痴情の接吻
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痴情の接吻 | |
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ジャンル | 恋愛漫画 |
漫画 | |
作者 | 如月ひいろ |
出版社 | 小学館 |
掲載誌 | プチコミック |
レーベル | フラワーコミックスα |
発表号 | 2019年1月号 - 連載中 |
発表期間 | 2018年12月7日 - |
巻数 | 既刊6巻(2021年3月10日現在) |
テンプレート - ノート | |
プロジェクト | 漫画 |
ポータル | 漫画 |
『痴情の接吻』(ちじょうのせっぷん)は、如月ひいろによる日本の漫画作品。『プチコミック』(小学館)にて2019年1月号より連載中[1]。 2021年夏にテレビドラマ化が決定している[2]。
あらすじ
市立図書館の司書として働く主人公・柏木和華は、ある日谷崎潤一郎の『痴人の愛』という本を探す男性に出会う。男性は高校時代の同級生・上条忍であった。10年振りに街に戻ってきた上条は、新居を探すために和華に不動産屋の案内を頼む。高校時代に『痴人の愛』を落とした際に上条にキスをされ、後悔した顔をされた過去がある和華は上条に苛立ちつつも、不動産屋に同行する。両親が海外[注釈 1]に移住するため、部屋を探していた和華は、悩んだ末に上条と同居することにする。引っ越しの片づけ中、上条に「再会したのは偶然ではない」と言われ、和華は再びキスをされるが、今度は後悔した顔をされなかったのである。
同居を始めて1週間が経ち、和華は上条に告白される。高校時代にキスをされた時の話も聞き、長年の謎がとけたが、趣味に没頭したい和華は交際を断る。上条は和華に自分のことを好きになってもらうと宣言し、諦めないのであった。餌づけをし、距離を縮めてくる上条にキスをされた和華だが、拒絶しなかった。それ以来和華は上条のことを意識し、上条の誕生日を機に付き合うことになる。
和華は高校時代の同級生・岳と再会し、一緒に仕事する。岳は和華に片想いをしつつも、上条が阻止することにより、仲が進展することはないのであった。
ドイツから上条の弟・薫が日本の大学の下見に来る。本当の目的は兄の彼女である和華の品定めであったが、少し距離を縮めたのであった。
登場人物
- 柏木 和華(かしわぎ わか)
- 主人公。市立図書館の司書。本が好き。子どものころから図書館司書になりたいと考えていた。半年ほど彼氏がいないが、趣味の時間が充実しているため、恋愛したいと考えていない。
- 母親が調理師免許を持っており、料理上手なため、家では料理をしなかったため、見た目の良い料理を作れない。
- 美人で高校時代はモテていたが、近寄りがたい雰囲気だったため、自覚していなかった。色気だだもれ司書として、SNS上でファンクラブが結成されている。
- 一人っ子で、きょうだいはいない。中学時代の修学旅行は京都だった。
- 京都で打ち合わせをしている際に、作者が学生時代に司書の資格をとった話をした流れで、主人公の職業が決まった[3]。
- 上条 忍(かみじょう しのぶ)
- 和華の高校時代の同級生。眼鏡をかけたイケメン。理系の研究職に就いている。高給とり。
- 高校時代は頭が良く、線が細い美少年だった。父親の転勤でドイツの高校に転校した。
- 料理上手。誕生日は2月22日。ドイツで飲酒していたため、ビールくらいでは酔わない。蜘蛛が苦手。
- 作者によると、モデルとしている人物がいる[3]。
- 鈴木 岳(すずき がく)
- 和華の高校時代の同級生。高校3年の時に、和華と共に図書委員をしていた。
- イケメン。大学教授の助手をしている。専門は古典。言い寄ってくる女性や遊ぶ女性がいるが、和華に片想いをしている。
- 高校時代、クラスに「鈴木」という苗字が2人いたため、和華は彼を下の名前で呼んでいる。
- 薫(かおる)
- 上条の10歳年下の弟。ドイツに住んでいる。外見は高校時代の上条と瓜二つ。
- 上条に日本語を教わった。上条と好みが似ている。
- 吉川(よしかわ)
- 和華の同僚の女性。
- 松浦(まつうら)
- 和華の同僚の女性。
書誌情報
- 如月ひいろ『痴情の接吻』小学館〈フラワーコミックスα〉、既刊6巻(2021年3月10日現在)
- 2019年5月15日初版発行(5月10日発売[4][5])、ISBN 978-4-09-870462-0
- 2019年9月15日初版発行(9月10日発売[6])、ISBN 978-4-09-870569-6
- 2020年1月15日初版発行(1月10日発売[7])、ISBN 978-4-09-870780-5
- 2020年5月13日初版発行(5月8日発売[8])、ISBN 978-4-09-871016-4
- 2020年9月15日初版発行(9月10日発売[9])、ISBN 978-4-09-871121-5
- 2021年3月15日初版発行(3月10日発売[10])、ISBN 978-4-09-871271-7
脚注
注釈
- ^ 第19話で移住先がマレーシアと判明する。
出典
- ^ “高校時代の同級生と偶然の再会…?如月ひいろのプチコミ新連載「痴情の接吻」”. コミックナタリー (ナターシャ). (2018年12月7日) 2021年3月11日閲覧。
- ^ “プチコミ発「痴情の接吻」TVドラマ化、高校時代に突然キスされた相手と同居生活”. コミックナタリー (ナターシャ). (2021年3月8日) 2021年3月11日閲覧。
- ^ a b 第2巻あとがきより。
- ^ ““恋より趣味”の主人公が全力で口説かれる、如月ひいろ「痴情の接吻」1巻”. コミックナタリー (ナターシャ). (2019年5月10日) 2021年3月11日閲覧。
- ^ “痴情の接吻 1”. 小学館. 2021年3月11日閲覧。
- ^ “痴情の接吻 2”. 小学館. 2021年3月11日閲覧。
- ^ “痴情の接吻 3”. 小学館. 2021年3月11日閲覧。
- ^ “痴情の接吻 4”. 小学館. 2021年3月11日閲覧。
- ^ “痴情の接吻 5”. 小学館. 2021年3月11日閲覧。
- ^ “痴情の接吻 6”. 小学館. 2021年3月11日閲覧。