熊野大花火大会
熊野大花火大会 | |
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概要 | |
開催時期 | 毎年8月17日 |
打ち上げ数 | 約一万発 |
主催 | 熊野市・同観光協会 |
熊野大花火大会(くまのおおはなびたいかい)は、毎年8月17日に三重県熊野市の七里御浜海岸で開催される花火大会。
概要
歴史
熊野花火の起源は250~300年前とされ、海上交通が盛んだった三河地方の花火に続く古い歴史と伝統を持つ行事として継承された[1]。幕藩体制の時代には、木本(現熊野市木本町)極楽寺で初精霊供養の松引き行事の柱松の花火として、8月16日に簡単な打ち上げ花火が行われた[1]。明治維新までは十数名の花火師が技を競ったという[1]。
1868年(明治元年)堀内信により、柱松の花火が禁止された[1]。この頃の花火は、松揚げ、柳子火車、金山寺、大流星の仕掛花火、連星であった[1]。1877年頃、開催日時が8月21日頃に変わる[1]。1892年、星亨の来県に伴い、極楽寺の芝生で盛大に歓迎花火を打ち上げられたが、それ以降打ち上げ場所が海岸に移る[1]。
大正時代に入ると、追善花火に観光花火の要素が加わり、全盛期を迎える[1]。しかし、第二次世界大戦のため、1945年まで花火大会は中止を余儀なくされた[1]。1946年に花火が復活すると、主催が熊野市観光協会へと移り、1963年に開催日が8月17日と決まる[1]。1999年、世界初の二尺玉4発同時海上自爆を実現した[1]。
見所
- 海上自爆
- 全速力で走る2隻の船から火の付いた花火を海面に投げ込む花火[2]。
- 三尺玉海上自爆
- 1993年から実施[1]。海上に浮かべたイカダの上に乗せた三尺玉をその場で爆発させる花火。直径600mに広がる美しい半円を誇る。
- 鬼ヶ城大仕掛
- 鬼ヶ城の洞窟の反響を利用した爆音と百花園の炸裂が特徴[1]。
アクセス
電車
JR紀勢本線熊野市駅から会場まで徒歩5分。大会当日は臨時列車が多数運行されるが、単線のため大幅な増発が難しくキャパシティを超えており、混雑のため例年ダイヤ乱れが発生している。詳しくは当該記事を参照のこと。
車
大会当日は市内全域で大規模な交通規制が敷かれる。郊外に臨時駐車場が設置され、会場までシャトルバスが運行されている(ただし、一部を除き往路のみの運行)。特に、国道42号線は長い渋滞が発生し、地域生活に支障を来している[3]。2013年、熊野尾鷲道路が会場にほど近い熊野大泊ICまで開通したが、当日は混雑緩和のため、熊野市方面へはバスやタクシー等を除いた一般車両は全線で通行禁止となる。
脚注
参考文献
- 熊野市教育委員会[要文献特定詳細情報]