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福田紀彦

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福田 紀彦
ふくだ のりひこ
生年月日 (1972-04-20) 1972年4月20日(52歳)
出生地 日本の旗 神奈川県川崎市
出身校 ファーマン大学英語版
前職 松沢成文衆議院議員秘書
神奈川県議会議員
所属政党民主党→)
無所属
公式サイト 福田のりひこ(福田紀彦)公式サイト

公選第18代 神奈川県川崎市長
当選回数 2回
在任期間 2013年11月19日 - 現職

選挙区 川崎市宮前区選挙区
当選回数 2回
在任期間 2003年4月30日 - 2009年9月16日
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福田 紀彦(ふくだ のりひこ、1972年4月20日 - )は、日本政治家神奈川県川崎市長(公選第18代)。元神奈川県議会議員(2期)。

来歴

川崎市立長沢小学校、川崎市立長沢中学校卒業後、父親の転勤によりアメリカ合衆国ジョージア州アトランタに移住。アトランタマッキントッシュハイスクールを卒業[1]

米国ファーマン大学政治学専攻卒業後、衆議院議員松沢成文の秘書、公設第一秘書などを務める[1]

2003年、神奈川県議会議員選挙(川崎市宮前区)に民主党公認で初当選し、県議会最年少議員となる。2007年、神奈川県議会議員選挙で2期目当選[1]

県議会では、税、医療・福祉、教育、環境などの分野を中心に各常任委員会、特別委員会の委員を務める。また、県の審議会としては神奈川県市町村合併推進審議会、生涯学習審議会、労働審議会、神奈川県国土利用審議会などそれぞれの委員を務める。「マニフェスト大賞」の、2008年度・2009年度の実行委員長として活動[1]

2009年10月、川崎市長選挙に無所属(民主党推薦)で出馬するが、現職の阿部孝夫に敗れ落選(阿部:145,688票、福田:117,456票、投票率:36.09%)[2][3]

その後、神奈川県知事松沢成文の秘書、早稲田大学マニフェスト研究所客員研究員を経て、2013年、川崎市長選挙に再び無所属で立候補。

選挙戦では、川崎市財政局長を辞し、自民・民主・公明3党の推薦、及び阿部孝夫川崎市長(当時)から事実上の後継指名を受けて無所属で出馬した秀嶋善雄、日本共産党の推薦を受け無所属で出馬した市民団体役員の君嶋千佳子を破り、当選を果たした(福田:142,672票、秀嶋:139,814票、君嶋:85,475票、投票率:32.82%)[4][5]

同年11月19日、川崎市役所に初登庁し、正式に第12代川崎市長に就任した。2017年、川崎市長選挙に再び無所属で立候補し、再選。

政策・主張

川崎を、一歩先へもっと先へ。

をキャッチフレーズに、いま直面している最大の危機は、世界史上、類を見ない少子高齢化で、生活の根幹となる経済から社会保障まで、およそ考えられる全ての課題がこの人口問題に起因している。 

一方で、高齢化は単なる老齢化ではないことから、健康寿命を伸ばすことにより、一層の社会参画を促していきたい。また、子どもたちの教育を充実させることで、社会で自立して生きていくために必要な資質・能力を育み、将来の川崎の担い手となる人材育成を進めていきたい。と主張している。[1]

将来ビジョン

川崎を日本一幸せのあふれるまち、最も幸福という意味の「最幸」のまちにする。 というビジョンを掲げ、子どもたちの笑顔が、10年先、20年先にも、まちにあふれるために、「持続可能な社会」をつくるためには「成長」は不可欠であり、「成長と成熟の調和」を目指す。

就任からの主な実績(2016年5月現在)(新聞記事などから)

《習熟度別クラスの導入》

授業はわかることが基本であり、100%の子どもが「わかる授業」を目指し、基礎クラス(「基礎」「基本」の定着を目指した学習)と標準クラス(発展的な学習も取り入れ「考える力」「表現する力」を伸ばす学習)を導入した。

□平成26年度 小学校2校、中学校2校のモデル校で実施

□平成27年度 小学校3校、中学校3校のモデル校で実施

□平成28年度 川崎区全中学校11校で実施

朝鮮学校への補助金不交付・創設

川崎市長就任後の2013年12月10日川崎市議会定例会本会議において、神奈川県による県内の朝鮮学校への補助金の予算計上見送りを受け、川崎市内の朝鮮学校への交付が予定され、予算に計上されていた初級学校2校で教材購入等に供される整備等補助金、教職員向けの研修費補助金、保護者に授業料のため月6千円を補助する児童等保護者補助金の3種、計840万円を交付しない意向を表明し[6]、同年度の交付を見送った。2014年2月、交付を見送った3種の補助金を廃止し、健康診断等に用いる外国人学校児童等健康・安全事業補助金、地域間交流に用いる外国人学校児童等多文化共生・地域交流補助金の2種の補助金を創設した。現時点で市内の外国人学校は朝鮮学校のほかになく、事実上朝鮮学校への補助金となる[7]。翌2015年にも同名目で児童への支援策として256万円の予算を計上し、福田市長は「この形で今後も継続していく。朝鮮学校だから特別ということではなく子供の安全、安心、健康のための補助金だ」と述べた[8]

2019年12月12日、本会議での「川崎市差別のない人権尊重まちづくり条例」全会一致の成案の際「川崎市の取り組みが、他の自治体や国に伝わっていく意味で、大きな意味がある。一里塚だというふうに思う」と述べた[9]

その他

  • 2020年3月25日、性的少数者(LGBTなど)の同性カップルが婚姻と同等の扱いを受けられる「パートナーシップ宣誓制度」を導入すると発表した。同年7月1日に実施された[10][11]

脚注

外部リンク

公職
先代
阿部孝夫
川崎市長
公選第18・19代:2013年 -
次代
現職