年のNPBドラフト会議で横浜DeNAベイスターズから6巡目で指名。契約金2,300万円、年俸500万円(金額は推定)という条件で入団した[1]。背番号は64。
プロ入り後
2015年には、イースタン・リーグ公式戦75試合に出場したが、打率は.175、盗塁は3個にとどまった。
2016年には、イースタン・リーグ公式戦103試合に出場。リーグの最終規定打席に迫る334打席に立ったほか、チーム3位タイの10盗塁を記録したものの、打率は.177と低迷した。
2017年には、イースタン・リーグ公式戦54試合に出場。打率は.154で、内野手登録ながら8試合で外野の守備に就いていた[2]。
2018年には、イースタン・リーグ公式戦69試合に出場。シーズン通算の打率を.190まで上げたほか、公式戦初本塁打を記録するなど、打撃面で進境が見られた。シーズン終了後には、台湾でのアジア・ウィンター・リーグにウエスタン・リーグ選抜の一員として参加している。
2019年には、公式戦の開幕を二軍で迎えながら、7月にイースタン・リーグで月間打率.390をマーク[3]。プロ入り後初めての出場選手登録(7月30日)[4]を経て、翌31日の対東京ヤクルトスワローズ戦(横浜スタジアム)7回裏に代打で一軍公式戦へのデビューを果たした。一軍公式戦にはこの試合に出場しただけで、梅野雄吾から見逃しの三振を喫したが、イースタン・リーグの公式戦では81試合の出場で打率.237を記録した。
2020年には、春季キャンプを二軍でスタート。キャンプ中の2月12日に組まれた中日ドラゴンズとの練習試合において、視察に訪れたアレックス・ラミレス一軍監督の目の前で、右翼スタンドに特大の本塁打を放った。この一打をきっかけに、キャンプの中盤から一軍に昇格[5]すると、オープン戦にも最後まで帯同。12試合の出場で打率.235(17打数4安打)、 1打点という成績を残した[6]。新型コロナウイルスへの感染拡大に伴うレギュラーシーズン開幕の延期を経て、6月上旬に組まれた一軍の練習試合にも出場したが、開幕自体は二軍で迎えた[7]。開幕直後の6月下旬に一軍へ復帰したものの、代打と代走で1試合ずつ起用されただけで、7月上旬から8月末まで二軍で再調整。9月3日の対読売ジャイアンツ戦(東京ドーム)7回表に、一軍公式戦での初安打・初打点を沼田翔平からの中前適時安打で記録した[8]。もっとも、一軍公式戦への出場はわずか4試合で、イースタン・リーグ公式戦でも53試合の出場で打率.182、OPS.505と振るわなかった。結局、シーズン最終盤の11月3日に球団から戦力外通告[9]。その際に球団職員への転身を打診されたこと[10]から、自由契約選手としてのNPB公示(12月2日)を経て、同月15日に現役引退を表明した[11]。
現役引退後
2021年1月1日付で、DeNA球団の野球振興部に配属。球団の保護地域である神奈川県内の幼稚園や小学校を随時訪問するほか、同部が運営する「横浜DeNAベイスターズベースボールスクール」のコーチを務める[10]。
詳細情報
年度別打撃成績
年 度 |
球 団 |
試 合 |
打 席 |
打 数 |
得 点 |
安 打 |
二 塁 打 |
三 塁 打 |
本 塁 打 |
塁 打 |
打 点 |
盗 塁 |
盗 塁 死 |
犠 打 |
犠 飛 |
四 球 |
敬 遠 |
死 球 |
三 振 |
併 殺 打 |
打 率 |
出 塁 率 |
長 打 率 |
O P S |
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2019 | DeNA | 1 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | .000 | .000 | .000 | .000 |
2020 | 4 | 4 | 4 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | .250 | .250 | .250 | .500 | |
NPB:2年 | 5 | 5 | 5 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 0 | .200 | .200 | .200 | .400 |
年度別守備成績
年 度 |
球 団 |
一塁 | 二塁 | ||||||||||
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試 合 |
刺 殺 |
補 殺 |
失 策 |
併 殺 |
守 備 率 |
試 合 |
刺 殺 |
補 殺 |
失 策 |
併 殺 |
守 備 率 | ||
2020 | DeNA | 1 | 0 | 1 | 0 | 0 | 1.000 | 1 | 1 | 1 | 0 | 1 | 1.000 |
通算 | 1 | 0 | 1 | 0 | 0 | 1.000 | 1 | 1 | 1 | 0 | 1 | 1.000 |
記録
- 初出場・初打席:2019年7月31日、対東京ヤクルトスワローズ17回戦(横浜スタジアム)、7回裏にエドウィン・エスコバーの代打で出場、梅野雄吾から見逃し三振
- 初安打・初打点:2020年9月3日、対読売ジャイアンツ12回戦(東京ドーム)、7回表に沼田翔平から中前適時安打
背番号
- 64 (2015年 - 2020年)
登場曲
- 「モンスター」 秦基博 (2015年)
- 「halation」 秦基博 (2016年)
脚注
- ^ “DeNA ドラフト6位指名の百瀬と合意”. Sponichi Annex (スポーツニッポン). (2014年11月10日) 2015年1月9日閲覧。
- ^ 2017年度 横浜DeNAベイスターズ 個人守備成績(イースタン・リーグ)NPB日本野球機構
- ^ “百瀬 大騎 | Baseball LAB[ベースボールラボ]プロ野球×データ”. 2019年8月2日閲覧。
- ^ “出場選手登録および登録抹消 | 公示 | NPB.jp 日本野球機構”. 2019年8月2日閲覧。
- ^ “【DeNA】細川が二軍に合流 百瀬が昇格”. スポーツ報知 (2020年2月20日). 2020年4月6日閲覧。
- ^ “新主将佐野、ドラ1森&ドラ2坂本…キャンプ、OP戦で目立った若手【DeNA編】”. 2020年3月20日閲覧。
- ^ “【DeNA】百瀬大騎が16日から二軍へ”. 2020年6月14日閲覧。
- ^ “DeNAプロ6年目百瀬が初安打 「結果残せてうれしい」(カナロコ by 神奈川新聞)”. Yahoo!ニュース. 2020年9月4日閲覧。
- ^ "2021年シーズン 選手契約について". 横浜DeNAベイスターズ. 3 November 2020. 2020年11月3日閲覧。
- ^ a b "DeNA百瀬は球団職員に/さよならプロ野球". nikkansports.com. 日刊スポーツ. 17 December 2020. 2020年12月19日閲覧。
- ^ “ベイ・百瀬内野手が引退 プロ野球生活6年間「悔いなし」”. 47NEWS. 2021年1月16日閲覧。
関連項目
外部リンク
- 個人年度別成績 百瀬大騎 - NPB.jp 日本野球機構
- 百瀬大騎 (@1511Dstarb) - X(旧Twitter)