探偵はもう、死んでいる。
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探偵はもう、死んでいる。 | |
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ジャンル | ミステリ、ラブコメディ |
小説 | |
著者 | 二語十 |
イラスト | うみぼうず |
出版社 | KADOKAWA |
レーベル | MF文庫J |
刊行期間 | 2019年11月25日 - |
巻数 | 既刊4巻(2020年11月現在) |
漫画 | |
原作・原案など | 二語十(原作) うみぼうず(キャラクター原案) |
作画 | 麦子 |
出版社 | KADOKAWA |
掲載誌 | 月刊コミックアライブ |
レーベル | MFコミックス アライブシリーズ |
発表号 | 2020年7月号 - |
発表期間 | 2020年5月27日 - |
巻数 | 既刊1巻(2020年11月現在) |
アニメ | |
原作 | 二語十(原作) うみぼうず(原作イラスト) |
監督 | 栗原学 |
シリーズ構成 | 赤尾でこ |
キャラクターデザイン | 伊藤陽祐 |
アニメーション制作 | ENGI |
放送局 | 未定 |
放送期間 | 未定 - |
テンプレート - ノート | |
プロジェクト | ライトノベル・漫画・アニメ |
ポータル | 文学・漫画・アニメ |
『探偵はもう、死んでいる。』(たんていはもう、しんでいる。)は、二語十による日本のライトノベル。略称は「たんもし」[1]。イラストはうみぼうずが担当している。第15回MF文庫Jライトノベル新人賞《最優秀賞》を受賞。MF文庫J(KADOKAWA)より2019年11月25日から刊行されている。
2020年11月時点でシリーズ累計発行部数は25万部を突破している[2]。2020年3月には『ラノベ好き書店員大賞2020』文庫部門大賞を受賞した[3]。『このライトノベルがすごい!2021』では、本作が文庫部門で第4位、新作部門で第3位にランクインした[4]。メディアミックスとして、麦子によるコミカライズ版が『月刊コミックアライブ』にて2020年7月号より連載中[5]。またテレビアニメの放送も予定されている[6]。
あらすじ
![]() | この節の加筆が望まれています。 |
始まりは四年前、君塚君彦は地上一万メートルの空の上でハイジャック事件に遭遇する。その飛行機の中で君塚は謎の探偵・シエスタと出会い、その助手になる。それから三年間、二人は世界中を旅しながら秘密組織《SPES》との戦いの日々を過ごす。そして三年後、君塚はシエスタと死に別れる。
シエスタの死からさらに一年後、君塚の前に夏凪渚が現れ、人探しを依頼する。
登場人物
声の項は特記がない限りテレビアニメ版の担当声優。
主要人物
- 君塚 君彦(きみづか きみひこ)
- 声 - 長井新[7]
- 本作の主人公。高校生。18歳。自称・巻き込まれ体質の持ち主であり、四年前に遭遇したハイジャックの一件からシエスタの助手になる。口癖は「理不尽だ」。
- けれど、相棒であったシエスタを1年前に亡くしたことによって、それまで無気力な日々を送っていたが夏凪からの依頼を受けたことで、彼の止まっていた時間は動き出している。
- 自他ともに認める「巻き込まれ体質」のお陰で、針金を使った鍵開けや拳銃の心得がある。
- シエスタ[注 1]
- 声 - 宮下早紀[7]、悠木碧(2019年PV[8])
- 白髪の少女。本名・年齢・国籍ともに不明であり、自身を「名探偵」と呼ぶ。シエスタという名前はコードネーム。誕生日は4月2日[9]。作中開始時点で故人であるが、物語は彼女を中心に進んでいく。依頼人の利益を守ることを信条としていた。色々と謎が多かったシエスタだが、物語が進むにつれて君彦の昔話やシエスタに関わりのあった人物から、彼女について明らかになっていく。
- 彼女の心臓が特別であったり、それだけでなく『七つ道具』と呼ばれる特殊な力を持つ道具を持っていた。世界を守るための存在である《調律者》の1人である「名探偵」。
- 夏凪 渚(なつなぎ なぎさ)
- 声 - 竹達彩奈(テレビアニメ[7]・2020年PV[10])
- 18歳。君塚に人探しを依頼する少女。
- 斎川 唯(さいかわ ゆい)
- 声 - 高尾奏音[7]
- 14歳。現役女子中学生アイドル。奇跡のサファイアと呼ばれる義眼を左目にしている。アイドルだがストレートな褒めには弱い。12歳の頃に事故で両親を亡くしている。
- シャーロット・有坂・アンダーソン(シャーロット・ありさか・アンダーソン)
- 声 - 白砂沙帆[7]
- 17歳。普段はシャルと呼ばれていて、シエスタの弟子の立場にあたる少女。シエスタを慕っている。
調律者
- 加瀬 風靡(かせ ふうび)
- 紅い髪をポニーテールにした女性[11]。28歳。刑事であり、階級は警部補。葉巻や煙草を吸っているが、禁煙すると言いつつ止められない。《調律者》の1人でありコードネームは「暗殺者」。
- スカーレット
- 銀髪で金色の瞳の男性。身長が高く、白いスーツを纏っている。人間ではなく、吸血鬼であり人間の血を食料とするだけでなく、背中から黒く大きな翼を出して飛行することもできる。《調律者》の1人でコードネームは「吸血鬼」。
- 本来は美しい者の血しか飲まないと決めていたが、うっかり2週間ほど血を飲むのを忘れており、ちょうど近くにいた君塚の血を飲んで急場を凌いでいる。
- 死者を甦らせる力を持っている。
- ミア・ウィットロック
- 青みがかった長い髪の少女。16歳。《調律者》の1人でコードネームは「巫女」。世界の危機に関係することを予言することができ、それを「聖典」という本に記載することを使命としている。
- 元々はその予言の能力が開花した際に、その力を使ってお金儲けを企んだ両親によって宗教団体の教祖にさせられてしまっていたが、両親が嘘の予言を伝えた信者が騙された腹いせにミアの家に火を放って、その火事で両親は亡くなっている。その火災から数ヵ月後に施設にいたミアは自分の能力や未熟さに嘆いていたところを、シエスタに助け出されており、それからはシエスタのことを「先輩」と呼んで慕っていた。
SPES(スペース)
- シード
- 【SPES】の親玉。人造人間の生みの親であり、その原型。人間ではなく、正体は宇宙から飛来した植物の種であり、生存本能に従って地球に適応しようとしている存在。
- コウモリ
- 声 - 松岡禎丞[7]
- 金髪の男性。北欧出身の34歳[12]。半人造人間。人造人間の能力として驚異的な聴力[注 2]を持つが、その代償に視力を失っている。
- 君彦とシエスタが出会った事件であるハイジャックを引き起こした人物であり、その事件後は日本の警察によって存在を匿ってもらっていた。
- カメレオン
- 声 - 子安武人[7]
- 銀髪の細身な男性。顔立ちはアジア系。人造人間としての能力は景色に溶け込み、透明化できること。触手のように10メートルほど伸びる「舌」を持つ[13]。
- ケルベロス
- とても鼻が良く、また自信の姿を変えることができ、君塚と対面した時にはシャルに化けていたり、身体を縮めシエスタの拘束から逃れるなど自由自在。
既刊一覧
小説
- 二語十(著)、『探偵はもう、死んでいる。』 KADOKAWA〈MF文庫J〉、既刊4巻(2020年11月25日現在)
- 2019年11月25日発行(同日発売[14])、ISBN 978-4-04-064196-6
- 2020年1月25日発行(2020年1月24日発売[15])、ISBN 978-4-04-064328-1
- 2020年6月25日発売[16]、ISBN 978-4-04-064593-3
- 2020年11月25日発売[17]、ISBN 978-4-04-680016-9
漫画
- 麦子(著者)・二語十(原作)・うみぼうず(キャラクター原案)『探偵はもう、死んでいる。』KADOKAWA〈MFコミックス アライブシリーズ〉、既刊1巻(2020年11月21日現在)
- 2020年11月21日発売[18]、ISBN 978-4-04-680007-7
テレビアニメ
![]() | この節には放送または配信開始前の番組に関する記述があります。 |
2021年1月20日にテレビアニメ化が発表された[6]。
スタッフ
- 原作 - 二語十[7]
- キャラクター原案 - うみぼうず[7]
- 監督 - 栗原学[7]
- シリーズ構成 - 赤尾でこ[7]
- キャラクターデザイン - 伊藤陽祐[7]
- アニメーション制作 - ENGI[7]
脚注
注釈
出典
- ^ a b “『探偵はもう、死んでいる。』第3巻刊行記念 二語十先生インタビュー!”. ラノベニュースオンライン (2020年6月24日). 2020年6月25日閲覧。
- ^ “『探偵はもう、死んでいる。(たんもし)』公式”. Twitter (2020年11月24日). 2020年11月25日閲覧。
- ^ “ラノベ好き書店員大賞2020 結果発表”. ラノベ好き書店員大賞 (2020年3月14日). 2020年3月22日閲覧。
- ^ このラノ2021, pp. 5, 34, 38, 78.
- ^ “「スパイ教室」&「探偵はもう、死んでいる。」、コミカライズがアライブで開幕”. コミックナタリー (2020年5月27日). 2020年5月27日閲覧。
- ^ a b “『探偵はもう、死んでいる。』TVアニメ化が決定 アニメーション制作はENGIが担当へ”. ラノベニュースオンライン (2021年1月20日). 2021年1月20日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j k l m “『探偵はもう、死んでいる。』アニメ公式サイト”. 2021年1月20日閲覧。
- ^ “応募総数1,986本のなかから選ばれた最高賞!! 第15回MF文庫Jライトノベル新人賞《最優秀賞》受賞作『探偵はもう、死んでいる。』は2019年11月25日発売です!!”. PR TIMES (2019年11月23日). 2021年1月21日閲覧。
- ^ 原作1巻, pp. 8の挿し絵.
- ^ “『探偵はもう、死んでいる。』シリーズ1周年記念「探偵の7つ企画」が展開中 新規PVやグッズセットの予約なども開始”. ラノベニュースオンライン (2020年12月2日). 2021年1月21日閲覧。
- ^ 原作1巻, pp. 42.
- ^ 原作1巻, pp. 11.
- ^ 原作1巻, pp. 251、252.
- ^ “探偵はもう、死んでいる。”. MF文庫J オフィシャルウェブサイト. KADOKAWA. 2020年1月25日閲覧。
- ^ “探偵はもう、死んでいる。2”. MF文庫J オフィシャルウェブサイト. KADOKAWA. 2020年1月25日閲覧。
- ^ “探偵はもう、死んでいる。3”. MF文庫J オフィシャルウェブサイト. KADOKAWA. 2020年6月25日閲覧。
- ^ “探偵はもう、死んでいる。4”. MF文庫J オフィシャルウェブサイト. KADOKAWA. 2020年11月25日閲覧。
- ^ “探偵はもう、死んでいる。 1”. KADOKAWA. 2020年11月21日閲覧。
参考文献
- 『このライトノベルがすごい!』編集部 編『このライトノベルがすごい!2021』宝島社、2020年12月6日。ISBN 978-4-299-01056-8。
外部リンク
- 『探偵はもう、死んでいる。』特設サイト
- 『探偵はもう、死んでいる。』公式 (@tanteiwamou_) - X(旧Twitter)
- TVアニメ「探偵はもう、死んでいる。」公式サイト