コンテンツにスキップ

さとうふみや

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。Ÿòlííß. (会話 | 投稿記録) による 2021年10月31日 (日) 10:08個人設定で未設定ならUTC)時点の版であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

さとう ふみや
本名 佐藤 文子
(さとう ふみこ)
生誕 (1965-12-22) 1965年12月22日(58歳)
日本の旗 日本埼玉県大宮市(現:さいたま市大宮区
職業 漫画家
活動期間 1991年 -
ジャンル 少年漫画
推理漫画
代表作 金田一少年の事件簿
探偵学園Q
受賞 第46回週刊少年マガジン新人漫画賞入選
公式サイト https://satofzik.exblog.jp/
テンプレートを表示
佐藤文子
個人情報
生誕 (1965-12-22) 1965年12月22日(58歳)
宗教 幸福の科学
国籍 日本の旗 日本
地位
過去の地位 幸福実現党文化局長
テンプレートを表示

さとう ふみや(本名:佐藤 文子(さとう ふみこ[1])、1965年昭和40年)12月22日 - )は、日本女性漫画家埼玉県大宮市(現:さいたま市大宮区)出身。血液型はO型。主に原作者天樹征丸と組んで作家活動をしている。

略歴

1991年に『カーリ!』で第46回週刊少年マガジン新人漫画賞に入選、デビュー。

1992年本格推理漫画と銘打たれた『金田一少年の事件簿』を連載開始。1995年には第19回講談社漫画賞を受賞。ドラマ化・アニメ化・ゲーム化などもされ、大ヒットとなった。

『金田一少年』の連載終了から半年後の2001年から2005年にかけて、『探偵学園Q』を連載。再び、アニメ化・ドラマ化・ゲーム化がされた。

漫画家としての逸話

  • ペンネームや自画像から男性によく間違えられるが、本名が文子ふみこ)である通り女性であり、単行本でも「さとうふみやは女です!!」と明言している。これは主活躍の場である講談社週刊少年マガジン』が「少年向け雑誌」であることを考慮し、編集部によってつけられたものとされている[注釈 1]。声も低いらしく、「電話では80%男性と思われる」と単行本で語っている。また仕事場の名称をペンネームの一部を冠した「フミヤプロダクション」としているため、引越し直後は出前の店員に藤井フミヤの自宅と勘違いされたこともある[注釈 2]
  • 趣味はフクロウグッズの収集。作中に出てくる自画像も一時期フクロウを模したものになったこともある[注釈 3]。いつの間にか趣味として意識し始め次第にフクロウ関連の雑貨が増えていったという。
  • 推理漫画を書く関係から、多くの人物を描き分けており、この点を担当編集者である天樹も絶賛している。たとえば『金田一少年』の場合、長編ではだいたい8~10人程度、短編でも3~5人程度の登場人物がいるため、これまでにのべ500人以上を描いてきた計算になる。
  • 仕事場にパソコンウィンドウズ)を取り入れたことを単行本で報告して以来、全てのカラーイラストがCGとなった。
  • 師匠である永野あかねは自身より年下である。
  • 『金田一少年の事件簿』のおまけ漫画によるとズボラらしく、3年以上冷蔵庫に眠っていたマーマレードウニをしれっと食べようとすることもあるらしい。

幸福の科学関係の逸話

  • 宗教団体幸福の科学」の会員・信者であり、幸福の科学関係のパブリシティにもよく登場する。
  • さとうのデビューはフライデー抗議と同年の1991年であるが、さとうが幸福の科学に入会したのはその翌年の1992年である。担当編集者に自分が幸福の科学信者であることを伝えたが、反応は「別にどうでもいい」であったという[2]
  • 2003年春夏頃には『タイムラフティング』というタイトルの漫画を幸福の科学出版発行の無料冊子に連載し、コミックマーケット開催中の東京ビッグサイト前や書店等で配布していた。これは、同年、東映と同団体の企画・制作映画『黄金の法』のPR用漫画であった。また2006年以降、同団体の自殺予防キャンペーンイラスト・漫画を描いている。
  • 幸福の科学を母体とする政治団体幸福実現党元文化局長。2009年5月27日衆議院選挙で幸福実現党の公認候補として出馬が決定。時の総理大臣麻生太郎の地盤である福岡8区からの出馬を予定し、さとう本人が出馬にあたりYouTube等を通じて麻生批判をするなどしていた。しかし、7月18日、選挙区を比例東京ブロックに変更(名簿の順位は4番目)。また、選挙にあたり顔見せをせず[注釈 4]、選挙ポスターおよび同党ホームページには本人が描いたキャラクターを掲載しての異例の方法を採っており、学歴も「選挙戦術のため非公表」としていた。同年8月30日に選挙が実施されたが、幸福実現党からの出馬者はさとうも含めて全員落選した。その後、同党の役職を離脱。2010年に行われた参議院選挙には出馬しなかった。
  • 幸福の科学の教義による宗教上の理由から脳死移植を否定しており、「金田一少年にドナーカード登録を」という出版社からの依頼を断ったことがある[3]

作品リスト

漫画

斜字は単行本化されていない事を示す。

講談社

  • カーリ! (1991年)講談社
  • 金田一少年の事件簿 (週刊少年マガジン1992年45号 - 2001年2号、2004年-不定期連載を経てR(リターンズ)に継続。原作、原案は天樹征丸金成陽三郎[注釈 5])講談社
    • 明智少年の華麗なる事件簿 (2000年2月17日)講談社
    • 明智警視の優雅なる事件簿 (2000年5月17日)講談社
    • 金田一少年の事件簿R(リターンズ)(2013年11月 - 2017年10月)
    • 高遠少年の事件簿(2014年5月9日)講談社
    • 金田一37歳の事件簿(イブニング2018年1月 - )
  • 探偵学園Q[4] (週刊少年マガジン 2001年25号 - 2005年34号、2007年30号 - 38号。原作は天樹征丸)講談社
  • 鉄人奪還作戦 (原作は横山光輝、2007年 - 2009年)講談社
  • トキメキトキナ消失宣言別冊少年マガジン2010年6月号)講談社

幸福の科学出版

  • 降魔法輪 (ごうま ほうりん)(単行本書き下ろし『コミック・エンゼルズ』収録、2001年11月)幸福の科学出版
  • タイムラフティング (2003年)幸福の科学出版
  • 仏陀再誕 (ぶっだ さいたん)(月刊雑誌ヤング・ブッダ 2009年67号 - 71号)幸福の科学出版

青空出版

  • 女子オカルト研究部 (単行本書き下ろし『マンガあの世のヒミツ』『マンガ本当にあった!宇宙人のヒミツ』収録)2011年3月4月

イラスト

師匠

アシスタント

注釈

  1. ^ 同様に、少年マガジンで活躍中で一見男性風のペンネームを使用している(いた)女性漫画家の事例に、塀内夏子(旧名:塀内真人)や山本航暉久保ミツロウがいる。
  2. ^ 本人の写真は関連書籍の一部に掲載されている。なお、髪型は『金田一』の主人公・金田一一にそっくりである。
  3. ^ 変遷としては似顔絵→フクロウ→似顔絵→現在のもの(現在のものは『ムーミン』のニョロニョロに若干似ている)。
  4. ^ 新聞の写真つきの立候補者一覧などでもさとうの欄は空白となっている。ただし、別記の通り『金田一少年』関連の書籍では顔出ししている。
  5. ^ 原案:天樹征丸・原作:金成陽三郎(後に天樹の単独原作となる)。また、天樹は連載開始時の担当編集者でもある。

出典

  1. ^ サイゾー』2011年4月号82ページより
  2. ^ 『サイゾー』2011年4月号82ページより
  3. ^ 『サイゾー』2011年4月号82-83ページより
  4. ^ 探偵学園Q : 作品情報”. アニメハック. 2020年12月2日閲覧。

外部リンク